アルゴ
2013-04-13(Sat)
本年度アカデミー賞作品賞に輝いた、
ベン・アフレック監督・主演の実話ベースの作品。
後半のたたみかけは、ハンパじゃない緊張感だった~!

ARGO
監督:ベン・アフレック
製作:2012年 アメリカ
上映時間:120分
出演:*ベン・アフレック *ブライアン・クランストン *アラン・アーキン
*ジョン・グッドマン *クレア・デュヴァル
この≪実話≫は、フィクションよりも大胆
1979年11月のテヘラン、イラン革命が激しさを増す中、
過激派グループが米国大使館を占拠して、
52人の職員を人質にとる事件が発生した。
その際、6人の職員が裏口から秘かに脱出し、
カナダ大使私邸に逃げ込んでいた。
見つかれば公開処刑も免れない彼らを救出するために、
CIAのトニー・メンデス(ベン・アフレック)は
偽映画スタッフ作戦を練り上げる・・・
事件発生から18年後に、クリントン大統領が公表し
明らかになった極秘救出作戦は、
奇想天外で、フィクションより大胆だった・・・(°□°;)
偽のSF映画製作をでっち上げ、
6人の大使館職員を、ロケハンに来た映画スタッフの
カナダ人に変装させて出国させるって、
よく深刻な状況で思い付いたものだわね~(^^;
「最高の最悪案」って事だったけど、
ハリウッドの人間なら地球上どこでも行きそうだから、
これもアリだったんでしょうね。
ネタバレあります ↓
ベン・アフレック監督・主演の実話ベースの作品。
後半のたたみかけは、ハンパじゃない緊張感だった~!

ARGO
監督:ベン・アフレック
製作:2012年 アメリカ
上映時間:120分
出演:*ベン・アフレック *ブライアン・クランストン *アラン・アーキン
*ジョン・グッドマン *クレア・デュヴァル
この≪実話≫は、フィクションよりも大胆
1979年11月のテヘラン、イラン革命が激しさを増す中、
過激派グループが米国大使館を占拠して、
52人の職員を人質にとる事件が発生した。
その際、6人の職員が裏口から秘かに脱出し、
カナダ大使私邸に逃げ込んでいた。
見つかれば公開処刑も免れない彼らを救出するために、
CIAのトニー・メンデス(ベン・アフレック)は
偽映画スタッフ作戦を練り上げる・・・
事件発生から18年後に、クリントン大統領が公表し
明らかになった極秘救出作戦は、
奇想天外で、フィクションより大胆だった・・・(°□°;)
偽のSF映画製作をでっち上げ、
6人の大使館職員を、ロケハンに来た映画スタッフの
カナダ人に変装させて出国させるって、
よく深刻な状況で思い付いたものだわね~(^^;
「最高の最悪案」って事だったけど、
ハリウッドの人間なら地球上どこでも行きそうだから、
これもアリだったんでしょうね。
ネタバレあります ↓
で、実際に脚本を買って、事務所を設置して、
ポスターや絵コンテも作って、大々的に製作発表もしたんですね。
この徹底ぶりが凄いなあ~★ さすがアメリカ。
「猿の惑星」の特殊メイクのジョン・チェンバース
(ジョン・グッドマン)も協力していたとは。
この人と映画プロデューサーのレスター・シーゲル
(アラン・アーキン)の2人は、『ハリウッドの心意気を
見せてやるぜ』みたいなノリノリな雰囲気があって、
コミカルな味付けになってましたね。(≧ε≦)
合言葉は「アルゴ、クソくらえ(Argo, Fuck yourself)」だもんね。
後半、トニーが現地入りしてからは、一転して緊張の連続!!
バザールに行くシーンもドキドキだし、
途中で作戦中止になるのも、えーっ大丈夫かなあってハラハラ。
それでも、6人を見捨てられないトニーは、
独自の判断で脱出を決行する!
人として彼らを見殺しには出来なかったんでしょうね。
トニーが動き出したと分かって、
CIA副長官補佐ジャック・オドネル(ブライアン・クランストン)は
本部で彼をバックアップする!
この辺は創造も絡んでるだろうけど、
上司の行動には胸が熱くなるものがありました。
そして、最高のクライマックスは空港からの脱出劇!
別室に連れて行かれ尋問されるハメになって、
その時のイラン革命防衛隊のギョロ目が恐ろしいったらない!
同時にイランの子供がシュレッダーで裁断された断片を
つなぎ合わせ顔写真を復元していて、
これが時間との戦いだって事が強調されるの( ̄□ ̄;)
飛行機が動き出してもパトカーで追いかけて来ると言う、
手に汗握る緊迫感の出し方は凄かった(><)
助かった事は知っているのに、あまりにスリリングで、
飛行機がイラン上空を越えた時に涙出そうになったわ。
この作戦は、トニーや隣国カナダの人道的な
勇気と行動によって成功したんですね~
エンドロールでまたビックリ!
