イングロリアス・バスターズ
2010-06-18(Fri)
タランティーノ監督とブラピのタッグなので、
自分好みかもと想像してたのに、
残念ながら、あまり楽しめなかったなあ・・・(- -;)
とても良く出来ているとは思ったけど。

監督:クエンティン・タランティーノ
製作:2009年 アメリカ
出演:*ブラッド・ピット *メラニー・ロラン *クリストフ・ヴァルツ
*ダニエル・ブリュール *ティル・シュヴァイガー
悪名こそ、彼らの名誉(グロリアス)。ナチスの侵略やユダヤ人大量虐殺という
時代背景があっての復讐劇でしょ。
全くの架空の設定だったら平気だったけど、
これは見ていてあまり気持ちのいいものではなかった・・・ナチス占領下のフランス。
一見平和な村にドイツ軍の「ユダヤ・ハンター」がやって来る。
この最初のシーンからすでに、
異様な存在感を放っている、
ランダ大佐のクリストフ・ヴァルツ。狡猾で冷酷。一番の特徴は言葉巧みな事。
実に軽妙によくしゃべる。 しかし・・・
この人が口を開く時、相手は常に緊張を強いられます。ヘビみたい・・本作では、ドイツ語・フランス語・英語・イタリア語を
見事に操っていて、その点でも感心しました。
ネタバレあるかもそのランダ大佐から唯一逃げ延びたショシャナ(メラニー・ロラン)は
幾年か経って映画館の女主人になっていました。
ひょんな事から、ナチスのプロパガンダ映画の
プレミア上映をする場所に決まり、
ヒトラーやドイツ軍幹部が集まる事に。
ショシャナはナチスに復讐するチャンスを得ます。
もう一つ同時進行する話は、レイン中尉(ブラピ)率いる
連合軍極秘部隊「イングロリアス・バスターズ」の、
ナチス虐殺とランダ大佐との闘い。
ゲシュタポを13人も殺したドイツ兵に「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」の
ティル・シュヴァイガーの顔があってなんかうれしかったな♪
このバスターズは、ちょっと緊張感をほぐすような、
笑いのパートを受け持ってたと思うんですが、
バットで叩きのめすとか、頭の皮を剥ぐとか、
その辺りでは
どうも笑えなかったなあ・・・このブラピには何の魅力も感じなかったし。この2組、ショシャナとバスターズは示し合わせたわけではなく、
ナチスを挟んで偶然にも一同に会するんだから、上手い展開です。
最後には、もう徹底した大虐殺!とにかくみんな死ぬ。
敵も味方もなく、死はあらゆる者に訪れるという、
おぞましくもあり潔さもある、そんなドハデな殺戮でしたね。ただ爽快感はなかった。
そんな中、ランダ大佐が計算尽くの行動に出ます。
この人に愛国心や忠誠心はなかったんですね。
自分の才能を活かせる仕事をしていただけだったのか。
時おり見せるお茶目な表情も印象的。
しかしあれだけ頭の切れる人が、いとも簡単に銃を渡すとはね。
この作品は、パロディとかギャグのようなものだから、
ハチャメチャ加減を楽しめばいいんでしょうね。良く出来たエンターテイメントだったとは思います。
テーマ : 見た映画
ジャンル : 映画
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コメント
YANさんナイスタイミング!
けど~、内容は正直微妙(*_*;
痛快娯楽エンタメになったけど、あたくしの好みではありませんでした。
芸達者なブラピさんの良さがあまり活かされてないし、長いし。。。
2時間弱でコンパクトに収めて欲しかったです~(^_^;
こんにちは!
また同じタイミングで観てました?
猫人さんもすごく楽しんだとまではいかなかったようですね。
確かに時間が長かった・・・
飽きはしなかったけど、もっとコンパクトに出来そうだよね~
ブラピは、イタリア語のシ-ンでは笑えたかなあ。
クリストフ・ヴァルツが何と言っても目立って、
ブラピは喰われちゃってましたね。
監督の感性を楽しむ作品だと思います。
好き嫌いがハッキリしちゃうかも?
