複製された男
2015-02-13(Fri)
な~にぃ~、やっちまったな!

ENEMY
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
製作:2013年 カナダ・スペイン
上映時間:90分
出演:*ジェイク・ギレンホール *メラニー・ロラン *サラ・ガドン
“脳力”が試される、究極の心理ミステリー
あなたは、一度で見抜けるかーー
ラストを観終わった時の感想、「やっちまったな」(≧ε≦)
それまでとてもサスペンスフルな演出で進んできただけに、
この落差には唖然としてしまいました。(°□°;)
いや、嫌いじゃないですよ、こういう感じ。(^^;
クモ? クモって最初の秘密クラブにも出てたよね?
と思ってまた最初から鑑賞。
クラブのシーンの前にママが電話で
「気ままに暮らしていて将来に不安とかないの?」と。
気ままって俳優の事?
大学歴史講師アダムと俳優のアンソニー(ジェイク・
ギレンホール)は顔・声など全てが瓜二つだった・・・
自分にそっくりな人がいると知っただけであんなに悩むもの?
その人は自分とは別の人生を送っていて、
自分の存在をおびやかすわけでもないのに。
私なら友人や家族に面白ネタとしてしゃべりまくるけどね(≧▽≦)
まあ、本作には謎があるって事ですよね。
ネタバレあります 未見の方はご注意ください↓

このシーン、クモの巣とクモに見えるよね・・・
「複製された男」のタイトルからして、
本人が知らないうちに作られたクローンのお話かな?
と想像してました。同じ胸の傷痕がありますし。
それとも双子という出生の秘密のお話?と思ったら、
ママが「一人息子だ」と言い、これは違うんですね。
別人2人が異なった生活をしていたら、
髭の生やし方まで同じって事はまず無いでしょう。
それにアダムが破いて持っていた写真が、
アンソニーの部屋にも飾ってありました。
これは多分、一人の男の二面性を映像化したものですよね。
堅実な職に就いて優しい物腰である一面と、
人の女にまで手を出し秘密クラブに通う浮ついた一面。
深いため息をついて悩んでいるのは真面目そうなアダムだけ。
自分の中のENEMY=アンソニーと闘っているかのよう。
ザックリ言って「ちゃんとしようと思う自分と欲望にかられて
どうしようもない自分とのせめぎ合い」と解釈する事にしました。
悩むって事はアダムは妻帯者。妻はヘレンですよね。
ヘレンと言えばあの大きなお腹!まるでクモのような姿!
クモは妻を意味していると思いました。
秘密クラブにも街のビル群にもいましたね。
妻は夫のやっている事を全てお見通しなんでしょう。
ラスト、鍵を手にしたアダムは「今夜出掛ける」と、
また浮ついた遊び心を覗かせます。
それに対して妻が『いい加減にしなさい』と脅しを掛けた・・
というように見えたんですけどね(^^;
あのラストで本作の色合いがガラッと変わって、
キワモノ映画に思えてきちゃいました。(≧ε≦)
となると、それまでの、不気味さ・不穏さを
強調する演出や音楽や黄緑がかった映像が、
やたら大げさに思えて笑えてくる~(≧▽≦)ノ☆
いや~よく分からないけど楽しい映画でした。
関連記事*****
「灼熱の魂」
「プリズナーズ」

ENEMY
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
製作:2013年 カナダ・スペイン
上映時間:90分
出演:*ジェイク・ギレンホール *メラニー・ロラン *サラ・ガドン
“脳力”が試される、究極の心理ミステリー
あなたは、一度で見抜けるかーー
ラストを観終わった時の感想、「やっちまったな」(≧ε≦)
それまでとてもサスペンスフルな演出で進んできただけに、
この落差には唖然としてしまいました。(°□°;)
いや、嫌いじゃないですよ、こういう感じ。(^^;
クモ? クモって最初の秘密クラブにも出てたよね?
と思ってまた最初から鑑賞。
クラブのシーンの前にママが電話で
「気ままに暮らしていて将来に不安とかないの?」と。
気ままって俳優の事?
大学歴史講師アダムと俳優のアンソニー(ジェイク・
ギレンホール)は顔・声など全てが瓜二つだった・・・
自分にそっくりな人がいると知っただけであんなに悩むもの?
その人は自分とは別の人生を送っていて、
自分の存在をおびやかすわけでもないのに。
私なら友人や家族に面白ネタとしてしゃべりまくるけどね(≧▽≦)
まあ、本作には謎があるって事ですよね。
ネタバレあります 未見の方はご注意ください↓

このシーン、クモの巣とクモに見えるよね・・・
「複製された男」のタイトルからして、
本人が知らないうちに作られたクローンのお話かな?
と想像してました。同じ胸の傷痕がありますし。
それとも双子という出生の秘密のお話?と思ったら、
ママが「一人息子だ」と言い、これは違うんですね。
別人2人が異なった生活をしていたら、
髭の生やし方まで同じって事はまず無いでしょう。
それにアダムが破いて持っていた写真が、
アンソニーの部屋にも飾ってありました。
これは多分、一人の男の二面性を映像化したものですよね。
堅実な職に就いて優しい物腰である一面と、
人の女にまで手を出し秘密クラブに通う浮ついた一面。
深いため息をついて悩んでいるのは真面目そうなアダムだけ。
自分の中のENEMY=アンソニーと闘っているかのよう。
ザックリ言って「ちゃんとしようと思う自分と欲望にかられて
どうしようもない自分とのせめぎ合い」と解釈する事にしました。
悩むって事はアダムは妻帯者。妻はヘレンですよね。
ヘレンと言えばあの大きなお腹!まるでクモのような姿!
クモは妻を意味していると思いました。
秘密クラブにも街のビル群にもいましたね。
妻は夫のやっている事を全てお見通しなんでしょう。
ラスト、鍵を手にしたアダムは「今夜出掛ける」と、
また浮ついた遊び心を覗かせます。
それに対して妻が『いい加減にしなさい』と脅しを掛けた・・
というように見えたんですけどね(^^;
あのラストで本作の色合いがガラッと変わって、
キワモノ映画に思えてきちゃいました。(≧ε≦)
となると、それまでの、不気味さ・不穏さを
強調する演出や音楽や黄緑がかった映像が、
やたら大げさに思えて笑えてくる~(≧▽≦)ノ☆
いや~よく分からないけど楽しい映画でした。
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