トロン:レガシー
2011-08-09(Tue)
想像を優に超える映像美だわ~
内容も禅問答的な所がなかなか面白かったです。
すごく楽しかった~★

監督:ジョセフ・コシンスキー
製作:2010年 アメリカ
出演:*ジェフ・ブリッジス *ギャレット・ヘドランド *オリヴィア・ワイルド
*マイケル・シーン *ブルース・ボックスライトナー
20年前に失踪した父を探して、
美しく危険なコンピューターの世界へーー
エンコム社CEOケヴィン・フリン(ジェフ・ブリッジス)が失踪してから20年。
27歳になった息子サム(ギャレット・ヘドランド)は、
父の親友アラン(ブルース・ボックスライトナー)から、
ケヴィンよりボケベル・メッセージがあったと聞かされる。
メッセージ発信元のゲームセンターで秘密の地下室を見つけ、
そこからコンピューター・システム内に転送されてしまう。
異次元の世界で、サムはプログラムとの危険な戦いをさせられる。
父ケヴィンが創造したコンピューター世界「グリッド」の
映像が、すごくスタイリッシュで目を見張りました!
黒の中に浮かんだ蛍光色のラインや、
下から照らし出す妖しいライトの世界は斬新★
もうほんとに光の使い方がめっちゃCOOL!
ライト・サイクル・バトルではマシンのデザインもカッコイイし、
滑らかに描かれる光の帯にスピード感が感じられました。
なるほど~近未来のヴィジュアルだわ~
これは迷わずブルーレイをレンタルして良かった。
映像にばかり目を奪われがちだけど、
内容もなかなかに興味深いものがありましたよ。
完全な世界、不完全な世界、と言う
禅問答のような部分に、すごく惹かれました。
クルーはコード化した擬人万能体、言わばケヴィンの
分身として作られ、「完璧な世界の創造」をプログラムされました。
ある時、突然グリッドにISOが奇跡のように現れた。
このISOと言うのがイマイチ理解し難い存在なんだけど(^^;、
自由奔放で穢れを知らず高い知能を持つデジタル生命体って事なのだ。
無から奇跡のように生まれたCPU内の自然生命体と捉えればいいかな?
それを見てケヴィンは、これまでは不完全な人間社会の
コピーに過ぎなかったけど、ISOは世界観を変える
デジタル最先端のものだと言い、
ISOに思いを託すようになります。
ところがクルーは完全な世界にとって異端の邪魔物だと考え、
ISOの世界を破壊してしまう。
完全を求めるが故に、クルーはケヴィンを追いやり、
独裁者となってゆくんですね。
そして現実社会においても完璧な世界を創造したいと、
グリッドのポータル(出入口)を開けるため、サムをおびき寄せた。
何年かぶりに再会したケヴィンとクルー。
互いの姿を見て「年を取ったなあ」「おまえは変わってないなあ」と言う。
老いたジェフと若いジェフの共演ってすっごいね~☆
「2人で完全な世界を創ろうと言ったじゃないか」と責めるクルーに
ケヴィンは言います。(セリフは主に吹替えの方から)
「完全は創り出せるものじゃない。
我々が決めるものでもない。初めから存在していた。」と。
初めから存在していて完全なもの・・・っていったい・・・?
太陽のエピソードを考えると、自然界って事なんじゃないだろうか。
「不完全な人間社会」と言うセリフは前にありましたね。
仮想社会に対する現実社会って事もあるけど、
現実世界の中でも、自然界を指していると思うのよね。
人工では無いもの、命が宿り変化していくもの、
突然変異も起こり、それを寛容に受け入れるもの。
自然こそが美しく素晴らしい理想とする世界!