意外と好きなのでしっかり引き込まれちゃった~
でも、冷静に他の方のレビューを見ると何だか違う?って
自分の感想に自信が持てなくなるのよね(笑)
映画を見てるときはのめり込んじゃってるかも?!
特に映画館で見るときは…
自分の感想に自信が持てなくなるのは私も同じですよ~~
この作品だって、世間では割と評判が良かったのでは?
やっぱり監督の感性を楽しむ作品だろうと思うから、
自分にそのセンスがなかったのかなあ・・・って、
ブラックなユーモアが理解できない自分が情けないような
残念な気持ちになったわ(^^;
何でも、楽しめたほうが得だもの。
そうか、映画館のほうがのめり込めるって言うのはあるよね~
YANさん、こんにちは!
YANさんもそうだし、他の方のコメントを見ていてもそうですけど、
意外とみんな自分の感じ方に自信がないんですね。
それを知って自信が出ました。(笑)
でも、こういうのってブログを始めたからこそだと思いませんか?
一つの映画を観て、自分なりの感想は持つんだけど、その後他の方の感想を読んで、
より深く鑑賞できたように思うことってよくあります。
それがブログの良さですよね。
ところで、今更ですが、カメルーン戦に勝利できて最高でしたね。
あの日はお客さんと一緒に、その友達のバーが無料開放されると言うことで、
小規模パブリックビューイングしてきたんですが、盛り上がりましたよ。
ホント最高でした。
終了後、名古屋の街も珍しく夜中まで人が溢れていて、
中学生位のグループまで含め、浮かれた感じで良かったです。
今日はいよいよオランダ戦。ここまできたら、格の違いをものともせず、
勝利を目指して欲しいですね。今から気合い、入ってます!
タラちゃん映画は「キル・ビル」などは爽快で大好きなんですが、これは楽しくはなかったですね。
ドキドキする場面はあったけど、という印象が残るだけです。
YANさん、こんにちは。
いやいや、この映画は手放しで面白い!ってみんなが思う映画じゃないと思うわー。
私は全く期待していなかったので、良い方に作用したけど、結構笑いの要素なども、シニカルだったり、素直に笑えない(笑っていいのか・・?ってちょっと躊躇しちゃうような)ところも多かったもん。
>ゲシュタポを13人も殺したドイツ兵に「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」のティル・シュヴァイガーの顔があってなんかうれしかったな♪
私もー☆
>バットで叩きのめすとか、頭の皮を剥ぐとか、
その辺りではどうも笑えなかったなあ・・・
このブラピには何の魅力も感じなかったし。
これも同感・・・。
あと、あのランダさんが、簡単にピストルを渡しちゃうのには、私もえ~~っ・・って思った。
こんにちは!
自分は自分の感じ方で と気にせずいく方もみえるけど、
たまたまCDさんと夢眠さんと私は自信がない事もあるようで(^▽^;)
本作では、CDさん含め周囲の方はけっこう楽しめたという事だったから、
自分のセンスの無さにガックリきちゃった(^^;
でもブログの良さはCDさんと同じように思いますよ。
他の方の感想を読んで、なるほどそういう見方もあるのかと
新たな感動が生まれる事も多いからね~
ブログをやってなかったら、他の方の感想に触れる事もなかったと思います。
ところで、一夜明けてオランダ戦、惜敗で残念だったね~(- -;)
まだチャンスはあるからいいけど。
カメルーン戦はバーで応援とは最高じゃないですかっ!
みんなで応援すると楽しいもん、 私もそういうのやりたい★
勝つと負けるとでは、日本中のムードが全く違ってくるから
日本を明るくするためにも、まだ頑張ってほしいですよね!
こんにちは!
