ミルク
2010-03-17(Wed)
ジャケット写真にもあるようなミルクの笑顔は、
全てを包み込む優しさに溢れていて、いいよね~
彼の行動は、人々に勇気と希望をもたらしたんですね・・・
それにしても、ショーン・ペンの、ミルクそのものに成り切った
入魂の演技にもう脱帽!

監督:ガス・ヴァン・サント
製作:2008年 アメリカ
出演:*ショーン・ペン *ジェームズ・フランコ *ジョシュ・ブローリン
*エミール・ハーシュ *ディエゴ・ルナ
「ミルク」は、希望のはじまりだった。
ゲイを公表してアメリカで市政執行委員となり、
ゲイ公民権を獲得するために命を懸けたハーヴィー・ミルクという男の物語。
彼のやろうとした事は、ゲイ関連のみならず、
マイノリティに対する根強い偏見を打ち破り、
弱者の社会的地位を向上させる事でした。
全ての人間は平等であるべき!
「希望がなければ人生は生きる価値がない」を信念に行った活動は、
後の社会に大きな影響を与えたんですね。
1970年代は、自由の国アメリカでも、同性愛に対する偏見や
不平等な扱いが酷くて、命の危険すらあったようです。
そんな中で、誰かが代表となって声を発しなければ、
何も状況が変わらないと、ミルクが立ち上がったわけです。
かと言って、彼の英雄的行動ばかりを描いているものでもない。
冒頭のスコット(ジェームズ・フランコ)との出会いはちょっとびっくり。
街で見かけた初対面の男に声をかけすぐに肉体関係を持つんだから。
スコットの時もジャックの時も、初対面でいきなり。
それがゲイの実態だと、包み隠さず見せたかのようですね。
よく分からないけど、ゲイは男女の恋愛よりも
肉体関係を重視するのかも。
そこを最初に観客に見せておいて、
抵抗がなければ先へどうぞって感じかな。
ミルクはゲイ問題ばかりを扱ったんじゃないけど、
登場人物がほとんどがゲイで、男同士のラブシーンも当然あるからね。
ここで、ついでに言うと、ミルクの周りにいた男達は、
ステキな人が多かったなあ~♪
スコットはいつもミルクを支えて愛してきたけど、
政治活動にのめり込む彼に耐えられなくなり出ていく・・・
その後もミルクを見守り続けていた事に深い愛情を感じました。
このジェームズ・フランコの魅力的な事!
優しい眼差しはアップにしても美しい~~
大きなメガネのクリーヴ(エミール・ハーシュ)。
最初に街頭で声をかけた時に、ちょっと内股で走り寄ってくる
姿の愛らしい事!
政治には興味がないと言っていたのに、
気が付いたら有力な参謀になっていた。
2人目のミルク夫人と呼ばれたジャック(ディエゴ・ルナ)。
天然のキャラが少しウザいけど、彼もまた純粋で可愛い!
ショーン・ペンはじめ、俳優達みんながゲイになり切って、
最高の演技をしているのが、ほんと素晴らしいわ。
ミルクは、いい男達に囲まれてはいたけど、
一人の人間としては恋人を何度も失い寂しい思いをしてましたね。
活動家として車椅子の青年を救う事は出来ても、
一番側にいた人を救う事が出来なかった・・・
プライベートでの辛さを抱えながら、
とにかくマイノリティのためにムーヴメントを起こそうと
表に立ち続けたミルク。
人々は希望を求めて彼のもとに集まりました。
志半ばで無念の最期だった事でしょう。
灯の行進など、途中で挿入されるドキュメントフィルム(?)が
効果的で、現実にあった話なんだなあってしみじみとしました。
こうやって映画にもなり様々な形で、ムーヴメントは引き継がれてますよね。
ミルクの記した一歩は、マイノリティに勇気と希望をもたらし、
確実に価値ある広がりになっているんじゃないでしょうか。
#2008年 アカデミー賞主演男優賞・脚本賞受賞
全てを包み込む優しさに溢れていて、いいよね~
彼の行動は、人々に勇気と希望をもたらしたんですね・・・
それにしても、ショーン・ペンの、ミルクそのものに成り切った
入魂の演技にもう脱帽!

