イントゥ・ザ・ワイルド
2010-07-16(Fri)
このエミール・ハーシュはすごくいい!!
眩しいくらい主人公の純粋さひたむきさが全身から出ている!
監督ショーン・ペンの温かい目線を感じます。

監督:ショーン・ペン
製作:2007年 アメリカ
原作:ジョン・クラカワー「荒野へ」
出演:*エミール・ハーシュ *ウィリアム・ハート *マーシャ・ゲイ・ハーデン
*ジェナ・マローン *クリステン・スチュワート
そして僕は歩いて行く まだ見ぬ自分と出会うために
主人公クリス(エミール・ハーシュ)は頭脳明晰&行動派。
家庭も裕福で、傍から見たら前途洋々、
何不自由なく将来へ進んでいけるだろうと映るのだが・・・
大学を優秀な成績で卒業した後
彼は車を捨て通帳残金を寄付し、放浪の旅に出ます。
それは過剰な物質社会・偽りの安全から離れ、
究極の自由・極限の生き方を求めるために。
持っていた紙幣をわざわざ焼いてしまう所から、
中途半端でない信念と覚悟を感じましたね~
何かあった時のために、お金はいくらでもあれば安心なのにね。
それすら焼いてしまって、自然が与えてくれた物で
生活する冒険に出ます。両親に黙って・・・
ネタバレあります
両親に不満があり、自分達兄弟の出生の真実にも反発心があって、
今まで生きてきた俗世間に嫌気がさした事も理由の一つでしょう。
でも、そのようなネガティヴさより、自己への挑戦とか、
理想の追求というポジティヴさのほうが、強く伝わってきたなあ。
「檻の中に居る人には理解できない」とあったけど、
確かに私は物質文明に捕らわれていて、
PCも車もなければ生きていけないから、
彼のように荒野に1人で向かって行こうなんて考えもしません。
だからそんな風に、自分を厳しい環境に置いて、
真理を深く追い求めるクリスの姿が、とても一途で眩しく見えた!
懸命に走り、自然に感動し、人と触れ合い、
心の底から放浪の旅を謳歌する姿がすごく輝いて眩しく見えた!
若さゆえの無謀もあったんですよね・・・
プロの冒険家なら、きちんと計画を立て、
達成する目標を決め、問題があれば引き返す事もするでしょう。
でも、彼はとにかく飛び出した。荒野へ。
このクリスが実在の人物だと言う事だけはなんとなく知ってました。
本人が書いた手記を基に作られた映画だと思っていたので、
ああいう最期を遂げるとは、ショックだったわ。。。
エミール・ハーシュはどれだけ減量したのか、
よくあそこまで変わり果てた姿になったものです。
旅では自分の名を捨て、
「アレグザンダー・スーパートランプ(放浪者)」と
名乗っていた彼ですが、最後には「正しい名前で呼ぶ事」として、
感謝のメッセージに本名「クリストファー・J・マッカンドレス」と記しています。
きっと本来の自分を肯定できたんでしょうね。
「幸福が現実となるのは、それを誰かと分かち合った時だ」
亡くなる直前に家族を思っていた事でしょう。
彼を家族の元に戻してあげたかったなあ・・・残念無念。
革職人のおじいさんとのエピソードも良かったし、
大自然も美しくて、景色に吸い込まれるような壮大さがありました。
ショーン・ペンの監督としての才能もすごいですね~
眩しいくらい主人公の純粋さひたむきさが全身から出ている!
監督ショーン・ペンの温かい目線を感じます。

監督:ショーン・ペン
製作:2007年 アメリカ
原作:ジョン・クラカワー「荒野へ」
出演:*エミール・ハーシュ *ウィリアム・ハート *マーシャ・ゲイ・ハーデン
*ジェナ・マローン *クリステン・スチュワート
そして僕は歩いて行く まだ見ぬ自分と出会うために
主人公クリス(エミール・ハーシュ)は頭脳明晰&行動派。
家庭も裕福で、傍から見たら前途洋々、
何不自由なく将来へ進んでいけるだろうと映るのだが・・・
大学を優秀な成績で卒業した後
彼は車を捨て通帳残金を寄付し、放浪の旅に出ます。
それは過剰な物質社会・偽りの安全から離れ、
究極の自由・極限の生き方を求めるために。
持っていた紙幣をわざわざ焼いてしまう所から、
中途半端でない信念と覚悟を感じましたね~
何かあった時のために、お金はいくらでもあれば安心なのにね。
それすら焼いてしまって、自然が与えてくれた物で
生活する冒険に出ます。両親に黙って・・・
ネタバレあります
両親に不満があり、自分達兄弟の出生の真実にも反発心があって、
今まで生きてきた俗世間に嫌気がさした事も理由の一つでしょう。
でも、そのようなネガティヴさより、自己への挑戦とか、
理想の追求というポジティヴさのほうが、強く伝わってきたなあ。
「檻の中に居る人には理解できない」とあったけど、
確かに私は物質文明に捕らわれていて、
PCも車もなければ生きていけないから、
彼のように荒野に1人で向かって行こうなんて考えもしません。
だからそんな風に、自分を厳しい環境に置いて、
真理を深く追い求めるクリスの姿が、とても一途で眩しく見えた!
懸命に走り、自然に感動し、人と触れ合い、
心の底から放浪の旅を謳歌する姿がすごく輝いて眩しく見えた!
若さゆえの無謀もあったんですよね・・・
プロの冒険家なら、きちんと計画を立て、
達成する目標を決め、問題があれば引き返す事もするでしょう。
でも、彼はとにかく飛び出した。荒野へ。
このクリスが実在の人物だと言う事だけはなんとなく知ってました。
本人が書いた手記を基に作られた映画だと思っていたので、
ああいう最期を遂げるとは、ショックだったわ。。。
エミール・ハーシュはどれだけ減量したのか、
よくあそこまで変わり果てた姿になったものです。
旅では自分の名を捨て、
「アレグザンダー・スーパートランプ(放浪者)」と
名乗っていた彼ですが、最後には「正しい名前で呼ぶ事」として、
感謝のメッセージに本名「クリストファー・J・マッカンドレス」と記しています。
きっと本来の自分を肯定できたんでしょうね。
「幸福が現実となるのは、それを誰かと分かち合った時だ」
亡くなる直前に家族を思っていた事でしょう。
彼を家族の元に戻してあげたかったなあ・・・残念無念。
革職人のおじいさんとのエピソードも良かったし、
大自然も美しくて、景色に吸い込まれるような壮大さがありました。
ショーン・ペンの監督としての才能もすごいですね~