アナザープラネット
2012-10-16(Tue)
壮大SFムード満点のタイトル&ジャケット画だけど、
罪悪感に苦しみ自分を許せない主人公が、
いかにして再生していくか、と言う人間ドラマです。良作★

ANOTHER EARTH
監督・脚本・撮影・編集:マイク・ケイヒル
製作:2011年 アメリカ
出演:*ブリット・マーリング *ウィリアム・メイポーザー
ローダ(ブリット・マーリング)は17歳でMITに合格し前途洋々だった。
しかし、空に地球そっくりの星が現れた日、それに気を取られて
交通事故を起こし、ある家族を死なせ、人生を狂わせてしまう。
4年の刑期を終え、人目につかないように生活を始めるが、
事故被害者家族のうちジョンと言う男(ウィリアム・メイポーザー)が
奇跡的に生き残っている事を知り、謝罪しようと会いに行く。
が、本当の事が言えず、ハウスクリーニングの無料サービスだと
思わず嘘をついてしまう。
ジョンの生活はひどく荒んでいた。
事故のせい、家族を失ったせい・・・
ローダと同じくジョンも、事故の日から立ち直っていないのだった。
ローダは贖罪のつもりで丹念にジョンの家を掃除する日々を送る・・・
ネタバレあります↓
罪悪感に苦しみ自分を許せない主人公が、
いかにして再生していくか、と言う人間ドラマです。良作★

ANOTHER EARTH
監督・脚本・撮影・編集:マイク・ケイヒル
製作:2011年 アメリカ
出演:*ブリット・マーリング *ウィリアム・メイポーザー
ローダ(ブリット・マーリング)は17歳でMITに合格し前途洋々だった。
しかし、空に地球そっくりの星が現れた日、それに気を取られて
交通事故を起こし、ある家族を死なせ、人生を狂わせてしまう。
4年の刑期を終え、人目につかないように生活を始めるが、
事故被害者家族のうちジョンと言う男(ウィリアム・メイポーザー)が
奇跡的に生き残っている事を知り、謝罪しようと会いに行く。
が、本当の事が言えず、ハウスクリーニングの無料サービスだと
思わず嘘をついてしまう。
ジョンの生活はひどく荒んでいた。
事故のせい、家族を失ったせい・・・
ローダと同じくジョンも、事故の日から立ち直っていないのだった。
ローダは贖罪のつもりで丹念にジョンの家を掃除する日々を送る・・・
ネタバレあります↓
罪の意識につぶされそうな苦しい胸の内を、丁寧に描いています。
彼女は転落した人生を受け入れられないし、
罪を憎んでいるし、何より自分が許せない。
高校の掃除の仕事を一緒にやっているおじいさんが寓話的に出てきますが、
おじいさんもローダと同様に、後悔の念を背負っていて、
何も聞きたくない何も見たくないとして、絶望の世界に閉じこもろうとします。
そんな彼はローダの苦しみが分かったのか、
「全てを受け入れるんだよ」と言い、
ローダは彼に「自分を許して」と伝えます。
互いに自分への思いを表現しているんですね。
でもそう簡単にはいかなくて、苦しんでいるわけです。
空に浮かぶ青い星はとても幻想的で不思議に見える~☆
それはもう一つの地球で、そこにはパラレルワールドのように
もう一人の自分が存在する事が、調査の結果分かってくる(°□°;)オオッ
そうなると、その自分はこの私よりマシか?と気になるものですよね。
現状に満足してなければ、なおさらの事。
もし同じ人生だとしても、苦しみを分かち合いたい。
ローダは救いを求めるように、もう一つの地球への思いを強めていきます。
要するに自分自身と向き合うと言う事を表現してるんですよね。
ジョンへの償いをしていくうちに、2人は次第に心を通わせるように。
互いが必要な人になるのだけど、事故の真実を打ち明けたら、
ジョンは頑なに拒絶するように。一度前進したかのように見えたジョンは、
また事故の日に戻ってしまうんですね。仕方ないかな~
もう一つの地球へ行くチケットを手にしたローダは、それをジョンに譲ります。
地球が相手の存在を確認した時からシンクロしなくなったという説からすると、
あの星では事故が起きてなくて家族が生きている可能性があるから。
飛行訓練するジョンの表情は希望に満ちていました。
彼は再生の道を歩き出したんですね。
それを見たローダもやっと自分を許し人生をやり直す・・・という話ですが、
ラストにハッとするワンシーンが!
