奇術師フーディーニ ~妖しき幻想~
2010-08-20(Fri)
命懸けのショーで常に死と隣り合わせのフーディーニ。
その彼が恐れたのは死よりもある秘密。
と言っても、トリックやマジックはほとんどない話です。
この映画のキャサリン・ゼタ=ジョーンズはキレイだわ~

監督:ジリアン・アームストロング
製作:2007年 イギリス・オーストラリア
出演:*キャサリン・ゼタ=ジョーンズ *ガイ・ピアース *シアーシャ・ローナン
奇術師の映画と言うと「幻影師アイゼンハイム」や
「プレステージ」が浮かびます。
両方ともトリックの絡んだ面白い作品でしたね。
しかし本作は、変わったトリックを期待すると肩透かしを喰わされます。
奇術の話じゃありません。
フーディーニは実在の奇術師で「脱出王」として名を馳せました。
この映画では史実に基づいたエピソードが組み込まれているけど、
話の大部分はキャサリン・ゼタ=ジョーンズ母娘のほうだし、
彼女達の存在はフィクションだろうと思うので、
作られた物語と考えればいいでしょう。
ネタバレあります
フーディーニは身体を鍛錬した器用な人という感じ。
長く水中に潜っている出し物は、マジックと言うより、
本当に息を長く止められる人だったような。(≧ε≦)
身体でパンチを受けるのも、鍛えた肉体とコルセットの合わせ技。
裏で血を吐いていたのは生身の人間らしかったなあ。
母を亡くして以来、死後の世界に興味を持ち、
心霊術に傾倒していったんですね。
亡き母の思いを知りたいがため、
本物の霊能力者を強く求めていたんだけど、
どれもがイカサマだと見破ってしまいました。
「母の最期の言葉を当てた者に1万ドル」と、
各国から霊能力者を集めます。
そこでやって来たのが、イカサマ霊能ショーで生活している
メアリー(キャサリン)とベンジー(シアーシャ・ローナン)母娘。
1万ドルで過酷な暮らしから抜け出したかったのだが・・・
一目で、心惹かれるフーディーニとメアリー。
だけど、互いに駆け引きも見え隠れします。
フーディーニが求めているのは、メアリーなのか母なのか。
メアリーは恋に落ちるのか、お金が目当てなのか。
2人がダンスするのを、ポカンと眺めている、
娘ベンジーとシュガーマンの図が笑える~(≧▽≦)ノ
ベンジーは「恋よ」と言い、シュガーマンは「未来の無い恋」と
言い、諦めさせようとする・・・
何と言っても、フーディーニには奥さんがいるし、
興行で世界各国を回るため、短期間で別の地に
移動しなくちゃならない人だからね~
最後に明かされるフーディーニの真実。
母の死に際に関する事。
命懸けのショーでの死より、彼が一番恐れていた事。
そのためにひどく悔み自分を責めてきたけど、
母と娘の出現のおかげで、その事実からやっと解放され、
魂は救われました。
しかし、本当に霊的な能力を信じられたのは最後の時だとは。
なんて皮肉なんでしょう。ちゃんと信じていれば警戒できたのに。
大粒の涙を流す母娘は、心からフーディーニが
好きだったんだと思います。
これは、フーディーニの心の闇を軸にした
ラブストーリーでした。
その彼が恐れたのは死よりもある秘密。
と言っても、トリックやマジックはほとんどない話です。
この映画のキャサリン・ゼタ=ジョーンズはキレイだわ~

監督:ジリアン・アームストロング
製作:2007年 イギリス・オーストラリア
出演:*キャサリン・ゼタ=ジョーンズ *ガイ・ピアース *シアーシャ・ローナン
奇術師の映画と言うと「幻影師アイゼンハイム」や
「プレステージ」が浮かびます。
両方ともトリックの絡んだ面白い作品でしたね。
しかし本作は、変わったトリックを期待すると肩透かしを喰わされます。
奇術の話じゃありません。
フーディーニは実在の奇術師で「脱出王」として名を馳せました。
この映画では史実に基づいたエピソードが組み込まれているけど、
話の大部分はキャサリン・ゼタ=ジョーンズ母娘のほうだし、
彼女達の存在はフィクションだろうと思うので、
作られた物語と考えればいいでしょう。
ネタバレあります
フーディーニは身体を鍛錬した器用な人という感じ。
長く水中に潜っている出し物は、マジックと言うより、
本当に息を長く止められる人だったような。(≧ε≦)
身体でパンチを受けるのも、鍛えた肉体とコルセットの合わせ技。
裏で血を吐いていたのは生身の人間らしかったなあ。
母を亡くして以来、死後の世界に興味を持ち、
心霊術に傾倒していったんですね。
亡き母の思いを知りたいがため、
本物の霊能力者を強く求めていたんだけど、
どれもがイカサマだと見破ってしまいました。
「母の最期の言葉を当てた者に1万ドル」と、
各国から霊能力者を集めます。
そこでやって来たのが、イカサマ霊能ショーで生活している
メアリー(キャサリン)とベンジー(シアーシャ・ローナン)母娘。
1万ドルで過酷な暮らしから抜け出したかったのだが・・・
一目で、心惹かれるフーディーニとメアリー。
だけど、互いに駆け引きも見え隠れします。
フーディーニが求めているのは、メアリーなのか母なのか。
メアリーは恋に落ちるのか、お金が目当てなのか。
2人がダンスするのを、ポカンと眺めている、
娘ベンジーとシュガーマンの図が笑える~(≧▽≦)ノ
ベンジーは「恋よ」と言い、シュガーマンは「未来の無い恋」と
言い、諦めさせようとする・・・
何と言っても、フーディーニには奥さんがいるし、
興行で世界各国を回るため、短期間で別の地に
移動しなくちゃならない人だからね~
最後に明かされるフーディーニの真実。
母の死に際に関する事。
命懸けのショーでの死より、彼が一番恐れていた事。
そのためにひどく悔み自分を責めてきたけど、
母と娘の出現のおかげで、その事実からやっと解放され、
魂は救われました。
しかし、本当に霊的な能力を信じられたのは最後の時だとは。
なんて皮肉なんでしょう。ちゃんと信じていれば警戒できたのに。
大粒の涙を流す母娘は、心からフーディーニが
好きだったんだと思います。
これは、フーディーニの心の闇を軸にした
ラブストーリーでした。