渇き
2011-02-02(Wed)
なんてアクの強いエグい映画なんでしょ。
そこがまた魅惑的なんだけど。(^^;
これはふざけているのか?真面目なのか?
私は、もう笑っちゃって真剣に見られませんでした。(≧▽≦)

監督:パク・チャヌク
製作:2009年 韓国
出演:*ソン・ガンホ *キム・オクビン *シン・ハギュン *キム・ヘスク
この愛、赦し給え---
人助けがしたい神父のサンヒョン(ソン・ガンホ)が、
人体実験に身を捧げ、たった一人生き残る。
しかしその身体はヴァンパイアに変化していた・・・
ネタバレあります
性欲を感じたらそれを抑えるように自分を鞭打つ程、
禁欲的だった神父。
ヴァンパイアになって本能に目覚め、
血の渇きを抑制できず、人妻にもよろめきます。
それでも信仰心から人を殺す事はしないように努め、
病人の血液をこっそり頂戴してきました。
意識のない病人の隣にゴロンと寝転がって、輸血チューブで
チューチューと血を吸うソン・ガンホの姿、笑える~(≧ε≦)
それを瓶やパックに入れてジュースのようにゴクゴク飲むし、
「自殺願望の人が死んだ血をネットで募集する」とか言うし、
神父の葛藤も、笑いで消されがちですわ。(^▽^;)
人妻テジュ(キム・オクビン)は、姑と夫との生活に
嫌気が鬱積しているところで、神父と出会います。
元々不満があった上に、信仰心の無い彼女は、
不倫に進むのもためらいがありません。
演じるキム・オクビンは、最初 所帯じみてくたびれた
雰囲気だったのに、だんだん綺麗になっていくんですよね~
このデジュ、「姑・夫に犬のようにこき使われている」と言いながら、
夫ガンウを殺して幽霊に悩まされるようになったら、
神父に「お前は疫病神、ガンウの所に行きたい」と言い出す。
はたして神父に対して本物の愛情はあったんでしょうか?
なんだか、本能的な欲望でもって惹かれたように思える・・・
ヴァンパイアになってからの彼女、何の躊躇も無く人を殺し、
自分の欲望を満たしていく姿は、すごい狂気なんだけど、
全く暗さが無くて、また笑っちゃう(≧ε≦)
だけど、欲望の赴くままに生きると言う事は、
自分の行き場を無くすと言う事なんですよね。
最後に辿り着く所は・・・
神父サンヒョンがその前に、信者のキャンプ場で、
暴行するフリをしたのは、
神のようにあがめられていた自分を否定して、
本来の姿を正直に伝えておきたかったからでしょうね。
人間の良心が底辺にまだ残っているが故の
ラストの選択で、さすがに切ないものがありました。
しかし、あの姑といつも行動を共にしていたのはどういう意味?
韓国は親を大切にする国だと聞くけど、
他の仲間や、尊敬する盲目の神父でさえ殺したのに、
なんであの姑だけ生かしたんだろう?
あの目は2人を非難する第3者の視点という事だったのかな?
多くの裸で抱き合うシーンは、
肌がとても綺麗に見えるように撮っているようで、
艶っぽくてなまめかしかったです。
性と暴力と血に溢れた、独特なパク・チャヌク・ワールド。
面白かったなあ(笑えたという意味です)。
「復讐者に憐れみを」の感想はコチラ
「オールド・ボーイ」の感想はコチラ
「親切なクムジャさん」の感想はコチラ
そこがまた魅惑的なんだけど。(^^;
これはふざけているのか?真面目なのか?
私は、もう笑っちゃって真剣に見られませんでした。(≧▽≦)

監督:パク・チャヌク
製作:2009年 韓国
出演:*ソン・ガンホ *キム・オクビン *シン・ハギュン *キム・ヘスク
この愛、赦し給え---
人助けがしたい神父のサンヒョン(ソン・ガンホ)が、
人体実験に身を捧げ、たった一人生き残る。
しかしその身体はヴァンパイアに変化していた・・・
ネタバレあります
性欲を感じたらそれを抑えるように自分を鞭打つ程、
禁欲的だった神父。
ヴァンパイアになって本能に目覚め、
血の渇きを抑制できず、人妻にもよろめきます。
それでも信仰心から人を殺す事はしないように努め、
病人の血液をこっそり頂戴してきました。
意識のない病人の隣にゴロンと寝転がって、輸血チューブで
チューチューと血を吸うソン・ガンホの姿、笑える~(≧ε≦)
それを瓶やパックに入れてジュースのようにゴクゴク飲むし、
「自殺願望の人が死んだ血をネットで募集する」とか言うし、
神父の葛藤も、笑いで消されがちですわ。(^▽^;)
人妻テジュ(キム・オクビン)は、姑と夫との生活に
嫌気が鬱積しているところで、神父と出会います。
元々不満があった上に、信仰心の無い彼女は、
不倫に進むのもためらいがありません。
演じるキム・オクビンは、最初 所帯じみてくたびれた
雰囲気だったのに、だんだん綺麗になっていくんですよね~
このデジュ、「姑・夫に犬のようにこき使われている」と言いながら、
夫ガンウを殺して幽霊に悩まされるようになったら、
神父に「お前は疫病神、ガンウの所に行きたい」と言い出す。
はたして神父に対して本物の愛情はあったんでしょうか?
なんだか、本能的な欲望でもって惹かれたように思える・・・
ヴァンパイアになってからの彼女、何の躊躇も無く人を殺し、
自分の欲望を満たしていく姿は、すごい狂気なんだけど、
全く暗さが無くて、また笑っちゃう(≧ε≦)
だけど、欲望の赴くままに生きると言う事は、
自分の行き場を無くすと言う事なんですよね。
最後に辿り着く所は・・・
神父サンヒョンがその前に、信者のキャンプ場で、
暴行するフリをしたのは、
神のようにあがめられていた自分を否定して、
本来の姿を正直に伝えておきたかったからでしょうね。
人間の良心が底辺にまだ残っているが故の
ラストの選択で、さすがに切ないものがありました。
しかし、あの姑といつも行動を共にしていたのはどういう意味?
韓国は親を大切にする国だと聞くけど、
他の仲間や、尊敬する盲目の神父でさえ殺したのに、
なんであの姑だけ生かしたんだろう?
あの目は2人を非難する第3者の視点という事だったのかな?
多くの裸で抱き合うシーンは、
肌がとても綺麗に見えるように撮っているようで、
艶っぽくてなまめかしかったです。
性と暴力と血に溢れた、独特なパク・チャヌク・ワールド。
面白かったなあ(笑えたという意味です)。
「復讐者に憐れみを」の感想はコチラ
「オールド・ボーイ」の感想はコチラ
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