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ノルウェイの森
愛と性、生と死・・・森はどこまでも深い。
しかし、その時々に正面から向き合い、
彷徨いながらも生きていく・・・

ノルウェイの森
監督:トラン・アン・ユン
製作:2010年 日本
原作:村上春樹
出演:*松山ケンイチ *菊地凛子 *水原希子 *玉山鉄二 *高良健吾

深く愛すること。強く生きること。

原作を読んだのは青春時代をかなり過ぎてからだったせいか、
どこにも共感できず、好きな雰囲気でも無く
どうしてこの本が大ベストセラーなのか分かりませんでした。
だって、セリフ回しがリアルじゃないし、
やたら人が死ぬし、やたら性描写が多い

女達は1から10まで自分の思いを
ツラツラとしゃべったり書いたりする。
あれだけ吐き出せるのに、なぜ死を選ぶのか?
理解し難いです。

映画を観ようと思ったのは、
ビートルズの”NORWEGIAN WOOD”が流れ、
緑濃い森がそよいでいる宣伝に惹かれたから。
だけどその曲はエンドロールで文字と共に流れたのみでしたね~
(レイコさんのギター弾き語りは一度あったけど)
もっとビートルズの曲が流れる物語なのに
映像と重なった使い方は許可されなかったんでしょうか?

ネタバレあるかも



映画は場面がブツ切れで話がポンポン飛ぶので、
余韻をかみしめる暇がありません。
これは出口を求めて深い森を彷徨う物語。
若者の哀しみや空虚感を描いた物語なので、
もっと行間を読むようなゆとりが欲しいんだけどなあ。


唐突なキズキ(高良健吾)の自殺。
理由は誰にも分からない。
自殺の理由なんて本人にしか分からないものです。
だけど、遺された恋人や友人は、それだからこそ
自分を責め、苦しみます。
特に直子は自分の一部も死んでしまったような状態に。

喪失感を抱いた者同士、ワタナベ(松山ケンイチ)と
直子(菊地凛子)は結ばれますが、その日をきっかけに
直子の精神状態は不安定になり、療養所に入所してしまう。
そんな時、生のエネルギーに満ちた緑(水原希子)が現れる。

私は、ワタナベは一人一人の女性に対し、
すごく真摯に向き合ったと思いました。

病んだ直子を愛し、とことん広い心で受け止め、
緑には、直子の事を話した上で「待っていてほしい」と言い、
ハツミのやりきれない不満をきちんと聞き、
レイコとは共に直子を弔い、進む一歩を後押しした。

人間関係を築けば必ず喪失もあります。
傷付くのが嫌で、学生運動にも関わる事なく、
周囲とはなるべく距離を置いて生きてきたワタナベですが、
人生にはやはり出会いがあって、別れがある。
喪失の哀しみを哀しみ抜いて、そこから学び取るしかないのだが、
次の哀しみには役に立たない・・・
様々な辛い現実に直面して、彼は次へ進もうとするんですね。
そこがまた深い森だとしても


直子役に菊地凛子はイメージが強いような気がしたけど、
儚げな雰囲気をとても上手く出していて、
ギャップを埋める演技力に感心しました。
寛容なワタナベに松山ケンイチはばっちりハマッてましたね。
風景の映像はしっとりとして美しかったです。


テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

Secret
(非公開コメント受付中)

同じです^^
YANさん、こんにちは!
小説を読んだ感想、私も同じでした・・・。
やっぱり、もう読んだ時の自分の年齢やおかれている状況(もう結婚しちゃってた・・)で、共感や、感動が出来なかったのかもなあ・・って思ってました。
実は、ノルウェイ以前、80年代、私は村上春樹の大ファンだったんですよ。 だから、その後もちょこちょこ読んではいるんです。昔の作品ほど、しっくり自分に来るのには、あまり出会えてない気がするけど・・。でも、オウムに関して書いた本は、凄く良かったです。

>だけどその曲はエンドロールで文字と共に流れたのみでしたね~
(レイコさんのギター弾き語りは一度あったけど)
もっとビートルズの曲が流れる物語なのに、
映像と重なった使い方は許可されなかったんでしょうか?

