オール・アバウト・マイ・マザー
2010-11-18(Thu)
ペドロ・アルモドバル作品で数々の映画賞に輝いた本作を観てみた。
出演者は、ほとんど女性。なるほど、女性賛歌の映画か~
観終わって元気づけられた気分になれて、うん、これ好きだなあ★

監督:ペドロ・アルモドバル
製作1998年 スペイン
出演:*セシリア・ロス *マリサ・パレデス *ベネロペ・クルス
世界の映画賞を独占、世界の女たちが涙した、
母から生まれた全ての人たちに贈る感動作。
世界の映画賞を独占とあるものの、
正直 理解し難いアルモドバル監督独特な世界なので、
とても一般受けするとは思えない・・・(^^;
なんせ、登場人物が変わっていて特殊な話になっているからね。
息子を失ったシングルマザー、人工的に女になった男、
煙草中毒でレズの大女優、薬物依存の若手女優、
ニューハーフの子を妊娠しHIVになった修道女。
どうしてこうも身近にいないような人を持ってくるんだろう!(≧ε≦)
どんなに特殊でも、女として生きる事に変わりは無いと言う事かな。
確かにどの人も悲しみや痛みを抱えています。
マヌエラは息子を事故で失い、喪失感の中、
父親を探そうとバルセロナへ旅立ちます。
そこで知り合った人たちと新しい人間関係を築き、
またドラマが展開していくんだけど、
男性が存在してないんですよね。
男性に恵まれていないと言うのか。
居ても、認知症だったりエイズの末期症状だったり。
だからこそ、余計に女同士での結び付きが強くなって
いるんだと思います。
皆で支え合って笑い合って、悲しみを乗り越えていっている。
女であるためには母であるためには、
それを演じなくてはいけない。
不幸そうな表情は表に出さずに、
覚悟を持って強くしなやかに生きていかなくちゃならない。
登場した女性達は、皆、立派に演じていました。
特にニューハーフ(女の仲間!)のアグラード(アントニア・サン・ファン)は、
自分の名前に「楽しませる」と言う意味があると、
常に周囲を明るくし和ませてくれたのが、とても良かった~
マヌエラはバルセロナ~マドリードを二往復するうちに、
だんだん前向きに強くなっていくんですよね。
明るく希望の持てるラストでした。
中に出てくる映画「イヴの総て」「欲望という名の電車」を
知っていたら、もっとこの作品を深く味わう事が出来ただろうな。
#1999年 アカデミー賞 外国語映画賞受賞
出演者は、ほとんど女性。なるほど、女性賛歌の映画か~
観終わって元気づけられた気分になれて、うん、これ好きだなあ★

監督:ペドロ・アルモドバル
製作1998年 スペイン
出演:*セシリア・ロス *マリサ・パレデス *ベネロペ・クルス
世界の映画賞を独占、世界の女たちが涙した、
母から生まれた全ての人たちに贈る感動作。
世界の映画賞を独占とあるものの、
正直 理解し難いアルモドバル監督独特な世界なので、
とても一般受けするとは思えない・・・(^^;
なんせ、登場人物が変わっていて特殊な話になっているからね。
息子を失ったシングルマザー、人工的に女になった男、
煙草中毒でレズの大女優、薬物依存の若手女優、
ニューハーフの子を妊娠しHIVになった修道女。
どうしてこうも身近にいないような人を持ってくるんだろう!(≧ε≦)
どんなに特殊でも、女として生きる事に変わりは無いと言う事かな。
確かにどの人も悲しみや痛みを抱えています。
マヌエラは息子を事故で失い、喪失感の中、
父親を探そうとバルセロナへ旅立ちます。
そこで知り合った人たちと新しい人間関係を築き、
またドラマが展開していくんだけど、
男性が存在してないんですよね。
男性に恵まれていないと言うのか。
居ても、認知症だったりエイズの末期症状だったり。
だからこそ、余計に女同士での結び付きが強くなって
いるんだと思います。
皆で支え合って笑い合って、悲しみを乗り越えていっている。
女であるためには母であるためには、
それを演じなくてはいけない。
不幸そうな表情は表に出さずに、
覚悟を持って強くしなやかに生きていかなくちゃならない。
登場した女性達は、皆、立派に演じていました。
特にニューハーフ(女の仲間!)のアグラード(アントニア・サン・ファン)は、
自分の名前に「楽しませる」と言う意味があると、
常に周囲を明るくし和ませてくれたのが、とても良かった~
マヌエラはバルセロナ~マドリードを二往復するうちに、
だんだん前向きに強くなっていくんですよね。
明るく希望の持てるラストでした。
中に出てくる映画「イヴの総て」「欲望という名の電車」を
知っていたら、もっとこの作品を深く味わう事が出来ただろうな。
#1999年 アカデミー賞 外国語映画賞受賞