マイレージ、マイライフ
2010-10-05(Tue)
ジェイソン・ライトマン監督作品の「サンキュー・スモーキング」「ジュノ」と
本作の3本の中で、本作が一番好き!
スウィート・ビターで後からジワジワくる作品だわ~
ジョージ・クルーニー、表情の一つ一つがいい!

監督:ジェイソン・ライトマン
製作:2009年 アメリカ
出演:*ジョージ・クルーニー *ヴェラ・ファーミガ *アナ・ケンドリック
あなたの“人生のスーツケース”詰め込みすぎていませんか?
アメリカらしいです。
企業に代わって、解雇を宣告する職業がある事や、
入社したばかりの新人が目上の先輩と対等に口をきく事。
日本じゃ考えられない。
ライアン(ジョージ・クルーニー)は、不況の中、
リストラを通告しに各地を飛び回ります。
面倒な人付き合いを避け、
出張先で出会った女性とは後腐れの無いように楽しみ、
マイレージを貯めるのを生きがいにしている。
余分な物は人生のバックパックに入れない・背負わないと
言うのが、彼のモットーなのだ。
徹底的に無駄を省いた旅する姿が、すごく洗練されて見えます。
ネタバレあるかも
本作の3本の中で、本作が一番好き!
スウィート・ビターで後からジワジワくる作品だわ~
ジョージ・クルーニー、表情の一つ一つがいい!

監督:ジェイソン・ライトマン
製作:2009年 アメリカ
出演:*ジョージ・クルーニー *ヴェラ・ファーミガ *アナ・ケンドリック
あなたの“人生のスーツケース”詰め込みすぎていませんか?
アメリカらしいです。
企業に代わって、解雇を宣告する職業がある事や、
入社したばかりの新人が目上の先輩と対等に口をきく事。
日本じゃ考えられない。
ライアン(ジョージ・クルーニー)は、不況の中、
リストラを通告しに各地を飛び回ります。
面倒な人付き合いを避け、
出張先で出会った女性とは後腐れの無いように楽しみ、
マイレージを貯めるのを生きがいにしている。
余分な物は人生のバックパックに入れない・背負わないと
言うのが、彼のモットーなのだ。
徹底的に無駄を省いた旅する姿が、すごく洗練されて見えます。
ネタバレあるかも
だからって、温かい血の通わないドライな人間かと言うと、
そうでもない!
世話焼きの姉に頼まれ、妹の結婚を祝うために、
カバンからはみ出る邪魔な写真パネルを持ち歩く人なんですよね。
新入社員ナタリー(アナ・ケンドリック)がネットで解雇通告を
行うシステムを提案した時、ライアンが慌てたのは、
自分の出張が無くなる事に危機感を覚えたためだけじゃないと思う。
彼は自分の仕事を「失業者の苦痛を和らげ、
淡い希望が見える所まで導く」と説明しています。
ネットなんかで簡単に済ませる仕事じゃないと思ってるんです。
実際に 面接した相手の経歴をきちんと読み、
再就職のアドバイスをするシーンもあって、
人の気持ちは分かる人のように思えました。
仕事上、傷付く人を多く見てきたせいもあって、
プライベートでは、人との繋がりを切り捨ててきたのかも・・・?
新人のナタリーは、理想の男性との結婚や、
仕事で活躍する事を夢見て、妥協はしたくないと言う。
プライベートでは恋人を追って就職を決めたウェットな面もあるけど
ビジネスになると合理化しか頭にない。
恋人からメールで別れを告げられ自分は傷付いたのに、
「ネットで解雇と同じだ」と言われても、何も感じないんだから、
ライアンとは対照的な部分でドライさを見せます。
そんな小娘から、自分の生き方を否定されて、
ライアンもよく言葉に耳を傾けたよね。大人の男だね~
まあ、そのタイミングでライアンも、出会ったアレックス
(ヴェラ・ファーミガ)に惹かれていたからでしょうね。
ライアンとアレックスは、価値観もフィーリングも何もかも
ピッタリで、これ以上お似合いのカップルはないと、
私も思ったわさ!
