プレシャス
2010-12-03(Fri)
めっちゃヘコむわ~、これ。
辛過ぎる、痛過ぎる。(><)
感動作と言う事で数々の映画賞に輝いているけど、
どうも私は感動するまではいかなかった・・・

監督:リー・ダニエルズ
製作:2009年 アメリカ
出演:*ガボレイ・シディベ *モニーク *ポーラ・パットン
*マライア・キャリー *レニー・クラヴィッツ
原作:「プッシュ」サファイア
プレシャス・ジョーンズ 16歳。
2人目の子供を身ごもり、愛を受けずに育った少女。
ある教師との出会いが、彼女に奇跡を起こすーー。
プレシャス(ガボレイ・シディベ)は16歳の少女。
親から教育なんて無駄と言われ、読み書きが出来ない。
父からも母(モニーク)からも虐待を受けていて、家庭は地獄のよう。
父からの虐待、こんなおぞましく辛い事はない。
普通なら母親が守るべきものなのに、
充分傷付いているプレシャスに対し母は「自分の男を盗んだ」と
娘を恨み、さらに虐待するとは、ああもう信じられない!
フライパンの振り回し方や階上からのテレビの落とし方は、
死んでもいいくらいの勢いだから恐ろしい!
その上、罵声の浴びせ方が酷い。
プレシャスそのものを根っから否定する言葉を、
機関銃のように延々と放ち続ける。
聞いてて、息が詰まって、とことん気が滅入ったわ・・・(- -;)
これが貧困のせい? 人間性の問題でしょ!
だけどプレシャスは、辛い思いをした時、
空想の世界で明るく晴れやかな自分を想像して、
なんとか精神の均衡を保つようにしています。
こういう挿入シーンや音楽がやたらPOPなのが、
私には逆効果で、ますます落ち込みました。
そんな中、一筋の光が見えたのは、EOTOというフリースクールに入った時。
生徒と正面から向き合うレイン先生(ポーラ・パットン)と出会います。
そこでプレシャスは学ぶ楽しさや表現する素晴らしさを知ります。
クラスにいるのは、それぞれ問題を抱えた生徒ばかりだったけど、
自分の思いを言い合える仲間となり、初めて「ここは、
私のいる場所」と思える場所をみつけます。
そんな矢先に、追討ちをかける出来事が・・・
どこまで悲惨なんだ~~
Why Me?なんで私が?・・・って涙が出るよ・・・(T_T)
神に見放された孤独な気持ちになるよ。
誰からも愛されてない、自分は必要とされていないって。
そこでレイン先生は、「赤ちゃんも私もあなたを愛している」と
励まします。どれだけ勇気付けられた事でしょう。
人生で初めて、愛と言う温もりを教えてもらい、
愛する者のために生きていこうと前を向くんですね。
最後に母親が自分の思いを全部吐き出すシーンがあって、
その熱演でモニークはアカデミー賞を獲ったんだけど、
私には全然心に響いてこなかったな。
一度も謝罪の言葉が無かった。
醜いエゴの塊。本能だけの動物。
顔を見ていたら、アダモちゃんにしか見えなかった。ペ~イッ!
(アダモちゃんを知ってる人は少ないか)

そんな母を憎まず許すプレシャスのほうが数倍大人です。
どんなに過酷でも、心に愛と希望があれば前を向いて行ける。
プレシャスの幸せを願わずにはいられません。
だけど、心の中にどんより重い気持ちが残りました・・・
#2009年アカデミー賞 助演女優賞・脚色賞 受賞
辛過ぎる、痛過ぎる。(><)
感動作と言う事で数々の映画賞に輝いているけど、
どうも私は感動するまではいかなかった・・・

監督:リー・ダニエルズ
製作:2009年 アメリカ
出演:*ガボレイ・シディベ *モニーク *ポーラ・パットン
*マライア・キャリー *レニー・クラヴィッツ
原作:「プッシュ」サファイア
プレシャス・ジョーンズ 16歳。
2人目の子供を身ごもり、愛を受けずに育った少女。
ある教師との出会いが、彼女に奇跡を起こすーー。
プレシャス(ガボレイ・シディベ)は16歳の少女。
親から教育なんて無駄と言われ、読み書きが出来ない。
父からも母(モニーク)からも虐待を受けていて、家庭は地獄のよう。
父からの虐待、こんなおぞましく辛い事はない。
普通なら母親が守るべきものなのに、
充分傷付いているプレシャスに対し母は「自分の男を盗んだ」と
娘を恨み、さらに虐待するとは、ああもう信じられない!
フライパンの振り回し方や階上からのテレビの落とし方は、
死んでもいいくらいの勢いだから恐ろしい!
その上、罵声の浴びせ方が酷い。
プレシャスそのものを根っから否定する言葉を、
機関銃のように延々と放ち続ける。
聞いてて、息が詰まって、とことん気が滅入ったわ・・・(- -;)
これが貧困のせい? 人間性の問題でしょ!
だけどプレシャスは、辛い思いをした時、
空想の世界で明るく晴れやかな自分を想像して、
なんとか精神の均衡を保つようにしています。
こういう挿入シーンや音楽がやたらPOPなのが、
私には逆効果で、ますます落ち込みました。
そんな中、一筋の光が見えたのは、EOTOというフリースクールに入った時。
生徒と正面から向き合うレイン先生(ポーラ・パットン)と出会います。
そこでプレシャスは学ぶ楽しさや表現する素晴らしさを知ります。
クラスにいるのは、それぞれ問題を抱えた生徒ばかりだったけど、
自分の思いを言い合える仲間となり、初めて「ここは、
私のいる場所」と思える場所をみつけます。
そんな矢先に、追討ちをかける出来事が・・・
どこまで悲惨なんだ~~
Why Me?なんで私が?・・・って涙が出るよ・・・(T_T)
神に見放された孤独な気持ちになるよ。
誰からも愛されてない、自分は必要とされていないって。
そこでレイン先生は、「赤ちゃんも私もあなたを愛している」と
励まします。どれだけ勇気付けられた事でしょう。
人生で初めて、愛と言う温もりを教えてもらい、
愛する者のために生きていこうと前を向くんですね。
最後に母親が自分の思いを全部吐き出すシーンがあって、
その熱演でモニークはアカデミー賞を獲ったんだけど、
私には全然心に響いてこなかったな。
一度も謝罪の言葉が無かった。
醜いエゴの塊。本能だけの動物。
顔を見ていたら、アダモちゃんにしか見えなかった。ペ~イッ!
(アダモちゃんを知ってる人は少ないか)

そんな母を憎まず許すプレシャスのほうが数倍大人です。
どんなに過酷でも、心に愛と希望があれば前を向いて行ける。
プレシャスの幸せを願わずにはいられません。
だけど、心の中にどんより重い気持ちが残りました・・・
#2009年アカデミー賞 助演女優賞・脚色賞 受賞