ダラス・バイヤーズクラブ
2014-10-17(Fri)
生き方は自分で決める。自己責任。タフな男だ。

DALLAS BUYERS CLUB
監督:ジャン=マルク・ヴァレ
製作:2013年 アメリカ
上映時間:117分
出演:*マシュー・マコノヒー *ジャレッド・レトー *ジェニファー・ガーナー
「くたばれ!」と社会は言った。
「くたばるか!」と男はたった一人で戦いを挑んだ。
エイズと診断された男が、
政府未承認の薬を使えるように闘った実話を映画化。
ロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)はテキサスの
カウボーイ&電気技師。
酒と女に溺れ自堕落な生活をしていたある日、
医師からエイズと診断され余命30日と告げられる。
1980年代は、エイズの情報がまだ乏しく、
同性愛者の病だと思われていた。
ロンはカウボーイこそが男の中の男と信じ、
同性愛者に偏見を持っていたが、
逆に自分が偏見をもたれるようになる・・・
ネタバレは特にありません ↓

この2人の熱演がなかったら、好きになれない映画だった
「なぜゲイでもない俺がエイズに?」と言う怒りが
エイズについて調べる事に繋がったんですね。
そしてAZTという臨床試験中の薬を裏ルートで手に入れる。
しかしこの新薬はエイズウィルスを殺すけど、
正常な細胞まで殺し免疫力を弱らせる副作用がある。
メキシコの医師に出会ったのは大きな幸運でした!
ペプチドTとビタミン剤が毒性も無く
免疫力を高めてくれると教えてもらい、
実際に体調が良くなったんだから。
治りはしないけどウィルスと共存する方法もアリだからね。
これらはアメリカでは未承認の薬で広まっていない。
ロンは国内エイズ患者に売りさばくためのシステム
「ダラス・バイヤーズクラブ」を立ち上げる!
法の網をかいくぐって、会費だけ取り薬は無料と言うシステム。
薬の使用は自己責任とする。上手い事考えたね~(^_^)
FDA(アメリカ食品医薬品局)や
IRS(内国歳入庁)から追われるが、
怯む事なくあちこちから密輸し(税関はけっこう甘かったね)
どんどんビジネスを広げてゆく。
これは人のためと言うより自分のため・儲けるため。
この期に及んで、このがめつさ!タフだな~(≧ε≦)
まあ後には『人を救いたい』に変わるんですけどね。
裁判だって治療薬の選択の自由を認めろと、
自分にとって当たり前の事を主張し、
病人達の代弁者となってゆくんですよね。
医師も政府もFDAも病人の立場で考えてなくて、
利権や規則を優先させているから、そうなると
好きなタイプでもない(^^;ロンを応援したくなります。
死に直面しつつも「生きたい」と、
自分で出来る限りの事をする行動力や
不屈の精神はたいしたものだな~って感心しました。
『生き方は自分で決める、それぞれ自己責任だ』という、
突き放したような物言いだけど正論でしょう。
彼の生への執着心のおかげで、医療現場と製薬会社と国の
癒着に風穴を開ける事が出来たんですよね。
美しい話に盛る事なく淡々と描かれた本作を、
レイヨン(ジャレッド・レトー)の存在が優しく和らげていました。
繊細で可愛らしい人。
結局ドラッグに溺れるという弱さもあったね・・・
私もマーク・ボランが好きだった☆
何度も流れた「Life is Strange」良かったな~
ロンはレイヨンに本当の友情・信頼を感じる事が出来ました。
生と死に向き合った時、男も女もゲイも関係ない。
みんな必死に生きようとしている同じ人間だと、
レイヨンのおかげでロンは実感したんですよね。
痛々しい姿のマシュー・マコノヒーとジャレッド・レトーの
渾身の役作りには圧倒されました☆
*2013年アカデミー賞主演男優賞・助演男優賞 受賞

DALLAS BUYERS CLUB
監督:ジャン=マルク・ヴァレ
製作:2013年 アメリカ
上映時間:117分
出演:*マシュー・マコノヒー *ジャレッド・レトー *ジェニファー・ガーナー
「くたばれ!」と社会は言った。
「くたばるか!」と男はたった一人で戦いを挑んだ。
エイズと診断された男が、
政府未承認の薬を使えるように闘った実話を映画化。
ロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)はテキサスの
カウボーイ&電気技師。
酒と女に溺れ自堕落な生活をしていたある日、
医師からエイズと診断され余命30日と告げられる。
1980年代は、エイズの情報がまだ乏しく、
同性愛者の病だと思われていた。
ロンはカウボーイこそが男の中の男と信じ、
同性愛者に偏見を持っていたが、
逆に自分が偏見をもたれるようになる・・・
ネタバレは特にありません ↓

この2人の熱演がなかったら、好きになれない映画だった
「なぜゲイでもない俺がエイズに?」と言う怒りが
エイズについて調べる事に繋がったんですね。
そしてAZTという臨床試験中の薬を裏ルートで手に入れる。
しかしこの新薬はエイズウィルスを殺すけど、
正常な細胞まで殺し免疫力を弱らせる副作用がある。
メキシコの医師に出会ったのは大きな幸運でした!
ペプチドTとビタミン剤が毒性も無く
免疫力を高めてくれると教えてもらい、
実際に体調が良くなったんだから。
治りはしないけどウィルスと共存する方法もアリだからね。
これらはアメリカでは未承認の薬で広まっていない。
ロンは国内エイズ患者に売りさばくためのシステム
「ダラス・バイヤーズクラブ」を立ち上げる!
法の網をかいくぐって、会費だけ取り薬は無料と言うシステム。
薬の使用は自己責任とする。上手い事考えたね~(^_^)
FDA(アメリカ食品医薬品局)や
IRS(内国歳入庁)から追われるが、
怯む事なくあちこちから密輸し(税関はけっこう甘かったね)
どんどんビジネスを広げてゆく。
これは人のためと言うより自分のため・儲けるため。
この期に及んで、このがめつさ!タフだな~(≧ε≦)
まあ後には『人を救いたい』に変わるんですけどね。
裁判だって治療薬の選択の自由を認めろと、
自分にとって当たり前の事を主張し、
病人達の代弁者となってゆくんですよね。
医師も政府もFDAも病人の立場で考えてなくて、
利権や規則を優先させているから、そうなると
好きなタイプでもない(^^;ロンを応援したくなります。
死に直面しつつも「生きたい」と、
自分で出来る限りの事をする行動力や
不屈の精神はたいしたものだな~って感心しました。
『生き方は自分で決める、それぞれ自己責任だ』という、
突き放したような物言いだけど正論でしょう。
彼の生への執着心のおかげで、医療現場と製薬会社と国の
癒着に風穴を開ける事が出来たんですよね。
美しい話に盛る事なく淡々と描かれた本作を、
レイヨン(ジャレッド・レトー)の存在が優しく和らげていました。
繊細で可愛らしい人。
結局ドラッグに溺れるという弱さもあったね・・・
私もマーク・ボランが好きだった☆
何度も流れた「Life is Strange」良かったな~
ロンはレイヨンに本当の友情・信頼を感じる事が出来ました。
生と死に向き合った時、男も女もゲイも関係ない。
みんな必死に生きようとしている同じ人間だと、
レイヨンのおかげでロンは実感したんですよね。
痛々しい姿のマシュー・マコノヒーとジャレッド・レトーの
渾身の役作りには圧倒されました☆
*2013年アカデミー賞主演男優賞・助演男優賞 受賞