永遠の0
2014-11-24(Mon)
多くの犠牲の上に平和な現代があるんだ。

監督:山崎貴
製作:2013年 日本
原作:百田尚樹「永遠の0」
上映時間:144分
出演:*岡田准一 *三浦春馬 *井上真央 *濱田岳 *新井浩文 *染谷将太 *吹石一恵 *風吹ジュン *田中泯 *平幹二朗 *橋爪功 *夏八木勲 *山本学
この空に願う、未来――壮大な愛の物語。司法浪人生の佐伯健太郎(三浦春馬)は、
自分の祖父が実の祖父ではなく、
血縁上の祖父が別にいる事を知る。
その人は宮部久蔵(岡田准一)。
姉と共に祖父の足跡を調べてゆくと、
多くの戦友が宮部の事を「海軍一の臆病者」と非難した。
現代と過去を交錯させながら、宮部と言う人物の生き様を
明らかにしてゆく・・・
年老いた戦友達は数十年も前の出来事を
まるで昨日の事のようにスラスラと話すんですよね。
どの人にもそれぞれの思い出がしっかりとあって
簡単に忘れる事が出来ないのだと分かります。生と死が隣り合わせの戦争という特別な体験なのだから。
ネタバレあるかも ↓
岡田君の熱演が光ってました家族の元へ生きて帰りたいと言う人がいても不思議はないけど、
お国のために命を捧げるのは当然の当時にしてみたら
かなり異端視されたであろう事は想像に難くないです。
それでも
生還に執着した宮部は、
決して臆病だったわけじゃなく、自分の生命と同様に
家族や隊員の生命も大切に思っていたんですよね。特攻という残酷な戦術を考え出した戦争が
本当に恐ろしい・・・(- -;)
これ以上、隊員の生命を犠牲にしたくないとの思いで、
最後には自ら特攻を志願した宮部。
生き残った者達は、その思いをしっかり受け止めて
死をムダにしないようにと心に誓っていたんですね。
彼らの犠牲の上に俺達は生き延びていると言っていたように、
このような多くの思い・多くのドラマがあって、
私達は平和な現代に生きていると言う事なんだな・・・評判で聞くように感動して泣けたって事はありませんでした。
今、私の心が柔軟でないせいもあるかも・・・
でもしみじみとした思いが残りました。
サザンの「蛍」が良かったですね。
テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画
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コメント
これのタイアップで、私が普段飲まない「コーヒー」に
戦闘機がついていたのがあって、集めたのを思い出します
零戦レプリカも(父の部屋に)あります
零戦ってそのフォルムが素晴らしいのですが、機能的にも優れた戦闘機だったんですよね
戦時ですから、宮部の本当に言いたい事はおおっぴらには言えず
敵殲滅の世論、流れもあって、本当に戦争を体験した人たちの言葉は、重いと思います
亡くなった祖父も祖母も戦争体験者でしたが、
やはり色々な思いを残したままだったようで…
平和な時代に生きている私たちは彼らに感謝をしなければなりませんね
それと、今後危なくなる政治にも、きちんと口出していかないと、
日本が平和のままではいられなくなるのも、秒読みな感じがしますから
こんにちは!
おおmakiさん、零戦の事に詳しいですね!
この映画はそういう人からすると、零戦の飛ぶシーンが
多くあったから、より楽しめたでしょうね☆
宮部の生還したいという思いは、あまり隠し切れてなくて、
そのせいで「海軍一の臆病者」って言われてたんでしょうけど、
よくその信念を通してたなあって思いました。(^^;
makiさんはお爺様お婆様から戦争のお話を聞いてるんですね。
そのように後世に伝えていくという事、大切ですよね!
私自身、遠く昔の話って感じでちょっと無関心になりかかってます。
今後の日本のためにも、来月の選挙は棄権せずに投票せねば。
今のこの平和な日本に生まれ育ったことに、まずは感謝しなければいけないでしょう(;_:)
多くの尊い命を犠牲にしてきたことも、ずっと語り継がれなければいけませんね。
淡々と物語が進むからか、ワタシも目頭が熱くなることはありませんでした。
サザンの歌、よかったですね^^合ってましたね♪
ちょうど一年前よね!母親が観たいって付き添いで年に一回くらい邦画も観てる(^。^;)
泣き所の特攻シーンでトイレへ行く母…
結構長かったから
岡田くんの熱演が良かった!
国の為に命を捨てて戦うなんて戦争はダメよダメダメ(>Σ<)今年の流行語!?
本当、数々のドラマがあって、戦後平和な時が続いてきたことに感謝です!そしてそれは続けさせなければ…
わたしも特に泣けはしなかったです。むしろどこで、泣くのだろうかと。まさか三浦春馬号泣のとこ?
わたしはひたすら岡田くんの素晴らしい演技に感動してました!
こんにちは!
