ベンジャミン・バトン 数奇な人生
2010-01-20(Wed)
いや~、美しい時の流れにドップリはまっちゃったなあ~★
全体的に漂うムードが文学的なのだ。
ベンジャミンの人生をじっくり見せてくれる、
静かな語り口に、すっかり魅了されました!

監督:デヴィッド・フィンチャー
製作:2008年 アメリカ
出演:*ブラッド・ピット *ケイト・ブランシェット *ティルダ・スウィントン *ジェイソン・フレミング
人生は素晴らしい。
ブラピがだんだん魅力的になっていくのも、
この作品に惹かれる理由かもしれません。
次に出てくるブラピはもっと若くもっと美しく、と期待しちゃって。
前の「スミス夫妻」のブラピを「動」とすると、こちらは「静」のブラピ。
抑えた演技、特に目の演技がすごく良かったです!
ネタバレあります
ベンジャミンは、老人の姿で誕生し、だんだん若くなり、
赤ちゃんの姿でこの世を去る・・・
孤児院じゃなくて、老人ホームに捨てられたのは、
ちょうど良かったかもしれませんね。
ベンジャミンと同じような姿の人ばかりで、
周囲との違和感がなかったから。
それに何と言っても、育ての親となるクイニーが、
多くの愛情を注いでくれたのは幸せでした。
だけどそこでは、常に人は去り、また次の人が訪れる。
幼いうちに、何度も死を目の当たりにするベンジャミン。
永遠はないのだと実感するのでした。
だんだん若返っていく彼は、
人と時間を長く共有する事はできません。
出会っては別れる・・・その繰り返し。
だからこそ、一つ一つの出会いを大切にして、
前向きに生きていったんですよね。
多くの別れもあり孤独も感じたでしょう。
それでも彼はひどく嘆く事もなく、
自分の運命を受け入れ、数奇な人生を謳歌しました。
その姿がどの年代にしても真っ直ぐに見えたなあ~
80年近い彼の人生の中でも、一番長く深く関わった
デイジー(ケイト・ブランシェット)とのロマンスは泣ける~(;_:)
運命の糸で結ばれていたような2人が、
直接触れ合って愛し合ったのは、ほんの数年。
姿と精神が一致した40代しか一緒に暮らせなかった。
なんとも切ない・・・
運命は非情で、永遠などないと言っていたけど、
それでも2人の愛は永遠だと思いました。
老けたり若返ったりするメイクがやっぱり興味深いです。
若くなったブラピは昔を思い出させてくれて、もうたまりません★
デヴィッド・フィンチャー監督の音声解説によると、
CG処理で、子供の身体に老けメイクのブラピの顔を、
別のバレリーナの身体にケイトの顔を付けるのにとても苦労したとか。
こういう細かい作業に感心しました。
出しゃばらない控え目なCGの使い方は実に効果的でしたね。
ベンジャミンから、「(それでも)人生は素晴らしい」と教えてもらいました。
ラストの出演者の顔を見ながら、どの出会いもステキだったなあと、
感動が広がり、とても満ち足りた気分になれましたよ~
全体的に漂うムードが文学的なのだ。
ベンジャミンの人生をじっくり見せてくれる、
静かな語り口に、すっかり魅了されました!

監督:デヴィッド・フィンチャー
製作:2008年 アメリカ
出演:*ブラッド・ピット *ケイト・ブランシェット *ティルダ・スウィントン *ジェイソン・フレミング
人生は素晴らしい。
ブラピがだんだん魅力的になっていくのも、
この作品に惹かれる理由かもしれません。
次に出てくるブラピはもっと若くもっと美しく、と期待しちゃって。
前の「スミス夫妻」のブラピを「動」とすると、こちらは「静」のブラピ。
抑えた演技、特に目の演技がすごく良かったです!
ネタバレあります
ベンジャミンは、老人の姿で誕生し、だんだん若くなり、
赤ちゃんの姿でこの世を去る・・・
孤児院じゃなくて、老人ホームに捨てられたのは、
ちょうど良かったかもしれませんね。
ベンジャミンと同じような姿の人ばかりで、
周囲との違和感がなかったから。
それに何と言っても、育ての親となるクイニーが、
多くの愛情を注いでくれたのは幸せでした。
だけどそこでは、常に人は去り、また次の人が訪れる。
幼いうちに、何度も死を目の当たりにするベンジャミン。
永遠はないのだと実感するのでした。
だんだん若返っていく彼は、
人と時間を長く共有する事はできません。
出会っては別れる・・・その繰り返し。
だからこそ、一つ一つの出会いを大切にして、
前向きに生きていったんですよね。
多くの別れもあり孤独も感じたでしょう。
それでも彼はひどく嘆く事もなく、
自分の運命を受け入れ、数奇な人生を謳歌しました。
その姿がどの年代にしても真っ直ぐに見えたなあ~
80年近い彼の人生の中でも、一番長く深く関わった
デイジー(ケイト・ブランシェット)とのロマンスは泣ける~(;_:)
運命の糸で結ばれていたような2人が、
直接触れ合って愛し合ったのは、ほんの数年。
姿と精神が一致した40代しか一緒に暮らせなかった。
なんとも切ない・・・
運命は非情で、永遠などないと言っていたけど、
それでも2人の愛は永遠だと思いました。
老けたり若返ったりするメイクがやっぱり興味深いです。
若くなったブラピは昔を思い出させてくれて、もうたまりません★
デヴィッド・フィンチャー監督の音声解説によると、
CG処理で、子供の身体に老けメイクのブラピの顔を、
別のバレリーナの身体にケイトの顔を付けるのにとても苦労したとか。
こういう細かい作業に感心しました。
出しゃばらない控え目なCGの使い方は実に効果的でしたね。
ベンジャミンから、「(それでも)人生は素晴らしい」と教えてもらいました。
ラストの出演者の顔を見ながら、どの出会いもステキだったなあと、
感動が広がり、とても満ち足りた気分になれましたよ~