メタルヘッド
2011-11-25(Fri)
ヘヴィメタ流の、家族を再生させる物語。
ジョセフが小汚くてイカれた男なんだけど、憎めない☆

HESHER
監督:スペンサー・サッサー
製作:2010年 アメリカ
出演:*ジョセフ・ゴードン=レヴィット *ナタリー・ポートマン
*デヴィン・ブロシュー *レイン・ウィルソン *パイパー・ローリー
最悪の人生に、ファック・ユー!
最初のほう、何の説明もなく、一つの家族を映していきます。
それがひじょうに暗くて陰鬱なムード。
少年TJ(デヴィン・ブロシュー)は学校で虐められているし、
父親(レイン・ウィルソン)はヤク中か何か(に見えた)で働きもせず、
ソファでウダウダする毎日。
母親はどうやらいなくて、おばあちゃんが家事をするも、
老いによる衰えがきている。
ドヨ~ンと沈滞した家庭に、ある日突然、
ヘッシャー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)と言う男が勝手に住み着く。
ロン毛で上半身裸。言う事は下品で、やる事は乱暴。
ヘヴィメタルを大音量でガンガン流す、型破りなイカれた男。
だけど、おばあちゃんには優しいのだ。
それにTJの行く所になぜか突然現れる。
あと憎たらしいいじめっ子の車を爆破させたり、
TJが密かに好意を持っているレジ係のニコール
(ナタリー・ポートマン)と寝ちゃったりする。
途中、授業で『夢は生きる世界のメタファーだとしたら・・
欲望を表わしている・・・』みたいな内容の講義がありました。
ヘッシャーはTJの欲望を極端な形で具現化して見せるから、
夢の世界から来た何かか・・・?とも思ったりしてました。
ヘッシャーは何者か?が気になって見ていく事に。
ネタバレあるかも
TJの家庭の事情は後半に判明します。
幸せに暮らしていたのに、母を交通事故で失い、
父も子も深い悲しみから立ち直れずにいたのでした。
彼らはヘッシャーにより、過激な行動で唖然とさせられ、
ハチャメチャやりたい放題で振り回されるうち、次第に
抑制していた気持ちを発散するようになるんですね。
暗く澱んでいた空気が、かき乱されて動き出した。
優しい慰めよりも、粗野な揺さぶりが
励ましとして効果的だったような。
その事に一番最初に反応したのがおばあちゃんでしたね。
純粋だったからかなあ。
父も子も、自分の悲しみで精一杯。
おばあちゃんの散歩の誘いも相手にしなかった。
ああいう形でおばあちゃんとの約束を果たそうとする
最後の散歩のシーンには、思いがけずウルウルきました。
立ち直ろうとして1歩踏み出した父子の前に
もうヘッシャーはいません。
突然やって来て、突然消えていった彼が何者だったのか?
最後に明かされるかと思ったら、何の説明もなかった・・・
沈滞ムードをぶち壊せ!いつまでも澱んでいても仕方ない!
こんな極端なやり方も珍しい~(^▽^;)
奇抜でぶっ飛んでいたけど、
家族を再生させるために彼が現れたのは間違いないです。
ジョセフの優しい眼差しが、温かさを醸し出していました。
ジョセフは、ほんっといろんな役をやりますね~
ますますこれからが気になる♪
関連記事*****
「ルックアウト/見張り」
「(500)日のサマー」
「インセプション(D-BOXにて)」
ジョセフが小汚くてイカれた男なんだけど、憎めない☆

HESHER
監督:スペンサー・サッサー
製作:2010年 アメリカ
出演:*ジョセフ・ゴードン=レヴィット *ナタリー・ポートマン
*デヴィン・ブロシュー *レイン・ウィルソン *パイパー・ローリー
最悪の人生に、ファック・ユー!
最初のほう、何の説明もなく、一つの家族を映していきます。
それがひじょうに暗くて陰鬱なムード。
少年TJ(デヴィン・ブロシュー)は学校で虐められているし、
父親(レイン・ウィルソン)はヤク中か何か(に見えた)で働きもせず、
ソファでウダウダする毎日。
母親はどうやらいなくて、おばあちゃんが家事をするも、
老いによる衰えがきている。
ドヨ~ンと沈滞した家庭に、ある日突然、
ヘッシャー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)と言う男が勝手に住み着く。
ロン毛で上半身裸。言う事は下品で、やる事は乱暴。
ヘヴィメタルを大音量でガンガン流す、型破りなイカれた男。
だけど、おばあちゃんには優しいのだ。
それにTJの行く所になぜか突然現れる。
あと憎たらしいいじめっ子の車を爆破させたり、
TJが密かに好意を持っているレジ係のニコール
(ナタリー・ポートマン)と寝ちゃったりする。
途中、授業で『夢は生きる世界のメタファーだとしたら・・
欲望を表わしている・・・』みたいな内容の講義がありました。
ヘッシャーはTJの欲望を極端な形で具現化して見せるから、
夢の世界から来た何かか・・・?とも思ったりしてました。
ヘッシャーは何者か?が気になって見ていく事に。
ネタバレあるかも
TJの家庭の事情は後半に判明します。
幸せに暮らしていたのに、母を交通事故で失い、
父も子も深い悲しみから立ち直れずにいたのでした。
彼らはヘッシャーにより、過激な行動で唖然とさせられ、
ハチャメチャやりたい放題で振り回されるうち、次第に
抑制していた気持ちを発散するようになるんですね。
暗く澱んでいた空気が、かき乱されて動き出した。
優しい慰めよりも、粗野な揺さぶりが
励ましとして効果的だったような。
その事に一番最初に反応したのがおばあちゃんでしたね。
純粋だったからかなあ。
父も子も、自分の悲しみで精一杯。
おばあちゃんの散歩の誘いも相手にしなかった。
ああいう形でおばあちゃんとの約束を果たそうとする
最後の散歩のシーンには、思いがけずウルウルきました。
立ち直ろうとして1歩踏み出した父子の前に
もうヘッシャーはいません。
突然やって来て、突然消えていった彼が何者だったのか?
最後に明かされるかと思ったら、何の説明もなかった・・・
沈滞ムードをぶち壊せ!いつまでも澱んでいても仕方ない!
こんな極端なやり方も珍しい~(^▽^;)
奇抜でぶっ飛んでいたけど、
家族を再生させるために彼が現れたのは間違いないです。
ジョセフの優しい眼差しが、温かさを醸し出していました。
ジョセフは、ほんっといろんな役をやりますね~
ますますこれからが気になる♪
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