クレイジー・ハート
2011-03-29(Tue)
“バッド”がグッドなんだな~★
プライドを捨てなければ、いくつになっても再起できる!
ジェフ・ブリッジスと言う含蓄ある役者ならではの渋い味わい。
憐れさとか悲壮感はあまり無いのが良いです。

監督:スコット・クーパー
製作:2009年 アメリカ
出演:*ジェフ・ブリッジス *マギー・ギレンホール *コリン・ファレル
*ロバート・デュヴァル *ライアン・ビンガム
傷ついた者にしか、歌えない愛がある
「レスラー」のカントリー・シンガー版と言っていいだろうか。
かつては人気を博していたけど、中年を過ぎ
落ちぶれている男バッド・ブレイク(ジェフ・ブリッジス)の姿を見せていきます。
結婚4回。息子もいたけど、4歳の時から会っていない。
今はたった一人、広い荒野を自分で車を走らせて、
地方をドサ回りの日々。
お酒に溺れてその日暮らしのうらぶれた生活。
自分が音楽を教えた弟子の方が売れて、
悔しい思いを抱えている。
弟子の才能は認めるが、自分だってまだ負けてはいない。
そんなプライドを常に持っているせいか、決して卑屈にはならない。
いざステージに立って歌えば、観客が少ないながらも
人を魅了する事が出来る・・・
ネタバレあります
レスラーは年齢を重ねると体力も落ちるし、
満身創痍となって仕事を続けるのが難しくなります。
それと違ってシンガーは年齢に関係無く続けられる。
バッドは才能があって、周囲から新曲を望まれているんですね。
だからか、本作ではあまり悲壮感を感じません。
彼が前向きになれば、荒んだ生活と縁が切れるはずなんです。
それとバッドが神経過敏になっている弟子のトミー、
彼は本心からバッドを尊敬していて、有名になった今でも
恩師への感謝を忘れていません。
それがすごく救いになってと思うなあ。。
そのトミーだけど、なんとコリン・ファレルなのだ!
(コリンはなんとなく応援したくなる俳優)
ジェフとコリンがハモッて歌うコンサート・シーンはかなりの高揚感でした。
彼らは全部歌っているのかな?吹き替え無しならたいしたもんだわ~♪
たまにはカントリー・ミュージックもいいもんです。
地方回りの途中でインタビューを通じて女性記者ジーンと知り合い、
互いに惹かれ合います。
あんな髭モジャでビール腹のオジサンなのにね~(^^;
彼女(マギー・ギレンホール)には4歳の息子バディがいて、
バッドは愛情を注いでやれなかった自分の息子の事を
無意識に思っているのか、バディをすごく可愛がります。
バッドはこの親子と出会った事で、
少しずつ自分を変えていこうとするんですね。
新しい曲の創作意欲も湧いて、曲を書き上げます。
しかし、またお酒で失敗。
「依存症矯正の会」で本気で断酒して改心するも・・・
ハッピーエンドにはならなかったけど、
この恋のおかげで良い曲が生まれ、
1年半後に笑って会えたのだから、後味は爽やかでした。
親友ウェイン(ロバート・デュバル)の励ましが優しいのよね。
バッドは孤独では無かったし、
プライドを決して捨てなかったので、
再起への道を進む事が出来たんでしょうね。
#2009年 アカデミー賞 主演男優賞・歌曲賞 受賞
プライドを捨てなければ、いくつになっても再起できる!
ジェフ・ブリッジスと言う含蓄ある役者ならではの渋い味わい。
憐れさとか悲壮感はあまり無いのが良いです。

監督:スコット・クーパー
製作:2009年 アメリカ
出演:*ジェフ・ブリッジス *マギー・ギレンホール *コリン・ファレル
*ロバート・デュヴァル *ライアン・ビンガム
傷ついた者にしか、歌えない愛がある
「レスラー」のカントリー・シンガー版と言っていいだろうか。
かつては人気を博していたけど、中年を過ぎ
落ちぶれている男バッド・ブレイク(ジェフ・ブリッジス)の姿を見せていきます。
結婚4回。息子もいたけど、4歳の時から会っていない。
今はたった一人、広い荒野を自分で車を走らせて、
地方をドサ回りの日々。
お酒に溺れてその日暮らしのうらぶれた生活。
自分が音楽を教えた弟子の方が売れて、
悔しい思いを抱えている。
弟子の才能は認めるが、自分だってまだ負けてはいない。
そんなプライドを常に持っているせいか、決して卑屈にはならない。
いざステージに立って歌えば、観客が少ないながらも
人を魅了する事が出来る・・・
ネタバレあります
レスラーは年齢を重ねると体力も落ちるし、
満身創痍となって仕事を続けるのが難しくなります。
それと違ってシンガーは年齢に関係無く続けられる。
バッドは才能があって、周囲から新曲を望まれているんですね。
だからか、本作ではあまり悲壮感を感じません。
彼が前向きになれば、荒んだ生活と縁が切れるはずなんです。
それとバッドが神経過敏になっている弟子のトミー、
彼は本心からバッドを尊敬していて、有名になった今でも
恩師への感謝を忘れていません。
それがすごく救いになってと思うなあ。。
そのトミーだけど、なんとコリン・ファレルなのだ!
(コリンはなんとなく応援したくなる俳優)
ジェフとコリンがハモッて歌うコンサート・シーンはかなりの高揚感でした。
彼らは全部歌っているのかな?吹き替え無しならたいしたもんだわ~♪
たまにはカントリー・ミュージックもいいもんです。
地方回りの途中でインタビューを通じて女性記者ジーンと知り合い、
互いに惹かれ合います。
あんな髭モジャでビール腹のオジサンなのにね~(^^;
彼女(マギー・ギレンホール)には4歳の息子バディがいて、
バッドは愛情を注いでやれなかった自分の息子の事を
無意識に思っているのか、バディをすごく可愛がります。
バッドはこの親子と出会った事で、
少しずつ自分を変えていこうとするんですね。
新しい曲の創作意欲も湧いて、曲を書き上げます。
しかし、またお酒で失敗。
「依存症矯正の会」で本気で断酒して改心するも・・・
ハッピーエンドにはならなかったけど、
この恋のおかげで良い曲が生まれ、
1年半後に笑って会えたのだから、後味は爽やかでした。
親友ウェイン(ロバート・デュバル)の励ましが優しいのよね。
バッドは孤独では無かったし、
プライドを決して捨てなかったので、
再起への道を進む事が出来たんでしょうね。
#2009年 アカデミー賞 主演男優賞・歌曲賞 受賞