舟を編む
2014-05-12(Mon)
丁寧に紡がれた良質な映画。
とっても良かった!

監督:石井裕也
製作:2013年 日本
上演時間:133分
原作:三浦しをん「舟を編む」
出演:*松田龍平 *宮崎あおい *オダギリジョー *加藤剛
*小林薫 *伊佐山ひろ子 *黒木華
マジメって、面白い。
辞書は言葉の海を渡る舟。
それを編む(編集する)過程や、
携わった人々の情熱・苦労・喜びを描いた感動作!
1995年・・・PC・携帯電話が普及し始め、
新しい言葉や概念が飛躍的に溢れ出した頃ですね。
玄武書房は、新しい辞書「大渡海」を、『今を生きる辞書』として
世に出すべく編纂に取り組んでいた。
辞書作りは、用例採集、見出し語選定、語釈執筆、デザイン構成、
印刷、校正(数回!)とあって、気の遠くなるような
時間と労力をかけるんですね(@_@;)
地道にひたむきにコツコツと進めていく作業なんだな~
ネタバレあるかも ↓
オタクっぽい変人と言われている馬締(松田龍平)が登場した時、
勝手ながら、この人ピッタリじゃん!って思ってしまった(^▽^;)
「右」を説明出来たし、コツコツやりそうなので。
言葉の意味を知るのは人と繋がりたい願望だと言っていました。
人と交わるために、舟を使って言葉の海を漕いで行くんですね。
辞書の奥深い世界に触れ、馬締は辞書作りに没頭していきます。
一緒に仕事をする仲間がユニークで面白い!
西岡(オダギリジョー)はチャラいんだけど決していい加減じゃなく、
彼にも辞書作りへの愛があると分かるエピソードが出てきます。
真面目一辺倒の馬締との掛け合いも楽しい~☆
松本先生(加藤剛)の「今を生きる辞書にしたい!」と言う
熱い思いが皆を引っ張っていってましたね。
フットワーク軽く、若者の中に入って
用例採集したりする所、感性が若いんですよね~(^▽^)
馬締が倒れた時、好きな人が出来たと見抜き、
恋の語釈を担当させるなんて、粋な計らいをする人です♪
その時すぐに、馬締が恋をした相手の香具矢(宮崎あおい)の
働く料亭に予約を入れる佐々木さん(伊佐山ひろ子)も、
気が利いて温かいよね~
12年後にシーンが変わった時でも、佐々木さんが
いてくれたのは嬉しかったです!
定年退職した荒木さん(小林薫)も戻って来たし、
皆、地味ながらもこの仕事にやりがいを感じ、
この仕事が好きなんだな~って分かりました。
彼らには、言葉がキラキラと光る水面のように
見えていたに違いないです。
途中には馬締を成長させる恋愛も描かれています。
ちっとも香具矢に言葉を発しなくて、私はイライラしてたんだけど、
馬締の恋は思いの外アッサリと成就しちゃうのね(≧ε≦)
彼は言葉を話す事の大切さを、身を持って知ります。
15年という月日が流れ、残念なお別れもあったりして・・・(;_;)
「大渡海」が完成した時は、私まで感無量でした!
仕事にかける熱意と地道な努力の賜物だものね!
この映画自体も、辞書作りのように
真摯に取り組んだ良質の作品でした。
ハデさは無いけど、丁寧さの中にユーモアと温か味があって、
観て良かった~と満ち足りた気持ちになりました。
#2013年日本アカデミー賞 作品賞・主演男優賞・監督賞・
脚本賞・ 録音賞・編集賞・新人俳優賞 受賞
とっても良かった!

監督:石井裕也
製作:2013年 日本
上演時間:133分
原作:三浦しをん「舟を編む」
出演:*松田龍平 *宮崎あおい *オダギリジョー *加藤剛
*小林薫 *伊佐山ひろ子 *黒木華
マジメって、面白い。
辞書は言葉の海を渡る舟。
それを編む(編集する)過程や、
携わった人々の情熱・苦労・喜びを描いた感動作!
1995年・・・PC・携帯電話が普及し始め、
新しい言葉や概念が飛躍的に溢れ出した頃ですね。
玄武書房は、新しい辞書「大渡海」を、『今を生きる辞書』として
世に出すべく編纂に取り組んでいた。
辞書作りは、用例採集、見出し語選定、語釈執筆、デザイン構成、
印刷、校正(数回!)とあって、気の遠くなるような
時間と労力をかけるんですね(@_@;)
地道にひたむきにコツコツと進めていく作業なんだな~
ネタバレあるかも ↓
オタクっぽい変人と言われている馬締(松田龍平)が登場した時、
勝手ながら、この人ピッタリじゃん!って思ってしまった(^▽^;)
「右」を説明出来たし、コツコツやりそうなので。
言葉の意味を知るのは人と繋がりたい願望だと言っていました。
人と交わるために、舟を使って言葉の海を漕いで行くんですね。
辞書の奥深い世界に触れ、馬締は辞書作りに没頭していきます。
一緒に仕事をする仲間がユニークで面白い!
西岡(オダギリジョー)はチャラいんだけど決していい加減じゃなく、
彼にも辞書作りへの愛があると分かるエピソードが出てきます。
真面目一辺倒の馬締との掛け合いも楽しい~☆
松本先生(加藤剛)の「今を生きる辞書にしたい!」と言う
熱い思いが皆を引っ張っていってましたね。
フットワーク軽く、若者の中に入って
用例採集したりする所、感性が若いんですよね~(^▽^)
馬締が倒れた時、好きな人が出来たと見抜き、
恋の語釈を担当させるなんて、粋な計らいをする人です♪
その時すぐに、馬締が恋をした相手の香具矢(宮崎あおい)の
働く料亭に予約を入れる佐々木さん(伊佐山ひろ子)も、
気が利いて温かいよね~
12年後にシーンが変わった時でも、佐々木さんが
いてくれたのは嬉しかったです!
定年退職した荒木さん(小林薫)も戻って来たし、
皆、地味ながらもこの仕事にやりがいを感じ、
この仕事が好きなんだな~って分かりました。
彼らには、言葉がキラキラと光る水面のように
見えていたに違いないです。
途中には馬締を成長させる恋愛も描かれています。
ちっとも香具矢に言葉を発しなくて、私はイライラしてたんだけど、
馬締の恋は思いの外アッサリと成就しちゃうのね(≧ε≦)
彼は言葉を話す事の大切さを、身を持って知ります。
15年という月日が流れ、残念なお別れもあったりして・・・(;_;)
「大渡海」が完成した時は、私まで感無量でした!
仕事にかける熱意と地道な努力の賜物だものね!
この映画自体も、辞書作りのように
真摯に取り組んだ良質の作品でした。
ハデさは無いけど、丁寧さの中にユーモアと温か味があって、
観て良かった~と満ち足りた気持ちになりました。
#2013年日本アカデミー賞 作品賞・主演男優賞・監督賞・
脚本賞・ 録音賞・編集賞・新人俳優賞 受賞