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それでも夜は明ける
負の歴史に横たわる、人間の愚かさ・弱さ。
心が揺さぶられる映画でした。

それでも夜は明ける
12 YEARS A SLAVE

監督:スティーヴ・マックィーン
製作:2013年 アメリカ
上映時間:134分
出演:*キウェテル・イジョフォー *マイケル・ファスベンダー *ベネディクト・カンバーバッチ *ポール・ダノ *ポール・ジアマッティ *ルピタ・ニョンゴ *ブラッド・ピット

未だかつて誰も描かなかった、真実ゆえの衝撃

南北戦争の約20年前、自由黒人だったソロモン・ノーサップ
(キウェテル・イジョフォー)は突然 南部の農園に売り飛ばされ
想像を絶する奴隷生活を強いられた。
その体験記を映画化した問題作!
大きな濡れた瞳がアップになって、哀しみ苦しみ恐れなど
様々な感情が映し出される。切ない。

年希奉公として働き、年季が明けて解放された
「自由黒人」と呼ばれる人達がいたんですね。
そんなソロモンが名前も勝手にプラットと変えられ、
白人から壮絶な扱いを受ける。 
鞭で打たれたり殴られたり・・・
あ~痛くて恐ろしくてたまらない・・・(><)
白人の主人達は平気で「家畜だ」と言うんですよね。
理不尽で非人道的な虐待には、
ずっと顔をしかめていたし、もう暗澹たる気持ちになった
(;´o`)

ネタバレあります ↓
それでも夜は明けるa
エップス氏は冷酷非情。夫人はもっと酷かった。鞭打ちのシーンは(><)

それまで幸せな生活を送っていたソロモンは、
黒人がこんな酷い扱いを受けているとは、
彼自身も知らなかったでしょうね。
でも彼には本来居るべき場所があって、
『生きて家族の元に帰りたい』と言う思いがあったから
何とか自分を奮い立たせ耐え忍ぶことが出来たんでしょう。

何度も希望を打ち消され裏切られ奈落の底に落とされても、
人間としての意地を捨てずに我慢出来た。

だけど自由黒人でなく生まれた時から奴隷で、家畜のように
死ぬまでこき使われる黒人達はどういう気持ちで生きるのか。
そこがひたすら気になりました。

自由黒人だから理不尽・・・ではない。
人が人を人として扱っていない事自体がおかしい!
奴隷なんて間違っている!

白人も黒人も誰もがその事に気付きながらも、
奴隷制度が存在している以上、
声に出しておかしいと言えないんですよね。
白人にとっては都合の良い事なので、
目を瞑って無関心を装うか、あるいは
正当化してごまかすしかしません。

黒人は自分の身を守るため抗う事など考えもしません。

ソロモンが首吊り状態で放置されたシーンは辛かった・・・
白人も黒人も見て見ぬ振り。
何もないかのように普通に振る舞う。それが恐ろしい!

バス(プラッド・ピット)は「俺も自分がかわいい」と言いました。
正義が行われていない状況を知っても、
まず保身を考えるものだから。
でも現実にバスのようなソロモンを手助けした人がいて
彼は解放されたんですね。良かったですよね~(;_;)
カナダ人だから縛りが緩かったのかもしれませんね。

自由黒人に戻れたソロモンは、パッツィー達の事が
気にかかって、家族に再会しても「許してくれ」と言うばかり。
自伝を書き奴隷廃止運動を起こしたのは
当然の流れだったと思います。

見て見ぬ振り、あえて行動しない、声をあげない、
正当化してごまかす・・・そんな人間の弱さ・愚かさ

描いた本作はアカデミー賞に相応しいと思います。
ソロモンの心情を、言葉の説明無しで目で訴えかけた
キウェテル・イジョフォーの演技は胸にグッときました。

*2013年アカデミー賞、作品賞・助演女優賞・脚本賞 受賞

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

Secret
(非公開コメント受付中)

