チョコレートドーナツ
2015-02-19(Thu)
差別と偏見が真実を見る目を曇らせた。

ANY DAY NOW
監督:トラヴィス・ファイン
製作:2012年 アメリカ
上映時間:97分
出演:*アラン・カミング *ギャレット・ディラハント *アイザック・レイヴァ
僕たちは忘れない。
ぽっかりと空いた心の穴が、愛で満たされた日々――。
1970年代のアメリカ、まだマイノリティだったゲイのカップルが、
親に見放されたダウン症の少年と3人で家庭を築こうとするが、
世間の差別と偏見により引き裂かれる。
養育権をめぐる戦いは法廷に持ち込まれる。
ショーダンサーのルディ(アラン・カミング)は
感情豊かでユーモアがあるチャーミングな人☆
検事局に勤めるポール(ギャレット・ディラハント)は
知的で穏やかな人。2人は一瞬で恋に落ちる。
ネタバレあります ↓

チャーミングで愛情深い2人!
ルディが育児放棄された少年マルコ(アイザック・レイヴァ)の
事を相談したら、「家庭局に連絡を」と形式的な返答をされて
「検察官が聞いて呆れる、恥を知る事ね」と怒るシーンから、
ルディの愛情深さと芯の強さを見ましたね~
ダウン症の子供は大学も独り暮らしも望めなくて
将来の子育てが困難だと言われてもルディの姿勢はブレません。
生半可な同情じゃなくこの子を守りたいという強い意志なんですよね。
ポールも元々「世界を変えたくて法律家になった。
罪の無い子を救いたい」と思っていた人。
ルディに感化されてマルコを守るため立ち上がります。
なぜそこまでマルコに愛情を注ぐのかは想像するしかありません。
マイノリティで孤独であるという点で共鳴したのかも?
ゲイは家庭と縁が無さそうなので憧れがあったのかも?
とにかく人間として本当に愛情豊かな2人だな~って感じました。
1年間は疑似家族としてとても温かく素晴らし時を過ごします。
マルコに勉強を教えたりパーティをしたり、
愛情をたっぷりかけて本当の家族のようになっていく★
その時間の経過を8mmフィルムのように荒い映像で
見せてゆくのが、今は無い懐かしいものって感じで、
センチメンタルな気分にさせるんですよね・・・(;_;)
偏見に満ちた検事局の上司のせいで、
2人はマルコと引き離されてしまう。
そこで養育権を求めて法廷で戦う事になるのだけど、
判事や検事が口にするのは、「子供の前で女装したか?
子供は変な所を触られたか?」など、ゲイが異常である事を
前提とした質問ばかり。(- -;)
中には彼らが里親として相応しいと好意的な証言もあったのに、
あろう事かマルコを薬物中毒の実母にムリヤリ引き渡してしまう!
法は何のために誰のためにあるのだろうと
腹立たしくなってきましたよ~ ( ̄◇ ̄*)
子供の利益が一番なんじゃないの。
マルコを愛情深く守っていける人は誰か分かりそうなものなのに。
血の繋がりが全てじゃない。
他人でもゲイでも無償の愛があったのに。
手紙で悲しい結末を知る事になります。
ハッピーエンドが好きだったマルコにとって残念な終わり方。
偏見と差別が真実を見る目を曇らせた。
マイノリティという理由だけで罪の無い人達を救えなかった。
それで良かったのか?と静かに訴えてくるラストでしたね・・・
アラン・カミングの歌が魂の叫びの様な、
心を激しく揺さぶってくる歌で、涙が流れたわ・・・(;´_ヘ;)

ANY DAY NOW
監督:トラヴィス・ファイン
製作:2012年 アメリカ
上映時間:97分
出演:*アラン・カミング *ギャレット・ディラハント *アイザック・レイヴァ
僕たちは忘れない。
ぽっかりと空いた心の穴が、愛で満たされた日々――。
1970年代のアメリカ、まだマイノリティだったゲイのカップルが、
親に見放されたダウン症の少年と3人で家庭を築こうとするが、
世間の差別と偏見により引き裂かれる。
養育権をめぐる戦いは法廷に持ち込まれる。
ショーダンサーのルディ(アラン・カミング)は
感情豊かでユーモアがあるチャーミングな人☆
検事局に勤めるポール(ギャレット・ディラハント)は
知的で穏やかな人。2人は一瞬で恋に落ちる。
ネタバレあります ↓

チャーミングで愛情深い2人!
ルディが育児放棄された少年マルコ(アイザック・レイヴァ)の
事を相談したら、「家庭局に連絡を」と形式的な返答をされて
「検察官が聞いて呆れる、恥を知る事ね」と怒るシーンから、
ルディの愛情深さと芯の強さを見ましたね~
ダウン症の子供は大学も独り暮らしも望めなくて
将来の子育てが困難だと言われてもルディの姿勢はブレません。
生半可な同情じゃなくこの子を守りたいという強い意志なんですよね。
ポールも元々「世界を変えたくて法律家になった。
罪の無い子を救いたい」と思っていた人。
ルディに感化されてマルコを守るため立ち上がります。
なぜそこまでマルコに愛情を注ぐのかは想像するしかありません。
マイノリティで孤独であるという点で共鳴したのかも?
ゲイは家庭と縁が無さそうなので憧れがあったのかも?
とにかく人間として本当に愛情豊かな2人だな~って感じました。
1年間は疑似家族としてとても温かく素晴らし時を過ごします。
マルコに勉強を教えたりパーティをしたり、
愛情をたっぷりかけて本当の家族のようになっていく★
その時間の経過を8mmフィルムのように荒い映像で
見せてゆくのが、今は無い懐かしいものって感じで、
センチメンタルな気分にさせるんですよね・・・(;_;)
偏見に満ちた検事局の上司のせいで、
2人はマルコと引き離されてしまう。
そこで養育権を求めて法廷で戦う事になるのだけど、
判事や検事が口にするのは、「子供の前で女装したか?
子供は変な所を触られたか?」など、ゲイが異常である事を
前提とした質問ばかり。(- -;)
中には彼らが里親として相応しいと好意的な証言もあったのに、
あろう事かマルコを薬物中毒の実母にムリヤリ引き渡してしまう!
法は何のために誰のためにあるのだろうと
腹立たしくなってきましたよ~ ( ̄◇ ̄*)
子供の利益が一番なんじゃないの。
マルコを愛情深く守っていける人は誰か分かりそうなものなのに。
血の繋がりが全てじゃない。
他人でもゲイでも無償の愛があったのに。
手紙で悲しい結末を知る事になります。
ハッピーエンドが好きだったマルコにとって残念な終わり方。
偏見と差別が真実を見る目を曇らせた。
マイノリティという理由だけで罪の無い人達を救えなかった。
それで良かったのか?と静かに訴えてくるラストでしたね・・・
アラン・カミングの歌が魂の叫びの様な、
心を激しく揺さぶってくる歌で、涙が流れたわ・・・(;´_ヘ;)