アジョシ
2012-02-17(Fri)
アクションはキレッキレだし、アジョシと少女の交流は感動的。
ウォンビンの魅力も充分に堪能できた☆

THE MAN FROM NOWHERE
監督:イ・ジョンボム
製作:2010年 韓国
出演:*ウォンビン *キム・セロン *キム・ヒウォン *キム・ソンオ
*キム・テフン *タナヨン・ウォンタラクン
「おじさん、守ってね」少女は、助けを求めた。
男は、命をかけると決めた。暗い過去と心の傷を抱えた孤独な男が、
捕らわれた少女を救うため、たった一人で、
麻薬密売・臓器売買をする犯罪組織に立ち向かい、奔走する。
質屋を営むテシク(ウォンビン)。最初は冴えない生気の無い男だった。
前髪が長過ぎて片目しか見えないよ~。(モード系だろうけど)
少女ソミ(キム・セロン)も前髪がかかって片目しか見えない時があって、
2人を足して2で割ったら鬼太郎だなあ・・なんて言いながら観てたんだけど、
組織の連中が質屋にバッグを探しに来た時、
テシクが驚くほど切れ味の鋭い動きを見せるシーンで、
うおっ!(°□°;)ですよ☆
ジェイソン・ボーンを彷彿とさせるような、只者ではない身のこなし。そこからはもう、ウォンビンに釘付けになりました!
鍛え抜かれた肉体に高いスキル。これまでは
ピュアな雰囲気がステキなウォンビンだったけど、
今回は
男臭い魅力を前面に出していて、そのギャップがまたいいですね。
ネタバレあります
隣の少女と言うだけで、どうしてここまで身体を張るのか?
一つには、互いの孤独が共鳴したんでしょうね。
テシクは訳あって人付き合いを避けひっそりと暮らしている。
一方、ソミの母親はだらしなく、まともな育児をしていない。
ソミが慕うのは隣のおじさん(=アジョシ)のテシクだけ。
しかし、ソミが盗みで警官に問い詰められている時、
テシクは助けてあげなかった。
駄菓子屋のおじさんでも、ソミの万引きに対し「サービスだ」と言い、
それは母親から放っておかれたせいであり、
愛に飢えての行為だと理解しているのに。
そしてその後ソミ本人から「知らん顔されても
おじさんを嫌いにならない。好きな人がいなくなるから」と言われたら、
孤独な叫びが胸に響くというものでしょう。だんだんテシクの過去が判明していくんですが、
彼は軍の特殊作戦部隊の要員で、そのために
妊娠中の妻が殺されてしまったんですね。
もしその時の子が生きていればと、
ソミと重ね合わせて
見る事もあっただろうし、
妻子に対する贖罪の気持ちもあったでしょう。
そして
2度とあの喪失の苦しみを味わいたくないとも思ったでしょう。
それらの理由から、テシクはソミを守らなくてはと心に決めます。
たった一人で大勢を相手にし、爆発するかのごとく相手を倒していく・・・
敵のマンシク兄弟は、いやらしさたっぷりの悪い奴らで、
やっつける事でカタルシスを感じるようになってます。(^^;
ベトナム人の殺し屋ラム(タナヨン・ウォンタラクン)は
テシクと同じような目でソミを見つめ、テシクに多少
共感する所があったような表情でしたね。印象深い存在で、
2人には日本の任侠映画に通じる男気を感じました。
ラスト、テシクとソミが抱き合うシーンはなかなか感動的です。
「(今度は)助けに来てくれたんだよね」と愛を確認するソミ。
父親の様に大きな愛で包むテシク。
贖罪からもやっと解き放たれて、優しい笑顔を見せます~♪
ウォンビンは立ち姿もスラッとして美しいし、
アクションがすごくシャープでとにかくカッコ良かった。
目だけで哀愁・優しさ・精悍さを表現しているのも、
また素晴らしかったです。関連記事*****
「母なる証明」
テーマ : ★おすすめ映画★
ジャンル : 映画
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コメント
丁度今日わたしもこの作品みました~
もうっね、ほんとウォンビンが格好良くって!
ひとかわどころかペロッと剥けたんじゃないですかね
母なる証明での印象しかなかったので可愛い顔をしている青年という
イメージしかなかったのですが(アイドルスター的な?)、いやはや男前でした!
アクションにもキレがあって、それがよくわかる後半の(カメラ視点をかえた)ナイフでの戦いシーンなど、
銃撃戦肉弾戦ナイフ戦と、硬派なバイオレンスアクションが堪能できちゃいましたね!