こんばんわ
奴隷制度、人種差別を真正面からリアルに描写していましたね。
秀作だと思うのですが、また見る勇気はわいてこないです。
主人公の苦境に自分を重ね合わせてしまってあれは辛すぎました。
パッツイの背中のムチの痕なんて痛々しくて見ていられませんでしたょ。
あれほどの非人道的なことでも否定できないのは黒人だけじゃなく白人も同じでしたね。
人の弱さを問う映画でもありました。
ブラッド・ピットが美味しい所を持っていった感が強かったです(笑)
見ましたね(^w^)
本年度アカデミー作品賞が今月発表になるよ~ぉ!
ここ数年と実話が続いているようよ
自由黒人だったのに白人の同僚に裏切られて奴隷として売られてしまう…
12年間も生きて家族と会う為に耐え抜いたなんて人種差別の時代は辛いね(>_<)
今でも白人警官が黒人青年を銃殺したとか問題になるし~
根深い差別があるんだろうね
世の中“平等”は難しい(ノ△T)
マミィさんへ
こんにちは!
主人公達が、人間としての尊厳を全く無視されて、
家畜のように扱われているのは、残酷で非情でしたね(- -;)
その苦痛がダイレクトに伝わってくるような演出だったんで、
すごく辛かったし絶望的な気持ちになったわ・・・
パッツィーの背中、酷かったよね・・・(;_;)
エップスにしても心が痛むんでソロモンに鞭打たせたのよね。
後ろめたさはあるのに、あそこまで非道になれるんですね。

バスのような人が現実に存在したから良かったわ~
ブラピは製作に加わっていて「この役はオレ」って言ったのかも(≧ε≦)

森子さんへ
こんにちは!
こちらの作品賞は昨年のもので一年遅れ(^^;
あ~確かに、実話ものって多いよね。
説得力があるし、小説より奇なりって話が多かったりするものね。

12年間も奴隷生活を強いられるなんてとんでもない事!
でも主人公は「家族と会うため」というモチベーションで耐え抜けたし、
12年で済んだと言えるけど、他の黒人達は一生だもんね。
生きてる甲斐が無いと思えてくるんじゃない?哀しいね・・・
肌の色が違うだけでそんな差別を受けるなんて許せないよね!

こんばんは!
>見て見ぬ振り、あえて行動しない、声をあげない、
>正当化してごまかす・・・そんな人間の弱さ・愚かさ

それが最も集約されたのがあの首吊りシーンなんでしょうね。
あそこの時間経過の描き方には寒気がしました!
人ってここまで残酷になれるんですね。

でも実は物語的にはそれほど高く評価していないんですけど、
スティーヴ・マックイーンの演出はすごかったです!
特に美しさと醜さとの対比が見事でした!
スパイクロッドさんへ
こんにちは!
あの長い時間の首吊りシーンは目に焼き付いてます!
足をちょっとでも滑らせたら死んでしまうのに、
白人はフンって感じで知らんぷりだし
黒人は触らぬ神に祟りなしという態度。
主人公が苦しんでいる画を中心に
周囲の時間は何事もないかのように進んでいってましたね・・・
他にも黒人を埋葬して「Roll, Jordan roll」と歌うシーンも
主人公の心情の変化を長回しで捉えて秀逸でした。
監督の演出は素晴らしかったですよね!

夜は、まだ明けず。
YANさん、こんばんわ。

とても残酷な映画でした。
憎しみが勝って非道な行いに走ることを許したり、
自分が助かる為には、あえて他人の窮状を見捨てたり、、
そんなことを許す奴隷制度は、あってはならないものと、
強く感じました。

題名は、それでも夜は明ける、ですが、ノーサップ氏の夜は、
すべての奴隷たちが解放されるまで明けなかったのでは、
と思えてなりませんでした。

それじゃ、また。

ヤンさんへ
こんにちは!
正視できない残酷なシーンが多くて胸が痛みました。
黒人は人間じゃなくて家畜だと決めつけて
白人の優位性を誇るように非人道的な扱いをしてましたね。
心のどこかで後ろめたさがあったとしても
制度だからいいんだと正当化するばかり。
感覚が狂っていましたね。恐ろしい事です。

そうですよね、邦題はちょっとズレていると思いました。
主人公が12年間耐え忍んで夜が明けたような
ハッピーエンドの物語じゃないですよね。
奴隷制度の非道さ、それを許してしまう人間の残酷さや弱さ、
そちらを描いた作品でしたね。

こんにちわ
黒人差別問題が題材の映画は昔からあったけれど、最近もよく見ます。
表面上はなくなったとは言え、根強く残っているから取り上げるのでしょうね。

仕打ちがここまで酷いと、目を覆いたくなりました。
首を吊られたまま放置のシーンはとても長く感じられ辛かったです。
作られた映像でこうなのだから、実際に目の当たりにした人たちは
どんなにか怖かったでしょう。
痛い思いを実際にし、表現できる人はまだいいものの、大多数の人たちは
涙を飲んで人生を送るしか無かった・・・・。

