オブリビオン
2013-12-10(Tue)
スタイリッシュなSF映像も素晴らしいけど、
ヒューマンな味わいが残る所が良かった~☆

OBLIVION
監督:ジョセフ・コシンスキー
製作:2013年 アメリカ
上映時間:124分
出演:*トム・クルーズ *モーガン・フリーマン
*オルガ・キュルレンコ *アンドレア・ライズブロー
何故、彼は人類のいない地球に残されたのかーー?
この監督の「トロン:レガシー」も楽しめた私は本作も好きです。
2077年、エイリアン・スカヴの侵略によって
月と地球の半分が破壊された。
人類は戦争に勝ったが汚染で住めなくなった地球を離れ、
他の惑星タイタンに移住した。
ジャック(トム・クルーズ)とヴィクトリア(アンドレア・ライズブロー)は
廃墟となった地球で、宇宙管理センター・テットからの指令に従い、
パトロール任務をこなしていた・・・
住居タワーや未来型ヘリの造形がすごくカッコいい!
宙に浮くようなスケルトンプールで泳ぐシーンは美しかったし、
未来型ヘリと無人偵察機ドローンの空中戦はスピード感が凄かった☆
重力を感じているトムの歪んだ顔にリアルさも出てたなあ。
荒廃した中にも美しい緑の自然が残っていて、
ジャックは湖畔の小屋で癒しのひと時を過ごします。
そこには野球帽やレイバンサングラスの他、
70年代ROCKのレコードがある\(^▽^)/
L・ツェッペリン、プロコルハルム、ピンク・フロイドなど、
まさに私の好みにドンピシャじゃないの~☆
ミッション前に記憶は消去されたらしいのだけど、
この小屋への思いと言い、時々みる女性の夢と言い、
忘却(オブリビオン)の彼方へ行ってしまったはずの記憶が
ジャックにはかすかに残っているようなんですね。
ある時、60年間宇宙を漂っていた宇宙船オデッセイが落下し、
ジュリア(オルガ・キュルレンコ)と言う女性を発見する。
彼女はジャックの夢に度々出てきた女性だった!
ネタバレあります 未見の方はご注意ください ↓
この辺りから、加速度的にどんどん面白くなる~☆
レジスタンスの人類のグループや自分と同じ顔の男と出会い、
フライトレコーダーを聞き、衝撃の事実が判明する!(°□°;)
それまで見てきたものの意味が180度変わる展開で、
脚本がよく練られていたと思います。
テットが地球を崩壊させ、大量のジャックのクローンを生産し、
海水を吸い上げる採水プラントを守らせていたのだ。
つまりジャックはクローンであり人類の敵側だった・・・(゚o゚)
しかし、何千体もいるなら、なぜ小屋とかで出会わなかったの?
行動範囲を区画割りで規制されていたから?(危険ゾーンとして)
タワー49とタワー52は割と近くにあるようだったけど?
テットは地球外生命体か地球の人工知能か?
と、まあ多少疑問に思う事もあるけど、説明はつくかもね。
自分が自分である(アイデンティティ)と言うのは、
記憶からですよね。
クローンで複製された者でも、
記憶は神経回路の奥深くに保たれていたんですね!
特に愛の力と郷愁は、強い感情なので、
消去されはしないという事ですね。
49号と52号が共有していたのはその2つでした。
愛は温かくて抑え切れないもの。
郷愁は本能的に帰る場所を求めるもの。
ジャックはレコードを聞き、
本や絵画やエンパイアステートビルを目にし、
それらをきっかけに徐々に記憶を蘇らせていったと思います。
と同時にアイデンティティを再生させていった。
ビーチ(モーガン・フリーマン)は
ジャックのそんな姿に一条の光を見たんでしょう。
クローンのジャックは自分の意志を持ち自分で行動する!