EDクレジットがかぶるラストシーンは興ざめしちゃったのですが、
その前の「助けにきてくれたんだね!」のシーンは私も素直に感動できちゃいました
その直前のウォンビンの目が(少女を亡くしたと思って)死んだようだったので、
余計に生気を取り戻すシーンには胸が熱くなりました
それにしてもウォンビン格好よかったですね~!惚れ惚れしちゃいました☆
こんにちは!同時期の鑑賞でしたか~
本作でウォンビンに惚れた人、多いのでは?(^_^)
私も以前のウォンビンを詳しく知っているわけじゃないんだけど、
>ペロッと剥けた って言うの、何となく分かります。(^^;
アクションにしても、ここまで本格的にやったのは初めてらしいし、
男の魅力に溢れてましたよね☆
ラスト近くの、一人で敵のアジトに乗り込むシーンは、
驚異的なアクションで見応えあったな~
興ざめってほどでもなかったけど、
「一度だけ抱き締めたい」ってセリフ、
なんか小っ恥ずかしかったような。
駐車場では、手が血だらけだったんで
抱きしめてなかったんだけど、
もっとシャレたセリフは無かったのかなあって思いました。
YANさん、こんにちは!
普段は、わりとシビアな事を言ってる(と自分で思ってるだけ・・)自分ですが、ウォンビンに関しては正常な目を持てないというか、普通じゃない状態に・・・(^^ゞ
>ウォンビンは立ち姿もスラッとして美しいし、
そーーーーーなんです!
>目だけで哀愁・優しさ・精悍さを表現しているのも
そ~~~でしょう!?
いや~~自分の好きな俳優さんの事を、他の方が褒めてくれるのって、凄く誇らしくて嬉しくなります☆
これもちょっと気になってた作品です♪
韓流スターには全くと言っていいほど興味が無い私ですがウォンビンとチャンミン君だけはイィと思います!
機会があれば見てみます。
こんにちは!
そうなのよね~、いつもと違うlatifaさんがおかしかったです(^▽^;)
それはウォンビンに関してだけ?
他に好きな俳優さんはいなかったかしら?
そこまで平常心でなくなるとはね~(^m^ )ププ・・
でも、「息子のよう」って言うのは、これまたすごい謙虚ですよ。
世の中にはウォンビンを恋人のように思っているオバサマ方が
多いんじゃないかしら。(≧▽≦)ノ☆
とにかく、本作のウォンビンはステキだったので、
誰でも心を奪われたと思いますよ。
こんにちは!
私も韓流スターの事はあまり詳しくないの。
特にアイドル的存在のスターはさっぱり。
そのチャンミン君すら知らないです・・・(^^;
私が韓国俳優NO.1と思ってるのは、ソン・ガンホ(≧ε≦)
高い演技力と個性を買ってます!
この作品はウォンビンに興味がある方なら、なおさら楽しめますよ~★
彼のための映画って感じでしたね。
女の子は至って普通な感じが逆に良かったかな?!
韓流には、ひき気味だし、イケメンは欧米系崇拝な私ですが、この映画に関しては、きゃーきゃー

でした(笑)
アクション映画も、たくさん観てるけれど、かっこよすぎ!キレよすぎ。撮り方も上手いんでしょうし、演出もイイのだとは思います。
ウォンビンなんて、四天王って言われたんだし、どうよっていうのはちょっとあったんです。見事に裏切ってくれました。
静の演技も、よかったですしね。
そうそう、子役の子もめちゃめちゃ可愛い子ではないんだけど、惹きつけるものを持った子でした。芦田愛菜ちゃんは、最近は可哀想にパッシングまでされてるし、お仕事は選べるんだから選んだ方がいいよねぇ。
韓国俳優は、私もソン・ガンホは好きです。名前の音が、どうも頭に入ってこない。
そうそう、ウォンビンのためのアクションとドラマでした。
彼が一番カッコよく見える作品でしたね!
少女は、見た目は普通でも(^^; 韓国の天才子役らしいね~
ああいう演技が出来る子役は日本にもいるけどね・・・(^▽^;)
薄幸の役なのであまり可愛過ぎてもダメかな?(≧ε≦)
こんにちは!
このウォンビンにはときめいちゃいますよね。(≧▽≦)
私も韓流にはほとんど興味無いんだけど、
あ、でも、四天王は知ってるわ!韓流の先駆けだったよね~
4人ともちょっとアジョシ=オジサンになってるかな?
