スマグラー おまえの未来を運べ
2012-05-29(Tue)
人間、本気を出す時には出せ!
漫画を実写化した作りが、残虐性や狂気を上手く緩和。
ユーモアやケレン味で、奇抜な面白い作品になっていた。

監督:石井克人
製作:2011年 日本
原作:真鍋昌平
出演:*妻夫木聡 *永瀬正敏 *松雪泰子 *安藤政信 *満島ひかり
*高嶋政宏 *小日向文世 *我修院達也 *島田洋八
真鍋昌平の同名コミックの映画化。
バイオレンス・クライム・アクションなんだけど、
もしこれがシリアス・タッチで、どのシーンもリアルに撮られていたら、
身体が痛くて、とても見ていられなかっただろうなあ・・・(@_@;)
それだけエグい内容でも、マンガチックな面白さがあったから、
ストーリーや役者の怪演にも目を向ける事が出来ました。
主人公 砧(キヌタ、妻夫木聡)は、役者になる夢を諦め、
無気力に生きるフリーター。
カイジと似てますが、努力もせずその日暮らしなのは、
今どきの若者の一つの姿と言えますね。
多額の借金を抱え、金貸しの山岡(松雪泰子)から、
怪しげな運送屋の仕事を紹介される。
スマグラーとは、ワケありの“ブツ”を運ぶ運送屋の事です。
砧は 気は優しいが気概に乏しいという人物設定なので、
主役の割にあまり存在感がないんですよね。
その代わり、個性が強烈なキャラが脇を固めます。
漫画を実写化した作りが、残虐性や狂気を上手く緩和。
ユーモアやケレン味で、奇抜な面白い作品になっていた。

監督:石井克人
製作:2011年 日本
原作:真鍋昌平
出演:*妻夫木聡 *永瀬正敏 *松雪泰子 *安藤政信 *満島ひかり
*高嶋政宏 *小日向文世 *我修院達也 *島田洋八
真鍋昌平の同名コミックの映画化。
バイオレンス・クライム・アクションなんだけど、
もしこれがシリアス・タッチで、どのシーンもリアルに撮られていたら、
身体が痛くて、とても見ていられなかっただろうなあ・・・(@_@;)
それだけエグい内容でも、マンガチックな面白さがあったから、
ストーリーや役者の怪演にも目を向ける事が出来ました。
主人公 砧(キヌタ、妻夫木聡)は、役者になる夢を諦め、
無気力に生きるフリーター。
カイジと似てますが、努力もせずその日暮らしなのは、
今どきの若者の一つの姿と言えますね。
多額の借金を抱え、金貸しの山岡(松雪泰子)から、
怪しげな運送屋の仕事を紹介される。
スマグラーとは、ワケありの“ブツ”を運ぶ運送屋の事です。
砧は 気は優しいが気概に乏しいという人物設定なので、
主役の割にあまり存在感がないんですよね。
その代わり、個性が強烈なキャラが脇を固めます。
運送屋のリーダー格ジョー(永瀬正敏)は、過去に何かを抱えてそうな、
裏社会でしか生きていけない寡黙な男。
ここと言う所でアニキらしさを見せ、若者にさり気なく道を示す。
中国マフィアの殺し屋、背骨(安藤政信)。
瞳孔が開いたような目で、容赦無くヌンチャクを頭に叩き付ける。
迫力のアクションを、スローやハイ・スピードで映すシーンは、
顔が歪み体液が飛ぶ・・・と言う具合で面白い見どころ。
この冷徹な殺し屋が「死が怖い」「死も生も分からない」と憂い、
もらったタコ焼きで殺す手を緩めるなど、ギャップが魅力的☆
田沼組のヤクザの河島(高嶋政宏)は狂気に満ちた凶暴な男。
目がいっちゃって、一番ハチャメチャだった。
拷問のシーンでは、軍服に紙オムツなんだもん、笑えた~(≧▽≦)
このシーンは笑いがあって、見ているこちらとしては救われたなあ。
あそこまで残酷な拷問を、韓国映画みたいにまともに見せられたら、
たまったもんじゃない。(><)
砧は背骨の替え玉になって半殺しの目に遭わされている時、
ジョーの言葉を思い出します。
「望まぬ日常に埋もれるカスになるな。本気の嘘を真実にしてくれ。」
そこで砧は起死回生の一発逆転劇を見せる。
田沼の組長の妻ちはる(満島ひかり)のセリフ、
「自分の居場所を見つけるためなら、争いを避けたりしない」も
同じような意味でしょう。
日常に埋もれて生きるのは楽だが、そうやって逃げてばかりの
カスになるな、人生のここぞと言う時にはがむしゃらの本気を出せ。と言う事でしょうね。
狂気と暴力の迫力が凄まじい映画ですが、
ユーモアがあって、ラストに描かれる人情味も良かったです。
裏社会でしか生きていけない寡黙な男。
ここと言う所でアニキらしさを見せ、若者にさり気なく道を示す。
中国マフィアの殺し屋、背骨(安藤政信)。
瞳孔が開いたような目で、容赦無くヌンチャクを頭に叩き付ける。
迫力のアクションを、スローやハイ・スピードで映すシーンは、
顔が歪み体液が飛ぶ・・・と言う具合で面白い見どころ。
この冷徹な殺し屋が「死が怖い」「死も生も分からない」と憂い、
もらったタコ焼きで殺す手を緩めるなど、ギャップが魅力的☆
田沼組のヤクザの河島(高嶋政宏)は狂気に満ちた凶暴な男。
目がいっちゃって、一番ハチャメチャだった。
拷問のシーンでは、軍服に紙オムツなんだもん、笑えた~(≧▽≦)
このシーンは笑いがあって、見ているこちらとしては救われたなあ。
あそこまで残酷な拷問を、韓国映画みたいにまともに見せられたら、
たまったもんじゃない。(><)
砧は背骨の替え玉になって半殺しの目に遭わされている時、
ジョーの言葉を思い出します。
「望まぬ日常に埋もれるカスになるな。本気の嘘を真実にしてくれ。」
そこで砧は起死回生の一発逆転劇を見せる。
田沼の組長の妻ちはる(満島ひかり)のセリフ、
「自分の居場所を見つけるためなら、争いを避けたりしない」も
同じような意味でしょう。
日常に埋もれて生きるのは楽だが、そうやって逃げてばかりの
カスになるな、人生のここぞと言う時にはがむしゃらの本気を出せ。と言う事でしょうね。
狂気と暴力の迫力が凄まじい映画ですが、
ユーモアがあって、ラストに描かれる人情味も良かったです。