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プリズナーズ
善と悪が逆転する危うさ。
緊迫感の続く展開は見応えあった!

プリズナーズ
PRISONERS

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
製作:2013年 アメリカ
上映時間:153分
出演:*ヒュー・ジャックマン *ジェイク・ギレンホール *ポール・ダノ *マリア・ベロ *テレンス・ハワード *ヴィオラ・デイヴィス *メリッサ・レオ

愛する娘を奪われた時、
父が踏み越えた一線とは。


ケラー(ヒュー・ジャックマン)の娘アナと、
隣人フランクリン(テレンス・ハワード)の娘ジョイは
忽然と姿を消してしまう。
ロキ刑事(ジェイク・ギレンホール)は
目撃された不審なRV車から
アレックス(ポール・ダノ)を逮捕するが、
彼はIQが10歳並みで、証拠不十分で釈放となる。
警察の対応に苛立つケラーはアレックスの漏らした言葉から
彼の犯行だと確信し、監禁して自白させようとする・・・

ネタバレあります 未見の方はご注意ください ↓
プリズナーズa
怪し過ぎる!ポール・ダノの醸し出す雰囲気とメリッサ・レオの老けメイク

ポール・ダノがめっちゃ怪しくて、こいつに間違いないだろうという
臭いをプンプンさせています!この人、こういう役ハマるな~

バカなフリをしているだけなんじゃないか?と思えてくるくる!
だけどケラーの暴行は常軌を逸していると感じるほど酷くて、
アレックスの顔を見せた時は思わず顔をそむけたわ~(><)

父から教わった「常に備えよ」を息子にも伝えるケラーは、
警察などアテにせず自分が家族を守るんだという
強い信念のみで行動します。

アレックスが怪しいので親として気持ちはまあ分かりますよ。
同じ被害者家族のフランクリンは、
この方法は間違っていると思いながら、ケラーの勢いに
押されて自分の判断が出来ないままうろたえるのみ。
妻のナンシー(ヴィオラ・デイヴィス)に至っては、
「ケラーにやらせておく」と責任逃れの立場で容認する。
平静を失った時の人間の危うさを見せつけられます。

これまで事件を全て解決してきたと言うロキ刑事。
登場した時のジェイクの太眉とドングリ眼がマンガみたいで
「あれ?こんなに面白い顔だっけ?」と笑えちゃった(^▽^;)
全編が緩みの無いムードなのに、一瞬緩んでしまったわ(^^;
「ドニー・ダーコ」から好きな俳優なのに顔で笑って申し訳ない!

このロキ刑事が地道な働きをして情報を集めるんですね。
神父の家の死体、26年前行方不明になったバリー少年、
家出したままのアレックスの伯母の夫・・・
パズルのピースがカシカシッと繋がってゆくんだけど
重要参考人が別に出てきて、サスペンスとしても目が離せません。
恐怖や不安を煽るカメラワークが見事でヒリヒリしました


保護されたジョイの言葉から真犯人の所に向かうケラー。
老女なのに凄みと狂気に驚いた~(°□°;)
「子供を消し去るのは神に対する戦いだ」という犯行動機に唖然!
昔は信仰心が厚かっただけに、子供を癌で失った時に
神に裏切られた思いになったんでしょう。
神はいないじゃないかという恨みからの凶行だったんですね。

無宗教の者からすると、この映画では 
神の存在を意識する人は自己の責任感が弱いですね。

真犯人は神への復讐で、怒りや悲しみを他人にぶつけて
自分を正当化しています。
無宗教だと、運命を嘆きはするけど徐々に受け入れますよね。
辛い出来事も自己で処理していく事が多いのでは。
ケラーは「我が罪を赦したまえ」と祈っていたけど、祈れば
赦されると思っているのでしょうか? 死体の男も同じです。
先日観た「ドン・ジョン」の主人公もそうで、
罪を懺悔して終わりで、また同じ事を繰り返していました。
だいたい自分で「罪」だと思うなら、図らずも一度
犯してしまったなら反省して二度とすべきじゃないでしょう。
自己判断できるはず。なのに自分の都合で行動するばかり。

結局、神を信じられなくなった者も信じる者も、
身勝手に他人に危害を加えた点では
たいして差がありませんでした。

同情できるかどうかでは、かなり違うけれども。
人間はみな罪深い。

プリズナーズ・・・肉体的・物理的に囚われていた人、
精神的に囚われていた人、多くの人がプリズナーズでしたね。

そして、一見善人に見えた人達が狂気の一線を超え、
一見悪人と思われた人達が単なる被害者だったという、
善と悪が逆転した結末に愕然としました。
人間の危うさを描いた見応えある作品でした。

関連記事*****
「灼熱の魂」

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

Secret
(非公開コメント受付中)

