ファミリー・ツリー
2012-12-11(Tue)
苦痛もあれば喜びもある。
家族の関係を見つめ直していく、シリアス過ぎないお話。
ハワイのまったりムードに癒される~

THE DESCENDANTS
監督:アレクサンダー・ペイン
製作:2011年 アメリカ
出演:*ジョージ・クルーニー *シェイリーン・ウッドリー *アマラ・ミラー
*ニック・クラウス *マシュー・リラード *ボー・ブリッジス
ハワイに暮らしていても人生は<楽>じゃない!
ハワイに住む弁護士のマット・キング(ジョージ・クルーニー)は、
2つの問題を抱える事になった。
妻がボート事故で昏睡状態になり、さらにその妻の浮気疑惑が発覚した事。
もう一つは、キング一族がハワイに所有する広大な土地の売却問題。
突然の妻の事故で、家族の事をそれまで妻に任せっきりだったマットは、
娘達の扱いが分からず戸惑います
冒頭のナレーションの「家族は群島と同じ。全体で一つだが、
個人は独立して少しずつ離れていく。」は、マットの状況を言い得て妙!
次女は無邪気に可愛く見えても、マットにすれば理解不能なやんちゃ娘だし、
長女はとにかく反抗的で、シド(ニック・クラウス)と言うゲッとなりそうな
BFをいつも連れてくる(≧ε≦)
父と長女で気になる妻の浮気相手を探し出すのだが・・・
ネタバレあるかも ↓
家族の関係を見つめ直していく、シリアス過ぎないお話。
ハワイのまったりムードに癒される~

THE DESCENDANTS
監督:アレクサンダー・ペイン
製作:2011年 アメリカ
出演:*ジョージ・クルーニー *シェイリーン・ウッドリー *アマラ・ミラー
*ニック・クラウス *マシュー・リラード *ボー・ブリッジス
ハワイに暮らしていても人生は<楽>じゃない!
ハワイに住む弁護士のマット・キング(ジョージ・クルーニー)は、
2つの問題を抱える事になった。
妻がボート事故で昏睡状態になり、さらにその妻の浮気疑惑が発覚した事。
もう一つは、キング一族がハワイに所有する広大な土地の売却問題。
突然の妻の事故で、家族の事をそれまで妻に任せっきりだったマットは、
娘達の扱いが分からず戸惑います
冒頭のナレーションの「家族は群島と同じ。全体で一つだが、
個人は独立して少しずつ離れていく。」は、マットの状況を言い得て妙!
次女は無邪気に可愛く見えても、マットにすれば理解不能なやんちゃ娘だし、
長女はとにかく反抗的で、シド(ニック・クラウス)と言うゲッとなりそうな
BFをいつも連れてくる(≧ε≦)
父と長女で気になる妻の浮気相手を探し出すのだが・・・
ネタバレあるかも ↓
実際、昏睡状態やら浮気やら家族崩壊の危機は重く深刻な問題なんだけど、
全体に流れるハワイアンや、目の前に広がるハワイの景色のおかげで、
ゆったりゆる~いムードが生まれて、そんなに深刻さを感じないようになってるのね。
ハワイの癒しの力って凄いなあ~
ジョージ・クルーニーがユーモラスに人間臭く演じてるのも良い!