人はみな平等。 
口では唱えていても、本当の本当に平和がくる世の中は来るんでしょうか(+_+)
mia☆miaさんへ
こんにちは!
返事が遅くなってごめんなさい!
長い事 放置してしまったわ・・・ほんと失礼しました。

これは苦難の末に助かった黒人の物語を描いたものと言うより
黒人差別問題そのものを描いていましたね。
本当に生々しいシーンに、こちらまで息苦しくなりましたね。
ほとんどの黒人は虫けらのような扱いで
命を落としていったんですよね・・・残酷すぎますよね・・・

また落ち着いたらゆっくりとmia☆miaさんの所にお邪魔しますね!
今はどうも頭が働かなくて、ごめんなさいね。

こんにちは
ただの黒人差別問題ではなく、
黒人の中にも差別がある、二重差別が面白い設定の作品でした
冒頭の、黒人がソロモン一家に近づいたのも、
助けをもとめてのことだったのでしょうね
それをみても何も思わない主人公ソロモン
彼の中にも差別はあったのだ。
ただそれが自分に降りかかると、事情は別
やはり、人間自分に関係のない事柄は、無視しがちですね
苦年を過ごしたソロモンは活動家になったようですが、
最後はきっと良しとしない連中に消されたのでしょうね…
makiさんへ
こんにちは!
奴隷制度が廃止された現代でも黒人差別が根強く残っているのは、
人をさげすんで自分のほうが優位だと思いたいからでしょうか。
誰の心にもそんな卑しい心理が潜んでいるのかもしれません。
「いじめ」の構図と似てる所がありますね。
自分に降りかかるまでは他人事で、
降りかかって初めて非道だと知る。
人間って愚かですよね・・・

>消された・・・そうですか・・ソロモンは気の毒な人生だったけど、
残した自伝は奴隷廃止に役立ったんだと思います。

2013年/アメリカ/134分 監督:スティーヴ・マックィーン 出演:キウェテル・イジョフォー    マイケル・ファスベンダー    ルピタ・ニョンゴ    ベネディクト・カンバーバッチ    ポール・ダノ ■概要 原題は『12 Years a Slave』。アメリカ製作による2013年の伝記ドラマで、同年のアカデミー作品賞受賞作です。監督は『SHAME -シェイム-』の...
ある日突然に全てを奪われた男。 生活は一変し、様々な絶望と後悔を感じる日々が始まる。 自分のうかつさ、浅はかさ。 今まで自分は自分の住む場所しか見ていなかった。 しかし、直ぐそばに、このような世界があったこと。 自分は今まで見過ごしてきていた。 当たり前のことだと思っていた。 優秀で勤勉ならば大切に扱われるに違いない。 けれど、正しいことを言っても憎ま...
12 Years A Slave/それでも夜は明ける(2014)ベネディクト・カンバーバッチ、ルピタ・ニョンゴ 他商品詳細を見る 【12 YEARS A SLAVE】 制作国:アメリカ/イギリス  制作年:2013年 1841年、奴隷制廃止以前のニューヨーク、家族と一緒に 幸せに暮らしていた黒人音楽家ソロモン(キウェテル・イ ジョフォー)は、ある日突然拉致され、奴隷として南部の...
【概略】 突然誘拐され、奴隷として売られた黒人音楽家・ソロモン。差別と虐待を受ける日々を耐え忍ぶが、ある男との出会いが彼の運命を大きく変えることになる。 ドラマ 黒人差別問題が題材の映画は昔からあったけれど、表面上はなくなったとは言え根強く残っているからこそ何度も取り上げるのでしょうね。アメリカの負の歴史にスポットをあてた重厚で見ごたえのある作品です。しかし映画としては見て...
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 -YAN-

 
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YAN

Author:YAN
生粋の名古屋人

映画は自宅鑑賞がほとんどです
自分の記憶の記録なので
ネタバレ多いです
愛情を込めて感想を
書いているつもり・・・ですが
文章はつたないです

音楽は70年代ROCKが好みです

「ネタバレあります」
→大きなネタバレ
「ネタバレあるかも」
→小さなネタバレ
となっています ご了承ください

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