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灼熱の魂
久々に、身も凍るような衝撃には息を呑んだ・・・(゚Д゚)
観る者をグイグイ引き付けて離さない!
2010年度アカデミー賞外国語映画賞ノミネート

灼熱の魂
INCENDIES

監督・脚本:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
製作:2010年 カナダ・フランス
原作戯曲:ワジディ・ムアワッド
出演:*ルブナ・アザバル  *メリッサ・デゾルモー=プーラン
*マキシム・ゴーデット *レミー・ジラール

圧倒的な映像で描く至高のミステリー、
魂が震える究極のエンタテインメント

お母さん、あなたが生き続けた理由を教えてください。


奇妙な遺書を残して亡くなった母ナワル(ルブナ・アザバル)の人生を、
双子の子供達、娘ジャンヌ(メリッサ・デゾルモー=プーラン)と
息子シモン(マキシム・ゴーデット)が辿る物語。
兄と父への2通の手紙を託されたのだが、父は死んだはずだし、
兄は存在すら知らない。生前から上手く母子関係を築けなかったが、
それでも彼らはカナダから中東にある母の祖国へ旅立つ。
一枚の写真を手掛かりに大学や村を訪ね歩く現代と、
母が生きた壮絶な過去を交錯させるように見せていく・・・

徐々に明らかになるナワルの人生は、想像以上に過酷で圧倒されるばかり。
「灼熱の魂」と言う邦題が当てはまるような生き様です。
それは・・・

ネタバレあるかも ↓
キリスト教徒のナワルは、イスラム教徒難民と恋に落ちるが、
その恋人は目の前で射殺される。
身ごもった男児は奪われ、自身は村から追放となる。
内戦のため、通っていた大学は封鎖、息子のいた孤児院も襲撃される。
怒りに燃えたナワルは破壊行為をするキリスト教右派指導者を殺し、
その罪で15年間も投獄される。
そこで彼女は自分をしっかりと保つため歌い続け「歌う女」と呼ばれる。
しかし歌を封じるため冷酷非道な拷問人がレイプし続け、彼女は妊娠・・・

観ている側は、最初の孤児院に送られた 踵3点マークの男児が兄だと
分かるので、じゃあ監獄で身ごもった子供は・・・って所で、まず愕然ですよ( ̄□ ̄;)
「サルワン、ジャナーン」って「シモン、ジャンヌ」なのよね。
それを本人達が知るシーンでは胸が痛くて痛くて。(><)
ところが出自の衝撃はそれだけじゃない。
「1+1=1」には双子と同じように、そんな!と息を呑んで絶句。(°□°;)
あの男が拷問人になったと聞いた時、まさかと胸がザワついて、
年齢的にそれはないだろうと自分で打ち消していたんだけど・・・

最初の、頭を刈っている少年の睨みつけるような目、
プールサイドで突然廃人のようになってしまった母、
どのシーンも全て繋がってくるんですよね。
ムダなシーンなど一つも無かった!

しかし、ラストの手紙も、やはり魂を震わせるじゃないの★
そこにはどんなおぞましい事実も包み込む、大きな母の愛があった!
争いによる不条理、自分も加担してきた怒りと暴力の連鎖により、
今3人の子供が存在します。
本人達に知らせるにはあまりに凄惨な真実なんだけど、
目をそむけずに向き合って生きていってほしいという気持ちで、
あの遺書を残したんじゃないでしょうか。
怒りの連鎖を断ち切るために。

恐ろしいけれどかけがえのない愛の物語。
呪われた運命だけではない、子供達の身体には
キリスト教もイスラム教も超えた者同士の血が流れているんです。
ナワルの最期には、愛しか無かった事が、また胸を打ちます。
子供達には、大きな重荷と共に、
ナワルの愛と遺志が引き継がれたように見えました。

怒りの連鎖をどう断ち切るかというテーマはあるけど、
そのような社会派の問題を突き付けた作品と言うより、
ある女の壮絶過ぎる人生を辿るミステリードラマだと思いました。


関連作品*****
「未来を生きる君たちへ」

テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

Secret
(非公開コメント受付中)

ミステリーと負の連鎖の見事な融合
YANさん、こんばんわ。

 凄まじい女性の人生を描いた凄まじい映画でした。
 最初は母親の人生を探るミステリーで、最後は母親の息子たちに捧げる愛情で締めくくるあたり、なかなか上手な構成でした。衝撃度も半端ありません。姉弟がプールでお互いを慰めあうシーンも良かったです。
 それでも、ご存知だと思いますが、この作品は、アカデミー賞外国語映画賞のノミネートどまり。賞を取ったのが、「未来を生きる君たちへ」。これは審査員もとても迷ったのではないか、と感じました。