ジャックやサリーの正体や自己犠牲に新鮮味は無かったけど、
主人公の自己覚醒の旅として、
SFでも人間臭さが描かれている所が好きです★
関連記事*****
「トロン:レガシー」
ヒューマンな味わいが残る所が良かった~☆

OBLIVION
監督:ジョセフ・コシンスキー
製作:2013年 アメリカ
上映時間:124分
出演:*トム・クルーズ *モーガン・フリーマン
*オルガ・キュルレンコ *アンドレア・ライズブロー
何故、彼は人類のいない地球に残されたのかーー?
この監督の「トロン:レガシー」も楽しめた私は本作も好きです。
2077年、エイリアン・スカヴの侵略によって
月と地球の半分が破壊された。
人類は戦争に勝ったが汚染で住めなくなった地球を離れ、
他の惑星タイタンに移住した。
ジャック(トム・クルーズ)とヴィクトリア(アンドレア・ライズブロー)は
廃墟となった地球で、宇宙管理センター・テットからの指令に従い、
パトロール任務をこなしていた・・・
住居タワーや未来型ヘリの造形がすごくカッコいい!
宙に浮くようなスケルトンプールで泳ぐシーンは美しかったし、
未来型ヘリと無人偵察機ドローンの空中戦はスピード感が凄かった☆
重力を感じているトムの歪んだ顔にリアルさも出てたなあ。
荒廃した中にも美しい緑の自然が残っていて、
ジャックは湖畔の小屋で癒しのひと時を過ごします。
そこには野球帽やレイバンサングラスの他、
70年代ROCKのレコードがある\(^▽^)/
L・ツェッペリン、プロコルハルム、ピンク・フロイドなど、
まさに私の好みにドンピシャじゃないの~☆
ミッション前に記憶は消去されたらしいのだけど、
この小屋への思いと言い、時々みる女性の夢と言い、
忘却(オブリビオン)の彼方へ行ってしまったはずの記憶が
ジャックにはかすかに残っているようなんですね。
ある時、60年間宇宙を漂っていた宇宙船オデッセイが落下し、
ジュリア(オルガ・キュルレンコ)と言う女性を発見する。
彼女はジャックの夢に度々出てきた女性だった!
ネタバレあります 未見の方はご注意ください ↓
この辺りから、加速度的にどんどん面白くなる~☆
レジスタンスの人類のグループや自分と同じ顔の男と出会い、
フライトレコーダーを聞き、衝撃の事実が判明する!(°□°;)
それまで見てきたものの意味が180度変わる展開で、
脚本がよく練られていたと思います。
テットが地球を崩壊させ、大量のジャックのクローンを生産し、
海水を吸い上げる採水プラントを守らせていたのだ。
つまりジャックはクローンであり人類の敵側だった・・・(゚o゚)
しかし、何千体もいるなら、なぜ小屋とかで出会わなかったの?
行動範囲を区画割りで規制されていたから?(危険ゾーンとして)
タワー49とタワー52は割と近くにあるようだったけど?
テットは地球外生命体か地球の人工知能か?
と、まあ多少疑問に思う事もあるけど、説明はつくかもね。
自分が自分である(アイデンティティ)と言うのは、
記憶からですよね。
クローンで複製された者でも、
記憶は神経回路の奥深くに保たれていたんですね!
特に愛の力と郷愁は、強い感情なので、
消去されはしないという事ですね。
49号と52号が共有していたのはその2つでした。
愛は温かくて抑え切れないもの。
郷愁は本能的に帰る場所を求めるもの。
ジャックはレコードを聞き、
本や絵画やエンパイアステートビルを目にし、
それらをきっかけに徐々に記憶を蘇らせていったと思います。
と同時にアイデンティティを再生させていった。
ビーチ(モーガン・フリーマン)は
ジャックのそんな姿に一条の光を見たんでしょう。
クローンのジャックは自分の意志を持ち自分で行動する!
ジャックやサリーの正体や自己犠牲に新鮮味は無かったけど、
主人公の自己覚醒の旅として、
SFでも人間臭さが描かれている所が好きです★
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