必死に走る姿とか、浮気相手を垣根越しに覗く姿に、人間味を感じる~(≧▽≦)
シドも最初のうちはサイテーと思ったけど、この深刻な問題を抱える家族の
中に入って、不思議なクッションの役目になっていたような。
軽い彼にかかると重さが中和されるんだよね~ いい味を出してました。
でも、自分の娘の彼氏としてはゴメンだけどね(^▽^;)
長女は、母の浮気問題には協力的で、マットと一緒になって
悩んで行動してくれます。
マットが大事な話しをしている間に、長女は浮気男の妻の相手をしたり、
妹を連れ出して面倒をみたり、ちゃんと役割をこなして連携プレーを見せる。
義兄からマットが、もっと妻を幸せにしてやるべきだったと強く責められたら、
「パパは辛いのに頑張ってる」とかばうようになるのが、
見ていて嬉しくなったなあ~
土地の売却問題を真剣に考えるきっかけになったのが、
浮気男が不動産業者で、彼に土地の仲介手数料がガッポリ入ると
聞いてから・・・って言うのはちょっとひっかかる所。(^^;
あの男に儲けさせたくないからとも取れちゃう。
でも、たまたま先祖から委ねられた美しく広大な自然を売る事で、
業者にしろ一族にしろ金儲けをするのは違うんじゃないか?と
考えるようになったって事ですよね。
先祖から受け継いだ素晴らしい自然は守るべきものだと気付いたんです。
そして先祖から脈略と繋がってきた家族の系譜
(原題のTHE DESCENDANTS)もやはり守るべきものだと。
ラストの父娘3人が一つのソファ、一つのブランケットを共有して
テレビを観ている姿が微笑ましい。
苦痛もあれば喜びもあるのが家族。
それを共にしてやっと一体になるのだ。
家族の再生が軽妙なタッチで描かれて、後味の良い作品でした。
#2011年アカデミー賞脚色賞受賞
関連記事*****
「アバウト・シュミット」
「サイドウェイ」
「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」
「ヒューゴの不思議な発明」
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
「マネーボール」
「アーティスト」
「戦火の馬」
「ツリー・オブ・ライフ」
「ミッドナイト・イン・パリ」
全体に流れるハワイアンや、目の前に広がるハワイの景色のおかげで、
ゆったりゆる~いムードが生まれて、そんなに深刻さを感じないようになってるのね。
ハワイの癒しの力って凄いなあ~
ジョージ・クルーニーがユーモラスに人間臭く演じてるのも良い!
必死に走る姿とか、浮気相手を垣根越しに覗く姿に、人間味を感じる~(≧▽≦)
シドも最初のうちはサイテーと思ったけど、この深刻な問題を抱える家族の
中に入って、不思議なクッションの役目になっていたような。
軽い彼にかかると重さが中和されるんだよね~ いい味を出してました。
でも、自分の娘の彼氏としてはゴメンだけどね(^▽^;)
長女は、母の浮気問題には協力的で、マットと一緒になって
悩んで行動してくれます。
マットが大事な話しをしている間に、長女は浮気男の妻の相手をしたり、
妹を連れ出して面倒をみたり、ちゃんと役割をこなして連携プレーを見せる。
義兄からマットが、もっと妻を幸せにしてやるべきだったと強く責められたら、
「パパは辛いのに頑張ってる」とかばうようになるのが、
見ていて嬉しくなったなあ~
土地の売却問題を真剣に考えるきっかけになったのが、
浮気男が不動産業者で、彼に土地の仲介手数料がガッポリ入ると
聞いてから・・・って言うのはちょっとひっかかる所。(^^;
あの男に儲けさせたくないからとも取れちゃう。
でも、たまたま先祖から委ねられた美しく広大な自然を売る事で、
業者にしろ一族にしろ金儲けをするのは違うんじゃないか?と
考えるようになったって事ですよね。
先祖から受け継いだ素晴らしい自然は守るべきものだと気付いたんです。
そして先祖から脈略と繋がってきた家族の系譜
(原題のTHE DESCENDANTS)もやはり守るべきものだと。
ラストの父娘3人が一つのソファ、一つのブランケットを共有して
テレビを観ている姿が微笑ましい。
苦痛もあれば喜びもあるのが家族。
それを共にしてやっと一体になるのだ。
家族の再生が軽妙なタッチで描かれて、後味の良い作品でした。
#2011年アカデミー賞脚色賞受賞
関連記事*****
「アバウト・シュミット」
「サイドウェイ」
「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」
「ヒューゴの不思議な発明」
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
「マネーボール」
「アーティスト」
「戦火の馬」
「ツリー・オブ・ライフ」
「ミッドナイト・イン・パリ」