ノア 約束の舟
2014-12-18(Thu)
意外と人間臭いノア家族

NOAH
監督:ダーレン・アロノフスキー
製作:2014年 アメリカ
上映時間:138分
出演:*ラッセル・クロウ *ジェニファー・コネリー *レイ・ウィンストン *アンソニー・ホプキンス *ローガン・ラーマン *エマ・ワトソン *ダグラス・ブース
その舟に、すべての希望は託された。
旧約聖書の創世記に書かれた「ノアの方舟」を、
ダーレン・アロノフスキー監督が映画化。
ノア(ラッセル・クロウ)はある日、
堕落した人間を滅ぼすため地上を洪水が飲み込むという夢を見、
それを神の啓示と悟った。
ノアは家族と動物を乗せる箱舟作りに取り組む。
名前の通り、ものすごく大きな四角い箱型で、
あれだけの木材をどうやって組み立てるのかと思ったら、
光から岩にされた堕天使の番人が活躍・・・(゚o゚) ハ~ッ?
あれってペプシ(小栗旬が桃太郎の)CMの鬼みたい。
聖書の世界に岩人間が出てきて、
一気にファンタジーになっちゃったなあ(@_@;)岩感違和感
動物一種につき一つがいと言っていたけど、
同じ鳥や馬や蛇がたくさんいましたよね~
人間は男4人女2人で、つがいにはなっていません。
しかも若いイラ(エマ・ワトソン)は子供が産めない設定。
そこにノアの思惑が入っていたとは。
何も知らない妻ナーマ(ジェニファー・コネリー)は、
未来に向けて子が授かるように
祖父(アンソニー・ホプキンス)にお願いをする。
祖父の力で身体が治ったイラは、
途端に長男セムと子作りかいっ (≧ε≦) 苦笑。
一方、次男ハム(ローガン・ラーマン)は、
僕はつがいじゃない、どうやって男になるんだ・・・って、
「女欲しい」欲求の塊になっちゃうの。(≧ε≦)これも苦笑。
それでいよいよ洪水となって、舟を狙っての
宿敵トバル・カイン(レイ・ウィンストン)たちとの戦いがあり、
やっとの思いで舟に乗り込んだと思ったら、
そこから家族の葛藤のドラマが繰り広げられる!
ネタバレあります ↓

エマ・ワトソン、女優として確実に成長してますね
楽園を滅ぼし、争い殺し合う人間は
新しい世界では不在だとノアは言います。
ノアの使命は動物を守り新しい地上に放つ事。
神のお告げは、人間がいなかった初めの世界に戻す事だと
解釈したんですね。
神に従うのは絶対的なので、ノアは狂信的に
何の罪もない民衆を見殺しにし、自分の孫までも殺そうとする。
慈悲の無い姿を見ていると、トバル・カインの
「人間は神の声でなく、自分の意志で生きるんだ」の言葉に
共感してしまいがち。
この映画の冒頭で、人間の誕生を説明していたのは何のため?
アダムとイブの3人の息子カイン・アベル・セトのうち、
カインはアベルを殺した・・・で、カインは悪しき者の象徴に。
セトの子孫のみが神が創造されたものを守り続けた・・・で、
その子孫であるノア家族は善なる者の象徴なんでしょ?
とは言っても、ノアは頑固親父で息子達は性欲・嫉妬心を持ち
実に人間臭いのだけど(^^;
それでもカイン一族とは違う自分達の中にある善を
もっと信じても良かったのでは?
最終的には新しい命を消す事など出来ず慈悲と愛を選択した。
それで良かったのか自暴自棄になっているノアに
イラが良い言葉を言うのよね~
人間は救う価値があるものなのかどうか、
人間の中の悪も善も見ているノアに神は判断を委ねたのだと。
今度は悔いを残さずやり直せるはずと。
ノアよりイラのほうがよっぽど聖人みたいじゃないの!
奥さんに謝りの言葉も無いノアはどうなってんの。
何日?何カ月?も苦しんだ割には全くやつれてないし(≧ε≦)
ノア像が思ってたんと違う~って感じでした。
一滴の水から大地に自然が広がるシーンや
洪水が大地を飲み込むシーンは迫力あって良かったけど、
あとは特に惹かれるものはありませんでしたね・・・(^^;

