クラウド アトラス
2014-01-28(Tue)
ぼくの魂は時空を遥かに超える・・・
感性を刺激するような映画です。

CLOUD ATLAS
監督:*ラナ・ウォシャウスキー *アンディ・ウォシャウスキー
*トム・テクヴァ
製作:2012年 アメリカ
原作:デイヴィッド・ミッチェル
上映時間:172分
出演:*トム・ハンクス *ハル・ベリー *ジム・スタージェス
*ペ・ドゥナ *ベン・ウィショー *ジム・ブロードベント
*ヒューゴ・ウィーヴィング *ジェームズ・ダーシー
*スーザン・サランドン *ヒュー・グラント
いま、<人生の謎>が解けようとしている。
時代も場所も異なる6つのエピソードが
ランダムに展開していく3時間弱もある大作。
豪華な俳優陣が一人4~6役を変身しながら演じている、
すごく斬新な作りに圧倒されます!
製作にかなりの時間と資金と労力を費やした事でしょうね~☆
簡単に6つのエピソードをメモしておくと・・・
1. 1849年、航海を通じて奴隷売買に疑問を抱く青年の物語。
2. 1936年、名曲誕生と、ゲイカップルの愛の物語。
3. 1973年、原発に関わる陰謀を暴こうとする女性記者の物語。
4. 2012年、老人ホーム脱出を計画する編集者の物語。
5. 2144年、ネオソウルで革命に向かうクローン女性の物語。
6. 遥か未来、文明崩壊後の地球で共闘する男女の物語。
どんどん変わるシーンに、最初こそ
置いてけぼりにされた気分だったけど、
だんだん6つの時代の違いが区別できるようになってきました。
それだけ6つの色合いが異なっているんですよね。
ネタバレあるかも ↓
感性を刺激するような映画です。

CLOUD ATLAS
監督:*ラナ・ウォシャウスキー *アンディ・ウォシャウスキー
*トム・テクヴァ
製作:2012年 アメリカ
原作:デイヴィッド・ミッチェル
上映時間:172分
出演:*トム・ハンクス *ハル・ベリー *ジム・スタージェス
*ペ・ドゥナ *ベン・ウィショー *ジム・ブロードベント
*ヒューゴ・ウィーヴィング *ジェームズ・ダーシー
*スーザン・サランドン *ヒュー・グラント
いま、<人生の謎>が解けようとしている。
時代も場所も異なる6つのエピソードが
ランダムに展開していく3時間弱もある大作。
豪華な俳優陣が一人4~6役を変身しながら演じている、
すごく斬新な作りに圧倒されます!
製作にかなりの時間と資金と労力を費やした事でしょうね~☆
簡単に6つのエピソードをメモしておくと・・・
1. 1849年、航海を通じて奴隷売買に疑問を抱く青年の物語。
2. 1936年、名曲誕生と、ゲイカップルの愛の物語。
3. 1973年、原発に関わる陰謀を暴こうとする女性記者の物語。
4. 2012年、老人ホーム脱出を計画する編集者の物語。
5. 2144年、ネオソウルで革命に向かうクローン女性の物語。
6. 遥か未来、文明崩壊後の地球で共闘する男女の物語。
どんどん変わるシーンに、最初こそ
置いてけぼりにされた気分だったけど、
だんだん6つの時代の違いが区別できるようになってきました。
それだけ6つの色合いが異なっているんですよね。
ネタバレあるかも ↓
時代から時代への繋ぎ方が上手かったな~★
奴隷解放運動にむかってゆくユーイング(ジム・スタージェス)の
「航海日誌」を、次の時代の若手音楽家が読んでいて、
彼の作曲した「クラウド アトラス 六重奏」は次の時代で
レコードとなっていて、女性記者が手にする・・・といった具合。
過去から未来への繋がりをサラリと見せていました。
感性に訴えてくるような刺激のある映画でした☆
ただ理論的に考えると、ちょっと咀嚼出来ない部分があります。
(もちろん自分の理解力の無さから来るんだけど(^^;)
輪廻転生を描いている壮大なストーリーですよね。
トム・ハンクス演じる6人は同じ魂の持主と考えるのかな?
でも1936年のホテル支配人と1973年アイザック・サックス博士は
生まれ変わりのわけが無いですよね。
同じくハル・ベリーで、1936年音楽家の妻ジョカスタから
1973年女記者ルイサには生まれ変われません。
この1936年と1973年だけは年代が近過ぎてムリなんですよね。
ではほうき星のアザの持ち主が同じ魂と考えた方がいいのかな?
