イノセント・ガーデン
2013-12-26(Thu)
人は自分を選べない。
それに気付けば自由になれる。
狂気と耽美の世界を堪能~☆

STOKER
監督:パク・チャヌク
製作:2013年 アメリカ
リドリー・スコット トニー・スコット
脚本:ウェントワース・ミラー
上映時間:99分
出演:*ミア・ワシコウスカ *ニコール・キッドマン
*マシュー・グード *ダーモット・マローニー
18歳になった私に届いたのは、秘密の扉を開く鍵――
興味ある俳優陣と、パク・チャヌク監督作品って事で鑑賞しました。
脚本は「プリズン・ブレイク」主演のウェントワース・ミラーですって!
原題のタイトル「STOKER」は登場する一家の名前で、
しつこく追いかけるストーカー(stalker)の事じゃありませんでした(^^;
まあ、それっぽい行動は出てくるんですけどね。
インディア・ストーカー(ミア・ワシコウスカ)の18歳の誕生日に、
最愛の父は謎の死を遂げ、
長年行方不明だった叔父チャーリー(マシュー・グード)が現れた。
その日から、不可解な事件が続く・・・
美しくも狂気に満ちた独特の映像美に引き付けられました。
ベッドの上に、大きいサイズから小さいサイズまで、
ズラ~ッと並べられた靴に囲まれ横たわる少女のシーンは印象的!
全て同じデザインの靴という部分に、
贈った人と履いてきた人の偏執的なものを感じて、
構図的に美しいんだけど、ゾッとする恐怖も覚えたわ~(゚Д゚)
前半は断片的にシーンを見せていく展開で、
後半はピースがカチッと収まって全体像が見えるようになってます。
ネタバレあります 要注意 ↓
あの靴は叔父チャーリーが毎年プレゼントしてたのね~(゚o゚)
家政婦のマクガーリック夫人に連絡を取ってそうしていたんだ~
観終わって説得力に欠けるなあと思ったのは、
チャーリーがインディアに強く執着する理由。
いくら同じ血が流れているからって、
全く違うタイプの兄の子ですよ。同類とは限らないでしょ。
まさか本当はチャーリーの子?と疑ったくらい。
そうではなかったけど、自分と同じ血を受け継いでいる者の
本能を目覚めさせたいと勝手に思う所が
狂人たる所以って事ですね。
あと、マクガーリック夫人からの情報で、
インディアが感覚鋭く孤独な子供と知り、
ますます自分の跡継ぎだと確信したのかもしれませんね。
そして娘の中の異常なモノにうすうす気づいていた父は
狩りをさせてそれを鎮めさせていたし、
母も、自分には無いモノへの違和感を持っていたんですね。
それにしても、本当の母か?と思う様な冷やかさでしたが。
繊細だけど不機嫌な表情のミア・ワシコウスカ、
吸い込まれそうなブルーアイが魅力的なマシュー・グード、
母らしくない妻らしくもない美魔女ニコール・キッドマン、
3人とも妖しくて毒々しくて謎めいている!
彼らの三角関係はスリリングでなかなか面白かった~☆
韓国映画では生々しくコッテリとした画を撮ってきた監督だけど、
このハリウッド映画では、直接的表現は避けて、
洗練された官能を演出してますね。
ピアノの連弾なんて、身体に触れてないのに、
すっごくエロティックさを感じさせる見事なシーンになってます!
