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沈まぬ太陽
重厚で壮大な作品!見応え充分★
腐敗した組織の中にいながら、
信念を持って不屈の生き方をした男の物語。
まさに渡辺謙さんに、打って付け!

沈まぬ太陽
監督:若松節朗
製作:2009年 日本
出演:*渡辺謙 *三浦友和 *松雪泰子 *鈴木京香 *石坂浩二


魂が、震える。

桜のマークの「国民航空」。
政府出資の特殊法人 NAL。
そしてジャンボ機墜落事故。と来れば、
どの会社をモデルにしているかすぐに分かりますよね。
けっこう過去の出来事と合致する部分があるし、
原作者の山崎豊子さんはいつも綿密な調査をして書くと仰ってたので、
一体どこまで事実に肉薄しているのか、そんな事がとても気になりました。
でも、最終的に、一人の男の生き様を描いた人間ドラマとして観ました。


これ、DVDなのにインターバルって事で、黒い画面のままの
10分間があった。(あと1分です、の字は出る)驚いた(≧ε≦)

ネタバレあります

労働組合の委員長の恩地(渡辺謙)は、空の安全確保のために、
過酷な労働条件改善を要求して勝ち取りました。
その活動のせいで、恩地は左遷人事の憂き目に遭い
10年もの海外僻地勤務を強いられます。

冒頭にアフリカで象を撃つシーンがあったから、
(あのシーンはどういう意味だったの?)
アフリカに行くのは分かっていたけど、
最初はパキスタンのカラチだった。
2年だけの辛抱と言われていたのが、次はイランのテヘランへ。
アフリカ(ケニアのナイロビ)の前に
こんな長い我慢の年月があったとは、知らなかった。。。
会社の嫌らしいやり方に、もう腹が立って、
苦々しい思いで一杯になったわ・・・(- -;)

恩地のいない間に他の組合員も冷遇され、
会社寄りの新体制の組合が作られます。
副委員長だった行天(三浦友和)だけは
会社サイドに取り込まれ、出世の道を進んでいて、
これがまた憎たらしさにまみれたイヤな男になるんだよね~
物語は、対照的な恩地と行天の確執を中心に進んでいきます。


恩地は会社から詫び状を書けば国内勤務に戻してやると
言われるけど、会社のため社員のために闘ってきた事が、
間違っていたと認める気になれず、「書けない」と断ります。

その時に「矜持(きょうじ)が許さない」って言うんですよ
自負・プライドという意味ですが、
自分の信念を曲げない、正しいと思う筋を通す
最初から最後までこういう人なんです、恩地という人は。

家族も傷付いてバラバラになり、苦悩も大きかったはずなのに、
配置された海外支店では、くさる事なく、
真剣に仕事に取り組むんだから、えらいよね~

10年ぶりに日本に帰って来れば、
ジャンボ機が墜落する大惨事が起き、遺族係となります。
ここでの整然と並ぶ無数の棺桶には、ゾクッとしました。
恩地は遺族に対し誠実に向き合い、
何とか信頼を得た上で補償問題を進めていこうと、
時間と手間を惜しみません。

首相の命を受け、国見(石坂浩二)が会長としてやって来た時、
彼は恩地の人間性を買って会長室役に抜擢します。
この2人には同じ高い志を感じたので、
この先、会社を良い方向に導いて行くだろうと思ったんだけどな。。。


ところが、会社の不正を暴き始めたら、
その影響が政界にも及ぶ危険を察知し、
首相(加藤剛)は国見を更迭するのだ。
首相もいい人そうに見えたけど、自分の事しか考えていない。

大金が動く企業と政界の関係は、今さら驚きはないくらい
もう当たり前になってますね。
世の中を上手く渡っていくと言う事は、
清濁合わせ呑むと言う事なんですね。

だけど、恩地は濁には染まらず、その結果 苦境に
追いやられても、逃げずに生きてきました。

最初、「沈まぬ太陽」とは、
ナショナル・フラッグ・キャリア=日の丸を背負っているおかげで
潰れる事のない会社の事かと思っていました。
でも、恩地の信念を持った強い生き方・不屈の精神を
象徴したものでした。


利権に群がっていた経営陣や政治家達が
どの程度罰せられたかはよく分からなかったし、
恩地が勝利した形ではないので、
モヤモヤしたものが残る終わり方ではあるけど、
あの荘厳な太陽の光に少し救われたかな。

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

Secret
(非公開コメント受付中)

こんばんは!
>アフリカで象を撃つシーンがあったから、
この映画としては、巨像(日航・政治家)を叩くという意味かなーと思います。

私は、原作も読んでたので、
日航、政治家の圧力に負けず、
よくぞ、映画完成に、こぎつけられましたなーということだけで、
感激ものでした。
今の時代にあわせて、みんなの、はげみになるような映画として、
うまく出来てたと思います。
これは!
こちらにも^^
この映画、私は去年度のベスト10に確か入れた記憶があります。
渡辺謙さん、格好いいです~~~。こういう立派な役をやらせたら右に出る人がそうそういないー。
ハリウッドで活躍もされていて、とっても嬉しいです。
もちろん、内容も凄く良かったです。