とは言ってもウォンビンはその中でも若くて美しいほう。
こんなにアクションが出来るとは思ってませんでした。
これからも、演技の幅が広がるのでは?
実力と可愛さの両方を兼ね備えている子役って、少ないのかな~(^^;
芦田愛菜ちゃんは、仕事やり過ぎで「出る杭は打たれる」状態?
でもそれだけ引く手あまたなんだもんね。ほんと才能あるし。
ソン・ガンホも才能ある所が好きです。言うと笑われるけど。(^▽^;)
YANさん、こんにちは~。
感想拝見に伺いました♪
やっぱり鬼太郎思い出しましたよね(笑)
確かに!あのキレのあるアクションはジェイソン・ボーンみたい!
ベトナム人の殺し屋もいい味だしてましたよね、
ソミを見つめる瞳はクールなんだけどこちらに伝わる何かがある気がしました。
「任侠映画に通じる男気」なるほど!だから二人の戦いに引き込まれたんですね^^
「母なる証明」を劇場で観た時に「ウォンビンちゃんがっかり~」というご婦人の声が聞こえました。
そんな方たちもこの映画は満足されたんでしょうね(笑)
「母なる証明」の彼も素晴らしかったですが^^
ブログの問題解決されてよかったですね。
新しいテンプレートも優しい感じでとてもいいと思います^^
こんにちは!覗きに来て下さって、ありがとうございます!
鬼太郎はすぐに思い出しましたよ、2人ともに、片目なんだもの(≧ε≦)
アクションはすごい見ものでしたね!
あそこまでカッコよくやってくれるとは、釘付けだったわ★
悪人の中でもベトナム人はちょっと異色で、テシクを男として認めていたから、
最後に一対一で戦いたかったように見えました。
ほう、「母なる証明」ではそんなガッカリの声があったんですね。
あれは彼がキーで、本当のところはどうなんだろう?って
未だに気にかかっている作品なんですけどね。
ブログ問題の原因が分からないのがスッキリしないんですが、
このテンプレ気に入ってくださって良かったです、ありがとう★
いやぁ、キレのあるいいアクションでしたねぇ。
確かにボーンを彷彿とさせますね。よかったです。
タナヨン・ウォンタラクンはおっしゃる通りテシクと同じ雰囲気があって、ソミを通じて同じような感情が芽生えていたのではないかと思います。
それが外科医の件につながっているのでしょうが、そういうことを何も言わず死闘に赴くシーンがとても辛い。
そっか…何か気になっていたのですが…鬼太郎だった。(@@)
話は変わりますが、コメント読んでて…
ソン・ガンホは私も好きだ!!(^^)
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。
こんにちは!
気持ちがいいくらいシャープなアクション、
それが出てきた時、思わずオッと身を乗り出しました(^^;
やっぱりボーンに似ているという声があったんですね。
ベトナム人殺し屋とは敵同士なんだけど、
人間として同じような種類の2人だったように見えましたね。
前髪が長くて片目・・・あれは鬼太郎でしょう(≧▽≦)
あ、白くじらさんもソン・ガンホのファンですか!
うれしいわ~ ほんと個性の強い実力派俳優ですよね☆
この人が出ていると、そそられて観てしまいます。
TBの件、いつもご丁寧なコメントありがとうございます。
こちらこそ記事中に載せていただいて光栄です。
コメントありがとうございました!
<アクションがキレッキレ
まさにその通りでした。逆になぜ日本映画であれが出来ないのか?!と疑問に思ってしまうほど素晴らしかったですね。トイレでの戦闘や最期の単身乗り込むところまで、素晴らしいシーンが山盛りでした。
<目だけで哀愁・優しさ・精悍さを表現しているのも、また素晴らしかったです。
そうなんですよね。こんなに色気と影がある俳優だったとは知らなかったので驚きました。嬉しい発見ですね。失礼ながら単なるアイドル俳優という認識しかなかったので(笑)ただ、『母なる証明』でも印象的な演技を見せてくれていましたし、今作との落差もすごいですが、それだけ幅広く演じられる俳優なんですね。
こんにちは!
