ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女
2010-10-26(Tue)
この写真で損してるんじゃない?
特殊能力を持ったヒロインのB級アクションものかと勝手に勘違いして、
別に期待してなかったんだけど、それが意外にも、
ミステリーとしての醍醐味が充分に味わえる作品だった!

監督:ニールス・アルデン・オブレヴ
製作:2009年 スウェーデン・デンマーク・ドイツ
原作:スティーグ・ラーソン
出演:*ミカエル・ニクヴィスト *ノオミ・ラパス *スヴェン=ベルティル・タウベ
彼女だけが知っている
世界的ベストセラーとなった本の映画化らしいです。
何も知らずに観たら、本当に推理小説を読み進めている
気にさせる巧みな運びで、見応えのある内容でした。
ヒロインのリスベット(ノオミ・ラパス)が強烈なキャラなんだけど、
写真ほどゴツくはない、かなり華奢な女性です。
鼻にピアス、背中にドラゴンのタトゥー、パンク・ファッションと、
女性らしさとは程遠い外見。
(お化粧を落とすと可愛い顔をしている。半分くらい素顔で登場。)
超人的な特殊能力はなく、スパイとして訓練されてるわけでもなく、
記憶力とハッキング技術が並外れて凄いという程度。
過去に何やら暗い闇を抱えている様子。
情緒不安定な面があり、心を閉ざしています。
その辺り謎めいていて気になる所ですが、明らかにはされません。
その彼女が敏腕ジャーナリスト、ミカエル(ミカエル・ニクヴェスト)と
組む気になったのは、名誉棄損の裁判の件で調査しているうちに、
彼には嘘がない、信頼できそうな人物だと思えたからでしょうね。
だんだん心を許していく彼女なりの不器用な様子が可愛い~
2人で大企業のヴァンゲル一族を巡る謎に迫っていきます。
40年も前の少女失踪事件なので、資料が古いんだけど、
現代テクを使い、古い物から新しい事実を引き出していく
手法がなかなか面白いです。
この事件は登場人物が多いのと、
名前が憶え難いというのがあって、
ゴチャゴチャしている印象なんですよね~
(特典に人物相関図が付いてます)
でも最後には、全ての疑問をきれいさっぱりと解明して
見せてくれるので、全く問題なし!
謎を一つずつ紐解いてゆくミステリーとしての魅力もあるし、
行く手を阻まれるスリリングな展開にもすごく引き込まれます。
ただ、暴力描写と性描写が割とあるので、
品を一つ下げている気がするなあ。
全体的に女性が暴力に晒される話なので、
リスベットを通して、卑怯な暴力に屈しない姿や、
変に男に媚びない姿を見せたかったのかもしれない。
まあ最初のほうの嫌らしい後見人の件はまだいいとしても、
セクシーさとは無縁のリスベットに性的シーンは不要でしょう。
主人公達には、付かず離れずの、
含みを持たせた微妙な関係で居て欲しかったな。
これは3部作で、すでに2作目3作目が作られたようですが、
DVDはないんでしょうか??
関連記事*****
「ミレニアム2 火と戯れる女」
「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」
特殊能力を持ったヒロインのB級アクションものかと勝手に勘違いして、
別に期待してなかったんだけど、それが意外にも、
ミステリーとしての醍醐味が充分に味わえる作品だった!

監督:ニールス・アルデン・オブレヴ
製作:2009年 スウェーデン・デンマーク・ドイツ
原作:スティーグ・ラーソン
出演:*ミカエル・ニクヴィスト *ノオミ・ラパス *スヴェン=ベルティル・タウベ
彼女だけが知っている
世界的ベストセラーとなった本の映画化らしいです。
何も知らずに観たら、本当に推理小説を読み進めている
気にさせる巧みな運びで、見応えのある内容でした。
ヒロインのリスベット(ノオミ・ラパス)が強烈なキャラなんだけど、
写真ほどゴツくはない、かなり華奢な女性です。
鼻にピアス、背中にドラゴンのタトゥー、パンク・ファッションと、
女性らしさとは程遠い外見。
(お化粧を落とすと可愛い顔をしている。半分くらい素顔で登場。)
超人的な特殊能力はなく、スパイとして訓練されてるわけでもなく、
記憶力とハッキング技術が並外れて凄いという程度。
過去に何やら暗い闇を抱えている様子。
情緒不安定な面があり、心を閉ざしています。
その辺り謎めいていて気になる所ですが、明らかにはされません。
その彼女が敏腕ジャーナリスト、ミカエル(ミカエル・ニクヴェスト)と
組む気になったのは、名誉棄損の裁判の件で調査しているうちに、
彼には嘘がない、信頼できそうな人物だと思えたからでしょうね。
だんだん心を許していく彼女なりの不器用な様子が可愛い~
2人で大企業のヴァンゲル一族を巡る謎に迫っていきます。
40年も前の少女失踪事件なので、資料が古いんだけど、
現代テクを使い、古い物から新しい事実を引き出していく
手法がなかなか面白いです。
この事件は登場人物が多いのと、
名前が憶え難いというのがあって、
ゴチャゴチャしている印象なんですよね~
(特典に人物相関図が付いてます)
でも最後には、全ての疑問をきれいさっぱりと解明して
見せてくれるので、全く問題なし!
謎を一つずつ紐解いてゆくミステリーとしての魅力もあるし、
行く手を阻まれるスリリングな展開にもすごく引き込まれます。
ただ、暴力描写と性描写が割とあるので、
品を一つ下げている気がするなあ。
全体的に女性が暴力に晒される話なので、
リスベットを通して、卑怯な暴力に屈しない姿や、
変に男に媚びない姿を見せたかったのかもしれない。
まあ最初のほうの嫌らしい後見人の件はまだいいとしても、
セクシーさとは無縁のリスベットに性的シーンは不要でしょう。
主人公達には、付かず離れずの、
含みを持たせた微妙な関係で居て欲しかったな。
これは3部作で、すでに2作目3作目が作られたようですが、
DVDはないんでしょうか??
関連記事*****
「ミレニアム2 火と戯れる女」
「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」