ザ・イースト
2014-08-20(Wed)
問題提起を含んだ硬派なサスペンス

THE EAST
監督:ザル・バトマングリッジ
製作:2013年 アメリカ
脚本:ザル・バトマングリッジ ブリット・マーリング
上映時間:116分
出演:*ブリット・マーリング *アレキサンダー・スカルスガルド *エレン・ペイジ *パトリシア・クラークソン
任務か正義かーーその選択はあなたの心を震わせる
ロサンゼルス・タイムズ紙の読者が選んだ
「2013年度最も過小評価された映画」の1位だそうです。
ちなみに2位は「ラッシュ/プライドと友情」
3位は「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」となっていました。
私はジャケ写を見て「アナザープラネット」で主演していた
綺麗な女優さんだ!と思って、手に取りました。
ブリット・マーリングは本作で、主演・脚本・製作を
手掛けていて、才女らしい社会派サスペンスに仕上げています。
「イースト」は環境テロ集団で、環境汚染や健康被害を
もたらす大企業に過激な報復活動を行っていた。
主人公ジェーン(ブリット・マーリング)はFBIを辞め、
大企業をクライアントに持つセキュリティ会社に雇われた。
実態の掴めないイーストへの潜入という任務を与えられる。
サラと名乗り、バックパックを背負い、反体制派に溶け込む
ネタバレあります ↓

案外、簡単にイーストに辿り着いたわね (≧ε≦)
別のおかしなカルト集団に取りこまれる可能性もあったのにね。
最初はイーストも不気味な雰囲気でしたね~
食事の時に拘束服を着て手を使わないで食べるとか、
ゴミを拾って食べるとか していました。
それは助け合う、食糧をムダにしない、の理由があったのね。
サラは、企業へのテロ行為には反発を覚えていたのだけど、
企業のおぞましい実態を知るにつれ、心を揺り動かされます。
企業は明らかに環境や健康より利益優先なのだ!
サラが勤めるセキュリティ会社は、クライアントである
企業を守るのが仕事で、不正を知っても暴く事はしません。
こちらも同じく利益優先なんですね (- -;)
サラは任務を遂行するのか、不正を見逃していいのか
苦悩しながらも、イーストと行動を共にしていくうちに、
彼らの精神に共感していくようになります。
さらにリーダーのベンジー(アレキサンダー・スカルスガルド)に
惹かれてしまう。 これ、分からなくもない・・・(^^;
山中での飾り気ない姿と、パーティに出る時のスーツ姿の
ギャップがいいよね~★ カリスマ性があるしね★
ベンジー抜きにしてもこの辺のサラの葛藤はよく理解出来ます。
ただ、製薬会社の副作用問題、鉱業会社の汚染水垂れ流しは、
すでに被害者が出ていて、周囲に気付いている者もいるので、
イーストがやるような報復行動でなくても、
(まあ個人的復讐であのようにしたかったのでしょう)
ジャーナリストやマスコミを通じて不正は暴けた気がします。
そう思っていたら、サラが選んだラストは、
そんなような形になってましたね。
その前にイーストの第3の標的が、サラの勤める会社だったとは。
サラの正体を分かっていたどころか、
最初から来るのを待ち受けていたとはね。
ベンジーから調査員のリストを持ち出すように言われたサラは
どうするのか?
ゴミ箱のリンゴを食べたサラに、全てを察知する上司シャロン
(パトリシア・クラークソン)の勘の良さもさすが。
ベンジーを好きになったサラだけど、感情に溺れず
自分のやり方(告発)で進んでいくのは気持ちが良かったです★
大量消費社会・利益優先社会批判を絡めたサスペンスですが
社会の実態に目を向けさせる事が
製作サイドの意図なんですね。
無関心が一番良くないと。
関連記事*****
「アナザープラネット」

THE EAST
監督:ザル・バトマングリッジ
製作:2013年 アメリカ
脚本:ザル・バトマングリッジ ブリット・マーリング
上映時間:116分
出演:*ブリット・マーリング *アレキサンダー・スカルスガルド *エレン・ペイジ *パトリシア・クラークソン
任務か正義かーーその選択はあなたの心を震わせる
ロサンゼルス・タイムズ紙の読者が選んだ
「2013年度最も過小評価された映画」の1位だそうです。
ちなみに2位は「ラッシュ/プライドと友情」
3位は「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」となっていました。
私はジャケ写を見て「アナザープラネット」で主演していた
綺麗な女優さんだ!と思って、手に取りました。
ブリット・マーリングは本作で、主演・脚本・製作を
手掛けていて、才女らしい社会派サスペンスに仕上げています。
「イースト」は環境テロ集団で、環境汚染や健康被害を
もたらす大企業に過激な報復活動を行っていた。
主人公ジェーン(ブリット・マーリング)はFBIを辞め、
大企業をクライアントに持つセキュリティ会社に雇われた。
実態の掴めないイーストへの潜入という任務を与えられる。
サラと名乗り、バックパックを背負い、反体制派に溶け込む
ネタバレあります ↓

案外、簡単にイーストに辿り着いたわね (≧ε≦)
別のおかしなカルト集団に取りこまれる可能性もあったのにね。
最初はイーストも不気味な雰囲気でしたね~
食事の時に拘束服を着て手を使わないで食べるとか、
ゴミを拾って食べるとか していました。
それは助け合う、食糧をムダにしない、の理由があったのね。
サラは、企業へのテロ行為には反発を覚えていたのだけど、
企業のおぞましい実態を知るにつれ、心を揺り動かされます。
企業は明らかに環境や健康より利益優先なのだ!
サラが勤めるセキュリティ会社は、クライアントである
企業を守るのが仕事で、不正を知っても暴く事はしません。
こちらも同じく利益優先なんですね (- -;)
サラは任務を遂行するのか、不正を見逃していいのか
苦悩しながらも、イーストと行動を共にしていくうちに、
彼らの精神に共感していくようになります。
さらにリーダーのベンジー(アレキサンダー・スカルスガルド)に
惹かれてしまう。 これ、分からなくもない・・・(^^;
山中での飾り気ない姿と、パーティに出る時のスーツ姿の
ギャップがいいよね~★ カリスマ性があるしね★
ベンジー抜きにしてもこの辺のサラの葛藤はよく理解出来ます。
ただ、製薬会社の副作用問題、鉱業会社の汚染水垂れ流しは、
すでに被害者が出ていて、周囲に気付いている者もいるので、
イーストがやるような報復行動でなくても、
(まあ個人的復讐であのようにしたかったのでしょう)
ジャーナリストやマスコミを通じて不正は暴けた気がします。
そう思っていたら、サラが選んだラストは、
そんなような形になってましたね。
その前にイーストの第3の標的が、サラの勤める会社だったとは。
サラの正体を分かっていたどころか、
最初から来るのを待ち受けていたとはね。
ベンジーから調査員のリストを持ち出すように言われたサラは
どうするのか?
ゴミ箱のリンゴを食べたサラに、全てを察知する上司シャロン
(パトリシア・クラークソン)の勘の良さもさすが。
ベンジーを好きになったサラだけど、感情に溺れず
自分のやり方(告発)で進んでいくのは気持ちが良かったです★
大量消費社会・利益優先社会批判を絡めたサスペンスですが
社会の実態に目を向けさせる事が
製作サイドの意図なんですね。
無関心が一番良くないと。
関連記事*****
「アナザープラネット」