NOAH
監督:ダーレン・アロノフスキー
製作:2014年 アメリカ
上映時間:138分
出演:*ラッセル・クロウ *ジェニファー・コネリー *レイ・ウィンストン *アンソニー・ホプキンス *ローガン・ラーマン *エマ・ワトソン *ダグラス・ブース
その舟に、すべての希望は託された。
旧約聖書の創世記に書かれた「ノアの方舟」を、
ダーレン・アロノフスキー監督が映画化。
ノア(ラッセル・クロウ)はある日、
堕落した人間を滅ぼすため地上を洪水が飲み込むという夢を見、
それを神の啓示と悟った。
ノアは家族と動物を乗せる箱舟作りに取り組む。
名前の通り、ものすごく大きな四角い箱型で、
あれだけの木材をどうやって組み立てるのかと思ったら、
光から岩にされた堕天使の番人が活躍・・・(゚o゚) ハ~ッ?
あれってペプシ(小栗旬が桃太郎の)CMの鬼みたい。
聖書の世界に岩人間が出てきて、
一気にファンタジーになっちゃったなあ(@_@;)
動物一種につき一つがいと言っていたけど、
同じ鳥や馬や蛇がたくさんいましたよね~
人間は男4人女2人で、つがいにはなっていません。
しかも若いイラ(エマ・ワトソン)は子供が産めない設定。
そこにノアの思惑が入っていたとは。
何も知らない妻ナーマ(ジェニファー・コネリー)は、
未来に向けて子が授かるように
祖父(アンソニー・ホプキンス)にお願いをする。
祖父の力で身体が治ったイラは、
途端に長男セムと子作りかいっ (≧ε≦) 苦笑。
一方、次男ハム(ローガン・ラーマン)は、
僕はつがいじゃない、どうやって男になるんだ・・・って、
「女欲しい」欲求の塊になっちゃうの。(≧ε≦)これも苦笑。
それでいよいよ洪水となって、舟を狙っての
宿敵トバル・カイン(レイ・ウィンストン)たちとの戦いがあり、
やっとの思いで舟に乗り込んだと思ったら、
そこから家族の葛藤のドラマが繰り広げられる!
ネタバレあります ↓

エマ・ワトソン、女優として確実に成長してますね
楽園を滅ぼし、争い殺し合う人間は
新しい世界では不在だとノアは言います。
ノアの使命は動物を守り新しい地上に放つ事。
神のお告げは、人間がいなかった初めの世界に戻す事だと
解釈したんですね。
神に従うのは絶対的なので、ノアは狂信的に
何の罪もない民衆を見殺しにし、自分の孫までも殺そうとする。
慈悲の無い姿を見ていると、トバル・カインの
「人間は神の声でなく、自分の意志で生きるんだ」の言葉に
共感してしまいがち。
この映画の冒頭で、人間の誕生を説明していたのは何のため?
アダムとイブの3人の息子カイン・アベル・セトのうち、
カインはアベルを殺した・・・で、カインは悪しき者の象徴に。
セトの子孫のみが神が創造されたものを守り続けた・・・で、
その子孫であるノア家族は善なる者の象徴なんでしょ?
とは言っても、ノアは頑固親父で息子達は性欲・嫉妬心を持ち
実に人間臭いのだけど(^^;
それでもカイン一族とは違う自分達の中にある善を
もっと信じても良かったのでは?
最終的には新しい命を消す事など出来ず慈悲と愛を選択した。
それで良かったのか自暴自棄になっているノアに
イラが良い言葉を言うのよね~
人間は救う価値があるものなのかどうか、
人間の中の悪も善も見ているノアに神は判断を委ねたのだと。
今度は悔いを残さずやり直せるはずと。
ノアよりイラのほうがよっぽど聖人みたいじゃないの!
奥さんに謝りの言葉も無いノアはどうなってんの。
何日?何カ月?も苦しんだ割には全くやつれてないし(≧ε≦)
ノア像が思ってたんと違う~って感じでした。
一滴の水から大地に自然が広がるシーンや
洪水が大地を飲み込むシーンは迫力あって良かったけど、
あとは特に惹かれるものはありませんでしたね・・・(^^;