何年もケヴィンと接触せず、上書きもされずに
昔のままのクルーには理解できません。
もちろん息子に対する父の自己犠牲など分かるはずもない。
プログラムには1と0しかないからね。
所詮、人工のものは自然に及ばないと言う事でしょう。
ケヴィンとサムの親子愛の物語より、
ケヴィンとクルーの擬似親子の考え方が面白かったです。
内容も禅問答的な所がなかなか面白かったです。
すごく楽しかった~★

監督:ジョセフ・コシンスキー
製作:2010年 アメリカ
出演:*ジェフ・ブリッジス *ギャレット・ヘドランド *オリヴィア・ワイルド
*マイケル・シーン *ブルース・ボックスライトナー
20年前に失踪した父を探して、
美しく危険なコンピューターの世界へーー
エンコム社CEOケヴィン・フリン(ジェフ・ブリッジス)が失踪してから20年。
27歳になった息子サム(ギャレット・ヘドランド)は、
父の親友アラン(ブルース・ボックスライトナー)から、
ケヴィンよりボケベル・メッセージがあったと聞かされる。
メッセージ発信元のゲームセンターで秘密の地下室を見つけ、
そこからコンピューター・システム内に転送されてしまう。
異次元の世界で、サムはプログラムとの危険な戦いをさせられる。
父ケヴィンが創造したコンピューター世界「グリッド」の
映像が、すごくスタイリッシュで目を見張りました!
黒の中に浮かんだ蛍光色のラインや、
下から照らし出す妖しいライトの世界は斬新★
もうほんとに光の使い方がめっちゃCOOL!
ライト・サイクル・バトルではマシンのデザインもカッコイイし、
滑らかに描かれる光の帯にスピード感が感じられました。
なるほど~近未来のヴィジュアルだわ~
これは迷わずブルーレイをレンタルして良かった。
映像にばかり目を奪われがちだけど、
内容もなかなかに興味深いものがありましたよ。
完全な世界、不完全な世界、と言う
禅問答のような部分に、すごく惹かれました。
クルーはコード化した擬人万能体、言わばケヴィンの
分身として作られ、「完璧な世界の創造」をプログラムされました。
ある時、突然グリッドにISOが奇跡のように現れた。
このISOと言うのがイマイチ理解し難い存在なんだけど(^^;、
自由奔放で穢れを知らず高い知能を持つデジタル生命体って事なのだ。
無から奇跡のように生まれたCPU内の自然生命体と捉えればいいかな?
それを見てケヴィンは、これまでは不完全な人間社会の
コピーに過ぎなかったけど、ISOは世界観を変える
デジタル最先端のものだと言い、
ISOに思いを託すようになります。
ところがクルーは完全な世界にとって異端の邪魔物だと考え、
ISOの世界を破壊してしまう。
完全を求めるが故に、クルーはケヴィンを追いやり、
独裁者となってゆくんですね。
そして現実社会においても完璧な世界を創造したいと、
グリッドのポータル(出入口)を開けるため、サムをおびき寄せた。
何年かぶりに再会したケヴィンとクルー。
互いの姿を見て「年を取ったなあ」「おまえは変わってないなあ」と言う。
老いたジェフと若いジェフの共演ってすっごいね~☆
「2人で完全な世界を創ろうと言ったじゃないか」と責めるクルーに
ケヴィンは言います。(セリフは主に吹替えの方から)
「完全は創り出せるものじゃない。
我々が決めるものでもない。初めから存在していた。」と。
初めから存在していて完全なもの・・・っていったい・・・?
太陽のエピソードを考えると、自然界って事なんじゃないだろうか。
「不完全な人間社会」と言うセリフは前にありましたね。
仮想社会に対する現実社会って事もあるけど、
現実世界の中でも、自然界を指していると思うのよね。
人工では無いもの、命が宿り変化していくもの、
突然変異も起こり、それを寛容に受け入れるもの。
自然こそが美しく素晴らしい理想とする世界!
何年もケヴィンと接触せず、上書きもされずに
昔のままのクルーには理解できません。
もちろん息子に対する父の自己犠牲など分かるはずもない。
プログラムには1と0しかないからね。
所詮、人工のものは自然に及ばないと言う事でしょう。
ケヴィンとサムの親子愛の物語より、
ケヴィンとクルーの擬似親子の考え方が面白かったです。