私の中のあなた
2010-04-15(Thu)
病気を扱った話には、どうも弱いです。
もう泣けて泣けてつらかった・・・
でもいろんな立場で考えさせられる良い作品でした~

監督:ニック・カサヴェテス
製作:2009年 アメリカ
出演:*キャメロン・ディアス *アビゲイル・ブレスリン *ソフィア・ヴァジリーヴァ
*ジェイソン・パトリック *アレック・ボルドウィン *ジョーン・キューザック
両親に訴訟を起こしたアナ、11歳。
しかし、その決断には ある理由があったーー。
白血病の我が子を救うために、ドナーとなる子供を
遺伝子操作で儲けるというのが、ショッキングでしたね。
目の前の苦しんでいる子供を絶対に死なせたくないと思う気持ちは
よく分かるけど、姉のために苦痛を味わうのが宿命の子供を
この世に生み出すなんて、どうもその時点で抵抗がありました。。。
ネタバレ多少あるかも
だから、ドナーチャイルドのアナ(アビゲイル・ブレスリン)が
「自分の身体は自分で守りたい」と言い出すのも、
ありえる事だよね~って思ったけど、
それで親を訴え裁判沙汰にする展開にも、またビックリ。
こんな形で親子が対立するなんて残念だものね。
訴訟社会のアメリカだからなのかなと思ってみたり。
だけど、この裁判にはやはり訳があって、
姉ケイト(ソフィア・ヴァジリーバ)の意思が働いてたんですね~
でも、それならますます、家族間の問題なんだから、
直接 母娘で向き合って話し合えばいいはずなんだけど・・・
この裁判に関わるアレクザンダー弁護士や
デ・サルヴォ判事も事情を抱えていて、
そのあたりも含みながら思いやりのある論議を
展開していってくれるから、とても良かったです。
父親は割と冷静に物事を見られるけど、
母親は病気と闘う事で頭がいっぱい。
自分の頭髪まで剃ってみせるくらい、全てを捧げて
頑張っているのは素晴らしいですよ。
でも、家族一人一人の気持ちは分かっていないんですよね。
妹や兄の気持ちもそうだし、一番 目をかけているケイトの
気持ちすら理解していない。
家族のために自分を犠牲にするのは当然。
どんな事をしても病気と闘い抜く。
これらの自分の考えをそのまま人に押し付けてるんだよね・・・
すごく頑なだから、公の場で論議しないと、
母親の身勝手さはハッキリとしなかったんでしょうね。
どうしてアナに対して「辛い思いをさせてごめんなさい」の
一言が出てこないのか、って思いました。
母親は家族を苦しめてしまったけど、
その根底にあるのは愛情だし必死な生への思いだと
分かっているから、家族は揺れても崩壊する事なく、
いつも繋がっていましたね。
ドナーチャイルドが自分の身体を守る話じゃなかった。
家族が皆で 病気という試練に立ち向かう話でした。
病気のケイト本人がいつも笑顔でいる事にすごく救われたな~
家族一人一人がみんな愛情深くて、温かかったです。
もう泣けて泣けてつらかった・・・
でもいろんな立場で考えさせられる良い作品でした~

監督:ニック・カサヴェテス
製作:2009年 アメリカ
出演:*キャメロン・ディアス *アビゲイル・ブレスリン *ソフィア・ヴァジリーヴァ
*ジェイソン・パトリック *アレック・ボルドウィン *ジョーン・キューザック
両親に訴訟を起こしたアナ、11歳。
しかし、その決断には ある理由があったーー。
白血病の我が子を救うために、ドナーとなる子供を
遺伝子操作で儲けるというのが、ショッキングでしたね。
目の前の苦しんでいる子供を絶対に死なせたくないと思う気持ちは
よく分かるけど、姉のために苦痛を味わうのが宿命の子供を
この世に生み出すなんて、どうもその時点で抵抗がありました。。。
ネタバレ多少あるかも
だから、ドナーチャイルドのアナ(アビゲイル・ブレスリン)が
「自分の身体は自分で守りたい」と言い出すのも、
ありえる事だよね~って思ったけど、
それで親を訴え裁判沙汰にする展開にも、またビックリ。
こんな形で親子が対立するなんて残念だものね。
訴訟社会のアメリカだからなのかなと思ってみたり。
だけど、この裁判にはやはり訳があって、
姉ケイト(ソフィア・ヴァジリーバ)の意思が働いてたんですね~
でも、それならますます、家族間の問題なんだから、
直接 母娘で向き合って話し合えばいいはずなんだけど・・・
この裁判に関わるアレクザンダー弁護士や
デ・サルヴォ判事も事情を抱えていて、
そのあたりも含みながら思いやりのある論議を
展開していってくれるから、とても良かったです。
父親は割と冷静に物事を見られるけど、
母親は病気と闘う事で頭がいっぱい。
自分の頭髪まで剃ってみせるくらい、全てを捧げて
頑張っているのは素晴らしいですよ。
でも、家族一人一人の気持ちは分かっていないんですよね。
妹や兄の気持ちもそうだし、一番 目をかけているケイトの
気持ちすら理解していない。
家族のために自分を犠牲にするのは当然。
どんな事をしても病気と闘い抜く。
これらの自分の考えをそのまま人に押し付けてるんだよね・・・
すごく頑なだから、公の場で論議しないと、
母親の身勝手さはハッキリとしなかったんでしょうね。
どうしてアナに対して「辛い思いをさせてごめんなさい」の
一言が出てこないのか、って思いました。
母親は家族を苦しめてしまったけど、
その根底にあるのは愛情だし必死な生への思いだと
分かっているから、家族は揺れても崩壊する事なく、
いつも繋がっていましたね。
ドナーチャイルドが自分の身体を守る話じゃなかった。
家族が皆で 病気という試練に立ち向かう話でした。
病気のケイト本人がいつも笑顔でいる事にすごく救われたな~
家族一人一人がみんな愛情深くて、温かかったです。