サラの鍵
2013-02-23(Sat)
とても心を揺さぶられ胸が熱くなった作品。
昨年観ていたら、2012年ベスト作品に入れていたなあ。
近所のレンタル店に置いてなくて、やっとの鑑賞。

ELLE’S APPELAIT SARAH
監督:ジル・パケ=ブランネール
製作:2010年 フランス
原作:タチアナ・ド・ロネ
上映時間:111分
出演:*クリスティン・スコット・トーマス *メリュジーヌ・マヤンス
*ニエル・アレストリュプ *エイダン・クイン *フレデリック・ピエロ
ただ伝えたい。決してあなたを忘れはしないと。
過酷な運命を辿った少女とその足跡を追う女性記者。
フランスで起きたユダヤ人迫害事件「ヴェルディヴ事件」を基に、
過去と現在を交錯させながらユダヤ人の悲劇を描き出す。
1942年7月パリ、フランス警察によるユダヤ人一斉検挙があり、
ユダヤ人少女サラ(メリュジーヌ・マヤンス)は両親と共に連行される。
この時、弟を守ろうと納戸に隠して鍵をかける。
すぐに戻れると思っていたのだが、多くのユダヤ人と共に
ヴェルディヴ(屋外競輪場)に隔離され、収容所に送られてしまう。
2009年のパリ。雑誌記者ジュリア(クリスティン・スコット・トーマス)は
自分達のアパートのかつての住人が、
そのヴェルディヴ事件のユダヤ人家族である事を知る。
てっきりポスターの女性がサラで、生き別れた弟を
探し求める話だと思ってた・・・まるっきり違ったわ( ̄∇ ̄*)ゞ
すごく胸に迫ってくる見応えのある良い映画だった~★
ネバタレあります ↓
昨年観ていたら、2012年ベスト作品に入れていたなあ。
近所のレンタル店に置いてなくて、やっとの鑑賞。

ELLE’S APPELAIT SARAH
監督:ジル・パケ=ブランネール
製作:2010年 フランス
原作:タチアナ・ド・ロネ
上映時間:111分
出演:*クリスティン・スコット・トーマス *メリュジーヌ・マヤンス
*ニエル・アレストリュプ *エイダン・クイン *フレデリック・ピエロ
ただ伝えたい。決してあなたを忘れはしないと。
過酷な運命を辿った少女とその足跡を追う女性記者。
フランスで起きたユダヤ人迫害事件「ヴェルディヴ事件」を基に、
過去と現在を交錯させながらユダヤ人の悲劇を描き出す。
1942年7月パリ、フランス警察によるユダヤ人一斉検挙があり、
ユダヤ人少女サラ(メリュジーヌ・マヤンス)は両親と共に連行される。
この時、弟を守ろうと納戸に隠して鍵をかける。
すぐに戻れると思っていたのだが、多くのユダヤ人と共に
ヴェルディヴ(屋外競輪場)に隔離され、収容所に送られてしまう。
2009年のパリ。雑誌記者ジュリア(クリスティン・スコット・トーマス)は
自分達のアパートのかつての住人が、
そのヴェルディヴ事件のユダヤ人家族である事を知る。
てっきりポスターの女性がサラで、生き別れた弟を
探し求める話だと思ってた・・・まるっきり違ったわ( ̄∇ ̄*)ゞ
すごく胸に迫ってくる見応えのある良い映画だった~★
ネバタレあります ↓
人物の足跡を辿っていく所や過去と現在を行き来する所は、
「灼熱の魂」を思い出したな~ あれも好きだったから。
どちらも脚本が練り込まれていて、とても引きつけられる話なんですよね。
サラとジュリアの運命が重なるような過去と現在の繋げ方も実に巧み!
社会派ドラマと言うより、2人の女性の内面のドラマにしてあるから、
取っつき易く入り込み易くなってましたね。
サラが納戸を開けたシーンはショッキングですっごーく苦しかった(><)
サラの人生には、その事がずっとのしかかってくるんですね。
自分を責めて、自分のユダヤ人の血を否定して生き続けた・・・
親代わりとなってくれたデュフォール夫妻や夫となったレインズファード氏は
(特に父親代わりの老人の、愛しい我が娘を見つめる眼差しは心に残る)
温かく見守ってくれていたようだけど、それでもサラは
自分を否定する闇の部分をどうする事も出来なかったのね・・・
そんなサラを取材していくうちにジュリアは人生に大きな影響を受けます。
生きる事を容赦なく絶たれたユダヤ人を思った時、
新しく授かった命を同じように出来るわけがない。
夫に反対されても産みたいと思うでしょうね。
ジュリアが夢中になってサラの軌跡を追うのは、
一人の人間として真実を知りたかったから。
知る事には代償がついてくるもので、人を傷付けたりもする。
でも真実はやはり重いのだ。知っておくべき事なのだ。
その過去があって現在があるのだから。
彼女はそう思ったのでしょう。
幸い、サラと関わったどの人も彼女を忘れないでいました。
サラの息子ウィリアム(エイダン・クイン)は
何も聞かされていなくて最初は怒ったけど、
真実を知ってとても喜んでいましたね。
これからもサラとその出来事を忘れはしないと言う気持ちが、
ラストの子供の名前に表れていて、
涙ぐむウィリアムにこちらもウルッときてしまいました(;_;)
私もサラの事は忘れない。忘れられない。
「灼熱の魂」を思い出したな~ あれも好きだったから。
どちらも脚本が練り込まれていて、とても引きつけられる話なんですよね。
サラとジュリアの運命が重なるような過去と現在の繋げ方も実に巧み!
社会派ドラマと言うより、2人の女性の内面のドラマにしてあるから、
取っつき易く入り込み易くなってましたね。
サラが納戸を開けたシーンはショッキングですっごーく苦しかった(><)
サラの人生には、その事がずっとのしかかってくるんですね。
自分を責めて、自分のユダヤ人の血を否定して生き続けた・・・
親代わりとなってくれたデュフォール夫妻や夫となったレインズファード氏は
(特に父親代わりの老人の、愛しい我が娘を見つめる眼差しは心に残る)
温かく見守ってくれていたようだけど、それでもサラは
自分を否定する闇の部分をどうする事も出来なかったのね・・・
そんなサラを取材していくうちにジュリアは人生に大きな影響を受けます。
生きる事を容赦なく絶たれたユダヤ人を思った時、
新しく授かった命を同じように出来るわけがない。
夫に反対されても産みたいと思うでしょうね。
ジュリアが夢中になってサラの軌跡を追うのは、
一人の人間として真実を知りたかったから。
知る事には代償がついてくるもので、人を傷付けたりもする。
でも真実はやはり重いのだ。知っておくべき事なのだ。
その過去があって現在があるのだから。
彼女はそう思ったのでしょう。
幸い、サラと関わったどの人も彼女を忘れないでいました。
サラの息子ウィリアム(エイダン・クイン)は
何も聞かされていなくて最初は怒ったけど、
真実を知ってとても喜んでいましたね。
これからもサラとその出来事を忘れはしないと言う気持ちが、
ラストの子供の名前に表れていて、
涙ぐむウィリアムにこちらもウルッときてしまいました(;_;)
私もサラの事は忘れない。忘れられない。