義兄弟 SECRET REUNION
2011-08-22(Mon)
南北問題と言うリアルな社会状況を取り入れながら、
ヒューマンドラマとアクションとサスペンスを実に上手く絡ませ、
娯楽作品に仕上げた映画。
ソン・ガンホの熱さ・ユーモア、引き込んでくれるじゃないの~★

監督:チャン・フン
製作:2010年 韓国
出演:*ソン・ガンホ *カン・ドンウォン *チョ・グクァン
≪生きたい!≫心が叫ぶ。
友人がカン・ドンウォンの大ファンで、本作を勧めてくれたし、
私は韓国俳優の中ではソン・ガンホが好きなので、観てみました。
初めて見たカン・ドンウォン、スラ~っとスタイルがいい。
役柄上、無表情が多かったので、淋しげな顔立ちに見えたけど、
ファンとしては見守りたくなるタイプなんだろうなあ~(^_^)
マルチな表情を見せるソン・ガンホとは全く対照的で
(スタイルもね(≧ε≦))、相反する者同士に絆が生まれる
という物語に、絶妙なコンビネーションを見せてます!
ネタバレあるかも
国家情報院のソン・ガンホが、北の工作員「影」を
捕まえようとする血生臭いシーンから始まります。
「影」は脱北者家族を皆殺しにしようとしていた。
部下のカン・ドンウォンは非情になれず子供をかばう。
そこにカン・ドンウォンの人間性が垣間見えます。
彼は祖国に妻子を残していました。
何かあれば家族の命が危うくなる不安と、
祖国への忠誠心で指令に従っていますが、
「影」のように冷淡にはなれない男なんですよね。
北のスパイや脱北者って日本にもいるんでしょうけど
韓国では比べ物にならないくらい、ピリピリとした
問題になってるんだろうなあ。身近にスパイってやっぱり怖い。
南北融和政策の背景もあり、この事件の責任を取らされ、
ソン・ガンホは国家情報院をクビに。
カン・ドンウォンは祖国から裏切り者と誤解され、
自首する事もできずに身を隠す事に。
6年後に2人は偶然再会。
ソン・ガンホは逃げた外国人花嫁を探す探偵社を始め、
(韓国ってベトナム人の花嫁が多いんだ、知らなかった~)
カン・ドンウォンは妻子を呼び寄せるため大金が必要だった。
2人の利害関係が一致し、同居をし探偵の仕事をする。
ここからの人間ドラマがとっても面白いです。
互いに相手の正体を知っていますが、自分の正体は
知られていないと思い込んでいます。
監視し合う、危険と隣り合わせの同居生活!
カン・ドンウォンが北に情報を流す姿を見ると
緊張感が走る一方で、ドタバタ動くソン・ガンホが
その張り詰めた空気を緩ませるのよね~(≧ε≦)
心を通わせるきっかけとなったのは、2人ともが
愛する家族と会えなくて淋しい気持ちを抱えていると
知った事です。
国や思想が違っても、家族を思う心や哀しみは同じだと。
そのうち2人は本当に心を許し合う存在になります。
ソン・ガンホがカン・ドンウォンの正体を知っていると明かし、
その上で一緒にやっていこうと言うシーンがありますが、
感極まって涙する姿に、私も胸が熱くなっちゃった。(;_;)
そんな時「影」が再び動き出し、カンは工作員として従う。
もう兄弟のような絆が出来ているソン・ガンホは、
なんとか彼を危険から救おうと身体を張るし、
それはカン・ドンウォンも同じなんです。
ここまで互いを思いやり合っているのを見ていたら、
悲惨な結末にはしてほしくないと思えてきちゃった。
だから、ラストの笑顔には心からホッとしたし、
うれしかったなあ~
北と南の将来を彼らに託したような形にしたんでしょうね。
男2人が描く義兄弟の姿は希望を感じさせ、
後味が良くて非常に満足しました★
2人のコンビネーションが抜群に良かったです。
関連記事*****
「復讐者に憐れみを」
「殺人の追憶」
「グエムル -漢江の怪物ー」
「グッド・バッド・ウィアード」
「渇き」
ヒューマンドラマとアクションとサスペンスを実に上手く絡ませ、
娯楽作品に仕上げた映画。
ソン・ガンホの熱さ・ユーモア、引き込んでくれるじゃないの~★

監督:チャン・フン
製作:2010年 韓国
出演:*ソン・ガンホ *カン・ドンウォン *チョ・グクァン
≪生きたい!≫心が叫ぶ。
友人がカン・ドンウォンの大ファンで、本作を勧めてくれたし、
私は韓国俳優の中ではソン・ガンホが好きなので、観てみました。
初めて見たカン・ドンウォン、スラ~っとスタイルがいい。
役柄上、無表情が多かったので、淋しげな顔立ちに見えたけど、
ファンとしては見守りたくなるタイプなんだろうなあ~(^_^)
マルチな表情を見せるソン・ガンホとは全く対照的で
(スタイルもね(≧ε≦))、相反する者同士に絆が生まれる
という物語に、絶妙なコンビネーションを見せてます!
