ある公爵夫人の生涯
2011-05-26(Thu)
実在した公爵、王妃の祖先、後のイギリス首相の愛憎劇。
イギリスは昔からスキャンダルに事欠かない。

監督:ソウル・ディブ
製作:2008年 イギリス・イタリア・フランス
出演:*キーラ・ナイトレイ *レイフ・ファインズ *シャーロット・ランプリング
*ドミニク・クーパー *ヘイリー・アトウェル
18世紀にも、スキャンダル。
実話に基づいているらしいです。
データサイトを見たら、映画に出てくるスペンサー家と言うのは、
故ダイアナ妃の生家と書いてあって、つまり主人公ジョージアナ
(キーラ・ナイトレイ)はダイアナ妃の祖先なのね。
夫に愛されなかった婦人、愛人と3人の生活って、
妙にダイアナ妃と重なっていて、あらま~とビックリ(゚o゚)。
歴史は繰り返されると言うか、運命のいたずらを感じてしまいます。
スペンサー家のジョージアナは、名門貴族のデヴォンシャー公爵
(レイフ・ファインズ)と結婚するが、
公爵は妻に対して、後継者である男子を産む事以外、
興味を示さない。
生まれてくるのは女の子ばかり、夫は浮気をし、
夫婦の会話は無かった。
ファッション・センスも高く、聡明で華のあるジョージアナは、
大勢の人々から愛されたが、夫からは愛されていないと
痛感するのだった。
次第に閉塞感と孤独感が募っていく・・・
↑この辺り、なんだかダイアナ妃が頭にチラつくのよね。(^^;
それにしても、この時代の衣装って、本当に華やかでステキ☆
キーラ・ナイトレイ、似たような「ブーリン家の姉妹」では、
野心剥き出しのいやな女の役だったけど、
こちらは聡明な芯の強い女の役で、好きな感じでした。
元メイドとの間に出来た子供も、自分の子供と分け隔てなく
育てるという、大きな母の愛には感心!
意気投合したからって、美人の親友ベス(ヘイリー・アトウェル)を
自宅に住まわせたのは、間違いでしたね。
最初に目をつけたのは夫の方だったでしょ。
いずれ関係を結ぶのは予想がついたよ~(≧ε≦)
夫や親友に裏切られたと騒ぐのはおかしい。
とは言え、その後もずっと3人で暮らすのは、苦痛だったでしょうね。
(あの食卓テーブルの長さは、金持ち度を表わすものなの?)
親友のベスにも、自分の子供と暮らしたいという事情があり、
上手く公爵に取り入ったのはしたたかだったけど、
ジョージアナの窮地には手を差し伸べてくれて、
奇妙な関係ながら友情はあったと思うな。
チャールズ・グレイ(ドミニク・クーパー)との間に、
ジョージアナはやっと本物の愛をみつけたものの、
当然、公爵に許されるはずもなく、離婚さえも出来ず、
公爵の脅しに屈して別れる羽目に・・・(;_;)
自分の愛に正直に行動したのは、
あの時代の女性にしては先進的でしたね。
人との会話を好まず犬と遊ぶ公爵より、
エネルギッシュに国民に語りかける若者のほうが
それは魅力的に見えたでしょう。(←後のイギリス首相)
でも、子供のために夫の元に戻って、公爵夫人として
生涯を終えたのも立派。貴族の気骨を感じました。
「妻が苦しむのを望まない。平穏で無事な生活を望む」と
言った公爵、最後に大人な一面を見せてくれましたね。
一応、ハッピーエンドと言えるんじゃないかな。
#2008年 アカデミー賞 衣装デザイン賞受賞
イギリスは昔からスキャンダルに事欠かない。

監督:ソウル・ディブ
製作:2008年 イギリス・イタリア・フランス
出演:*キーラ・ナイトレイ *レイフ・ファインズ *シャーロット・ランプリング
*ドミニク・クーパー *ヘイリー・アトウェル
18世紀にも、スキャンダル。
実話に基づいているらしいです。
データサイトを見たら、映画に出てくるスペンサー家と言うのは、
故ダイアナ妃の生家と書いてあって、つまり主人公ジョージアナ
(キーラ・ナイトレイ)はダイアナ妃の祖先なのね。
夫に愛されなかった婦人、愛人と3人の生活って、
妙にダイアナ妃と重なっていて、あらま~とビックリ(゚o゚)。
歴史は繰り返されると言うか、運命のいたずらを感じてしまいます。
スペンサー家のジョージアナは、名門貴族のデヴォンシャー公爵
(レイフ・ファインズ)と結婚するが、
公爵は妻に対して、後継者である男子を産む事以外、
興味を示さない。
生まれてくるのは女の子ばかり、夫は浮気をし、
夫婦の会話は無かった。
ファッション・センスも高く、聡明で華のあるジョージアナは、
大勢の人々から愛されたが、夫からは愛されていないと
痛感するのだった。
次第に閉塞感と孤独感が募っていく・・・
↑この辺り、なんだかダイアナ妃が頭にチラつくのよね。(^^;
それにしても、この時代の衣装って、本当に華やかでステキ☆
キーラ・ナイトレイ、似たような「ブーリン家の姉妹」では、
野心剥き出しのいやな女の役だったけど、
こちらは聡明な芯の強い女の役で、好きな感じでした。
元メイドとの間に出来た子供も、自分の子供と分け隔てなく
育てるという、大きな母の愛には感心!
意気投合したからって、美人の親友ベス(ヘイリー・アトウェル)を
自宅に住まわせたのは、間違いでしたね。
最初に目をつけたのは夫の方だったでしょ。
いずれ関係を結ぶのは予想がついたよ~(≧ε≦)
夫や親友に裏切られたと騒ぐのはおかしい。
とは言え、その後もずっと3人で暮らすのは、苦痛だったでしょうね。
(あの食卓テーブルの長さは、金持ち度を表わすものなの?)
親友のベスにも、自分の子供と暮らしたいという事情があり、
上手く公爵に取り入ったのはしたたかだったけど、
ジョージアナの窮地には手を差し伸べてくれて、
奇妙な関係ながら友情はあったと思うな。
チャールズ・グレイ(ドミニク・クーパー)との間に、
ジョージアナはやっと本物の愛をみつけたものの、
当然、公爵に許されるはずもなく、離婚さえも出来ず、
公爵の脅しに屈して別れる羽目に・・・(;_;)
自分の愛に正直に行動したのは、
あの時代の女性にしては先進的でしたね。
人との会話を好まず犬と遊ぶ公爵より、
エネルギッシュに国民に語りかける若者のほうが
それは魅力的に見えたでしょう。(←後のイギリス首相)
でも、子供のために夫の元に戻って、公爵夫人として
生涯を終えたのも立派。貴族の気骨を感じました。
「妻が苦しむのを望まない。平穏で無事な生活を望む」と
言った公爵、最後に大人な一面を見せてくれましたね。
一応、ハッピーエンドと言えるんじゃないかな。
#2008年 アカデミー賞 衣装デザイン賞受賞