>これ、DVDなのにインターバルって事で、黒い画面のままの10分間があった。(あと1分です、の字は出る)
 へーえ!!そうだったんですね・・・。
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kinoさんへ
こんにちは!
なるほど象を撃つシーンは、作品としての精神みたいなものですか。
恩地自身は、会社や政治家に真っ向から対抗するよりも、
酷い仕打ちに耐える人でしたからね。

この映画化に際し、圧力があったそうですね。
それに屈せずによく完成させましたよね!
原作を読んだkinoさんの感激はひとしおでしょう。
今の時代は忍耐が必要なので励みになると思います。
latifaさんへ
こんにちは!
そう、latifaさんのベスト10に入っていたような記憶があります。
熱い思いが感じられる映画だったよね~(^_^)

渡辺謙さん自身も、筋の通った男・努力家という感じがするから、
この役にすごく合ってたと思う~
それに病気をされて苦労した時期もあるので、
恩地が僻地に飛ばされて悶々とした気持ちもよく分かったんじゃないかな。
そういう苦労が自分の芯を作っていく辺りにも謙さんは共感したかも。

DVDにインターバルって必要ないのにね。
黒画面のカット編集をせずそのままだったの。早送りしました。(≧ε≦)
こんにちは
こんにちは。
この映画は、本当に重厚でしたよね。
見応え、十分な作品でした。

今のJALを思うと、企業とは?
なんてのを、いろいろ考えさせられました。
京セラの稲盛さんが、
奇病文化を変えれるかどうか、気になってます。
亮さんへ
こんにちは!
内容が事実と重なるものがあって、
重みを感じましたね~
その上で、壮大なドラマに仕上げてありました。

企業は、まず社会をより良くするものであって欲しいですね。
そして利益も追求していかなくちゃいけませんよね。
企業で働く亮さんはどんな風に考えているのでしょう?

稲盛氏はJALをどう再生させていくのか興味のあるところです。
途中で休憩
映画館でいっぱい見てるけど途中休憩のある作品は珍しかったです。
そんな長い作品でもダレずに見れたのが凄いです。体は正直でしたが…お尻が痛かった(笑)
男!社会!仕事!無縁なので違う意味で突っ込んでた(笑)
夢眠さんへ
夢眠さんが珍しいと言うんだから、あまり無いんでしょうね。
私もDVDで真っ黒画面が10分続くのは初めて(≧ε≦)
こんなに長いのは、自宅鑑賞で良かったと思いました。
でも、本当に飽きる事なく、引き込まれるように観ましたよ。

この恩地にもモデルとなった実在の人物がいるらしいと知って、びっくり。
会社のために一生働く、そんな人はだんだん減ってきてますよね。
「生活するために働く」そちらのほうがリアルなのかもね。
ご無沙汰しています。
>ここでの整然と並ぶ無数の棺桶には、ゾクッとしました。
このシーン、渡辺謙も言っていましたね。本当は中は空なのにそうは思えなかったって。
このインタビューを映画を見る前に見て、何か映像の世界からリアルに引き戻す発言で言っちゃっていいのかなあと思ったのでしたが、映画を見たら、渡辺謙と同じく、やっぱり空には思えなかったです。
重いけれど見ごたえがありましたね。しかしDVDでインターバルが入っていたのには驚きですね。
kiriyさんへ
こんにちは!
こちらこそ御無沙汰してました。
kiriyさんとは逆で、私は日記を書く気になりません。(^^;
かと言って、映画も多く鑑賞できてるわけでもないので、
ブログはボチボチやっている状態です。

この映画、実際にあった事故を再現してるから生々しいものがありましたね。
ただの架空の物語とは違って、遺族の方は現在もおられるので、
その方々が映像を見てどう思われるだろうって考えてしまうし、
身が引き締まる思いだったんでしょうね、渡辺謙さんも。

実在の企業とダブる話をここまでやるとは、
本当に重みがありました。
集中して観れたとしても劇場だと足腰が痛くなっただろうなあ(^^;
不屈の魂を描いた叙事詩。 映画化されるということで、たいへん楽しみにして劇場へ向かった。ついに、この作品が、映画化されたという感激が大きい。3時間22分でも長いとも思わないし、もの足りないぐらい。...
フィクションと言ってはいるものの、ついJALと重ねて見てしまうのもやむを得ないお話です。
沈まぬ太陽 - goo 映画 11月8日 映画館にて鑑賞 ネタバレしています。 休憩が10分入りましたが、3時間30分、本当に見応えがありました。企業がらみのお話は、時には政治とも絡んで、重すぎてテンポ...
「沈まぬ太陽」を見ました。 ずっと見逃していて、いよいよ上映期間終了間際になって、ようやく見ることができました。 映画はとてもよい作品で、大満足でした。 主演の渡辺謙が素晴らしかったです。 ...
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 -YAN-

 
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YAN

Author:YAN
生粋の名古屋人

映画は自宅鑑賞がほとんどです
自分の記憶の記録なので
ネタバレ多いです
愛情を込めて感想を
書いているつもり・・・ですが
文章はつたないです

音楽は70年代ROCKが好みです

「ネタバレあります」
→大きなネタバレ
「ネタバレあるかも」
→小さなネタバレ
となっています ご了承ください

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