アーティスト
2012-10-30(Tue)
サイレント・モノクロ映画を現代風にアレンジ。
映画本来の魅力を新鮮に味わえる、温かい良作です。

THE ARTIST
監督:ミシェル・アザナヴィシウス
製作:2011年 フランス
出演:*ジャン・デュジャルダン *ベレニス・ベジョ *ジョン・グッドマン
*ジェームズ・クロムウェル *犬アギー
温かい涙、溢れだす愛。この感動に世界が喝采――
サイレントからトーキーに変わるハリウッド映画界を背景に、
大スターの苦悩と葛藤と愛を描く。
モノクロのサイレント映画になっています。
スクリーンの前でオーケストラが生演奏をしている昔の光景は、
映画館じゃなくて劇場と言う方がピッタリくる。
そんな雰囲気が、とてもレトロでステキです。
台詞は最小限でも言っている事が伝わるものなんですね~
俳優の確かな演技力に、ムードを盛り上げる音楽、
そして巧みな演出があれば、登場人物の感情が手に取るように分かります。
映画の原点の魅力を見せつけられる感じ☆
サイレント映画の大スター、ジョージ(ジャン・デュジャルダン)は、
彼に憧れる女優の卵ペピー(ベレニス・ベジョ)と出会う。
「女優を目指すなら目立つ特徴を」と彼女の口元にホクロを描く。
時代はサイレント映画からトーキー映画へ移り変わっていく。
溌剌としたニューフェイスのペピーはどんどんスターへの階段を
上っていく一方、サイレントに拘りプライドを捨て切れないジョージは
落ちぶれ、惹かれ合っていた2人は擦れ違いに・・・
ネタバレあります ↓
映画本来の魅力を新鮮に味わえる、温かい良作です。

THE ARTIST
監督:ミシェル・アザナヴィシウス
製作:2011年 フランス
出演:*ジャン・デュジャルダン *ベレニス・ベジョ *ジョン・グッドマン
*ジェームズ・クロムウェル *犬アギー
温かい涙、溢れだす愛。この感動に世界が喝采――
サイレントからトーキーに変わるハリウッド映画界を背景に、
大スターの苦悩と葛藤と愛を描く。
モノクロのサイレント映画になっています。
スクリーンの前でオーケストラが生演奏をしている昔の光景は、
映画館じゃなくて劇場と言う方がピッタリくる。
そんな雰囲気が、とてもレトロでステキです。
台詞は最小限でも言っている事が伝わるものなんですね~
俳優の確かな演技力に、ムードを盛り上げる音楽、
そして巧みな演出があれば、登場人物の感情が手に取るように分かります。
映画の原点の魅力を見せつけられる感じ☆
サイレント映画の大スター、ジョージ(ジャン・デュジャルダン)は、
彼に憧れる女優の卵ペピー(ベレニス・ベジョ)と出会う。
「女優を目指すなら目立つ特徴を」と彼女の口元にホクロを描く。
時代はサイレント映画からトーキー映画へ移り変わっていく。
溌剌としたニューフェイスのペピーはどんどんスターへの階段を
上っていく一方、サイレントに拘りプライドを捨て切れないジョージは
落ちぶれ、惹かれ合っていた2人は擦れ違いに・・・
ネタバレあります ↓
昔と同じサイレント映画じゃなくて、
アレンジされていた演出がとても良かったです!
突然コップを置いた時に音が響いたのには驚いた~
ジョージはサイレントこそ芸術で、自分はそのアーティストだという
プライドを持っているけど、トーキーへの脅威も強く感じていて、
その不安を、周囲の音と出ない自分の声で見事に表現してましたね。
(ここの演出で、この映画のラストがどうなるのか見当がつくよね~)
ペピーが端役からどんどん大きな役をもらって主演スターにまで
なった時、インタビューに答えた言葉が嫌だったな・・・(- -;)
「演技を誇張する昔の役者に飽きた。老兵は去り後進に道を譲るべし」
あれを背中で聞いたジョージはグサッと傷付いたよね~
ジョージ本人の事を言ったんじゃないにしても、
彼を心から慕っている人の口から出る言葉かね~?
