マイケル・ジャクソン THIS IS IT
2009-11-06(Fri)
あちこちで「すごく良かった」という声が聞かれるようになって、
いてもたってもいられなくなり、私も観てきました。
マイコー、THIS IS IT! 観ておいて良かった~~
行かなかったら後悔するところだった。

監督:ケニー・オルテガ
製作:2009年 アメリカ
出演:*マイケル・ジャクソン
誰も見たことのない彼に逢える。
2009年7月に行われるはずだったマイケルのロンドン公演。
そのリハーサル映像を基に構成された本作はヒジョーに貴重です。
もう、これを観て、打ちのめされた・・・
6月の時点でほぼ出来上がっていたんだね。
リハーサルでこれだけの完成度という事は、
実現したら、どれだけすごいコンサートになっていた事か!
本作のほとんどが音楽パフォーマンスで、マイケルを存分に見せ、
スタッフのインタビューなどは最少に抑えられています。
それでも、誰もがマイケルをリスペクトして
一緒に仕事が出来る喜びと興奮を感じているのが如実に伝わってきて、
マイケルの偉大さが鮮明に浮かび上がってくるんですよ。
ロンドン公演を演ると発表した会見で
「ファンのみんなが望む曲を歌う」と言っていた通り、
ベスト盤のような選曲になっていましたね。
「Wanna Be Startin’ Something」でスタートします。
リハーサルなので軽めに歌い、軽めにステップを踏んでいるけど、
『いつものマイケルだ! 出来るじゃん』と思って一気に興奮。
マイケルに謝らないといけない。
訃報を聞いた時、薬物が絡んでいるとの報道に、
マイケルは心身ともに病んでいて、
パフォーマンスはもうムリなんじゃないかと思ってたんです。
でも違っていた。マイケルは充分出来る状態だった。
そして「Jam」(若者がノリノリでダンスを)
「Bad」(ステージ外で、輪になってマイケルがダンス指導)
「They don’t Care About Us」(最初の予告編で使われた曲)
この辺りで、他のダンサーと揃いの振付のダンスを見せています。
若手のダンサーは目一杯の力で踊っていて、
マイケルは7割くらいの力で踊っているんだけど、
もうマイケルだけがオーラを放っているので、
目は自然とマイケルに吸い寄せられるの!
マイケルは7割の力だろうと、ポイントをきっちり押さえているから、
余裕をもたせたカッコいいダンスになっているのだ!
「Human Nature」の歌い出しはアカペラでしたね。
透明感のあるしっかりした歌声に心を激しく揺さぶられましたよ。
♪Why? Why?♪のところで、『こっちがWhy?だよ~』って、
『なんで?』の気持ちが湧き上がってきました。
なんで出来るのにずっとコンサートをやらなかったの?
なんで東京で何十万円も取ってパフォーマンスを見せなかったの?
なんで眠れない日が続いて、なんでそんなにも薬が必要で、
なんでもうここにいないの? なんで?なんで? Why? Why?
ここで涙が溢れて止まらなかった・・・
今回、この曲が一番ヤバいです。
気を取り直して「Smooth Criminal」
最高にエキサイティングなダンスが見られる曲。
ギャング風の帽子を被った男たちが揃って踊ります。
だけど、一番の見せ場の「ゼロ・グラビティ」はありませんでした。
身体を棒状にして斜め45度まで前に倒れ込み、
また垂直に起き上がるという魔法のようなパフォーマンスです。
これは靴と床に仕掛けがあって出来るものだけど、
相当な筋力がないといけないので、
ムリだという事で外したんでしょうか。
コンサートでみんなが一番見たがっているのは、
「Smooth Criminal」のゼロ・グラヴィティと
「Billie Jean」のムーン・ウォークだと思うんだけど、
今回、その両方ともなかったのは残念でした。
「Billie Jean」では、これまたマイケル独特の素晴らしい
ステップをやっていて、それはそれで盛り上がっていたけどね。
ステージ下のダンサー達が目を輝かせ食らい付くように
見てましたね。だからいいっか。
このあたりだったかな、ジャクソン5の頃の曲もやってくれてましたね。
「The Way You Make Me Feel」女性ダンサーがお尻を振って
すごくカッコいい歩き方をしてたなあ。
「I Just Can’t Stop Loving You」女性ボーカルが
気持ち良さそうに寄り添っていたなあ。
この2曲、女性にメラメラとジェラシーが燃え上がりました!
彼女たちいいなあ~悔しい~~って思っちゃった。
「Thriller」の3D映像はPVと同じく本格的に作っていたし、
「Earth Song」マイケルのナレーション入り映像もしっかり完成してましたね。
「Man in the Mirror」の♪Change♪のポーズは、
このコンサートの象徴のように見えました。
そしてエンドロールに「This is It」「Heal the world」 あっと言う間だった~ここまで。
音楽とダンスはマイケルにとって、生まれつき備わっていたもので、
切り離す事なんて出来ないものだったと思います。
それを最高の形で人々に見せようと、熱い想いを持っていたんですね。
ロンドン公演では「愛」と「地球を守ろう」というメッセージを
届けようとしていました。
マイケルの様子を見ていても、いつも愛と感謝に満ちているから、
それは心からの願いだったと分かります。
マイケルもスタッフも、世界を癒すような最高のショーを
作り上げようと、情熱と全力を傾けていたんですね・・・
実現する事のなかった世紀のショーの前身に、圧倒されました。
今思い出すのはマイケルの笑顔・・・
2回目の鑑賞感想はこちら→「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」2回目
スマスマのマイケル特集、ゼログラヴィティの話などはこちら→「マイケル特集~スマスマ」
いてもたってもいられなくなり、私も観てきました。
マイコー、THIS IS IT! 観ておいて良かった~~
行かなかったら後悔するところだった。

監督:ケニー・オルテガ
製作:2009年 アメリカ
出演:*マイケル・ジャクソン
誰も見たことのない彼に逢える。
2009年7月に行われるはずだったマイケルのロンドン公演。
そのリハーサル映像を基に構成された本作はヒジョーに貴重です。
もう、これを観て、打ちのめされた・・・
6月の時点でほぼ出来上がっていたんだね。
リハーサルでこれだけの完成度という事は、
実現したら、どれだけすごいコンサートになっていた事か!