私も同じ事思いました。
もっといっぱい聞けると思ったんだけどな・・・
特にビートルズファンってわけじゃないんだけれど、ちょっとだけ残念に感じたわ・・。

水原キコさんだっけ? 最近ホントに売れっ子になっていますよね。CMなどでしょっちゅう見かけるし、ラジオで、トウワティと高橋ユキヒロとデュエット?してる歌もしょっちゅう流れてるし。

latifaさんへ
こんにちは!
同じく、私も原作を読んだ時には若くもなかったし結婚していて、
愛と性や生と死に悩んでる場合じゃなかったので、(≧ε≦)
それで感動できなかったのかなあとも思ったり。
だけど、あんな大学生はそういないでしょとも思ったりしました。(^^;
latifaさんは以前から幅広く読書されてるのね~
村上春樹さんは武力侵攻の非人道性や核(原発)問題について
スピーチでけっこう発言されてるから、
小説よりも社会問題に関しての意見のほうが、ダイレクトでいいかも?

私も、すごいビートルズ・ファンではないけど、
映像と曲を同時に流せば、もっと良い感じになったはずなのに、
宣伝でしかそういう使い方をしてなかったのにガッカリしちゃった。
それに終わった頃にたった1曲のみでしょう・・残念でした・・

水原希子さんってノーマークだったわ(^^;
CMでよく見るなあとは思ったけど、歌手活動もしてるとは
知らなかった。これからちょっと気にかけておきます~

こんにちは♪
>もっと行間を読むようなゆとりが欲しいんだけどなあ
これ、最もだと思います
原作を読んでない私からすると、なんだかぶつ切り感があって、
唐突な場面とか回想があったりで、脚本が悪いのか?と考えてしまいました
また、人と係わるたびにセックスが関係してくるのもなんだか違和感で、
どうしてそこで、というものもありましたね(原作ではきっときちんと心理描写が描かれているのでしょう)

同じ哀しみを背負ったもの同士が結合(ヘンな意味じゃないですよ)し合った結果、
一方は生を一方は死を選択したのも興味深いところです
ただ、何度も「濡れる、濡れない」を強調する直子にはちょっと…だったのですが、
それもキズキとの間にあったわだかまりのひとつだったのだろうと考えると納得がいきますね
愛しているのにどうして出来ないのか、そして相手は死んでしまった、理由はわからない
自分が悪いのではないか、なぜ、どうしてという気持ちが彼女を苛んでいったのでしょうね
makiさんへ
こんにちは!

前半は特にダイジェスト版を流しているような作りで、
あれはぶつ切りのように感じると思いますよ。
原作では確かにエピソードがいろいろあるので、
全部を映画に納めるのは難しいでしょうけど、
原作関係無く映画を観ている人に分かり易い作品にしないとね。

そう、セックスの事がやたら出てくるのも特徴なんですよね。
原作は、当時それが斬新で売れたのかなあ?? 
心理描写があっても、若いからってそんなにいつもその事ばかり
考えてるわけないでしょうって、途中で呆れちゃいました。(^^;

「濡れる、濡れない」が、わだかまりとしてずっと
心に残っているとしても、そんな事を普通 口に出す?(≧ε≦)
そこまで心の内をさらけ出す事が出来て、
またワタナベやレイコさんみたいな聞いてくれる存在があって、
死を選択するのは、残念でしたよね。
結局相手が亡くなってしまったから、解決できないままなのね。
ワタナベのように、自然体でしなやかだと、生きていけるんだけど。

想像していたよりは、大丈夫でした。 3つ☆半
原作は未読ですが、大ベストセラーだったのね。強く人を愛すれば愛するほど心は痛くなる。でもそんな愛を経験した事がないんだよなぁ…。 傷付くのが嫌でワタナベがあまり人と係わり合いになろうとしない所なんかは共感出来た。ただ菊池凛子さんのキャスティングはちょっ...
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 -YAN-

 
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■リアル・スティール
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YAN

Author:YAN
生粋の名古屋人

映画は自宅鑑賞がほとんどです
自分の記憶の記録なので
ネタバレ多いです
愛情を込めて感想を
書いているつもり・・・ですが
文章はつたないです

音楽は70年代ROCKが好みです

「ネタバレあります」
→大きなネタバレ
「ネタバレあるかも」
→小さなネタバレ
となっています ご了承ください

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