テイク・シェルター
2012-12-18(Tue)
マイケル・シャノンの顔が怖い!
恐怖や不安が渦巻く不気味さの中に、家族の絆が・・・
カンヌ国際映画祭批評家週間グランプリなど数々の映画賞受賞。

TAKE SHELTER
監督:ジェフ・ニコルズ
製作:2011年 アメリカ
出演:*マイケル・シャノン *ジャシカ・チャステイン *シェー・ウィガム
誰も気づかない、誰も信じないーー
この恐怖は 悪夢か、現実か
妻(ジェシカ・チャステイン)と娘と幸せな生活を
送っていたカーティス(マイケル・シャノン)は
大災害に襲われる悪夢を立て続けに見る。
その恐怖に取り憑かれた彼は、避難用シェルター作りにのめり込む。
異常な黒雲、黄色い雨、黒い鳥の群れなど、不吉な要素満載!( ̄□ ̄;)
心がざわつくムードが全体に漂っていて、不安を掻き立てられます。
日本人にとっては、これは人ごとではない半端ない恐怖ですからね。
でも映画の中の人々には、カーティスが常軌を逸しているようにしか
見えません。
耳が不自由な娘に手術代が必要なのに、
借金までしてシェルターを作ったりガスマスクを買ったりしちゃうんだからね。
ネタバレあります ↓
恐怖や不安が渦巻く不気味さの中に、家族の絆が・・・
カンヌ国際映画祭批評家週間グランプリなど数々の映画賞受賞。

TAKE SHELTER
監督:ジェフ・ニコルズ
製作:2011年 アメリカ
出演:*マイケル・シャノン *ジャシカ・チャステイン *シェー・ウィガム
誰も気づかない、誰も信じないーー
この恐怖は 悪夢か、現実か
妻(ジェシカ・チャステイン)と娘と幸せな生活を
送っていたカーティス(マイケル・シャノン)は
大災害に襲われる悪夢を立て続けに見る。
その恐怖に取り憑かれた彼は、避難用シェルター作りにのめり込む。
異常な黒雲、黄色い雨、黒い鳥の群れなど、不吉な要素満載!( ̄□ ̄;)
心がざわつくムードが全体に漂っていて、不安を掻き立てられます。
日本人にとっては、これは人ごとではない半端ない恐怖ですからね。
でも映画の中の人々には、カーティスが常軌を逸しているようにしか
見えません。
耳が不自由な娘に手術代が必要なのに、
借金までしてシェルターを作ったりガスマスクを買ったりしちゃうんだからね。
ネタバレあります ↓
不気味な現象がだんだんリアルになるんだけど、
見ているものは、予知夢なのか、ただの妄想なのか、
どちらなんだろうって事が気になってくる。
カーティスの母親が30代で統合失調症を発症している話も出てきて、
妄想だとしたら、そのような精神疾患が関係しているのか、
はたまた過去に暗い心の闇を抱えるような出来事でもあったのか?
なんていろいろ考えちゃって、この話の着地点を早く知りたくなる。
母の病気の件は重要で、そのせいでカーティスは10才から
母の愛情を受ける事なく、一般的な幸せな家庭とは縁が無く
大人になってきています。
その裏返しで「自分は家族を置き去りにしない。守り切る。」と
悲痛なまでに思っているんですね。
この今の幸せ、大切な家族を失いたくないと言う切迫感が、
彼をシェルター作りに執着させているんでしょう。
そこへ嵐が来て、家族はシェルターに逃げ込む。
(これは結局小さい嵐だった)
嵐が去った時、妻は優しく言います。
扉は「あなた自身が開けるべき」と。
その前のチャリティ食事会でも、テーブルをひっくり返して
恐ろしい形相で叫びまくる夫を、妻は優しく抱きしめました。
一度は娘の手術代で腹を立てた事もあったけど、
ずっと見捨てないで寄り添って来たのは立派!
ここで妻の温かい愛情を感じたな~
シェルターを開ける時、恐怖を自分で克服するように促し、
優しく見守る・・・こういう心の治療の話かと思ったら、
ラストにドンデン返し。
ビーチに本当の大嵐がやって来る(°□°;)
あれだけ必死になって準備対策をしてきたのに、
意味が無かったと言うやりきれない不運。
しかし、顔を見合わせうなずく夫婦。
この時、本当に理解し合えたのだ!
それまで家族の喪失の恐怖にとらわれてきたけど、
今まで以上の信頼を感じ、カーティスは強くなれたと思います。
不穏な空気に怯えながら見てきましたが、
最後には家族の絆が心に残りました。
見ているものは、予知夢なのか、ただの妄想なのか、
どちらなんだろうって事が気になってくる。
カーティスの母親が30代で統合失調症を発症している話も出てきて、
妄想だとしたら、そのような精神疾患が関係しているのか、
はたまた過去に暗い心の闇を抱えるような出来事でもあったのか?
なんていろいろ考えちゃって、この話の着地点を早く知りたくなる。
母の病気の件は重要で、そのせいでカーティスは10才から
母の愛情を受ける事なく、一般的な幸せな家庭とは縁が無く
大人になってきています。
その裏返しで「自分は家族を置き去りにしない。守り切る。」と
悲痛なまでに思っているんですね。
この今の幸せ、大切な家族を失いたくないと言う切迫感が、
彼をシェルター作りに執着させているんでしょう。
そこへ嵐が来て、家族はシェルターに逃げ込む。
(これは結局小さい嵐だった)
嵐が去った時、妻は優しく言います。
扉は「あなた自身が開けるべき」と。
その前のチャリティ食事会でも、テーブルをひっくり返して
恐ろしい形相で叫びまくる夫を、妻は優しく抱きしめました。
一度は娘の手術代で腹を立てた事もあったけど、
ずっと見捨てないで寄り添って来たのは立派!
ここで妻の温かい愛情を感じたな~
シェルターを開ける時、恐怖を自分で克服するように促し、
優しく見守る・・・こういう心の治療の話かと思ったら、
ラストにドンデン返し。
ビーチに本当の大嵐がやって来る(°□°;)
あれだけ必死になって準備対策をしてきたのに、
意味が無かったと言うやりきれない不運。
しかし、顔を見合わせうなずく夫婦。
この時、本当に理解し合えたのだ!
それまで家族の喪失の恐怖にとらわれてきたけど、
今まで以上の信頼を感じ、カーティスは強くなれたと思います。
不穏な空気に怯えながら見てきましたが、
最後には家族の絆が心に残りました。