ヘルプ~心がつなぐストーリー~
2012-11-10(Sat)
人種を超えた連帯感やちょっとした勇気が素晴らしくて、
とても満ち足りた気持ちになった。
これは好印象の映画★

THE HELP
監督:テイト・テイラー
製作:2011年 アメリカ
原作:キャスリン・ストケット「ヘルプ 心がつなぐストーリー」
出演:*エマ・ストーン *ヴィオラ・デイヴィス *オクタヴィア・スペンサー
*ブライス・ダラス・ハワード *ジェシカ・チャステイン *アリソン・ジャネイ
彼女たちの物語が、私を変える。私の物語が、世界を変える。
タイトルの「ヘルプ」って、「THE HELP」で黒人メイドの事だったんですね。
人種差別の問題を扱いながらも、
娯楽要素を上手く交えて、ユーモラスで明るいトーンになっていました!
1960年代のアメリカ南部には、人種差別意識が根強く残っていた。
上流階級の白人家庭は黒人メイドを雇って、家事・子育てをやらせていた。
作家志望のスキーター(エマ・ストーン)は大学を卒業し故郷に戻ったが、
大人になって周囲の黒人メイドに対する扱いに問題意識を持ち、
この実態を本にしようと考える。
しかし、インタビューを試みるも、身に危険が及ぶかもしれない
社会状況の中では、黒人の誰もが話すのを拒んだ。
しかし、白人から納得し難い仕打ちを受けた事をきっかけに、
黒人メイド達は立ち上がり、スキーターに本音を打ち明ける・・・
とても満ち足りた気持ちになった。
これは好印象の映画★

THE HELP
監督:テイト・テイラー
製作:2011年 アメリカ
原作:キャスリン・ストケット「ヘルプ 心がつなぐストーリー」
出演:*エマ・ストーン *ヴィオラ・デイヴィス *オクタヴィア・スペンサー
*ブライス・ダラス・ハワード *ジェシカ・チャステイン *アリソン・ジャネイ
彼女たちの物語が、私を変える。私の物語が、世界を変える。
タイトルの「ヘルプ」って、「THE HELP」で黒人メイドの事だったんですね。
人種差別の問題を扱いながらも、
娯楽要素を上手く交えて、ユーモラスで明るいトーンになっていました!
1960年代のアメリカ南部には、人種差別意識が根強く残っていた。
上流階級の白人家庭は黒人メイドを雇って、家事・子育てをやらせていた。
作家志望のスキーター(エマ・ストーン)は大学を卒業し故郷に戻ったが、
大人になって周囲の黒人メイドに対する扱いに問題意識を持ち、
この実態を本にしようと考える。
しかし、インタビューを試みるも、身に危険が及ぶかもしれない
社会状況の中では、黒人の誰もが話すのを拒んだ。
しかし、白人から納得し難い仕打ちを受けた事をきっかけに、
黒人メイド達は立ち上がり、スキーターに本音を打ち明ける・・・
「白人の奥さんは母親失格」と言うように、若い母親達は子育てを
黒人メイドに任せっ切りにし、ファッションやパーティの方に関心が。(+_+)
黒人メイドは、子供の心の教育からトイレのしつけまで、
本当の母親以上に愛情を注いで面倒をみます。
当然、子供はメイドに懐くんだけど、「大人になったら母親そっくり」に
なると言います。
この変化が不思議で、社会の風習が子供達を
自然に変えていってしまうんでしょうか。
一番差別意識の強いヒリー(ブライス・ダラス・ハワード)の母親を見ると、
あまり差別感が無いし、逆に娘のそれに嫌気がさしてチクリと皮肉を言って、
小気味良いくらいなんだけど、
それでもヒリーのような大人になってしまうものなのね・・・(@_@;)
多くの白人達が、彼女のように勘違いの優越感を持っていて、
黒人のみならず、下流階級?の者(シーリア=ジェシカ・チャステイン)、
あるいは結婚をせず仕事をしている女性(スキーター)を
見下しているんですよね。
自分の優位性を確立するために、異質のものを見下す=差別する・・・
その行為がヒジョーに分かり易く、滑稽に描かれていて、
ヒリーに対してはものすごく嫌悪を感じるようになってます。(≧ε≦)
ブライス・ダラス・ハワードは近頃嫌われ役が似合ってきたような。
なかなかの演技で物語を面白くしてました。
なので彼女をギャフンと言わせる所では爽快感もアリ(^▽^;)
しかし、スキーターのようにいつまでも黒人メイドの愛情を
忘れない人もいるわけで、そういう人達が
少しずつ世の中の差別意識を変えていくんでしょうね。
公民権運動も出てくるけど、社会派色はあまり前面に出さず、
人種を越えた女性達が集まってワイワイとやっているような
庶民感覚の仕上がりでした。
そこには友情が感じられ、温か味もありました。
黒人たちの逞しさも微笑ましいんですよね。
それと、屈託のないシーリアのエピソードも良かったです!
