オンリー・ゴッド
2014-07-08(Tue)
人間が神に代わって罰を与えるなんておこがましい。

ONLY GOD FORGIVES
監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
製作:2013年 デンマーク・フランス
上映時間:90分
出演:*ライアン・ゴズリング *クリスティン・スコット・トーマス *ヴィタヤ・パンスリンガム *ラータ・ポーガム
その復讐は神への挑戦
「ドライヴ」のニコラス・ウィンディング・レフン監督と
ライアン・ゴズリングが再びタッグを組んだというので
期待して観たけど、
これが同じ監督の作品?とちょっと残念な気持ち・・・(+_+)
アジアB級映画の雰囲気だし、内容が突拍子もないんですよね~
青や赤のライトを強くした映像はなかなかムーディーで、
「ドライヴ」の時はスタイリッシュに見えました。
それが・・・タイが舞台のせいか、
どうも場末感が漂って安っぽく見えちゃう (^^;
娼館の廊下とか毒々しくて良かったんだけどね、
アジアはやめてほしかったな。
問題は警官チャン(ヴィタヤ・パンスリンガム)です!
ネタバレあります ↓
タイトルの「ONLY GOD FORGIVES」の「GOD」 が
彼だと言うの?
あの強さ!(゚o゚)
罪を犯した者を顔色一つ変えず制裁していく絶対的な存在。
まるで神のように描いているけど、チャンも悪人でしょ。
殺された娘の父親に、
殺した男ビリーを好きにしろと焚きつけておいて、
父親がビリーを殺したら、チャンは彼の腕を切り落とす。
神がわざと犯罪をけしかけるかな~(- -;)
子供の目の前で人を殺すのも、神のする事と思えない。
チャンが、人を殺す場合と腕を切る場合の違いは何か?
自分の命を狙ったか狙ってないかですよ。完全に自分中心!
チャンも他も皆、ただの復讐の鬼だ。
やられたらやり返すの不毛な世界を描いただけです。
それにしてもバイオレンス・シーンは殺気が張り詰めてました~☆
チャンのスローな動きと長い間に、
次に起こる事を想像して、緊張感がみなぎります!( ̄□ ̄;)
音楽もホラーのようにおどろおどろしくて、
恐怖を盛り上げていました!
しかしその後、一仕事終えたらカラオケで歌うシーンはコメディ?
微動だにせず聴いている警察官達の姿、その正面からのカット。
なんでここで笑いを入れる必要があるんでしょう??(@_@;)
意味不明。(≧ε≦)
ジュリアン演じるライアンも無表情で、セリフはほとんど無しの
抑制された演技で、静かな狂気を出していました。
頭の形が綺麗だな~と後頭部をウットリ見てました(^^;
母親(クリスティン・S・トーマス)は酷い人で、
兄だけを溺愛しており、
ジュリアンはマザコンで性的不能だったんですね。
母の子宮に手を入れて歪んだ愛を見せる姿が切なかった・・・
愛されない悲しみからか、父親を素手で殺した過去があります。
罪の赦しを乞うため、ラストでチャンに両手を差し出しますが、
私にしてみたらチャンなんて神じゃないんだから、
そんな事やめて~って感じですよ。
人(悪人)が人を裁き、神に代わって罰を与えるなんて、
しかも命をどうこうするなんて、おこがましいです!
歌っているチャンで終わるとは、シラケました。
関連記事*****「ドライヴ」

ONLY GOD FORGIVES
監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
製作:2013年 デンマーク・フランス
上映時間:90分
出演:*ライアン・ゴズリング *クリスティン・スコット・トーマス *ヴィタヤ・パンスリンガム *ラータ・ポーガム
その復讐は神への挑戦
「ドライヴ」のニコラス・ウィンディング・レフン監督と
ライアン・ゴズリングが再びタッグを組んだというので
期待して観たけど、
これが同じ監督の作品?とちょっと残念な気持ち・・・(+_+)
アジアB級映画の雰囲気だし、内容が突拍子もないんですよね~
青や赤のライトを強くした映像はなかなかムーディーで、
「ドライヴ」の時はスタイリッシュに見えました。
それが・・・タイが舞台のせいか、
どうも場末感が漂って安っぽく見えちゃう (^^;
娼館の廊下とか毒々しくて良かったんだけどね、
アジアはやめてほしかったな。
問題は警官チャン(ヴィタヤ・パンスリンガム)です!
ネタバレあります ↓
タイトルの「ONLY GOD FORGIVES」の「GOD」 が
彼だと言うの?
あの強さ!(゚o゚)
罪を犯した者を顔色一つ変えず制裁していく絶対的な存在。
まるで神のように描いているけど、チャンも悪人でしょ。
殺された娘の父親に、
殺した男ビリーを好きにしろと焚きつけておいて、
父親がビリーを殺したら、チャンは彼の腕を切り落とす。
神がわざと犯罪をけしかけるかな~(- -;)
子供の目の前で人を殺すのも、神のする事と思えない。
チャンが、人を殺す場合と腕を切る場合の違いは何か?
自分の命を狙ったか狙ってないかですよ。完全に自分中心!
チャンも他も皆、ただの復讐の鬼だ。
やられたらやり返すの不毛な世界を描いただけです。
それにしてもバイオレンス・シーンは殺気が張り詰めてました~☆
チャンのスローな動きと長い間に、
次に起こる事を想像して、緊張感がみなぎります!( ̄□ ̄;)
音楽もホラーのようにおどろおどろしくて、
恐怖を盛り上げていました!
しかしその後、一仕事終えたらカラオケで歌うシーンはコメディ?
微動だにせず聴いている警察官達の姿、その正面からのカット。
なんでここで笑いを入れる必要があるんでしょう??(@_@;)
意味不明。(≧ε≦)
ジュリアン演じるライアンも無表情で、セリフはほとんど無しの
抑制された演技で、静かな狂気を出していました。
頭の形が綺麗だな~と後頭部をウットリ見てました(^^;
母親(クリスティン・S・トーマス)は酷い人で、
兄だけを溺愛しており、
ジュリアンはマザコンで性的不能だったんですね。
母の子宮に手を入れて歪んだ愛を見せる姿が切なかった・・・
愛されない悲しみからか、父親を素手で殺した過去があります。
罪の赦しを乞うため、ラストでチャンに両手を差し出しますが、
私にしてみたらチャンなんて神じゃないんだから、
そんな事やめて~って感じですよ。
人(悪人)が人を裁き、神に代わって罰を与えるなんて、
しかも命をどうこうするなんて、おこがましいです!
歌っているチャンで終わるとは、シラケました。
関連記事*****「ドライヴ」