奴隷を解放しようとするジム・スタージェス、
自分が作曲した曲を奪われそうになり阻止するベン・ウィショー。
石油利権・原発の陰謀を暴こうとするハル・ベリー。
ひどい老人ホームから脱出しようとするジム・ブロードベント。
意志を持って革命に臨み言葉を残すペ・ドゥナ。
自分の中の悪魔と闘うトム・ハンクス。
ほうき星のアザを持っている人は皆、未来を切り拓こうとし、
体制に屈せず、壁を乗り越えようとした人たちばかり。
この精神が本作の肝でした!
でも、トム・ハンクスとハル・ベリー、または
ジム・スタージェスとペ・ドゥナが時代を超えて愛し合うのを見ると、
やっぱり同じ俳優が演じている人物は輪廻転生したものだと
考える方が良さそうですね。
ネオソウルのソンミの言葉に、
「命は自分のものではない。
子宮から墓場まで人は他者と繋がる。
過去も現在も全ての罪があらゆる善が未来を作る」とあったけど、
輪廻転生の中で、過去の人の生き方から魂は影響を受け、
また未来へ影響を与える、時空を超えて繋がっている
・・・という事ですよね。
冒頭トム・ハンクスの「悪魔の話を語って聞かせよう」で始まり、
人は何度も何度も同じ過ちを犯していて、
最終的に地球は文明が崩壊して住めなくなっています。
そんな人間の罪を描きながらも、
それでも雫のような善があればいずれ大海になるわけで、
未来がより良き世界、愛ある世界になる事も同時に描いています。
ほうき星のアザの人達の行動に希望が感じられる内容でした。
後半、だんだん盛り上がっていく流れも良かったです。
とにかくここまで壮大な映画をよく作ったな~と感心しました。
雰囲気はとても好きです☆
関連作品*****
「パフューム ある人殺しの物語」
奴隷解放運動にむかってゆくユーイング(ジム・スタージェス)の
「航海日誌」を、次の時代の若手音楽家が読んでいて、
彼の作曲した「クラウド アトラス 六重奏」は次の時代で
レコードとなっていて、女性記者が手にする・・・といった具合。
過去から未来への繋がりをサラリと見せていました。
感性に訴えてくるような刺激のある映画でした☆
ただ理論的に考えると、ちょっと咀嚼出来ない部分があります。
(もちろん自分の理解力の無さから来るんだけど(^^;)
輪廻転生を描いている壮大なストーリーですよね。
トム・ハンクス演じる6人は同じ魂の持主と考えるのかな?
でも1936年のホテル支配人と1973年アイザック・サックス博士は
生まれ変わりのわけが無いですよね。
同じくハル・ベリーで、1936年音楽家の妻ジョカスタから
1973年女記者ルイサには生まれ変われません。
この1936年と1973年だけは年代が近過ぎてムリなんですよね。
ではほうき星のアザの持ち主が同じ魂と考えた方がいいのかな?
奴隷を解放しようとするジム・スタージェス、
自分が作曲した曲を奪われそうになり阻止するベン・ウィショー。
石油利権・原発の陰謀を暴こうとするハル・ベリー。
ひどい老人ホームから脱出しようとするジム・ブロードベント。
意志を持って革命に臨み言葉を残すペ・ドゥナ。
自分の中の悪魔と闘うトム・ハンクス。
ほうき星のアザを持っている人は皆、未来を切り拓こうとし、
体制に屈せず、壁を乗り越えようとした人たちばかり。
この精神が本作の肝でした!
でも、トム・ハンクスとハル・ベリー、または
ジム・スタージェスとペ・ドゥナが時代を超えて愛し合うのを見ると、
やっぱり同じ俳優が演じている人物は輪廻転生したものだと
考える方が良さそうですね。
ネオソウルのソンミの言葉に、
「命は自分のものではない。
子宮から墓場まで人は他者と繋がる。
過去も現在も全ての罪があらゆる善が未来を作る」とあったけど、
輪廻転生の中で、過去の人の生き方から魂は影響を受け、
また未来へ影響を与える、時空を超えて繋がっている
・・・という事ですよね。
冒頭トム・ハンクスの「悪魔の話を語って聞かせよう」で始まり、
人は何度も何度も同じ過ちを犯していて、
最終的に地球は文明が崩壊して住めなくなっています。
そんな人間の罪を描きながらも、
それでも雫のような善があればいずれ大海になるわけで、
未来がより良き世界、愛ある世界になる事も同時に描いています。
ほうき星のアザの人達の行動に希望が感じられる内容でした。
後半、だんだん盛り上がっていく流れも良かったです。
とにかくここまで壮大な映画をよく作ったな~と感心しました。
雰囲気はとても好きです☆
関連作品*****
「パフューム ある人殺しの物語」