ソーシャル・ネットワーク
2011-06-13(Mon)
成功と言う光の、裏にある影。
世界を繋がるものを創りながら、実は孤独。
そんな対比が面白かった~! テンポもすごく良い★

監督:デヴィッド・フィンチャー
製作:2010年 アメリカ
製作総指揮:ケヴィン・スペイシー
原作:ベン・メズリック
脚本:アーロン・ソーキン
出演:*ジェシー・アイゼンバーグ *アンドリュー・ガーフィールド
*ジャスティン・ティンバーレイク *アーミー・ハマー *ルーニー・マーラ
天才 裏切り者 危ない奴 億万長者
今や世界中に5億人の会員を持つと言うSNS「フェイスブック」の
創設者マーク・ザッカーバーグの物語。
弱冠26歳の若者が伝記になるなんて驚いちゃう。
どんな男だ?これがまた驚く人間性。
人の心を理解しようとしない・できない無機質な人なんです。
彼の会話は理屈っぽく、自分の言いたい事ばかり話し、
平気で人を見下す。しかもすごい早口。
それだもんだから、彼女に振られます。
マークは振られて反省するどころか、プライドを傷付けられた腹いせに
一晩でハーバード大の寮のサイトをハッキングし、
女子学生の顔写真をランク付けするサイトを作ってしまう。
その頭の回転の速さ、PCの操り方の凄さ!!
そこだけで彼が天才である事が充分に伝わって来た~★
きっかけは子供っぽい嫌がらせだったものがサーバーダウンへ。
彼の才能は知れ渡り、目を付けた人々が現れ、
ビジネス構想は広がる一方で、問題も出てくる・・・
映画は最初から「フェイスブック」誕生過程と、
2件の訴訟での対立模様を並行して見せていきます。
ウィンクルボス兄弟・・・こんなイケメンの双子がいたのかと思ったら、
一人の俳優さんだったのね。
彼らは文武両道のエリートで北京オリンピックに出場したって話も、
充分に凄くて、彼らにも興味がわいたわ(^_^;
彼らは自分達のアイデアをマークが盗用したと主張してました。
エドゥアルドは学生時代からずっとマークの友達で、
サイト開発に資金を出して共同でやってきたのに、
足手まといになったからって切られるのは納得いかないよね~
彼には同情したくなりました。
大なり小なり、ビジネス社会ではありそうな
出し抜きや裏切りですが、訴訟にまで発展したのは、
マークの温か味の無い人間性と
フェイスブックが莫大なものになったせいでしょう。
ネット社会って、アイデアと技術だけで、いとも簡単に
巨万の富を得られる特殊な世界ですね~
「ナップスター」の創立者ショーン・パーカーとマークは
2人とも時代の申し子で、感性がピッタリ合ったみたい。
ショーンのオーラに感化されて、マークが
どんどん特殊な世界に引き込まれて行ったんですね。
このフェイスブックで世界中の人々を繋げたけど、
マークは周囲にビジネスライクな連中しかいなくて孤独です。
だいたい、この人自身、人と繋がりたいなんて思ってるかな?
(エリカとの繋がりは持ちたかったようだけど)
彼が欲したものは・・・まず、お金では無さそうな。
名声は多少あるでしょうね。
大学時代のエピソードから、体育会系の人気者や
ファイナルクラブのエリートにはコンプレックスがあったようなので、
そういったものを見返してやりたいって気持ちはあったと思います。
でも一番の関心事は、ネット社会を制覇する事なのでは?
自分の創ったシステムが世界でどれだけの広がりを見せるのかって事。
訴訟の件は片付いたようですが、
マークの物語は現在も進行中なので、これからどうなって
いくのか、想像すると面白いですね~
ただの成功のドラマじゃなくて、
光と影の両方描かれているのが良かったです。
最先端のIT業界らしいテンポの速さに乗せられて、
一気に観る事ができました。
この映画に登場してきた本人達はこれを観てどう思ったのか?
