プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命
2014-02-13(Thu)
親から子に引き継がれる悲しい宿命。
血は水よりも濃いのかな・・・?

THE PLACE BEYOND THE PINES
監督:デレク・シアンフランス
製作:2012年 アメリカ
上映時間:141分
出演:*ライアン・ゴズリング *ブラッドリー・クーパー
*エヴァ・メンデス *デイン・デハーン *レイ・リオッタ
それは、愛か罪かーー
ライアン・ゴズリング主演の映画だと思っていたから、
かなりストーリーが進んだ所で、警官役として
ブラッドリー・クーパーが出てきたので、
「あれ?こんなチョイ役で??」なんて驚いちゃいました(^^;
これは、主人公が交代して3つの物語が連鎖して
展開していく映画だったんですね。
その日暮らしの天才バイクライダー。
野心的な新米警官。
15年後の息子たち。
ネタバレあります ↓
自分に息子がいると知ったルーク(ライアン・ゴズリング)が
犯罪に手を染める事になったのは、銀行強盗に誘った
自動車修理工ロビンのせいだと腹立たしく思ったんだけど、
ルークの弱さ・愚かさのせいもあったかもしれませんね・・・(+_+)
息子への愛情から、お金を稼ぎたかった。
短絡的思考が過ちの元だったのかな・・・
破滅に向かっていく雷のようなライアン、でもやっぱりステキ☆
犬をブラブラさせて踊るシーンや、
可愛らしい赤ちゃんとのシーンが微笑ましくていい~~♪
銀行強盗犯を追跡する警官エイヴリー(ブラッドリー・クーパー)は、
犯人より先に発砲して射殺してしまう。
誰にも言わず、ずっと罪の意識を抱えながらも、
野心を捨てる事はなかった。
検事が「発砲は合法だったのか?」と厳しく尋問したり、
警官が罪悪感に苦しむ所に、私は驚きましたよ(゚o゚)
これまで警官が出てくる映画は、犯人どころか一般市民まで
射殺して一件落着というのばかりだったから(^▽^;)
アメリカで一度の発砲について、そんなに厳しく
追及する映画は、珍しいと思いましたね。
警察署内は腐敗していて、悪徳警官の仲間にされそうになる。
レイ・リオッタに誘われなければね・・・(- -;)
ここでも何かの弾みで道を外す怖さがありました。
エイヴリーは正義からと言うより、出世の踏み台として
悪徳警官を告発します。もちろん正義感もあるんだけど、
ずるさもあるし後悔の念もずっと引きずるという複雑な心境で、
ある意味、彼は一般的なのかもしれません。
15年後、親同士から息子同士へ、ドラマは引き継がれます。
2人とも非行に走る不良少年(+_+)
ジェイソンは親譲りと言っていいのかな。
AJは父親にまともに向き合ってもらえないのが原因でしょう。
運命に吸い寄せられるように、2人は出会います。
そして過去は紐解かれる・・・!
エイヴリーがジェイソンから憎しみの目で銃を向けられるのは、
あのレイ・リオッタに連れ込まれそうになった松林。
エイヴリーは心から自分の罪を詫びます。
ジェイソンは彼の財布に15年もしまわれていた家族写真に、
父の愛とエイヴリーの苦悩を知ったと思います。
ラスト、父と同じようにバイクに乗って松林の向こうへ
走っていくジェイソン。
父の面影を抱き、後ろを振り向かず前を向いていくのでしょう。
だけど育ての親より血の繋がりの方が大切なのかな~?
継父が良い人だっただけに、複雑な気持ちになったわ・・・
一方、AJも父の背中を見て晴れやかな表情をしていました。
今回の一件で全てを父から聞いて、
やっと父と向き合えたのかもしれません。想像ですが。
宿命というのはあるのだろうけど、
道を切り拓いていくのは自分なんですよね。
若者2人は新たな未来へスタートを切ったのだと
希望を込めてそう思いました。
血は水よりも濃いのかな・・・?

