3時10分、決断のとき
2010-03-09(Tue)
二人の男の渋い生き様を描いた西部劇。
男同士の触れあう心、父親としてのプライド、
そのあたりはカッコいいけど・・・
ラストはなんだか強引じゃない?

監督:ジェームズ・マンゴールド
製作:2007年 アメリカ
出演:*ラッセル・クロウ *クリスチャン・ベイル *ローガン・ラーマン
*ピーター・フォンダ
心に秘めた生き様に、男は静かに命を賭ける。新作レンタル扱いでも、本作の
製作年は2007年なんですよ。
クリスチャン・ベイルにとっては「ダークナイト」「ターミネーター4」の前。
ラッセル・クロウにとってはデンゼルとの「アメリカン・ギャングスター」や
ディカプリオとの「ワールド・オブ・ライズ」の前。
男同士がぶつかり合うドラマがとても似合う二人だけど、
役柄としては、断然ラッセルの方がおいしい!
ラッセルは、強盗団のボス、ベン・ウェイド。
早撃ちで大胆不敵な悪人です。
しかし頭が切れ、会話も面白く、絵心もあり、仲間からも慕われているという
魅力的なキャラで、実にカッコイイ☆これはおいし過ぎる!クリスチャン・ベイルは、貧しい牧場主ダン。
戦争で片脚を失った男で、満足いく生活が出来なくて、
家族から尊敬されていないという冴えない役柄です。(^^;
ある時、ウェイドは逮捕され、ユマ行き列車の出るコンテンション駅まで
連行される事になる。
報酬がもらえると聞き、ダンは護衛を引き受ける事にする・・・
このコンテンションまでの旅がとてもスリリングで過酷なんです。
インディアンやウェイドの手下や賞金目当ての民間人にまで
襲撃されるという、命懸けの任務なんですよ。
ネタバレありますダンがそんな危険な事をやるのは、最初はお金のためでした。
しかし、途中から追ってきた長男の存在が大きく影響し、
家族に対し、大仕事をやり遂げた誇りを示したいという
強い信念で行動するようになります。
自分には誇れるものがなかったけど、
せめて父親としての威厳だけは子供の心に残したい。そんな誠実なダンの気持ちがウェイドの琴線に触れたんでしょう。全く異質の二人が共鳴するかのような行動に出ます。
男臭くて熱い物語だと思うんですが、
最後のほうの展開は、出来過ぎと言うか、強引過ぎると言うか。。。。どの映画にもあるけど、すごい銃弾の嵐なのに主人公達だけには
全然当たらない とか、
ダンの片脚は負傷しているはずなのに早く走ってる とか、
長く信頼してきた手下をなぜいとも簡単にああ出来るのか とか、
(チャーリーなんてボスのために命を懸けてきたのに)
スッキリと理解できないものがありました。
これが、1957年「決断の3時10分」のリメイクだからでしょうか。
リアルさのない
いかにも浪花節的なラストは、
西部劇の良き時代の感覚かなあ。
ウェイドは自分の馬を呼んでいたから、
また上手く逃げるんでしょうね。ニクイなあ~
テーマ : アメリカ映画
ジャンル : 映画
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コメント
いつでも見れる環境にあるのに見れてません。
夢眠…どうも西部劇が苦手みたい?と最近、自覚しました(笑)
こんばんわ、YANさん!
は~、リメイクなのですね~、知らなかったです。
西部劇は小さい頃から見慣れてるので問題はないあたくしですが、
ラストが強引ですか(^_^;
それでもラッセルとクリスチャン・ベイル2人の姿はカッコ良さそうなので
近いうちにチェックしないとね~(^^)v
うんうん、在庫はけっこう残ってるような・・・(≧ε≦)
女性は割と西部劇が苦手かもしれませんね。
なんかセンスが古い気がするし・・・(^^;
私も得意じゃないけど、二大俳優が気になって観てみました。
こんにちは!
そう、原作本があって、昔に一度映画化された作品ですって。
西部劇に慣れている猫人さんなら、
男臭い熱い世界を楽しめるような気がします。
私は、ラストでちょっと引っ掛かった部分があったんだけど、
男性から見るとまた違った感想になるかもしれませんよ。
主演の二人以外にも、強盗団の手下やダンの長男など
いい味を出している俳優がいるので、その時は彼らもチェックしてみて~
こんにちは
最初の かっこいいけど…
まで読んで急いでコメント欄までスクロールしました
これレンタルしようか迷ったんだよねぇ 予告はおもしろそうだったから
近々レンタルするつもりです
そうなのよ 晴里が帰って来て うんでもって 自分のパソコンの電源コード忘れて帰ってて
今 わたくし 電源がとれない状態(笑)
それだけでなく 年度末で色々と忙しいっす
今も携帯からだから 改行とか変だとすんません
あっ 「つぐない」は考えさせられるからマカヴォイさん関係なくみるといいと思います
こんにちは!