その後もずっと彼がどうなっても陰で見守るペピーが
描かれているんだけど、あの酷い言葉のせいでシラけちゃったな。
ペピーじゃない他のスターが言う設定にしてほしかったです。
まあ、若気の至り、チヤホヤされての勘違い発言なんでしょうけど。
ジョージは株価大暴落もありどん底に落ち自暴自棄に。
あのシーンでの「BANG!」がもしトーキーだったら、
銃声じゃなく衝突音だとすぐに分かった所でした。
サイレントの良さが活かされて、ドキッとさせられました。
そしていつも素晴らしいタイミングで、主人公を癒し 救ってくれた
ワンちゃん(アギー)がここでも名演技!
本当になんて賢くて可愛いワンちゃんなの!感心するわ~
そう言えば書き忘れていたけど、運転手も献身的ですごく良かった!
ラストはすごく心躍るハッピーエンドのダンス・シーン☆
ただ、こうなるだろうなと思った通りのトーキーになる展開だったのと、
もっとゴージャスなセットでパッと輝かせて欲しかったのがあって、
メチャクチャ感動まではいかなかった・・・(^^;
でも2人の息の合ったタップ・ダンスには、
とても幸せな気持ちになりました!
映画賛歌の作品で、原点の素晴らしさと同時に、
常に進歩し新鮮であり続ける事の大切さが描かれていると思いました。
#2011年度アカデミー作品賞・主演男優賞・監督賞・作曲賞・衣装デザイン賞、受賞
関連記事*****
「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」
「ヒューゴの不思議な発明」
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
「マネーボール」
「ファミリー・ツリー」
「戦火の馬」
「ツリー・オブ・ライフ」
「ミッドナイト・イン・パリ」
アレンジされていた演出がとても良かったです!
突然コップを置いた時に音が響いたのには驚いた~
ジョージはサイレントこそ芸術で、自分はそのアーティストだという
プライドを持っているけど、トーキーへの脅威も強く感じていて、
その不安を、周囲の音と出ない自分の声で見事に表現してましたね。
(ここの演出で、この映画のラストがどうなるのか見当がつくよね~)
ペピーが端役からどんどん大きな役をもらって主演スターにまで
なった時、インタビューに答えた言葉が嫌だったな・・・(- -;)
「演技を誇張する昔の役者に飽きた。老兵は去り後進に道を譲るべし」
あれを背中で聞いたジョージはグサッと傷付いたよね~
ジョージ本人の事を言ったんじゃないにしても、
彼を心から慕っている人の口から出る言葉かね~?
その後もずっと彼がどうなっても陰で見守るペピーが
描かれているんだけど、あの酷い言葉のせいでシラけちゃったな。
ペピーじゃない他のスターが言う設定にしてほしかったです。
まあ、若気の至り、チヤホヤされての勘違い発言なんでしょうけど。
ジョージは株価大暴落もありどん底に落ち自暴自棄に。
あのシーンでの「BANG!」がもしトーキーだったら、
銃声じゃなく衝突音だとすぐに分かった所でした。
サイレントの良さが活かされて、ドキッとさせられました。
そしていつも素晴らしいタイミングで、主人公を癒し 救ってくれた
ワンちゃん(アギー)がここでも名演技!
本当になんて賢くて可愛いワンちゃんなの!感心するわ~
そう言えば書き忘れていたけど、運転手も献身的ですごく良かった!
ラストはすごく心躍るハッピーエンドのダンス・シーン☆
ただ、こうなるだろうなと思った通りのトーキーになる展開だったのと、
もっとゴージャスなセットでパッと輝かせて欲しかったのがあって、
メチャクチャ感動まではいかなかった・・・(^^;
でも2人の息の合ったタップ・ダンスには、
とても幸せな気持ちになりました!
映画賛歌の作品で、原点の素晴らしさと同時に、
常に進歩し新鮮であり続ける事の大切さが描かれていると思いました。
#2011年度アカデミー作品賞・主演男優賞・監督賞・作曲賞・衣装デザイン賞、受賞
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