私も「キル・ビル」は血が流れても痛快で好きでしたよ~
日本映画へのオマージュもあったせいか、笑って楽しんで観られました。
そうですか、ボーさんも本作はそれほど楽しめなかったんですね。
最初のシーンと、酒場のシーンは緊迫感がすごくて良かったけど。
残酷さが、ただの遊びに思えなかった部分で、ちょっとシラけましたね。
こんにちは!
私があまり楽しめなかったというの、解ってくれる~?(^▽^)
話題のタランティーノ作品だけに、楽しみたかったんだけど、
観ていくうちに、あれ~なんか笑えないなあって思えてきちゃって。
映画に対する柔軟性がないんだろうかとまでちょっと考えたわ。。。
まあ、何でもセンスは合う合わないがあるから、仕方ないですね。
ティル・シュヴァイガーはいかにもドイツ人という顔立ちで、
出てきてすぐに、「あっあの人だ」と分かりましたよ~
バットのシーンは特に酷かったね。
あそこまでやらなくてもいいのに。
相手のナチス将校が凛としていて立派でした。
ランダ大佐が詰めの甘い人だとは思えない~~
あのラストはおかしいです。
タランティーノ監督らしい作品でした。ランダ大佐が登場するとハラハラドキドキ~見事な演技力で助演男優賞は納得でしたね☆
ブラピはイマイチでDクルーガーのスパイも甘かったカナ
夏至が過ぎたって事は、これから昼間が短くなるね。
今が一番明るい時期なんだから、楽しまなくちゃ~
ランダ大佐は圧倒的存在感でした!アカデミー賞獲って良かったよね。
どの国の映画でも出られそうで、これからが楽しみです。
女性陣はまあまあだと思ったけど、ブラピはたいした役じゃなかったなあ。。。
僕の記事にコメントしていただき有難うございました!
そういえば結局ショシャナとレイン中尉はお互いを知らないままでしたっけ。
それでも登場人物としてひとつの物語に収まってるから、やっぱり脚本は巧いんでしょうね。
それにしてもマイク・マイヤーズが出てたとは気づきませんでした。
そういえば「シャーロック・ホームズ2」でモリアーティ教授役がまだ決まってないみたいですが
ヴァルツさん、かなり適役だと思います。
こんにちは!
ショシャナとレイン中尉は、同じ目的で同じ場所にいながら、
全くお互いの事を知らないままでしたね。
バラバラの話をきちんと一つにまとめてあって、上手い展開でした。
マイク・マイヤーズは老けメイクで将軍役でしたよね?分かりましたよ。
「シャーロック・ホームズ2」は本当にあるんですか。
そうね~ヴァルツさんなら悪役にピッタリです!
モリアーティ教授はもう少し重量感のある俳優がいいかなあ~?(^_^)
こんばんはんYANさん
ダニエル・ブリュールが味方につくなんて甘い考えを持っておりました(笑)
多分、普通ならあの打ち合い・・・主人公死ぬの!!!ってびっくりどころだと思うのですが
そこに行きつくまでにかなり疲れてて、
「あぁ、死ぬのね」くらいにしか思えなかった、自分の気力が着いていきませんでした
ヴァルツさんはナチスの先のなさを感じてたのかなとは思うけど
あれだけ怖かったし抜け目なかったのに・・
だれでもわかるじゃん!!なお間抜けさでしたね
そこも狙いか??
タラちゃんの考えてることはわかりませーーん
こんにちは!
私もあそこで2人になった時、まさか殺されるとは思ってなかった。
上手くかわせるかと思ったのに。
あの全体の中にいた者は例外なく皆殺しだったね~
あまりにもハデで、そこでは何の感情もわいてこなかったです。
ヴァルツさんの最後は狙いと言えば狙いでしょうねえ~
ナチス全員がやられないと観客は納得しないだろうから。
そうか、雨里さんもすごく楽しんだってわけじゃなく、
そこそこだったのね。良かった~同じだわ~♪
YANさん、こんばんは。
DVDがツタヤで目についたのでたまたま手に取りましたが、かなり笑えない映画でした。。。
まあ、あまりにも救いがない内容に私には思えたので、あえて意味を持たせるとすれば、これって反戦映画なのかなってなことぐらいでしょうかね。変に戦争にロマンを持ち込むよりも、効果があるかも。。
こんにちは!ご訪問ありがとうございます。
コメディタッチに作られているけど、
むごくて笑えませんでしたよね。
戦争でユダヤ人を大量虐殺したナチスを相手に復讐しても、
スッキリしないし、後味が悪かったですね。
報復という名目で戦争をしても意味がないです。
MOMOさんの言うとおり、
反戦のメッセージは込められていると思いますが、
この映画で爽快感を味わった人には伝わるのかどうか・・・?