ハリウッドに負けないようなキレキレでカッコいいアクション満載でしたね。
それもいろいろなパターンを見せてくれて、実に面白かったです。
Questさんは男性だから、さすがにアクションシーンの目の付けどころが
詳細に渡ってますね~(^_^)
ウォンビンはこの映画で、ものすごく魅力が広がったような。
Questさんのように、単なるアイドル俳優という認識だった方が
見直した・・・って仰る方が多いもんね~
「母なる証明」も大好きで、あちらの謎めいた行動がすごく印象に残っています。
次回作が楽しみと思える俳優になりました。
そう言えば、今そちらを覗いてみたら、私のTBは
2つとも不成功でしたね。ブログの相性が悪いんでしょうか・・・(;_;)
YANさんこんばんは
なんでウォンビンのどこがいいんだ?と長い間思ってましたけど、このウォンビンは罪なほどかっこよかった
こんな男気のあるカッコいい役どころって初めてなんじゃない??
「母なる証明」の時の演技力も凄かったし、四天王って言われるだけあるのね
他の3人誰かすら知らないけど
作品もいいテンポで進んでいき、各キャラの個性もくさすぎるくらい出てて飽きることなく楽しめました
こんにちは!
前から可愛らしい感じのイケメンだとは思っていたけど、
なんせ韓流スターにあまり興味が無いから、特に注目もしてなかったわ。
本作のウォンビンはカッコ良過ぎて、次に見たらあれ?って
思うかもしれないね~(^▽^;)
それだけ強烈なインパクトがあったよね~★
作品自体も、韓国映画の中でランク上位に入るくらい、
魅力ある出来だったなあ。
四天王なんてもう死語だったりして。
どんどん若手が出てくるもんね。
ヨン様はいずこに・・・?(でも今でもすごい人気なんでしょ)
韓流スター、ウォンビンしか知らないワタシですので
観てみました(WOWOW放送はやっ)
アクションは邦画とは比べものにならないですね。
ヴァイオレンス加減がかなり過激なのはやっぱ苦手ですが。。。。
繰りぬいた目玉とか絵面がすごすぎ(T△T)
韓国人と中国人の区別がつかなくてナンギしました@
アメリカ映画以外はてんでワカンナイです。
それでも、ウォンビンのかっこよさだけは分かりました♪
敵の殺し屋もカッコよかったですね。
こんにちは!
とうとう観ましたかっ!
あのアクションはキレが凄かったし、見事でしたよね!
mia☆miaさんは、ヴァイオレンスが苦手でしたか。
韓国映画のはグロ度がハンパ無いからね~
そういう点で合わないのかもね。
でも、人間ドラマはアメリカ映画にもあるような
孤独な男と少女の絆だから、理解し辛い事はないと思うんだけどな。
ウォンビンのカッコ良さが拝めただけでも良かったでしょう?(^▽^;)
感想は、また何カ月か先なのかな?楽しみに待ってます!
今作のウォンビンは異常にカッコよかったですねー。
「母なる証明」ではなよっとしていたのに・・・。
キレッキレのアクションで魅了してくれました。
特に殺し屋ラムとのナイフアクションは稀にみるカッコよさ。
本当に見ごたえたっぷりの良作でした。
今年観賞ベスト10に入りそうな勢いです!!
こんにちは!
可愛いイメージのウォンビンがカッコよくなっちゃって、
もうこれ以上望む事がないくらいステキでした~~\(^▽^)/
目が★星!
殺し屋ラムもテシクと似た部分を持った人で、
だからこそ1対1で闘うのを望んでいたみたいでしたね。
迫力あるアクションシーンになってました。
少女との関わりも良い話でしたね~
これはベスト10に入っても不思議はない作品です!
日本上映まで待ちきれなかったので、DVD+シナリオをコツコツ翻訳しながら見てしまいました。
どこか韓流アレルギーなとこがあった私でしたが、最近はこの手のものやらは大丈夫。むしろ、今まで観なかった事をちょい後悔なんぞしたりしたもんです。でも、進んでは絶対お涙ち ...
質屋のお化けとゴミ箱。何かのIDみたい。 公開年2010年(The Man from)制作国韓国監督イ・ジョンボム原作制作イ・テホン制作総指揮脚本イ・ジョンボム撮影イ・テユン音楽シム・ヒョンジョン...
監督:イ・ジョンボム出演:ウォンビン、キム・セロン韓国映画 2010年 ・・・・・・ 7点
2010年制作 韓
監督:イ・ジョンボム
≪キャッチコピー≫
『怒らせるべきではなかった』
≪ストーリー≫
過去の出来事が原因で心に闇を抱え、街の片隅で質屋を営んで生きる男テ...