 それじゃ、また。
こんばんは
衝撃的な見事な問題作でしたよね
でも面白かったですよね。「いつか観たいと思ってます」っていってらしたので、嬉しいです♪

姉弟の気持ちと兄であり父でもあるニハドの気持ちとは同じではないとは思いますが、彼らの心情を容易に慮ることは出来ない。
でも、母親のあの手紙は、それでも愛があったいうこと、生きていって欲しいと言う力強いメッセージがあったように思います
しかし、これが事実としても全然おかしくないお国柄状況、そちらが本当に恐ろしいと同時に遺憾に思いますね
うーん
どうも、できすぎた話のように思えて…無理やり究極状態つくってない?というような印象だったんですよね~。
合わないのは、しょうがないので。
ヤンさんへ
こんにちは!
本当に凄まじくてガツンとやられた感じです。
憎悪・信念の灼熱の炎が燃え上がるナワルの過去、
それを辿って少しずつ母を知っていく子供たち、見事に交錯してました。
プールっていうのも炎を鎮めるように、対照的に描かれてましたよね~
衝撃だけで終わらずに、最後に母親の愛情で締めくくって、
癒しで包むというまとめ、とても良かったですね☆

「未来を生きる君たちへ」は、まさに暴力の連鎖をどう止めるかが
テーマの作品で、子供達がいい演技をしてましたね。
私の好みと印象度では「灼熱」のほうに軍配を上げたいかなあ~


makiさんへ
こんにちは!
これは強烈でしたね~なかなかの傑作でした。
makiさんは前期のベスト映画の中にこれを挙げてましたね。
あの頃から狙ってたんだけどね、鑑賞が今頃になりました。(^^;

子供たちの心境は本当に複雑でしょうね。
母としても手紙を残すのに勇気が要ったと思うんだけど、
「母の大きな愛情がある」という事が大前提なんですよね。
その上で、怒りの連鎖や血の意味も受け止めて生きていって欲しいと
言う事なんでしょうね。
内戦の多い中東なら事実としてあっても
おかしくないって思える所が、また恐ろしいよね~
暴力や怒りを断ち切るのが、いかに難しいか・・・(- -;)

ボーさんへ
こんにちは!
中東だと、異教徒同士の恋愛は許されないだろうし、
テロや拷問・・・あっても不思議はない気がします。
親子がクロスするのは、出来過ぎかもしれないけどね~(^^;

もちろん、好みは人それぞれでいいと思いますよ。

NoTitle
YANさん、こんにちは~。
あまり情報を入れずに観たので(予告でもよくわからなかった)まあ~そのショックといったら・・・(汗)
観ている側も双子とともに母の人生をたどって色々なことを知っていくような展開でしたね。
後で思いだされるシーンが繋がっていたとわかるところがすごい演出だと思いました@@
宗教間の対立が生んだ悲劇を見ると宗教っていったいなんなんだろうって思ってしまいます><
子を思う母の愛はやはり大きく、かけがえのないものだったですね。
こんばんは!
普通の母なら、墓まで持っていくだろう秘密を、
なぜ、自分たちの母は、真実を伝えようとするのか。
反芻するうちに、
母の強烈な愛が伝わってくるようでしたね。
母の人生をたどるミステリーとしても、よく出来てます。
ポルカさんへ
こんにちは!
私は詳しい情報は入れずに観たけど、「衝撃」と言う言葉は
どこかで見てたので、ちょっとした覚悟はあったんです。
ポルカさんの場合は、何も無しだから、
そりゃあショッキングだったでしょう(^▽^;)

双子にしたら、母の過去を徐々に受け入れなきゃいけなくて、
少しずつ消化していくような準備期間の旅になってましたね。
本当に脚本がよく出来ていて、全てのシーンが繋がる演出は良かったです。
母親のかけがえのない愛でまとめられていたのも見事でしたね~
宗教って本来は人を救うもののはずなのに、
ほんとよく分かりません・・・(^^;

kinoさんへ
こんにちは!
そうですよね、映画の途中で、なんで母親は子供達に
こんな辛い旅をさせたんだろうと思いました。
知らせない方が良かったかもしれない。
それでも、きっと自分の愛情を分かってくれるだろうと
子供への信頼もあったんでしょうね。

母の愛を描いたドラマでもあり、
驚愕のオチが出てきて、すごいミステリーにもなってましたね~

見ました!
今日セールでYANさんオススメ捜して借りました☆他の新作には目もくれずにね(^w^)見掛けてたけど…スルーしてました
私も好みの作品です!泣ける感動作ではないけど深いストーリー展開と衝撃的なラストに釘付けされました~ぁ
この年の受賞作は何だったのカナ!?
死ぬまで子供たちに過去の話は一切しなかったって事だよね
遺書で告白されるって残酷でもあるけど真実を受け止めて生きて欲しかった母親の想いが凄すぎる(∋_∈)もう一度じっくり見直ししま~す!
森子さんへ
観てくれたのね~☆ 
そうでしょう、森子さんも好みのはずって思いました。
全てのシーンが繋がる見事な脚本と、
あまりに衝撃的なその内容は、強烈な印象として残るよね!

