ザ・バンク 堕ちた巨像
2010-07-28(Wed)
国際的な巨大銀行の裏側を暴こうとする男の物語。
トム・テクヴァ監督作品「パフューム」が好きだったので、
クセのある独特な作りを期待していたけど、
案外ストレートな犯罪サスペンスでした。
リアルにありそうな不条理が腹立たしい。(- -;)

監督:トム・テクヴァ
製作:2009年 アメリカ・ドイツ・イギリス
出演:*クライヴ・オーウェン *ナオミ・ワッツ
真実さえ、取引されるのか。
国際的と言うだけあってスケールが大きく、
舞台もドイツ・フランス・イタリア・トルコ・アメリカと
あちこちに移るし、登場人物も多いので、
一見ゴチャゴチャして分かりにくかったりするんですよ。
でも、本筋はIBBC銀行の暗部の捜査で、
その途中で不都合な者が次々と消されていくという話。
ネタバレあります
IBBCが裏でやっている事は、
犯罪組織の資金作りや、武器の独占的な仲介。
そして彼らの一番の狙いは、紛争国の借金を支配し、
それによって世界を支配する事。
銀行が憎むべき悪なんて、あまり考えもしなかったけど、
現実にありそうな話です。
インターポール捜査官のサリンジャー(クライヴ・オーウェン)と
N.Y.検事局のエラ(ナオミ・ワッツ)が不正取引に
目を付け、捜査に乗り出します。
しかし、相手を追い詰めると、証人や証拠が消されてしまう。
武器商人の権力者が狙撃されるシーンと、
そのトリックを暴く流れはなかなか面白かった。
それと、美術館でのハデな銃撃シーンもすごい!
狙撃手までもが銀行組織に命を狙われる事になり、
サリンジャーにとって昨日の敵だった狙撃手と手を組んで、
応戦するのは、瞬間的でも男のドラマが生まれて良かったです。
IBBC幹部を捕えるも、聞かされるのは愕然とする事実。
IBBCは、表に出せない取引を密かに行う場所として、
あらゆる国や組織と裏で繋がっていると言うのだ。
だから、正攻法で捜査しても、無視されるか妨害されるのみ。
司法で裁けないので、枠の外に出なくてはならないと。
サリンジャーは、巨大な悪を裁くために、
違法な手段を取る事を決心します。
皮肉なものですよね~正義のために罪を犯すとは。
しかし、頭取1人を消したところで、大きな変化はない。
企業は暗躍し続けるんですね。
(ん?タイトルの「堕ちた巨像」って・・堕ちたか?)
権力と繋がる企業の裏を知ると虚しくなります。。。
でも、それを許せず立ち向かおうとする人間も
いるという事です。
ラストのエラの記事は希望の光と見たいですね。
トム・テクヴァ監督作品「パフューム」が好きだったので、
クセのある独特な作りを期待していたけど、
案外ストレートな犯罪サスペンスでした。
リアルにありそうな不条理が腹立たしい。(- -;)

監督:トム・テクヴァ
製作:2009年 アメリカ・ドイツ・イギリス
出演:*クライヴ・オーウェン *ナオミ・ワッツ
真実さえ、取引されるのか。
国際的と言うだけあってスケールが大きく、
舞台もドイツ・フランス・イタリア・トルコ・アメリカと
あちこちに移るし、登場人物も多いので、
一見ゴチャゴチャして分かりにくかったりするんですよ。
でも、本筋はIBBC銀行の暗部の捜査で、
その途中で不都合な者が次々と消されていくという話。
ネタバレあります
IBBCが裏でやっている事は、
犯罪組織の資金作りや、武器の独占的な仲介。
そして彼らの一番の狙いは、紛争国の借金を支配し、
それによって世界を支配する事。
銀行が憎むべき悪なんて、あまり考えもしなかったけど、
現実にありそうな話です。
インターポール捜査官のサリンジャー(クライヴ・オーウェン)と
N.Y.検事局のエラ(ナオミ・ワッツ)が不正取引に
目を付け、捜査に乗り出します。
しかし、相手を追い詰めると、証人や証拠が消されてしまう。
武器商人の権力者が狙撃されるシーンと、
そのトリックを暴く流れはなかなか面白かった。
それと、美術館でのハデな銃撃シーンもすごい!
狙撃手までもが銀行組織に命を狙われる事になり、
サリンジャーにとって昨日の敵だった狙撃手と手を組んで、
応戦するのは、瞬間的でも男のドラマが生まれて良かったです。
IBBC幹部を捕えるも、聞かされるのは愕然とする事実。
IBBCは、表に出せない取引を密かに行う場所として、
あらゆる国や組織と裏で繋がっていると言うのだ。
だから、正攻法で捜査しても、無視されるか妨害されるのみ。
司法で裁けないので、枠の外に出なくてはならないと。
サリンジャーは、巨大な悪を裁くために、
違法な手段を取る事を決心します。
皮肉なものですよね~正義のために罪を犯すとは。
しかし、頭取1人を消したところで、大きな変化はない。
企業は暗躍し続けるんですね。
(ん?タイトルの「堕ちた巨像」って・・堕ちたか?)
権力と繋がる企業の裏を知ると虚しくなります。。。
でも、それを許せず立ち向かおうとする人間も
いるという事です。
ラストのエラの記事は希望の光と見たいですね。