だから、割り切った関係から一歩踏み出せと、
背中を押したくなった(^▽^;)
ナタリーとアレックスの出現、そして妹の結婚式での事件を経て、
ライアンの生き方に対する考えに、大きな変化が生まれます。
やっぱり人って、どこかで人と繋がっていたいものだよね。
それなのにさあ、アレックス、あんた、一番ドライだったね!
結局彼女は、人との繋がりという土台の部分はしっかり持っていたので、
他では気晴らしとして、いくらでもドライに遊べたわけね。
ライアンの孤独な表情ったら・・・ジョージ・クルーニー魅せてくれます★
ライアンは人との繋がりの大切さを実感して、
モットーを大きく変える事になったでしょうね。
掴みかけた所で逃して尚更 痛感したとは、なんと皮肉な終わり方。
その皮肉をサラリと軽妙に見せて、
後からジワジワと感じさせる作品でした。
関連記事*****
「サンキュー・スモーキング」
「JUNO/ジュノ」
そうでもない!
世話焼きの姉に頼まれ、妹の結婚を祝うために、
カバンからはみ出る邪魔な写真パネルを持ち歩く人なんですよね。
新入社員ナタリー(アナ・ケンドリック)がネットで解雇通告を
行うシステムを提案した時、ライアンが慌てたのは、
自分の出張が無くなる事に危機感を覚えたためだけじゃないと思う。
彼は自分の仕事を「失業者の苦痛を和らげ、
淡い希望が見える所まで導く」と説明しています。
ネットなんかで簡単に済ませる仕事じゃないと思ってるんです。
実際に 面接した相手の経歴をきちんと読み、
再就職のアドバイスをするシーンもあって、
人の気持ちは分かる人のように思えました。
仕事上、傷付く人を多く見てきたせいもあって、
プライベートでは、人との繋がりを切り捨ててきたのかも・・・?
新人のナタリーは、理想の男性との結婚や、
仕事で活躍する事を夢見て、妥協はしたくないと言う。
プライベートでは恋人を追って就職を決めたウェットな面もあるけど
ビジネスになると合理化しか頭にない。
恋人からメールで別れを告げられ自分は傷付いたのに、
「ネットで解雇と同じだ」と言われても、何も感じないんだから、
ライアンとは対照的な部分でドライさを見せます。
そんな小娘から、自分の生き方を否定されて、
ライアンもよく言葉に耳を傾けたよね。大人の男だね~
まあ、そのタイミングでライアンも、出会ったアレックス
(ヴェラ・ファーミガ)に惹かれていたからでしょうね。
ライアンとアレックスは、価値観もフィーリングも何もかも
ピッタリで、これ以上お似合いのカップルはないと、
私も思ったわさ!
だから、割り切った関係から一歩踏み出せと、
背中を押したくなった(^▽^;)
ナタリーとアレックスの出現、そして妹の結婚式での事件を経て、
ライアンの生き方に対する考えに、大きな変化が生まれます。
やっぱり人って、どこかで人と繋がっていたいものだよね。
それなのにさあ、アレックス、あんた、一番ドライだったね!
結局彼女は、人との繋がりという土台の部分はしっかり持っていたので、
他では気晴らしとして、いくらでもドライに遊べたわけね。
ライアンの孤独な表情ったら・・・ジョージ・クルーニー魅せてくれます★
ライアンは人との繋がりの大切さを実感して、
モットーを大きく変える事になったでしょうね。
掴みかけた所で逃して尚更 痛感したとは、なんと皮肉な終わり方。
その皮肉をサラリと軽妙に見せて、
後からジワジワと感じさせる作品でした。
関連記事*****
「サンキュー・スモーキング」
「JUNO/ジュノ」