携帯からコメント、ありがとう!
やっぱ、晴里ちゃんが春休みで帰省中なんだ~
それと会社は年度末でしたね。今月いっぱいちょっと厳しいね(;´o`)
ラッセルって、最近は誰かと抱き合わせで出演してるって感じだね。
雨里さんが最近観た「消されたヘッドライン」もそうかな?
「つぐない」か・・・旧作100円になってるから、
一度観てみようかな~ 観たい作品が溜まる一方で消化できない~
ということで、泣けるように、エモーショナルにしちゃってます。確かに浪花節的です。
銃弾が当たらないなども、西部劇などには、よくある話です。そういうこともあるんだろう、と思うしかないですよね。
オリジナルは、さらっとしてるけど、これはこれで、いいいんですよ。オリジナルもTBしちゃいましょ!
泣けるのは、ダンの告白のみでしたよ~
これまでの日陰のような人生を振り返り、
最後にこれを誇りとして残したいという気持ちはグッときました。
そしてそれに応えようとするウェイドの男気も次にグッときたかな。
でも、そこまで心が寄り添うものか?強引じゃない?
って思っちゃって・・・(^^;
銃弾が当たらないのは、ダイ・ハードでもボーンでもありますよね。(≧ε≦)
ダブルTB,ありがとうございます!
YANさん、こんばんは!
返信でも書きましたけど、本当にYANさんの言うとおりなんですよね。
なのに、何故か気に入ってしまった。
今はどこにも残ってないけど、心の中で密かに憧れてる世界が
描かれてたというか・・・。
基本的に、男が自分の信念のために・・・とか、父親が息子に対して・・・
とか、立場が違えど、意気に感じて心を通わす・・・とかには弱く、
そのすべてが入ってるから、リアリティーの無さは
目をつむろうという感じでした。
こんにちは!
気に入るかどうか、どこに感動するかは人それぞれですよね~
ダンの気持ちがウェイドの琴線に触れて、
2人の気持ちがCDさんの琴線に触れたという感じなんでしょうね。
私も、自分の信念のために、親が子のために、通じ合う心、など
そういうのにはけっこう弱いほうです。
のめり込んで観たら、リアリティーなんて
別にどうでもよくなってくるものですよね。
その点で言うと、私は少し醒めた目で観てたかもしれない。
私も、ダンの告白を聞いてグッときたものの
ウェイドがソコに感銘して自ら捕まるのはちょっとやりすぎでは?と一瞬思ったんですが
要するに「コイツのために、いったん捕まってやろう。あとでまた逃げればいいんだし」と思ってたんでしょ?
なら納得できるな~
でも子分皆殺しは、ちょっとヤリスギな気が・・・
チャーリーはヤナ感じだったからいいけど、他の子分までって~(--;
ウェイドは、チャーリーが(ダンを殺した事に加えて)
トンネルにいた自警団の銃と同じ銃を持ってたから撃ってたでしょ?
つまり「テメーラ、自警団を殺しやがったな?!」と怒ったんだと思うんだけど
警察はよくて自警団はダメってのも納得いかない・・・
その辺の説明あったっけ?(一瞬寝てました。懺悔・・・)
こちらにもどうもありがとう☆
最初から自分は逃げられる自信があったから捕まったというの納得できます。
チャーリーがヤナ感じだった?
一番ボスを慕って命を懸けてたと思ったけどなあ。
けっこうイケメンだったし~(≧ε≦)でもちょっとネチっこかったかも。
チャーリーが持っていたのは自警団の銃だったかな。
なんか模様が付いていた銃? その辺りは覚えてない・・・(^^;
すいません。
わさぴょんさん、寝てた割にけっこう細かい部分を見てたわね~(≧ε≦)
YANさんこんばんは
私ラッセル苦手だし、西部劇もなんだかなー
なのに・・・エラク気にいりました
弾が都合よく当たったり、当たらなかったりするから
本当はあの時代の銃撃戦ってどのくらいの生存率だったかかなり気になる
銃の威力とかさぁ~
そうそう最初の火事のシーンでは義足ゆえ転んだりしてたのに、屋根ごしジャンプとかしてたよね
でもベンが何気にフォロっててよかった
ベンにとって汽車に乗る事は別にたいした意味は最初はなかったのよね
だって逃げるし~
こんにちは!
銃の事はわさぴょんさんのブログで解決してたみたいな。(^_^)
私の周囲では、本作けっこう評判いいみたい。
男の描き方が上手いせいかな。
お気に入り作品が増えるって事はいい事ですよ!
「ダイ・ハード」「ボーン・・・」の銃撃戦はありえないけど、
昔の西部劇なら、案外 本当に弾が当たってなかったかもしれない?
