インビクタス/負けざる者たち
2010-08-17(Tue)
サッカーのワールドカップの後で観たのは、
いいタイミングだった気がする。
スポーツの持つ力や、ナショナリズムで国が一つになる事、
その体験が自分の中にまだしっかり残っているので、
すごく説得力を持って伝わって来ました~~!

監督:クリント・イーストウッド
製作:2009年 アメリカ
出演:*モーガン・フリーマン *マット・デイモン
ひとつの願いが、ほんとうに世界を変えた物語。
イーストウッド監督作品は、たいていムダなものがないんですが、
これはまた真っ直ぐでシンプルな作品ですね。
ラグビー・ワールドカップを絡めた民族和解政策と、
マンデラ大統領(モーガン・フリーマン)の
人間性・精神に絞って描いています。
人物背景まで削っていて、マンデラ大統領の家族の事や、
苦しい投獄生活は出てきません。
劇的な盛り上がりがない分、強い印象はないけど、
深イイ話って感じで良かったです。
1994年、アパルトヘイト終結後、ネルソン・マンデラは、
南アフリカで初の黒人大統領に選出されます。
就任後にスタッフを集めて行ったスピーチや、
警護班に黒人と白人の両方を就かせ、
新しい南アフリカの象徴にしたいといった方針や、
「復讐すべきではない。赦しの魂が自由にしてくれる」と
黒人たちに寛容な心を説いたシーンに、
マンデラ大統領の、国を一つにまとめ、良い方向に
向かわせたいと願う、熱い思いが出てましたね。
一年後に自国で開催されるラグビー・ワールドカップを利用し、
白人と黒人の対立を無くす融和策を展開していきます。
チーム、スプリングボクスのキャプテン、ピナール(マット・デイモン)
を呼び、リーダーシップの話をしますが、
彼はマンデラ大統領の真の目的を理解し、
チームの士気を盛り上げ、国民のために優勝を目指します。
弱かった南アフリカ・チームが本当に優勝したんだ~(゚o゚)
まるで作り話のような結果。でも
日本のサッカー・チームも奇跡的なチームワークを見せてくれたので、
こういう結果も、ものすごくスンナリ納得できました。
(納得も何も、実話なんだけど(^^;)
ラグビーの試合のシーンは、ルールを知らない人でも
分かるようにという配慮なのか、
プレー内容よりも、試合を観て歓喜する観客の
表情を重視して撮ってあります。
会場や国民の興奮がリアルに伝わって来て、
感動が広がる素晴らしいクライマックスシーンになってました。
モーガン・フリーマンはこういう大統領役にピッタリな威厳のある俳優。
ただ、マンデラ氏本人の顔を知っているので、
ちょっとだけ違和感があったかな。
「インビクタス」とは「不屈の精神」という意味で、
獄中のマンデラ氏を支え心の助けになった詞だそうです。
(前省略)
門がいかに狭かろうと
いかなる罰に苦しめられようと
私は我が運命の支配者
我が魂の指揮官なのだ
マンデラ氏の不屈の魂、大きく深い懐を、
真っ直ぐに描いたドラマでした。
いいタイミングだった気がする。
スポーツの持つ力や、ナショナリズムで国が一つになる事、
その体験が自分の中にまだしっかり残っているので、
すごく説得力を持って伝わって来ました~~!

監督:クリント・イーストウッド
製作:2009年 アメリカ
出演:*モーガン・フリーマン *マット・デイモン
ひとつの願いが、ほんとうに世界を変えた物語。
イーストウッド監督作品は、たいていムダなものがないんですが、
これはまた真っ直ぐでシンプルな作品ですね。
ラグビー・ワールドカップを絡めた民族和解政策と、
マンデラ大統領(モーガン・フリーマン)の
人間性・精神に絞って描いています。
人物背景まで削っていて、マンデラ大統領の家族の事や、
苦しい投獄生活は出てきません。
劇的な盛り上がりがない分、強い印象はないけど、
深イイ話って感じで良かったです。
1994年、アパルトヘイト終結後、ネルソン・マンデラは、
南アフリカで初の黒人大統領に選出されます。
就任後にスタッフを集めて行ったスピーチや、
警護班に黒人と白人の両方を就かせ、
新しい南アフリカの象徴にしたいといった方針や、
「復讐すべきではない。赦しの魂が自由にしてくれる」と
黒人たちに寛容な心を説いたシーンに、
マンデラ大統領の、国を一つにまとめ、良い方向に
向かわせたいと願う、熱い思いが出てましたね。
一年後に自国で開催されるラグビー・ワールドカップを利用し、
白人と黒人の対立を無くす融和策を展開していきます。
チーム、スプリングボクスのキャプテン、ピナール(マット・デイモン)
を呼び、リーダーシップの話をしますが、
彼はマンデラ大統領の真の目的を理解し、
チームの士気を盛り上げ、国民のために優勝を目指します。
弱かった南アフリカ・チームが本当に優勝したんだ~(゚o゚)
まるで作り話のような結果。でも
日本のサッカー・チームも奇跡的なチームワークを見せてくれたので、
こういう結果も、ものすごくスンナリ納得できました。
(納得も何も、実話なんだけど(^^;)
ラグビーの試合のシーンは、ルールを知らない人でも
分かるようにという配慮なのか、
プレー内容よりも、試合を観て歓喜する観客の
表情を重視して撮ってあります。
会場や国民の興奮がリアルに伝わって来て、
感動が広がる素晴らしいクライマックスシーンになってました。
モーガン・フリーマンはこういう大統領役にピッタリな威厳のある俳優。
ただ、マンデラ氏本人の顔を知っているので、
ちょっとだけ違和感があったかな。
「インビクタス」とは「不屈の精神」という意味で、
獄中のマンデラ氏を支え心の助けになった詞だそうです。
(前省略)
門がいかに狭かろうと
いかなる罰に苦しめられようと
私は我が運命の支配者
我が魂の指揮官なのだ
マンデラ氏の不屈の魂、大きく深い懐を、
真っ直ぐに描いたドラマでした。
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ジャンル : 映画