ネタバレあるかも
国家情報院のソン・ガンホが、北の工作員「影」を
捕まえようとする血生臭いシーンから始まります。
「影」は脱北者家族を皆殺しにしようとしていた。
部下のカン・ドンウォンは非情になれず子供をかばう。
そこにカン・ドンウォンの人間性が垣間見えます。
彼は祖国に妻子を残していました。
何かあれば家族の命が危うくなる不安と、
祖国への忠誠心で指令に従っていますが、
「影」のように冷淡にはなれない男なんですよね。
北のスパイや脱北者って日本にもいるんでしょうけど
韓国では比べ物にならないくらい、ピリピリとした
問題になってるんだろうなあ。身近にスパイってやっぱり怖い。
南北融和政策の背景もあり、この事件の責任を取らされ、
ソン・ガンホは国家情報院をクビに。
カン・ドンウォンは祖国から裏切り者と誤解され、
自首する事もできずに身を隠す事に。
6年後に2人は偶然再会。
ソン・ガンホは逃げた外国人花嫁を探す探偵社を始め、
(韓国ってベトナム人の花嫁が多いんだ、知らなかった~)
カン・ドンウォンは妻子を呼び寄せるため大金が必要だった。
2人の利害関係が一致し、同居をし探偵の仕事をする。
ここからの人間ドラマがとっても面白いです。
互いに相手の正体を知っていますが、自分の正体は
知られていないと思い込んでいます。
監視し合う、危険と隣り合わせの同居生活!
カン・ドンウォンが北に情報を流す姿を見ると
緊張感が走る一方で、ドタバタ動くソン・ガンホが
その張り詰めた空気を緩ませるのよね~(≧ε≦)
心を通わせるきっかけとなったのは、2人ともが
愛する家族と会えなくて淋しい気持ちを抱えていると
知った事です。
国や思想が違っても、家族を思う心や哀しみは同じだと。
そのうち2人は本当に心を許し合う存在になります。
ソン・ガンホがカン・ドンウォンの正体を知っていると明かし、
その上で一緒にやっていこうと言うシーンがありますが、
感極まって涙する姿に、私も胸が熱くなっちゃった。(;_;)
そんな時「影」が再び動き出し、カンは工作員として従う。
もう兄弟のような絆が出来ているソン・ガンホは、
なんとか彼を危険から救おうと身体を張るし、
それはカン・ドンウォンも同じなんです。
ここまで互いを思いやり合っているのを見ていたら、
悲惨な結末にはしてほしくないと思えてきちゃった。
だから、ラストの笑顔には心からホッとしたし、
うれしかったなあ~
北と南の将来を彼らに託したような形にしたんでしょうね。
男2人が描く義兄弟の姿は希望を感じさせ、
後味が良くて非常に満足しました★
2人のコンビネーションが抜群に良かったです。
関連記事*****
「復讐者に憐れみを」
「殺人の追憶」
「グエムル -漢江の怪物ー」
「グッド・バッド・ウィアード」
「渇き」