こんにちは
懺悔すると言う行為は、教会から免罪符をもらうようなものだと思っています
「あなたを赦します」といわれ、そこで改めて罪をまた犯すというのは、おかしいんですよね、本来なら。
だからこの制度は根本的におかしい、赦す赦さないは当事者たちが決める事で、
神に頼るのはおかしいと。
日本人は無神論者が多いですから、そこの部分は同じように思われてる方もいるかも。
父ちゃん頑張らないで、警察に任せて全てそちらに責任押し付けるってのが日本的な気質だと思いますので、本作におけるケラーの行為は、やはり真っ直ぐな瞳ではみられたものではないですよね
気持ちはわかりますが。
こんばんは。
自分も最近観た中で見応えあったと思えたサスペンスです。
ヒュー・ジャックマンの迫真の演技が素晴らしかったですが、ポール・ダノの変態ぶりが板についていて惑わされましたね。しかし常に真犯人でなかったらどうするのだと疑心もあり、ヒューの暴走振りで不安定感が続きました。

自分はロキ刑事がとても頼りになってカッコいいと思ったのですが、顔が変でしたかね?(笑)
神を信じる者と信じない者の戦いのようで、両者にさほど差がないのはそうとも言えますね。神が出てくるとどうも引いてしまいます。ここだけがマイナス点でした。

被害者2人は長年真犯人に精神を囚われて病んでいたと思うと痛ましいです。
かすかな笛の音でカットになるラストも秀逸でした。
makiさんへ
こんにちは!
宗教に疎いので、よく理解できない所もありました(^^;
懺悔をしてそれで赦されるなんて、都合がいい話に思えるんですよね。
罪だと自覚するならすぐに行為をやめて直すべきだし、
相手がいるなら赦しを請うのはその相手ですよね。
そして相手に償うべきでしょう。
神に頼って赦されたとするのはおかしいと
私もmakiさんと同じように思います。

法治社会では警察に任せるのが普通だけど
納得がいかないと私も行動するかもしれないから、
親としての気持ちには共感できるんですよね。それでも
ケラーのような暴力行使はモラルに反するから しないよね~
ただ、彼の行動から事件解決に繋がったと言える事もあって
その辺りは皮肉でしたね(^^;

ヒデさんへ
こんにちは!
私も、時間はけっこう長かったのにずっと引き込まれて観ました。
不気味さを醸し出す映像も好きな作品となりました!

ポール・ダノはこういう変人の役が多いですよね。(^▽^;)
ヒュー・ジャックマンは一線を超えてもやっぱり善い人に見えちゃう。
だからホイッスルで助かってホッとしましたよ。
ジェイクが一番まともだったのに、老けたのか(≧ε≦)
なんか顔が変に見えちゃったんですよね~失礼致しました(^^;

ケラーもあのオバサンもやってる事は同じようなものに思えました。
一番気の毒だったのは犯人と疑われた2人でしたね。
その辺りが余韻としてしばらく残りました。

良く出来た作品!
灼熱の魂の監督だったのね~ぇ
見応えある訳だ!
メリッサが叔母さんだったのね(*_*)ほんと豪華なキャスト
テレンスが地味だったのが残念だけどジェイクは元不良で優秀な刑事になったようでホイッスルの音に気がついてくれた?
アレックスがバリーだなんて誘拐は重罪よね(T_T)
森子さんへ
こんにちは!
この監督作品は重みがあって印象に残るよね。
「灼熱の魂」はほんと衝撃的だったね~
最初はメリッサ・レオだと分からなかったけど老けメイクが気になったわ。
テレンスは確かに決断の出来ない男で地味だったよね。

もちろんラストの彼はホイッスルの音に気付いたと思います!
ケラーがホイッスルを見つけた時からこのラストは予想してましたよ(^_^)
アレックスは被害者で精神に異常をきたしてたのね。。。可哀想だったね。

こんにちは♪
この映画、面白そうですね。未見なのに、気になって誘惑に負けて最後まで読んじゃった!〈(笑〉犯人さんは分かっちゃったけれど、それでも見てみたいなって思いました。
あの人のお顔もね^^
ギレンホークはこういう映画、似合っているような気がします〈見ていないので、こういう言い方ですが〉
kiriyさんへ
こんにちは!返事が遅れてごめんなさい。

えっネタバレ読んじゃったの~!
前情報無しで観た方が面白味がアップしたのにな・・・(^^;
まあ、布石がいろいろ散りばめられているので、
観ている途中で真犯人に気付く人もいるとは思いますが。

あの人の顔・・・ポール・ダノ? ジェイク?
ポール・ダノにはびっくりするんじゃないかな~
ジェイクが登場した時には笑わないで下さいね(^▽^;)

