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テイク・シェルター
マイケル・シャノンの顔が怖い!
恐怖や不安が渦巻く不気味さの中に、家族の絆が・・・
カンヌ国際映画祭批評家週間グランプリなど数々の映画賞受賞。

テイク・シェルター
TAKE SHELTER

監督:ジェフ・ニコルズ 
製作:2011年 アメリカ
出演:*マイケル・シャノン *ジャシカ・チャステイン *シェー・ウィガム

誰も気づかない、誰も信じないーー 
この恐怖は 悪夢か、現実か


妻(ジェシカ・チャステイン)と娘と幸せな生活を
送っていたカーティス(マイケル・シャノン)は
大災害に襲われる悪夢を立て続けに見る。
その恐怖に取り憑かれた彼は、避難用シェルター作りにのめり込む。

異常な黒雲、黄色い雨、黒い鳥の群れなど、不吉な要素満載!( ̄□ ̄;)
心がざわつくムードが全体に漂っていて、不安を掻き立てられます。

日本人にとっては、これは人ごとではない半端ない恐怖ですからね。
でも映画の中の人々には、カーティスが常軌を逸しているようにしか
見えません。
耳が不自由な娘に手術代が必要なのに、
借金までしてシェルターを作ったりガスマスクを買ったりしちゃうんだからね。

ネタバレあります ↓
不気味な現象がだんだんリアルになるんだけど、
見ているものは、予知夢なのか、ただの妄想なのか、
どちらなんだろうって事が気になってくる。
カーティスの母親が30代で統合失調症を発症している話も出てきて、
妄想だとしたら、そのような精神疾患が関係しているのか、
はたまた過去に暗い心の闇を抱えるような出来事でもあったのか?
なんていろいろ考えちゃって、この話の着地点を早く知りたくなる。

母の病気の件は重要で、そのせいでカーティスは10才から
母の愛情を受ける事なく、一般的な幸せな家庭とは縁が無く
大人になってきています。
その裏返しで「自分は家族を置き去りにしない。守り切る。」と
悲痛なまでに思っているんですね。
この今の幸せ、大切な家族を失いたくないと言う切迫感が、
彼をシェルター作りに執着させているんでしょう。


そこへ嵐が来て、家族はシェルターに逃げ込む。
(これは結局小さい嵐だった)
嵐が去った時、妻は優しく言います。
扉は「あなた自身が開けるべき」と。
その前のチャリティ食事会でも、テーブルをひっくり返して
恐ろしい形相で叫びまくる夫を、妻は優しく抱きしめました。
一度は娘の手術代で腹を立てた事もあったけど、
ずっと見捨てないで寄り添って来たのは立派!
ここで妻の温かい愛情を感じたな~

シェルターを開ける時、恐怖を自分で克服するように促し、
優しく見守る・・・こういう心の治療の話かと思ったら、
ラストにドンデン返し。

ビーチに本当の大嵐がやって来る(°□°;)
あれだけ必死になって準備対策をしてきたのに、
意味が無かったと言うやりきれない不運。
しかし、顔を見合わせうなずく夫婦。
この時、本当に理解し合えたのだ!
それまで家族の喪失の恐怖にとらわれてきたけど、
今まで以上の信頼を感じ、カーティスは強くなれたと思います。

不穏な空気に怯えながら見てきましたが、
最後には家族の絆が心に残りました。

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

Secret
(非公開コメント受付中)

こんばんは♪
じわじわと浸透するような妄執に凄く不安を掻き立てられる作品で
役者さん(とくにマイケル・シャノンさん)の熱演がまた凄く良かったんですよね
なんだか知らないけど得体の知れない一抹の不安が心に残る…

そして実際やってきた大嵐を前にした家族の絆が心に浸透しました
何があっても夫を信じ続ける出来た妻ジェシカ・チャスティンさんが素晴らしかったですね
普通の妻だととっくに夫に愛想つかすんじゃないでしょうか
だって職どころか娘の保険代も…。

母親が統合失調症で自分もという不安はよくわかります
果たして妄想か現実か、地味だけれどラストに向かって感情的に盛り上がる作品でありました
こんにちわ!!
僕はかなりスリラーの気持ちで観ていたので(なんとなく『メランコリア』に雰囲気が似てるかなぁ、と思ったりして)、悪夢の正体や悪夢の終着点ばかりに目を向けていました。
しかし、YANさんは「家族の絆」に焦点をあてたレビューを書いていらっしゃって、「ほほぉ~」と思わず感心してしまいました。

たしかに、あれだけ主人公が異常な行動をとっていたにも関わらず、見捨てずに最後まで見守っていた家族の愛を感じずにいるわけにはいきませんね!!(^^)

