X-MEN:ファースト・ジェネレーション
2011-10-25(Tue)
X-MENシリーズ最高の出来!
人物の悲哀・葛藤がしっかり描かれ質の高い映画になっている~

X-MEN:FIRST CLASS
監督:マシュー・ヴォーン
製作:2011年 アメリカ
出演:*ジェームズ・マカヴォイ *マイケル・ファスベンダー *ケヴィン・ベーコン
*ローズ・バーン *ジャニュアリー・ジョーンズ *ジェニファー・ローレンス
共存か、支配か。その<起源>を目撃せよ!
若き日のプロフェッサーX=チャールズ・エグゼビアと
マグニートー=エリック・レーンシャーに焦点を当てた、
X-MENのザ・ビギニング。
2人はどのようにして出会い、どのようにして対立する事になったのか?
幼い日からの姿を対照的にじっくり見せているので、
とても納得のいく内容になってました。
チャールズ(ジェームズ・マカヴォイ)は恵まれた環境で育ち、
何ら人間と変わりない外見から、迫害される事もありません。
テレパスと言う能力で人の心を読み、操る事も出来る。
言わば苦労知らずなので、人間と共存する理想を
疑う事なく持ち続けてこられました。
一方エリック(マイケル・ファスベンダー)は、生まれながらにして
ユダヤ人として差別されてきました。
目の前で母を殺された挙句、ミュータントとして実験材料にされると言う、
あまりにも辛過ぎる過去の持ち主。
『人間はミュータントを恐れ敵と見なす。
やられる前にこちらが支配するんだ。』と、これまでの仕打ちから、
人間を信じられない心情に至ったのが、よ~く理解できます。
復讐心を抱き孤独に生きてきたエリックに、
「君一人だけじゃない」と声をかけたのがチャールズ。
2人が行動を共にするようになったのは、
共通の敵であるセバスチャン・ショウ(ケヴィン・ベーコン)の
存在があったからと言えるでしょう。
エリックにとっては仇、チャールズにとっては平和を乱す者。
彼を倒すため協力し合ううちに、2人に友情が芽生えます。
ショウは、米・ソを対立させ、第3次世界大戦を起こし、
その隙に世界征服を狙う、真の悪人です。
ケヴィン・ベーコンがピッタリで、憎たらしさ満点!(≧ε≦)
米・ソの対立をキューバ危機と言う史実に絡め、
ケネディ大統領まで登場させ、現実性を持たせているのが見事★
これまでのアメコミ路線とは違って、内容に重厚さが出ましたね。
見つけ出した多くのミュータントと共に、2人は、
米・ソが戦争を始めようとする直前で、その衝突を食い止めます。
人間のために能力を発揮したと言うのに、
人間は逆に彼らを脅威と見なし、一斉に攻撃を仕掛けてくる。
米・ソは共通の敵を他に見つけた途端に手を組むんですね(- -;)
異形の者に対する差別や迫害は無くならないのか?
共存か支配か?2派に分かれるのも無理はないです。
でも、エリックが選んだ道は、仇だったショウと同じ道とは
また皮肉なものですね。
ミスティークと2人の関係や、マグニートーのヘルメット、
プロフェッサーXの車椅子、ミュータントの学校など、
いろんな起源がよく分かる内容になっていました。
ただ、3作目「ファイナル・ディシジョン」では、
40歳代くらいの2人が仲良く一緒にジーンを訪ね、
その時、プロフェッサーは普通に歩いていたので、
整合性と言う点でちょっとズレてるんですけどね。(^^;
その辺りは多めに見て、人物の心情が丁寧に描けている、
社会的テーマもある作品で、すごく面白かったです★
関連記事*****
「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」
「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」
人物の悲哀・葛藤がしっかり描かれ質の高い映画になっている~

X-MEN:FIRST CLASS
監督:マシュー・ヴォーン
製作:2011年 アメリカ
出演:*ジェームズ・マカヴォイ *マイケル・ファスベンダー *ケヴィン・ベーコン
*ローズ・バーン *ジャニュアリー・ジョーンズ *ジェニファー・ローレンス
共存か、支配か。その<起源>を目撃せよ!
若き日のプロフェッサーX=チャールズ・エグゼビアと
マグニートー=エリック・レーンシャーに焦点を当てた、
X-MENのザ・ビギニング。
2人はどのようにして出会い、どのようにして対立する事になったのか?
幼い日からの姿を対照的にじっくり見せているので、
とても納得のいく内容になってました。
チャールズ(ジェームズ・マカヴォイ)は恵まれた環境で育ち、
何ら人間と変わりない外見から、迫害される事もありません。
テレパスと言う能力で人の心を読み、操る事も出来る。
言わば苦労知らずなので、人間と共存する理想を
疑う事なく持ち続けてこられました。
一方エリック(マイケル・ファスベンダー)は、生まれながらにして
ユダヤ人として差別されてきました。
目の前で母を殺された挙句、ミュータントとして実験材料にされると言う、
あまりにも辛過ぎる過去の持ち主。
『人間はミュータントを恐れ敵と見なす。
やられる前にこちらが支配するんだ。』と、これまでの仕打ちから、
人間を信じられない心情に至ったのが、よ~く理解できます。
復讐心を抱き孤独に生きてきたエリックに、
「君一人だけじゃない」と声をかけたのがチャールズ。
2人が行動を共にするようになったのは、
共通の敵であるセバスチャン・ショウ(ケヴィン・ベーコン)の
存在があったからと言えるでしょう。
エリックにとっては仇、チャールズにとっては平和を乱す者。
彼を倒すため協力し合ううちに、2人に友情が芽生えます。
ショウは、米・ソを対立させ、第3次世界大戦を起こし、
その隙に世界征服を狙う、真の悪人です。
ケヴィン・ベーコンがピッタリで、憎たらしさ満点!(≧ε≦)
米・ソの対立をキューバ危機と言う史実に絡め、
ケネディ大統領まで登場させ、現実性を持たせているのが見事★
これまでのアメコミ路線とは違って、内容に重厚さが出ましたね。
見つけ出した多くのミュータントと共に、2人は、
米・ソが戦争を始めようとする直前で、その衝突を食い止めます。
人間のために能力を発揮したと言うのに、
人間は逆に彼らを脅威と見なし、一斉に攻撃を仕掛けてくる。
米・ソは共通の敵を他に見つけた途端に手を組むんですね(- -;)
異形の者に対する差別や迫害は無くならないのか?
共存か支配か?2派に分かれるのも無理はないです。
でも、エリックが選んだ道は、仇だったショウと同じ道とは
また皮肉なものですね。
ミスティークと2人の関係や、マグニートーのヘルメット、
プロフェッサーXの車椅子、ミュータントの学校など、
いろんな起源がよく分かる内容になっていました。
ただ、3作目「ファイナル・ディシジョン」では、
40歳代くらいの2人が仲良く一緒にジーンを訪ね、
その時、プロフェッサーは普通に歩いていたので、
整合性と言う点でちょっとズレてるんですけどね。(^^;
その辺りは多めに見て、人物の心情が丁寧に描けている、
社会的テーマもある作品で、すごく面白かったです★
関連記事*****
「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」
「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」