こんばんは~♪
もぉ、TBだけ送っといてぇ~スミマセン。
面白かったです。なんとなく犯人は…ってぇのは読めてきたけれど、理由とかはわかんなかったし、ややもするとすごい凡作になっちまう筋だったようにも思うんですが、いやーもぉ緊張感がハンパなくって、役者さんも上手いんですよねぇ。ラストまで引っぱってもってきたしね。希望のある終り方でよかった。ほっとした。
キリスト教は、赦しの宗教というのが念頭にはあるんですが、この辺りが私も最も理解しがたい部分でもあります。普段、ほぼ宗教的でない私ですが、思想的には仏教的なものが日本には根付いているからかもしれません。
神に八つ当たりする気持ちってわかんないです。バチが当たるという発想はないのかも。
以前に、キリスト教信者の人が、悪質な意地悪をしていて、本人も「悪い」という自覚もあったのですが、「私は神様から赦されるからいいの」と言っていたらしいという話も聞いたりして、疑問形は最大でした。まぁ彼女が狂ってた性質ではあったんですが…。
この作品、日本びいきなヒューが前に出てたよーにも思えますが、ジェイクの方がよかったかも。しかし、ポール・ダノってこういう役が上手いなぁ。ありゃ騙される。メリッサ・レオも期待を裏切らないし。
ほんで、未だ灼熱の魂に取りかかれてません(^◇^;) そのうち観ますよ。
ちゃぴちゃぴさんへ
こんにちは!コメントしに来てくれてありがとう~☆

犯人が誰かっていうのは前半では分からなかったな~
ただあのメイクは怪しいくらいにしか思ってなくて、
でも伏線を繋ぎ合わせるとだんだん見えてくるようになってましたね!
そういう展開も上手かったし、
緊張感やら重い雰囲気の作り方も良かったですよね~
ラストは私もホッとしたと言うのが正直なところ。

キリスト教が「罪の赦し」を核としているというのは聞くけど、
やっぱり興味があまり無いせいか、理解してないです。
罪が何か・・・って所が重要なんじゃないかって気はするんですよね。
いくら神でも犯罪を赦すわけないし(^▽^;)
自分で悪いと自覚するなら責任を感じて反省せねば。
「神様から赦されるからいいの」と言うのは責任逃れで
はぁ~???って疑問がわきますよね・・・(^^;

ヒュー・ジャックマンは狂気を見事に演じて目立ってました。
ジェイクは地味だったけど良い味わいを出してたかな。
『若さがなくなったな・・・』とか邪念が入っちゃって(≧ε≦)
ちょっとジェイクには集中できなかったけど、
こういう渋い役もやるようになったんだな~って思います。

「灼熱の魂」は衝撃があって面白いですよ!
ただ感想が書き辛かった気がするな~

こんにちわ
ヒューもジェイクも上手かった。
でもポール・ダノも負けてない(笑)
ジェイク演じた刑事が、目をぱしぱしする癖が気になって
アレが彼の本当の癖じゃなくて、役柄の癖だとしたら
スゴイですね。

子供を持つ親として、気持ちわからんでもないです。
犯人が彼だという確信はないけど、居ても立っても居られなかったんでしょうかね。

意外な犯人にはビックリでした。老けメイクもね。

mia☆miaさんへ
こんにちは!
俳優の演技も素晴らしかったし、
張り詰めた雰囲気を醸し出す演出も良かったですね。

目ぱしぱし・・って(≧ε≦) あ~確かにやってた気がする。
普段のジェイクはまばたきに変な癖はないので演技だと思いますよ。
神経質で真面目なキャラを作ってたんじゃないかな。
細かい事だけどすごい役作りですよね!

親だったら、警察がやらないのなら自分が・・・と思うもの。
ヒューの場合は狂気が強くなってしまったけどね。
お元気でしょうか?私は、9月はじめに酷い風邪をひきましたが、なんとかやってます。何とか続けている10月の新作DVDの記事は後回しにします。これはGWに観るつもりだったのですが、15 ...
【概略】 工務店を営むケラーの娘が友だちと出掛けたまま行方不明に。警察はある青年を拘束するも2日後に釈放され、ケラーは自らの手で娘の居場所を聞き出そうとするが…。 サスペンス 最愛の娘を取り戻したい一心で、法律とモラルの一線を踏み越えていく父親、粘り強い捜査によって新たな容疑者の存在を突き止めていく刑事。その事件の背後には、想像を絶する闇…。 一言でいうなれば胸が張り裂...
プリズナーズ [DVD](2014/10/02)ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール 他商品詳細を見る 【PRISONERS】 制作国:アメリカ  制作年:2013年 ペンシルヴェニア州で小さな工務店を営むケラー(ヒュー・ジャックマン) の幸せな日常は、突如暗転した。感謝祭の日、6歳の娘アナがひとつ 年上の親友と共に、忽然と消えてしまったのだ。まもなく警察は青年 アレ...
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 -YAN-

 
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YAN

Author:YAN
生粋の名古屋人

映画は自宅鑑賞がほとんどです
自分の記憶の記録なので
ネタバレ多いです
愛情を込めて感想を
書いているつもり・・・ですが
文章はつたないです

音楽は70年代ROCKが好みです

「ネタバレあります」
→大きなネタバレ
「ネタバレあるかも」
→小さなネタバレ
となっています ご了承ください

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