自分の書いたレビューが恥ずかしくなりますが・・・
TB送らせていただきます(笑)
makiさんへ
こんにちは!
これは気味悪い不安がじわじわと来ましたね~
マイケル・シャノンはイッちゃってるような目つきで、
誰が見てもコイツは変だと思える人を見事に演じてましたね。
本人自身も自分がおかしいんじゃないかと秘かに苦悩していて、
孤独に焦る姿がまた気の毒だった・・・(;´o`)
あれだと普通、奥さんだって夫が怖くなってくるよね~
大事な娘の手術もできないとなったら、本当に愛想を尽かすと思うなあ。
でもあの妻はよく辛抱して信じて見守ってたよね~ えらいな~

ラスト、私は現実という解釈で、大災害に遭うと言う点ではバッドエンド、
家族が信頼で一つになると言う点ではハッピーエンドに見えました。

タコさんへ
こんにちは!
私も悪夢の正体や終着点が気になってましたよ。
これは妄想か現実か、どちらの話なんだろうって。
シェルターの扉を開ける辺りから、妻の行動に目が行きました。
私にはとても出来ない事だなあって思ったんですよね(^▽^;)
元々、主人公がシェルター作りにのめり込んだのも、
家族を守りたい、この幸せを失いたくない、と思ったからでしょう。
なんとなく観終わった時に、私としては「家族」が印象に残ったんです。
解釈は人それぞれなんで、タコさんの感じるままでいいと思いますよ(^_^)

No title
今作も好きです。
預言者と精神病は紙一重。
ラストも現実なのか?夢なのか?
好きに解釈できる作品って大好きかな?!
こんばんは!
主人公は、労働者階級の人で、
社会不安から悪夢にとりつかれていく状況がリアルで、切実でした。
本当のシェルターは、家族の絆というところですね。
夢眠さんへ
どの預言者も、最初のうちは精神病って思われてたんですよね。
マイケル・シャノンの鬼気迫る表情がなんとも不気味でした。

ラストは夢だとすると、3人が同じ夢をみたか、
家族でビーチに行った事自体が主人公の夢だったって事になるんでしょうか。
そうやっていろいろ考えられるのが面白い作品ですよね。
kinoさんへ
こんにちは!
社会不安もあったし、母が精神病になった事で
子供の頃からのトラウマも関係していた気がします。
常軌を逸していく姿がリアルで良かったですね!

>本当のシェルターは家族の絆
上手い事言いますね、kinoさん! その通りだと思います。
不思議な映画
YANさん、こんばんわ。

私も最後の最後まで、
「妻は忍耐強く夫を身守り」みたいな、
家族愛を描いた映画かと思ってました。
でも、ラストシーンで夫の悪夢が現実となり、
妻の、「これだったの」という表情で、この時初めて夫を理解できた。
家族の愛を描くのであれば、
更正した夫(もしくは更正途上にある夫)を描いてハッピーエンド、
のはずなのに、、、、
そういう意味で、夫の恐怖が現実になるまで妻は夫を理解できなかった、
という点で男性と女性の恐怖の対象に対する意識の違いがテーマなのか、
と最後の最後には感じました。

それでも、妻は夫を支えて立派だったと思います。
誰かが、何かが悪いわけじゃないと思えました。

それじゃ、また。
ヤンさんへ
こんにちは!
>夫の恐怖が現実になるまで妻は夫を理解できなかった
これは、妻もそうだけど、本人自身も母の病気の件があって、
自分は精神病なのか?と不安に思い、よく理解出来てなかったですよね。
周囲は男女に関わらず誰もが主人公を狂っていると思っていて、
変な目で見てたんだけど、妻だけはどんな奇行をしようとも
夫を受け入れ、治す方向へ持って行こうと努力をしてました。

ラストで現実に嵐が来た時、病気じゃなく予知夢だったと
夫婦ともに初めて確信が持てたんじゃないでしょうか。
そこで絆がさらに強くなった話のように思えたんですけどね・・・?

実際に男性より女性のほうが意識は現実的で、女性は
シェルターより娘の治療を優先して!って言いますね(^^;

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 -YAN-

 
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YAN

Author:YAN
生粋の名古屋人

映画は自宅鑑賞がほとんどです
自分の記憶の記録なので
ネタバレ多いです
愛情を込めて感想を
書いているつもり・・・ですが
文章はつたないです

音楽は70年代ROCKが好みです

「ネタバレあります」
→大きなネタバレ
「ネタバレあるかも」
→小さなネタバレ
となっています ご了承ください

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