ザ・タウン
2011-09-20(Tue)
がんじがらめのしがらみの中で、
新しい自分に生まれ変わりたいと
願った男の葛藤を描いています。
ベン・アフレック監督・主演。

THE TOWN
監督:ベン・アフレック
製作:2010年 アメリカ
出演:*ベン・アフレック *ジェレミー・レナー *レベッカ・ホール *ジョン・ハム
*ピート・ポスルスウェイト *クリス・クーパー
ここは全米最悪、強盗と犯罪の街。
ボストンの一角チャールズタウンは、犯罪多発地区。
銀行強盗が家業のように父から子へ受け継がれる。
主人公のダグ(ベン・アフレック)はアイスホッケー選手を
夢見ていたものの、挫折して、
父と同じ犯罪者の道を歩いている。
しかし、銀行強盗の際に、人質に取り解放した支店長の女
(レベッカ・ホール)と恋に落ちてしまった事から、
(こんな事、フツー絶対に避けるけどね。アンビリバボーだわ)
悪事とは縁を切り、彼女と旅に出て、
新しく人生をやり直したいと望むようになる・・・・
ところが、自分の人生でありながら、
自分の思い通りにならないジレンマに苦しめられます。
この街は、容易に彼を自由にさせないのでした。
親友ジェム(ジェレミー・レナー)は、ダグの命を
狙っていた男を撃って、9年間服役した。
言わば彼は、ダグの命の恩人であり、
ダグには、自分のために刑務所暮らしをさせてしまったという
負い目があるわけです。
ジェムの妹とその娘とも、少なからず因縁があり、
ファミリーのように付き合ってきた事からも、
ジェムに「妹達を捨てる気か。街を出て行くな。」言われてしまう。
ジェムは、自分がタウン者である事をアイデンティティとして
心に刻み、ある種、誇りすら持っています。
自分はこれでしか生きられないと、どっぷり犯罪に嵌っている男です。
後半になってグッと存在感を増すのが、
花屋で元締めのファーギー(ピート・ポスルスウェイト)。
ダグが次の仕事はやらないと言っても「そうはいかん」と脅かす。
そこで初めてダグは、かつて自分の父も縛られていた事、
母にされた酷い事を聞かされ、影の力の恐ろしさを知ります。
そんな街との因縁の中で、次々と強盗の仕事の話が来る。
たいていの映画で、「これを最後にしよう」と決心してやると、
何か悪い方向へ向かうよね。
あれだけ、FBIや警察に囲まれて、もうダメだろうな~と
思ったんだけど。。。
1人は、どうしてもこの街から出て人生をやり直すんだと
心の底から望み、
1人は、ここが自分の世界、最後までここで抵抗すると
タウンにこだわった。
それが明暗を分ける結果になったんでしょう。
いや~「明」があって良かったわあ。ホッとしました。
強盗シーンはどれもスピーディーで鮮やか。
街でのカーチェイスは、いかにも街を知り尽くした者の
走りを見せてくれました。
ツッコミどころもある話だけど、
主人公の事を犯罪者でありながら応援してしまった。(^^;
まともな人生を送って欲しいな。
関連記事*****
「グッドウィル・ハンティング/旅立ち」
「ゴーン・ベイビー・ゴーン」
新しい自分に生まれ変わりたいと
願った男の葛藤を描いています。
ベン・アフレック監督・主演。

THE TOWN
監督:ベン・アフレック
製作:2010年 アメリカ
出演:*ベン・アフレック *ジェレミー・レナー *レベッカ・ホール *ジョン・ハム
*ピート・ポスルスウェイト *クリス・クーパー
ここは全米最悪、強盗と犯罪の街。
ボストンの一角チャールズタウンは、犯罪多発地区。
銀行強盗が家業のように父から子へ受け継がれる。
主人公のダグ(ベン・アフレック)はアイスホッケー選手を
夢見ていたものの、挫折して、
父と同じ犯罪者の道を歩いている。
しかし、銀行強盗の際に、人質に取り解放した支店長の女
(レベッカ・ホール)と恋に落ちてしまった事から、
(こんな事、フツー絶対に避けるけどね。アンビリバボーだわ)
悪事とは縁を切り、彼女と旅に出て、
新しく人生をやり直したいと望むようになる・・・・
ところが、自分の人生でありながら、
自分の思い通りにならないジレンマに苦しめられます。
この街は、容易に彼を自由にさせないのでした。
親友ジェム(ジェレミー・レナー)は、ダグの命を
狙っていた男を撃って、9年間服役した。
言わば彼は、ダグの命の恩人であり、
ダグには、自分のために刑務所暮らしをさせてしまったという
負い目があるわけです。
ジェムの妹とその娘とも、少なからず因縁があり、
ファミリーのように付き合ってきた事からも、
ジェムに「妹達を捨てる気か。街を出て行くな。」言われてしまう。
ジェムは、自分がタウン者である事をアイデンティティとして
心に刻み、ある種、誇りすら持っています。
自分はこれでしか生きられないと、どっぷり犯罪に嵌っている男です。
後半になってグッと存在感を増すのが、
花屋で元締めのファーギー(ピート・ポスルスウェイト)。
ダグが次の仕事はやらないと言っても「そうはいかん」と脅かす。
そこで初めてダグは、かつて自分の父も縛られていた事、
母にされた酷い事を聞かされ、影の力の恐ろしさを知ります。
そんな街との因縁の中で、次々と強盗の仕事の話が来る。
たいていの映画で、「これを最後にしよう」と決心してやると、
何か悪い方向へ向かうよね。
あれだけ、FBIや警察に囲まれて、もうダメだろうな~と
思ったんだけど。。。
1人は、どうしてもこの街から出て人生をやり直すんだと
心の底から望み、
1人は、ここが自分の世界、最後までここで抵抗すると
タウンにこだわった。
それが明暗を分ける結果になったんでしょう。
いや~「明」があって良かったわあ。ホッとしました。
強盗シーンはどれもスピーディーで鮮やか。
街でのカーチェイスは、いかにも街を知り尽くした者の
走りを見せてくれました。
ツッコミどころもある話だけど、
主人公の事を犯罪者でありながら応援してしまった。(^^;
まともな人生を送って欲しいな。
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