本作のほとんどが音楽パフォーマンスで、マイケルを存分に見せ、
スタッフのインタビューなどは最少に抑えられています。
それでも、誰もがマイケルをリスペクトして
一緒に仕事が出来る喜びと興奮を感じているのが如実に伝わってきて、
マイケルの偉大さが鮮明に浮かび上がってくるんですよ。
ロンドン公演を演ると発表した会見で
「ファンのみんなが望む曲を歌う」と言っていた通り、
ベスト盤のような選曲になっていましたね。
「Wanna Be Startin’ Something」でスタートします。
リハーサルなので軽めに歌い、軽めにステップを踏んでいるけど、
『いつものマイケルだ! 出来るじゃん』と思って一気に興奮。
マイケルに謝らないといけない。
訃報を聞いた時、薬物が絡んでいるとの報道に、
マイケルは心身ともに病んでいて、
パフォーマンスはもうムリなんじゃないかと思ってたんです。
でも違っていた。マイケルは充分出来る状態だった。
そして「Jam」(若者がノリノリでダンスを)
「Bad」(ステージ外で、輪になってマイケルがダンス指導)
「They don’t Care About Us」(最初の予告編で使われた曲)
この辺りで、他のダンサーと揃いの振付のダンスを見せています。
若手のダンサーは目一杯の力で踊っていて、
マイケルは7割くらいの力で踊っているんだけど、
もうマイケルだけがオーラを放っているので、
目は自然とマイケルに吸い寄せられるの!
マイケルは7割の力だろうと、ポイントをきっちり押さえているから、
余裕をもたせたカッコいいダンスになっているのだ!
「Human Nature」の歌い出しはアカペラでしたね。
透明感のあるしっかりした歌声に心を激しく揺さぶられましたよ。
♪Why? Why?♪のところで、『こっちがWhy?だよ~』って、
『なんで?』の気持ちが湧き上がってきました。
なんで出来るのにずっとコンサートをやらなかったの?
なんで東京で何十万円も取ってパフォーマンスを見せなかったの?
なんで眠れない日が続いて、なんでそんなにも薬が必要で、
なんでもうここにいないの? なんで?なんで? Why? Why?
ここで涙が溢れて止まらなかった・・・
今回、この曲が一番ヤバいです。
気を取り直して「Smooth Criminal」
最高にエキサイティングなダンスが見られる曲。
ギャング風の帽子を被った男たちが揃って踊ります。
だけど、一番の見せ場の「ゼロ・グラビティ」はありませんでした。
身体を棒状にして斜め45度まで前に倒れ込み、
また垂直に起き上がるという魔法のようなパフォーマンスです。
これは靴と床に仕掛けがあって出来るものだけど、
相当な筋力がないといけないので、
ムリだという事で外したんでしょうか。
コンサートでみんなが一番見たがっているのは、
「Smooth Criminal」のゼロ・グラヴィティと
「Billie Jean」のムーン・ウォークだと思うんだけど、
今回、その両方ともなかったのは残念でした。
「Billie Jean」では、これまたマイケル独特の素晴らしい
ステップをやっていて、それはそれで盛り上がっていたけどね。
ステージ下のダンサー達が目を輝かせ食らい付くように
見てましたね。だからいいっか。
このあたりだったかな、ジャクソン5の頃の曲もやってくれてましたね。
「The Way You Make Me Feel」女性ダンサーがお尻を振って
すごくカッコいい歩き方をしてたなあ。
「I Just Can’t Stop Loving You」女性ボーカルが
気持ち良さそうに寄り添っていたなあ。
この2曲、女性にメラメラとジェラシーが燃え上がりました!
彼女たちいいなあ~悔しい~~って思っちゃった。
「Thriller」の3D映像はPVと同じく本格的に作っていたし、
「Earth Song」マイケルのナレーション入り映像もしっかり完成してましたね。
「Man in the Mirror」の♪Change♪のポーズは、
このコンサートの象徴のように見えました。
そしてエンドロールに「This is It」「Heal the world」 あっと言う間だった~ここまで。
音楽とダンスはマイケルにとって、生まれつき備わっていたもので、
切り離す事なんて出来ないものだったと思います。
それを最高の形で人々に見せようと、熱い想いを持っていたんですね。
ロンドン公演では「愛」と「地球を守ろう」というメッセージを
届けようとしていました。
マイケルの様子を見ていても、いつも愛と感謝に満ちているから、
それは心からの願いだったと分かります。
マイケルもスタッフも、世界を癒すような最高のショーを
作り上げようと、情熱と全力を傾けていたんですね・・・
実現する事のなかった世紀のショーの前身に、圧倒されました。
今思い出すのはマイケルの笑顔・・・
2回目の鑑賞感想はこちら→「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」2回目
スマスマのマイケル特集、ゼログラヴィティの話などはこちら→「マイケル特集~スマスマ」