監督:ガス・ヴァン・サント
製作:2008年 アメリカ
出演:*ショーン・ペン *ジェームズ・フランコ *ジョシュ・ブローリン
*エミール・ハーシュ *ディエゴ・ルナ
「ミルク」は、希望のはじまりだった。
ゲイを公表してアメリカで市政執行委員となり、
ゲイ公民権を獲得するために命を懸けたハーヴィー・ミルクという男の物語。
彼のやろうとした事は、ゲイ関連のみならず、
マイノリティに対する根強い偏見を打ち破り、
弱者の社会的地位を向上させる事でした。
全ての人間は平等であるべき!
「希望がなければ人生は生きる価値がない」を信念に行った活動は、
後の社会に大きな影響を与えたんですね。
1970年代は、自由の国アメリカでも、同性愛に対する偏見や
不平等な扱いが酷くて、命の危険すらあったようです。
そんな中で、誰かが代表となって声を発しなければ、
何も状況が変わらないと、ミルクが立ち上がったわけです。
かと言って、彼の英雄的行動ばかりを描いているものでもない。
冒頭のスコット(ジェームズ・フランコ)との出会いはちょっとびっくり。
街で見かけた初対面の男に声をかけすぐに肉体関係を持つんだから。
スコットの時もジャックの時も、初対面でいきなり。
それがゲイの実態だと、包み隠さず見せたかのようですね。
よく分からないけど、ゲイは男女の恋愛よりも
肉体関係を重視するのかも。
そこを最初に観客に見せておいて、
抵抗がなければ先へどうぞって感じかな。
ミルクはゲイ問題ばかりを扱ったんじゃないけど、
登場人物がほとんどがゲイで、男同士のラブシーンも当然あるからね。
ここで、ついでに言うと、ミルクの周りにいた男達は、
ステキな人が多かったなあ~♪
スコットはいつもミルクを支えて愛してきたけど、
政治活動にのめり込む彼に耐えられなくなり出ていく・・・
その後もミルクを見守り続けていた事に深い愛情を感じました。
このジェームズ・フランコの魅力的な事!
優しい眼差しはアップにしても美しい~~
大きなメガネのクリーヴ(エミール・ハーシュ)。
最初に街頭で声をかけた時に、ちょっと内股で走り寄ってくる
姿の愛らしい事!
政治には興味がないと言っていたのに、
気が付いたら有力な参謀になっていた。
2人目のミルク夫人と呼ばれたジャック(ディエゴ・ルナ)。
天然のキャラが少しウザいけど、彼もまた純粋で可愛い!
ショーン・ペンはじめ、俳優達みんながゲイになり切って、
最高の演技をしているのが、ほんと素晴らしいわ。
ミルクは、いい男達に囲まれてはいたけど、
一人の人間としては恋人を何度も失い寂しい思いをしてましたね。
活動家として車椅子の青年を救う事は出来ても、
一番側にいた人を救う事が出来なかった・・・
プライベートでの辛さを抱えながら、
とにかくマイノリティのためにムーヴメントを起こそうと
表に立ち続けたミルク。
人々は希望を求めて彼のもとに集まりました。
志半ばで無念の最期だった事でしょう。
灯の行進など、途中で挿入されるドキュメントフィルム(?)が
効果的で、現実にあった話なんだなあってしみじみとしました。
こうやって映画にもなり様々な形で、ムーヴメントは引き継がれてますよね。
ミルクの記した一歩は、マイノリティに勇気と希望をもたらし、
確実に価値ある広がりになっているんじゃないでしょうか。
#2008年 アカデミー賞主演男優賞・脚本賞受賞