「小さな勇気が変革を育てる」と、
動き出した女性達の行動には感動が広がります★
丁寧な作りで、心地良さが感じられる良い作品でした。
#2011年アカデミー賞 作品賞ノミネート
助演女優賞受賞(オクタヴィア・スペンサー)
関連記事*****
「ヒューゴの不思議な発明」
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
「マネーボール」
「ファミリー・ツリー」
「アーティスト」
「戦火の馬」
「ツリー・オブ・ライフ」
「ミッドナイト・イン・パリ」
黒人メイドに任せっ切りにし、ファッションやパーティの方に関心が。(+_+)
黒人メイドは、子供の心の教育からトイレのしつけまで、
本当の母親以上に愛情を注いで面倒をみます。
当然、子供はメイドに懐くんだけど、「大人になったら母親そっくり」に
なると言います。
この変化が不思議で、社会の風習が子供達を
自然に変えていってしまうんでしょうか。
一番差別意識の強いヒリー(ブライス・ダラス・ハワード)の母親を見ると、
あまり差別感が無いし、逆に娘のそれに嫌気がさしてチクリと皮肉を言って、
小気味良いくらいなんだけど、
それでもヒリーのような大人になってしまうものなのね・・・(@_@;)
多くの白人達が、彼女のように勘違いの優越感を持っていて、
黒人のみならず、下流階級?の者(シーリア=ジェシカ・チャステイン)、
あるいは結婚をせず仕事をしている女性(スキーター)を
見下しているんですよね。
自分の優位性を確立するために、異質のものを見下す=差別する・・・
その行為がヒジョーに分かり易く、滑稽に描かれていて、
ヒリーに対してはものすごく嫌悪を感じるようになってます。(≧ε≦)
ブライス・ダラス・ハワードは近頃嫌われ役が似合ってきたような。
なかなかの演技で物語を面白くしてました。
なので彼女をギャフンと言わせる所では爽快感もアリ(^▽^;)
しかし、スキーターのようにいつまでも黒人メイドの愛情を
忘れない人もいるわけで、そういう人達が
少しずつ世の中の差別意識を変えていくんでしょうね。
公民権運動も出てくるけど、社会派色はあまり前面に出さず、
人種を越えた女性達が集まってワイワイとやっているような
庶民感覚の仕上がりでした。
そこには友情が感じられ、温か味もありました。
黒人たちの逞しさも微笑ましいんですよね。
それと、屈託のないシーリアのエピソードも良かったです!
「小さな勇気が変革を育てる」と、
動き出した女性達の行動には感動が広がります★
丁寧な作りで、心地良さが感じられる良い作品でした。
#2011年アカデミー賞 作品賞ノミネート
助演女優賞受賞(オクタヴィア・スペンサー)
関連記事*****
「ヒューゴの不思議な発明」
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
「マネーボール」
「ファミリー・ツリー」
「アーティスト」
「戦火の馬」
「ツリー・オブ・ライフ」
「ミッドナイト・イン・パリ」