受賞したのは「未来を生きる君たちへ」
暴力の連鎖をどう断ち切るかというテーマだったから、
似た所があったよね。子供の熱演に票が入ったのかな?

死ぬまでは、子供達にとっては変わった母親でしかなかったんだよね。
遺書で旅をする事になって壮絶な真実を知らされるなんて残酷だよね・・
でもそれで初めて母を理解出来て、最後の手紙で愛を知る事が出来、
やっと親子のつながりが持てたみたいだね~

衝撃・・
YANさん、こんにちはー!
やっとコレ見る事が出来ました。
いやぁ~~
絶句・・・。
まさか、まさか・・。
私も年齢的に、そんなわけないよな?と打ち消しながら見たけど、やっぱりそうだったか・・・
全く想像もしていない展開でした。

全編引きこまれて、集中鑑賞!
面白かったです。

でもなぁ、まあ、それを言っちゃお終いなんだけど、子供にこんな酷な事を、普通母は言わないんじゃないか?
隠し通したまま、亡くなるのが普通じゃないか?と、そこが引っかかっちゃってね(^^ゞ

母の遺言ではなく、ふと母の過去を知るようになってしまって、あの事実!って方が良かったかな~(偉そうに、すいません)
latifaさんへ
こんにちは!
まさに衝撃的という言葉がピッタリくる映画だったよね~
こんな真実が出てくるとは、
ほんとに「えっ」となって、ガ~~~ンと頭を殴られた気分でした。

ラストの考え方は、私も分かるわ~日本人なら言わないよね。
なんだろう、お国柄もあるのかな?
不条理や暴力が蔓延している世界で、
おぞましい事実も全て受け止めて生きいってほしい・・・
特にキリスト教信者・イスラム教信者両方の血が流れている
彼らにはそんな世界の怒りの連鎖を断ち切ってほしいという
願いもあったのかも・・?
もちろん母の強い愛情を示したかったのが一番なんでしょうけど。
あ、でも、国と言っても、子供達はカナダに住んでるんだったね(^▽^;)

難しくて上手く説明できないけど、(^^;
あの遺言はあったほうが映画としてのまとまりが良かった気がします。

母が過去に犯してしまった過ち。 それは今もこの地でくすぶっている。 自らが説明すれば、話は簡単だったかもしれない。 あるいは、姉弟にとっては、 知る必要はなかったことな
亡くなった父親と実在しない兄に宛てた2通の遺言状を双子姉弟に託して他界した母親。二人は真実を確かめるために、母親がカナダに亡命する前の故郷である中東の地を訪ねるのだが…...
予告編を見るたびに泣けていたけど…本編を観て、それほどでもなかった…。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督 ルブナ・アザバル メリッサ・デゾルモー=プーラン マキシム・ゴーデット レミー・ジラール  中東系カナダ人女性ナワル・マルワン(ルブナ・アザバ
え~っ・・・ ショッキングなラストの映画でした。4つ☆
ひとりごと
  
■仕事、通院、年末年始の準備、いろいろ忙しいです。12/04
■「Prime Music」―Amazonのプライム会員でいた事が良かったと思えた。100万曲以上が聴き放題!ピンポイントで自分が聴きたい曲がなかったりするけど、聴き流しにはいい。11/20 
■やっば~い!喪中ハガキ印刷のためにPCを開いたら、久しぶり過ぎてメールが山ほど溜まっていた。ほとんど宣伝メールだけどね。11/05  
■友人とランチに行った。混んでいて仕方なく座敷で正座して食べたけど、足とお尻が痛くなって焦った。前より悪化しているような。今週お坊さんが来るけど正座出来ないと困るな。10/26 
■娘がミスチルのZEPPでのLIVEに当選した!凄い倍率だったのに。翌日のEXILEのチケットもゲット。最近、ついてるな~ 私もLIVEに行きたいな~ 10/23  
■ショッピングでポイントが溜まっていてスカートがかなり安く買えた! 得した気分☆ 10/21 
■半年以上、不明熱による通院を続けているけど、血液検査の結果がだんだん良くなって来て少し希望が見えてきた。それにしても未だに原因不明。10/17 
 
 
 -YAN-

 
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YAN

Author:YAN
生粋の名古屋人

映画は自宅鑑賞がほとんどです
自分の記憶の記録なので
ネタバレ多いです
愛情を込めて感想を
書いているつもり・・・ですが
文章はつたないです

音楽は70年代ROCKが好みです

「ネタバレあります」
→大きなネタバレ
「ネタバレあるかも」
→小さなネタバレ
となっています ご了承ください

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