あの時代に生まれてたら・・・なんて想像できないですね。
命の価値が軽過ぎ、家族もバラバラ、自由もない、ん~酷い(><)
そんな時代は、それでもたった70年前の事なのよね。
御存命の方たちのお話に耳を傾けて、忘れないようにしないとね。
2度と戦争なんて起こさないようにするために。
展開が淡々としていたし、あまり反戦色が感じられなかったので、
どう受け取ったらいいのか戸惑って、泣くまではいかなかったです。
こんにちは!
もう公開時から一年も経ってるんだね。
これも「あなたへ」もお母様との良い思い出になってるね。
2時間以上ある映画で(確かに長い)、
お母様はクライマックスを見逃しちゃったんだ~(^▽^;)
岡田君ってけっこう良い作品の主演してるね!
命はその人のもので国の為の駒じゃないよね・・・
「ダメよ~」を言うコツは頭に「ン」を入れるんだって。
「ンダメよ~」って(≧ε≦)
こんにちは!
非日常的で非人道的な戦争の中で、
全ての人の心に出来事や思いが残っているでしょうね。
あの反省があって平和な時代が続いてるわけで、
これからも続けなくちゃいけないですよね。
多分、泣きどころは、岡田君が最後に特攻隊員として
敵に突っ込んでいくシーンなのでは?
自分も泣いてないからよく分からないけど(^^;
岡田君の危機迫った表情が良かったですね~☆
YANさん、こんにちは。
凄く寒くなってきたけれど、その後いかがでしょうか。
ご自分の体調やご家族の方のケアとか・・色々、かなり大変な渦中よね・・・。
映画とかって、それを見た時の自分の精神状態とかによって、かなーり感想とか変わって来ますよね。
まあ、でも、この映画は、大絶賛している人は意外と若い方に多い印象・・・。
ちょっと長く生きている人や、はたまた、戦争経験者の方だと、直球で受け取る何かが、少し違ったりするのかも。
こんにちは!
ひと雨ごとに寒くなってくるね~
気持ち的にパッと晴れないんだけど、
やる事もいろいろあって忙しく過ごしてます。
映画もなかなか思うように観られない・・・
そうなのよね、観ても上滑りになっちゃうかな~
テーマにもよるでしょうけど、心を揺さぶられる事がないのよね。
なんで若い人達が戦争の物語を絶賛してるのか不思議ですね。
ただ単に物語として受け入れられるからかな??
中年以上になると、やっぱり複雑な感情がわいてくるよね。
YANさん、こんばんわ。
巷では、この映画は泣ける映画なんですね。
私も泣ける映画とは思えませんでした。
なかなか自己主張できない雰囲気の中で、
本当に大切なことを主張し続ける。
それは難しいことですよね。
そして、とても怖いことでもありますね。
誰も止めなければ悲惨なことにまっしぐら、ですから。
他にも、この映画は、いろんな題材を詰め込みすぎて、
消化しきれてないように思えました。
もしかしたら、いろんなことを考えさせたくて、
あえてそうしているのかも、、、
そんなことも考えてしまいました。
岡田准一さんに限らず、皆さんがみな熱演でした。
井上真央さんは戦時が良く似合う女優さんですね。
それじゃ、また、
こんにちは!
そうなんですよね、これは泣ける感動作と言われているようですよ。
戦時中に生きて家族のもとに帰りたいと
素直な気持ちを言い続けるのは困難だったでしょうね。
一方で、敵をやっつけるのも家族のためという気持ちからだった人も
多かったんじゃないかと思います。
国が負けてしまったら家族も悲惨な状況になるだろうから。
皆、心のどこかで家族を思いながら、
戦争に翻弄されていったんでしょうね。
現代の私達は、戦争は2度とあってはならないと分かっているので、
それは主張し続けていかなければいけません。
時代や政府の方針に流される事なく絶対にNO!と主張する、
という事が若者の心にも芽生えればいいと思います。
若手の俳優達も熱演していて良かったけど、
老人になった姿となんだか一致してないな~って
思いながら観ていました。(^^;
これは戦争ものじゃなくて、ヒューマンドラマでしょうね。
司法試験に落ちて進路に迷う健太郎は、祖母の葬儀の日に驚くべき事実を知らされる。実は祖母にはなくなった夫がいて再婚だったというのだ。 本当の祖父の名前は、宮部久蔵。60年前の太平洋戦争で零戦パイロットとして戦い、終戦直前に特攻攻撃により帰らぬ人となっていた。やがて宮部の事を調べていくに連れて、彼の生き様と真実に直面する事になるのだが…。...
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【eien no zero】
制作国:日本 制作年:2013年
司法試験に落ちて進路に迷う佐伯健太郎は、祖母・松乃の葬儀の日に
驚くべき事実を知らされる。実は自分と祖父・賢一郎には血のつながり
が無く、“血縁上の祖父”が別に いるというのだ。本当の祖父の名は、
宮部久蔵。60年前の太平洋戦争で...
4年位前に、原作本を読んで、かなりガツンと来たのですが、映画はどうかな・・・?という興味がわいて見てみました。3つ★半