それがすごく気になります。マークはもちろんエリカとか・・・
関連記事*****
「イカとクジラ」
「ゾンビランド」
世界を繋がるものを創りながら、実は孤独。
そんな対比が面白かった~! テンポもすごく良い★

監督:デヴィッド・フィンチャー
製作:2010年 アメリカ
製作総指揮:ケヴィン・スペイシー
原作:ベン・メズリック
脚本:アーロン・ソーキン
出演:*ジェシー・アイゼンバーグ *アンドリュー・ガーフィールド
*ジャスティン・ティンバーレイク *アーミー・ハマー *ルーニー・マーラ
天才 裏切り者 危ない奴 億万長者
今や世界中に5億人の会員を持つと言うSNS「フェイスブック」の
創設者マーク・ザッカーバーグの物語。
弱冠26歳の若者が伝記になるなんて驚いちゃう。
どんな男だ?これがまた驚く人間性。
人の心を理解しようとしない・できない無機質な人なんです。
彼の会話は理屈っぽく、自分の言いたい事ばかり話し、
平気で人を見下す。しかもすごい早口。
それだもんだから、彼女に振られます。
マークは振られて反省するどころか、プライドを傷付けられた腹いせに
一晩でハーバード大の寮のサイトをハッキングし、
女子学生の顔写真をランク付けするサイトを作ってしまう。
その頭の回転の速さ、PCの操り方の凄さ!!
そこだけで彼が天才である事が充分に伝わって来た~★
きっかけは子供っぽい嫌がらせだったものがサーバーダウンへ。
彼の才能は知れ渡り、目を付けた人々が現れ、
ビジネス構想は広がる一方で、問題も出てくる・・・
映画は最初から「フェイスブック」誕生過程と、
2件の訴訟での対立模様を並行して見せていきます。
ウィンクルボス兄弟・・・こんなイケメンの双子がいたのかと思ったら、
一人の俳優さんだったのね。
彼らは文武両道のエリートで北京オリンピックに出場したって話も、
充分に凄くて、彼らにも興味がわいたわ(^_^;
彼らは自分達のアイデアをマークが盗用したと主張してました。
エドゥアルドは学生時代からずっとマークの友達で、
サイト開発に資金を出して共同でやってきたのに、
足手まといになったからって切られるのは納得いかないよね~
彼には同情したくなりました。
大なり小なり、ビジネス社会ではありそうな
出し抜きや裏切りですが、訴訟にまで発展したのは、
マークの温か味の無い人間性と
フェイスブックが莫大なものになったせいでしょう。
ネット社会って、アイデアと技術だけで、いとも簡単に
巨万の富を得られる特殊な世界ですね~
「ナップスター」の創立者ショーン・パーカーとマークは
2人とも時代の申し子で、感性がピッタリ合ったみたい。
ショーンのオーラに感化されて、マークが
どんどん特殊な世界に引き込まれて行ったんですね。
このフェイスブックで世界中の人々を繋げたけど、
マークは周囲にビジネスライクな連中しかいなくて孤独です。
だいたい、この人自身、人と繋がりたいなんて思ってるかな?
(エリカとの繋がりは持ちたかったようだけど)
彼が欲したものは・・・まず、お金では無さそうな。
名声は多少あるでしょうね。
大学時代のエピソードから、体育会系の人気者や
ファイナルクラブのエリートにはコンプレックスがあったようなので、
そういったものを見返してやりたいって気持ちはあったと思います。
でも一番の関心事は、ネット社会を制覇する事なのでは?
自分の創ったシステムが世界でどれだけの広がりを見せるのかって事。
訴訟の件は片付いたようですが、
マークの物語は現在も進行中なので、これからどうなって
いくのか、想像すると面白いですね~
ただの成功のドラマじゃなくて、
光と影の両方描かれているのが良かったです。
最先端のIT業界らしいテンポの速さに乗せられて、
一気に観る事ができました。
この映画に登場してきた本人達はこれを観てどう思ったのか?
それがすごく気になります。マークはもちろんエリカとか・・・
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