銃の精度が低くて、映画のシーンが逆にリアルだったりして。
な~るほど、それは言えてるね~
ベンは、自分はどんな状況でも逃げられるから、
ダンのために汽車に乗ってあげようと思ったんだよね。
それを成し遂げられなくて、怒ったという事かな。
今回はちょっと長めの出張にいって参りまして、インターネットにアクセスして読むことは出来ても、日本語を書き込み事ができず、ちょっとストレスが溜まってました(^.^).
この映画のラッセルは確かに美味しい役どころですね。かっこよすぎ。クリスチャン・ベイルは相変わらず悩みが多くて影が薄く、主役なのに周りを引き立てるような役ばかりやってますね。
ラストのベンの行動は、ちょっと唐突でしたね。
やはり、あの手下たちは、確かにベンを悪党のボスとしては信頼していたのかもしれないけれど、ベンの心の奥の悲しみを理解してはいなかった、ということでしょうか。
列車に乗る直前に、確か、ダンが「俺は頑固な男じゃない、ということを知ってもらいたかった」と言った後に、ベンが「俺は、ユマに2入って、2回とも脱獄した」と言った後、二人が笑いあうんですけど、きっとベンは「あんたの為に列車には乗るけれど命を差し出すわけじゃない。」と言いたくて、それをダンが理解したから二人共に笑いあったんじゃなかろうか、と思えました。
それじゃ、また。
こんにちは!
しばらくブログの更新がされてなかったのでお仕事だと思っていました。
それで今、溜まっていた感想を一気に記事にされてるんですね。(^_^)
クリスチャン・ベイルは言われてみると、この後も大作で主役をはっているのに、
サム・ワーシントンやヒース・レジャーに食われてるような所がありますね。
影が薄いのかなあ・・・(^^;
一番ひっかかったのが、やっぱりラストのベンの手下にした行動なんです。
結局 手下は、彼の真の部分まで理解してなかったって事なんでしょうかね。
ボスは手下に本心を見せられずに、ずっと来てしまったんですね。
手下からしてみると、ボスを心から信頼して命まで預けて
何があっても慕ってきただろうに、
いきなりあれでは全く報われなくて、気の毒に思えました。
男2人が心を通わせるシーンは、グッとくるものがありましたね。
そいうのには弱くて、やられました。
こんにちわ、YANさん!
西部劇は好きなジャンルなので、問答無用で高評価になりました♪
中身もドラマ性の強い男のドラマでしたのでさらに納得。
でもラストシーンを思い出したら★9コは多すぎたかなぁ(^_^;
YANさんと同じく持ってき方が強引だった気がしてきました。
本作でもややメタボなラッセル・クロウでしたが、
カウボーイスタイルがビシッと決まっててかっこ良かったです~☆
こんにちは!
ほんとだ、こちらも一年前に「チェックする」って言ってましたね(^▽^;)
西部劇だし男同士のドラマなので、男性には概ね好評みたい。
でも、猫人さんのブログの中で、★9つは、そんなにないでしょ?
よほど、第一印象が良かったのね。
このラッセルは少々メタボでも、役がカッコよかったなあ。
大胆不敵なんだけど熱いハートも持っている。
男も女も惚れる男でしたね~☆
僕的には今作はとても気持ちの良い作品に仕上がっていました!!
二人の男が心を通わせる。
男臭~いシビれ上がった作品でした。
ラッセル・クロウもクリスチャン・ベイルもいい味出しているんですよねぇ。
ただ・・・。
YANさんのレビューを読むと・・・。
確かに、ラストは強引でお決まり的な展開でしたね(´⊆`*)ゞ
しかぁし!!
そんな帳尻合わせな展開を差し引いても大好きな作品です\(^▽^)/
こんにちは!
やっぱりこういう西部劇は、どちらかと言うと女性より男性に
すごく人気があるみたいですね。
私も男同士が心を通わせるという男の世界はシビれるし、
とっても好きなんですが、
ラストの辺りが強引にまとめられている気がして、
あらら?ってなってしまったんです・・・(^^;
でも、今観直したらどうかなあ~
普通に納得したりして(^▽^;)
プラス・マイナス合わせたら、絶対にプラスになる作品ですもんね!
8月8日公開の映画「3時10分、決断のとき」のオリジナル版。
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心に秘めた生き様に、男は静かに命を懸ける。
勝手に“ラッセル祭り・第三弾” クリスチャン・ベイルと競演した西部劇です
アリゾナで貧乏だけど妻と子供とで小さな牧場を営むダンはかつては狙撃の名...
2007年制作 米
監督:ジェイムズ・マンゴールド
≪キャッチコピー≫
『心に秘めた生き様に、男は静かに命を賭ける。』
≪ストーリー≫
地主からの嫌がらせで、馬小屋に火を放た...