本人の顔写真が出てくるんだけど、
俳優さん達がそっくり!と思って。
似た人を選んだんでしょうね。(ベン以外は)
それに実際のニュース映像と同じように
再現していた事も分かって驚きました。
事実に忠実に出来る部分は拘って再現して、
リアリティを出していたんですね。
ハデなアクションなどは無い堅実な作りで、
事実の重みを残していながら、
スリルとテンポの良さが印象に残る娯楽性も
しっかり取り入れていたのが良かったです。
本作は、6人を脱出させる作戦がメインなんですけど、
私は大使館内の52人のほうがすごく気になっちゃった。
6人は食事に不自由せずワインも飲んで
(カナダ大使私邸の食糧が倍以上増えた事は
よく気付かれなかったよね?)
79日後には救出されたけど、
52人の職員達は、酷い状況で444日間も耐えたんですよね。
6人が英雄みたいに迎えられてる事に複雑な気持ちだったわ・・
52人のほうは、軍による「イーグルクロー作戦」が失敗して、
軟禁が長引いたらしいです。
結局、パーレビ元国王が死去して、カーターからレーガンに
大統領が代わったんで解放されたとの事。
この事件は、大きな軍事力でなく民間のテロで大国アメリカに
対抗できるという事を知らしめる結果となったんですね。
#2012年アカデミー賞 作品賞・脚色賞・編集賞 受賞
関連記事*****
「ゴーン・ベイビー・ゴーン」
「ザ・タウン」
ポスターや絵コンテも作って、大々的に製作発表もしたんですね。
この徹底ぶりが凄いなあ~★ さすがアメリカ。
「猿の惑星」の特殊メイクのジョン・チェンバース
(ジョン・グッドマン)も協力していたとは。
この人と映画プロデューサーのレスター・シーゲル
(アラン・アーキン)の2人は、『ハリウッドの心意気を
見せてやるぜ』みたいなノリノリな雰囲気があって、
コミカルな味付けになってましたね。(≧ε≦)
合言葉は「アルゴ、クソくらえ(Argo, Fuck yourself)」だもんね。
後半、トニーが現地入りしてからは、一転して緊張の連続!!
バザールに行くシーンもドキドキだし、
途中で作戦中止になるのも、えーっ大丈夫かなあってハラハラ。
それでも、6人を見捨てられないトニーは、
独自の判断で脱出を決行する!
人として彼らを見殺しには出来なかったんでしょうね。
トニーが動き出したと分かって、
CIA副長官補佐ジャック・オドネル(ブライアン・クランストン)は
本部で彼をバックアップする!
この辺は創造も絡んでるだろうけど、
上司の行動には胸が熱くなるものがありました。
そして、最高のクライマックスは空港からの脱出劇!
別室に連れて行かれ尋問されるハメになって、
その時のイラン革命防衛隊のギョロ目が恐ろしいったらない!
同時にイランの子供がシュレッダーで裁断された断片を
つなぎ合わせ顔写真を復元していて、
これが時間との戦いだって事が強調されるの( ̄□ ̄;)
飛行機が動き出してもパトカーで追いかけて来ると言う、
手に汗握る緊迫感の出し方は凄かった(><)
助かった事は知っているのに、あまりにスリリングで、
飛行機がイラン上空を越えた時に涙出そうになったわ。
この作戦は、トニーや隣国カナダの人道的な
勇気と行動によって成功したんですね~
エンドロールでまたビックリ!
本人の顔写真が出てくるんだけど、
俳優さん達がそっくり!と思って。
似た人を選んだんでしょうね。(ベン以外は)
それに実際のニュース映像と同じように
再現していた事も分かって驚きました。
事実に忠実に出来る部分は拘って再現して、
リアリティを出していたんですね。
ハデなアクションなどは無い堅実な作りで、
事実の重みを残していながら、
スリルとテンポの良さが印象に残る娯楽性も
しっかり取り入れていたのが良かったです。
本作は、6人を脱出させる作戦がメインなんですけど、
私は大使館内の52人のほうがすごく気になっちゃった。
6人は食事に不自由せずワインも飲んで
(カナダ大使私邸の食糧が倍以上増えた事は
よく気付かれなかったよね?)
79日後には救出されたけど、
52人の職員達は、酷い状況で444日間も耐えたんですよね。
6人が英雄みたいに迎えられてる事に複雑な気持ちだったわ・・
52人のほうは、軍による「イーグルクロー作戦」が失敗して、
軟禁が長引いたらしいです。
結局、パーレビ元国王が死去して、カーターからレーガンに
大統領が代わったんで解放されたとの事。
この事件は、大きな軍事力でなく民間のテロで大国アメリカに
対抗できるという事を知らしめる結果となったんですね。
#2012年アカデミー賞 作品賞・脚色賞・編集賞 受賞
関連記事*****
「ゴーン・ベイビー・ゴーン」
「ザ・タウン」