たったワンシーンで凄い余韻を残し、いろいろ想像させられたわ~
あちらからやって来たであろう もう一人のローダはキチンとした
服装で、こちらのローダが望んでいた姿でしたね。
恐らく事故は起こさずエリートの道を歩み、
科学者としてこちらへ来たんじゃないかな。
ジョンは幸せにしている家族と会えたかな~
きっとそれを確認しただけで満ち足りた気持ちになった事でしょう。
またこちらの地球に戻ってくるか、
あちらで生きるにしても幸せに新しい人生を始めるのでは?
2人とも前に進んでいくだろうと想像しました。
主演の女優さん、憂いのある凄く綺麗な人でした☆
#2011年サンダンス映画祭 審査員特別賞・アルフレッド・P・スローン賞受賞
彼女は転落した人生を受け入れられないし、
罪を憎んでいるし、何より自分が許せない。
高校の掃除の仕事を一緒にやっているおじいさんが寓話的に出てきますが、
おじいさんもローダと同様に、後悔の念を背負っていて、
何も聞きたくない何も見たくないとして、絶望の世界に閉じこもろうとします。
そんな彼はローダの苦しみが分かったのか、
「全てを受け入れるんだよ」と言い、
ローダは彼に「自分を許して」と伝えます。
互いに自分への思いを表現しているんですね。
でもそう簡単にはいかなくて、苦しんでいるわけです。
空に浮かぶ青い星はとても幻想的で不思議に見える~☆
それはもう一つの地球で、そこにはパラレルワールドのように
もう一人の自分が存在する事が、調査の結果分かってくる(°□°;)オオッ
そうなると、その自分はこの私よりマシか?と気になるものですよね。
現状に満足してなければ、なおさらの事。
もし同じ人生だとしても、苦しみを分かち合いたい。
ローダは救いを求めるように、もう一つの地球への思いを強めていきます。
要するに自分自身と向き合うと言う事を表現してるんですよね。
ジョンへの償いをしていくうちに、2人は次第に心を通わせるように。
互いが必要な人になるのだけど、事故の真実を打ち明けたら、
ジョンは頑なに拒絶するように。一度前進したかのように見えたジョンは、
また事故の日に戻ってしまうんですね。仕方ないかな~
もう一つの地球へ行くチケットを手にしたローダは、それをジョンに譲ります。
地球が相手の存在を確認した時からシンクロしなくなったという説からすると、
あの星では事故が起きてなくて家族が生きている可能性があるから。
飛行訓練するジョンの表情は希望に満ちていました。
彼は再生の道を歩き出したんですね。
それを見たローダもやっと自分を許し人生をやり直す・・・という話ですが、
ラストにハッとするワンシーンが!
たったワンシーンで凄い余韻を残し、いろいろ想像させられたわ~
あちらからやって来たであろう もう一人のローダはキチンとした
服装で、こちらのローダが望んでいた姿でしたね。
恐らく事故は起こさずエリートの道を歩み、
科学者としてこちらへ来たんじゃないかな。
ジョンは幸せにしている家族と会えたかな~
きっとそれを確認しただけで満ち足りた気持ちになった事でしょう。
またこちらの地球に戻ってくるか、
あちらで生きるにしても幸せに新しい人生を始めるのでは?
2人とも前に進んでいくだろうと想像しました。
主演の女優さん、憂いのある凄く綺麗な人でした☆
#2011年サンダンス映画祭 審査員特別賞・アルフレッド・P・スローン賞受賞