結構面白く観られましたが、、なんていうかちょっと勢いが無い感じ。
タラの映画ってもっと「俺が面白がって作ってんだぜー!」って感じがしたと思うんですが
ちょっと一般受けつーか大人しいつーか。
そこへ所々とってつけたような残虐さをハメ込んであるから、
どっちつかずで奇妙な感じがしたのではないでしょうか。
ちなみに、人の感想を聞いて自分の感じ方に自信がなくなるのは
私も同様でーす(^^;
バチが当たってスッとしたなら・・・
それはどちらかと言うと報復も止む無しと言うか、
ストレートに反戦とは結びつかない感情って事になるのかな?
まあウダウダ理屈を考えなければ、面白い展開の映画だったと思う。
ただタランティーノ作品として見ると(私はそれ程詳しくない(^▽^;)
一般受け狙いで(私には受けなかったけど)、中途半端だったのかも。
わさぴょんさんが言うような独特な個性が不足していた感じがするね~
ほんと、感想って人それぞれでいいと思いつつも、
自分が他人と違うと不安になるよね。
特に、人が楽しめて自分が楽しめなかった時なんか焦るわ~(^^;
YANさん、こんにちは。
人間の狂気が詰まったような映画でしたね。
皆が自分の身を振り返ることなく、復讐に突っ走る。
だから、誰も助からない。復讐者も、そうで無い者も。
反戦映画というよりは、憎しみは何も生まない、
って感じなのかもしれませんが、
計算尽くの行動にでたランダ大佐が生き残るのが、
皮肉かもしれません。
計算していたのかもしれませんが、
最後にブラビに傷を付けられるあたり、
復讐の怨念からは誰も逃れられないということでしょうか?
それじゃ、また。
こんにちは!
いつもDVD鑑賞の私は去年観ましたが、
劇場公開は一昨年11月の作品でした。
激しい皆殺しの復讐劇はちょっと引きましたね~
それもユダヤ人がナチスを と言う、
実際に虐殺のあった人々を扱っているから、
どうも後味が悪かったです。
憎しみは何も生まないって思いますよね。
いっそ架空の物語にしても良かったのに。
あっ、ランダ大佐って生き残ってましたか!
ナチス全員が報復を受けたと思っていたので、勘違いしてた(^^;
一生、傷を額につけたまま生きていくのは
助かったと言うより、耐え難い苦しみですよね。
ヤンさんの仰る通り、彼も復讐の怨念から逃れられなかったし、
あの後も逃れられないでしょうね。
名誉なき野郎どもの復讐が始まる!!
【感想】
タランティーノ×ブラッド・ピットの痛快娯楽アクションです~♪
ナチス占領下のフランス...
緊迫する場面は、大きなものが2つあって、どきどきしたものの、全体としては私にとっては、あまり面白さが分からない映画だった。
ハラハラドキドキさせられ、バキュバキューン!のシーン構成が冴えてます。4つ★
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部分部分切り取ったら、申し分ないのだが
長すぎるわ
30分短縮できたらおもしろいかも
イングロリアス・バスターズ [DVD](2010/05/12)ブラッド...
嘘を隠そうとする者。
嘘を見破ろうとする者。
そんな心理的な駆け引き。
それによる、全編に溢れる緊迫感。
そんな緊迫感が堪能できる映画。
憎しみというものの凄まじさ。
多くの人が憎しみに...