キャリー
2014-05-20(Tue)
リメイクとしてはイマイチ。
胸に迫るものが無い。

CARRIE
監督:キンバリー・ピアース
製作:2013年 アメリカ
原作:スティーヴン・キング「キャリー」
上映時間:100分
出演:*クロエ・グレース・モレッツ *ジュリアン・ムーア
最も恐ろしく、切ない青春。
ブライアン・デ・パルマ監督による76年の傑作ホラーを
クロエ・グレース・モレッツ主演でリメイク。
オリジナルはホラーとして強烈なインパクトを残したけど、
本作はホラーですらないのよね・・・(@_@;)
学園ドラマ&母子の愛憎&念動力と言うだけの内容でした。
前キャリー役のシシー・スペイセクはすごく色白で、不気味さや
悲壮感が漂っていたけど、クロエちゃんは健康的で可愛いので
繊細さとか薄幸な雰囲気が無いんだな~
これじゃあ、キャリーの悲しみ・怒りに説得力が無い・・・(- -;)
ネタバレあります ↓
一方、母役のジュリアン・ムーアは異常ぶりを迫真の演技で見せてました!
母は清い関係の人に犯され、
その時に快感を覚えた事に罪の意識を持ちます。
それで生まれた子供を与えられた試練と思うんですね。
性的なものを忌み嫌い、娘が女になるのは邪悪な事として、
常にキャリーを厳しく束縛してきた。
お祈り部屋なんて拷問部屋だよね(;´o`)
キャリーがオドオドして学校で浮いた存在になったのは
全て母親のせいと言っていいでしょう。
学校でのいじめは、ネットを動画にUPするのがイマドキ!
皆でからかっていたけど、クリス以外の生徒はその後
反省してるようで、それほど陰湿には見えなかったなあ。
クライマックスのプロムでは、人気男子学生トミーも
悪意の無い、むしろ好感が持てる接し方をしていて、
そこはただのクリスの復讐の場にしかなってなかったです。
オリジナルのキャリーは、極限まで追い詰められ、
それまで抑え込んできた怒りや悲しみが膨れ上がり、
自分をコントロール出来ない程になって全てを破壊します。
こちらのキャリーは、自分に優しくしてくれた先生や
スーは助けるんですよね。
抑え込んできたものも爆発させたものも、
オリジナルより小さく感じましたね。
無理矢理、血みどろの惨劇に持って行った感じ。
そのシーンは必死に盛り上げてましたけどね(≧ε≦)
全ての元凶となった母はキャリーにとってはたった一人の拠り所。
そんな母に全部の刃物を向けなければならなかったのは
やっぱり可哀想でした。
でも、彼女のやりきれなさや苦しみの描き方が
イマイチだった気がします。
ラストシーンも衝撃に欠けるものだったなぁ。
胸に迫るものが無い。

CARRIE
監督:キンバリー・ピアース
製作:2013年 アメリカ
原作:スティーヴン・キング「キャリー」
上映時間:100分
出演:*クロエ・グレース・モレッツ *ジュリアン・ムーア
最も恐ろしく、切ない青春。
ブライアン・デ・パルマ監督による76年の傑作ホラーを
クロエ・グレース・モレッツ主演でリメイク。
オリジナルはホラーとして強烈なインパクトを残したけど、
本作はホラーですらないのよね・・・(@_@;)
学園ドラマ&母子の愛憎&念動力と言うだけの内容でした。
前キャリー役のシシー・スペイセクはすごく色白で、不気味さや
悲壮感が漂っていたけど、クロエちゃんは健康的で可愛いので
繊細さとか薄幸な雰囲気が無いんだな~
これじゃあ、キャリーの悲しみ・怒りに説得力が無い・・・(- -;)
ネタバレあります ↓
一方、母役のジュリアン・ムーアは異常ぶりを迫真の演技で見せてました!
母は清い関係の人に犯され、
その時に快感を覚えた事に罪の意識を持ちます。
それで生まれた子供を与えられた試練と思うんですね。
性的なものを忌み嫌い、娘が女になるのは邪悪な事として、
常にキャリーを厳しく束縛してきた。
お祈り部屋なんて拷問部屋だよね(;´o`)
キャリーがオドオドして学校で浮いた存在になったのは
全て母親のせいと言っていいでしょう。
学校でのいじめは、ネットを動画にUPするのがイマドキ!
皆でからかっていたけど、クリス以外の生徒はその後
反省してるようで、それほど陰湿には見えなかったなあ。
クライマックスのプロムでは、人気男子学生トミーも
悪意の無い、むしろ好感が持てる接し方をしていて、
そこはただのクリスの復讐の場にしかなってなかったです。
オリジナルのキャリーは、極限まで追い詰められ、
それまで抑え込んできた怒りや悲しみが膨れ上がり、
自分をコントロール出来ない程になって全てを破壊します。
こちらのキャリーは、自分に優しくしてくれた先生や
スーは助けるんですよね。
抑え込んできたものも爆発させたものも、
オリジナルより小さく感じましたね。
無理矢理、血みどろの惨劇に持って行った感じ。
そのシーンは必死に盛り上げてましたけどね(≧ε≦)
全ての元凶となった母はキャリーにとってはたった一人の拠り所。
そんな母に全部の刃物を向けなければならなかったのは
やっぱり可哀想でした。
でも、彼女のやりきれなさや苦しみの描き方が
イマイチだった気がします。
ラストシーンも衝撃に欠けるものだったなぁ。