エロスに絡む暴力と残忍性。
インディアは、人が殺されるのを目の当たりにして、
恍惚を感じてしまう。
本能の覚醒はチャーリーの望み通りだったが、
それはチャーリーを遥かに凌駕してしまうのだ! ( ̄□ ̄;)
最後にはハイヒールを履き、
ハンターの目付きですっくと立つインディア。
目覚めて解き放たれ、少女から大人になった姿は、
おぞましくも輝いていました☆
漂う雰囲気がとっても好みの映画でした。
関連作品*****
「復讐者に憐れみを」
「オールド・ボーイ」
「親切なクムジャさん」
「渇き」
それに気付けば自由になれる。
狂気と耽美の世界を堪能~☆

STOKER
監督:パク・チャヌク
製作:2013年 アメリカ
リドリー・スコット トニー・スコット
脚本:ウェントワース・ミラー
上映時間:99分
出演:*ミア・ワシコウスカ *ニコール・キッドマン
*マシュー・グード *ダーモット・マローニー
18歳になった私に届いたのは、秘密の扉を開く鍵――
興味ある俳優陣と、パク・チャヌク監督作品って事で鑑賞しました。
脚本は「プリズン・ブレイク」主演のウェントワース・ミラーですって!
原題のタイトル「STOKER」は登場する一家の名前で、
しつこく追いかけるストーカー(stalker)の事じゃありませんでした(^^;
まあ、それっぽい行動は出てくるんですけどね。
インディア・ストーカー(ミア・ワシコウスカ)の18歳の誕生日に、
最愛の父は謎の死を遂げ、
長年行方不明だった叔父チャーリー(マシュー・グード)が現れた。
その日から、不可解な事件が続く・・・
美しくも狂気に満ちた独特の映像美に引き付けられました。
ベッドの上に、大きいサイズから小さいサイズまで、
ズラ~ッと並べられた靴に囲まれ横たわる少女のシーンは印象的!
全て同じデザインの靴という部分に、
贈った人と履いてきた人の偏執的なものを感じて、
構図的に美しいんだけど、ゾッとする恐怖も覚えたわ~(゚Д゚)
前半は断片的にシーンを見せていく展開で、
後半はピースがカチッと収まって全体像が見えるようになってます。
ネタバレあります 要注意 ↓
あの靴は叔父チャーリーが毎年プレゼントしてたのね~(゚o゚)
家政婦のマクガーリック夫人に連絡を取ってそうしていたんだ~
観終わって説得力に欠けるなあと思ったのは、
チャーリーがインディアに強く執着する理由。
いくら同じ血が流れているからって、
全く違うタイプの兄の子ですよ。同類とは限らないでしょ。
まさか本当はチャーリーの子?と疑ったくらい。
そうではなかったけど、自分と同じ血を受け継いでいる者の
本能を目覚めさせたいと勝手に思う所が
狂人たる所以って事ですね。
あと、マクガーリック夫人からの情報で、
インディアが感覚鋭く孤独な子供と知り、
ますます自分の跡継ぎだと確信したのかもしれませんね。
そして娘の中の異常なモノにうすうす気づいていた父は
狩りをさせてそれを鎮めさせていたし、
母も、自分には無いモノへの違和感を持っていたんですね。
それにしても、本当の母か?と思う様な冷やかさでしたが。
繊細だけど不機嫌な表情のミア・ワシコウスカ、
吸い込まれそうなブルーアイが魅力的なマシュー・グード、
母らしくない妻らしくもない美魔女ニコール・キッドマン、
3人とも妖しくて毒々しくて謎めいている!
彼らの三角関係はスリリングでなかなか面白かった~☆
韓国映画では生々しくコッテリとした画を撮ってきた監督だけど、
このハリウッド映画では、直接的表現は避けて、
洗練された官能を演出してますね。
ピアノの連弾なんて、身体に触れてないのに、
すっごくエロティックさを感じさせる見事なシーンになってます!
エロスに絡む暴力と残忍性。
インディアは、人が殺されるのを目の当たりにして、
恍惚を感じてしまう。
本能の覚醒はチャーリーの望み通りだったが、
それはチャーリーを遥かに凌駕してしまうのだ! ( ̄□ ̄;)
最後にはハイヒールを履き、
ハンターの目付きですっくと立つインディア。
目覚めて解き放たれ、少女から大人になった姿は、
おぞましくも輝いていました☆
漂う雰囲気がとっても好みの映画でした。
関連作品*****
「復讐者に憐れみを」
「オールド・ボーイ」
「親切なクムジャさん」
「渇き」