THE PLACE BEYOND THE PINES
監督:デレク・シアンフランス
製作:2012年 アメリカ
上映時間:141分
出演:*ライアン・ゴズリング *ブラッドリー・クーパー
*エヴァ・メンデス *デイン・デハーン *レイ・リオッタ
それは、愛か罪かーー
ライアン・ゴズリング主演の映画だと思っていたから、
かなりストーリーが進んだ所で、警官役として
ブラッドリー・クーパーが出てきたので、
「あれ?こんなチョイ役で??」なんて驚いちゃいました(^^;
これは、主人公が交代して3つの物語が連鎖して
展開していく映画だったんですね。
その日暮らしの天才バイクライダー。
野心的な新米警官。
15年後の息子たち。
ネタバレあります ↓
自分に息子がいると知ったルーク(ライアン・ゴズリング)が
犯罪に手を染める事になったのは、銀行強盗に誘った
自動車修理工ロビンのせいだと腹立たしく思ったんだけど、
ルークの弱さ・愚かさのせいもあったかもしれませんね・・・(+_+)
息子への愛情から、お金を稼ぎたかった。
短絡的思考が過ちの元だったのかな・・・
破滅に向かっていく雷のようなライアン、でもやっぱりステキ☆
犬をブラブラさせて踊るシーンや、
可愛らしい赤ちゃんとのシーンが微笑ましくていい~~♪
銀行強盗犯を追跡する警官エイヴリー(ブラッドリー・クーパー)は、
犯人より先に発砲して射殺してしまう。
誰にも言わず、ずっと罪の意識を抱えながらも、
野心を捨てる事はなかった。
検事が「発砲は合法だったのか?」と厳しく尋問したり、
警官が罪悪感に苦しむ所に、私は驚きましたよ(゚o゚)
これまで警官が出てくる映画は、犯人どころか一般市民まで
射殺して一件落着というのばかりだったから(^▽^;)
アメリカで一度の発砲について、そんなに厳しく
追及する映画は、珍しいと思いましたね。
警察署内は腐敗していて、悪徳警官の仲間にされそうになる。
レイ・リオッタに誘われなければね・・・(- -;)
ここでも何かの弾みで道を外す怖さがありました。
エイヴリーは正義からと言うより、出世の踏み台として
悪徳警官を告発します。もちろん正義感もあるんだけど、
ずるさもあるし後悔の念もずっと引きずるという複雑な心境で、
ある意味、彼は一般的なのかもしれません。
15年後、親同士から息子同士へ、ドラマは引き継がれます。
2人とも非行に走る不良少年(+_+)
ジェイソンは親譲りと言っていいのかな。
AJは父親にまともに向き合ってもらえないのが原因でしょう。
運命に吸い寄せられるように、2人は出会います。
そして過去は紐解かれる・・・!
エイヴリーがジェイソンから憎しみの目で銃を向けられるのは、
あのレイ・リオッタに連れ込まれそうになった松林。
エイヴリーは心から自分の罪を詫びます。
ジェイソンは彼の財布に15年もしまわれていた家族写真に、
父の愛とエイヴリーの苦悩を知ったと思います。
ラスト、父と同じようにバイクに乗って松林の向こうへ
走っていくジェイソン。
父の面影を抱き、後ろを振り向かず前を向いていくのでしょう。
だけど育ての親より血の繋がりの方が大切なのかな~?
継父が良い人だっただけに、複雑な気持ちになったわ・・・
一方、AJも父の背中を見て晴れやかな表情をしていました。
今回の一件で全てを父から聞いて、
やっと父と向き合えたのかもしれません。想像ですが。
宿命というのはあるのだろうけど、
道を切り拓いていくのは自分なんですよね。
若者2人は新たな未来へスタートを切ったのだと
希望を込めてそう思いました。